山梨県立博物館「おふどうと名乗った家 豪商大木家の350年」関連ミニ展示、甲府市立図書館でオープン
2019-06-12
山梨県立博物館とつなぐNPOのコラボレーション企画
山梨県立博物館のサイトには、この展覧会についてこんな記述がありました。
開けてビックリ玉手箱!甲府商家のタイムカプセル
かつて、甲府の横近習町(現在の中央二丁目)に大木家という家がありました。呉服商を営み、古くは「井筒屋」と、天保年間からは「おふどう」と名乗る豪商でした。大木家が甲府にやってきたのは江戸時代初期のこと。以来、柳沢家による統治の時代や勤番支配の時代、モダンな町並みへと移り変わる明治・大正時代と、約350年にわたって甲府の街とともに暮らしてきました。
豊かな財力を持った大木家は、甲府の経済だけでなく文化も支えてきました。大木家の美術品のコレクションには、大木家に逗留した文化人たちの作品とともに、歴代の当主が庇護した山梨の郷土作家の作品も含まれます。そして、古文書や生活資料からは、華やかな暮らしぶりだけでなく、家族の誕生と成長や信仰、店の経営や店員たちの働きぶりなど、大木家と、大木家に関わって生きた人々の様子が浮かび上がってきます。
さながら甲府商家のタイムカプセルのような大木家資料、本展は、大木家資料の歴史・民俗・美術の全分野から出品される初めての機会となります。甲府の庶民層が培った歴史と文化を、ぜひご覧ください。
この企画展に関連した、展覧会直前の広報ミニ展示として、市立図書館ギャラリーでクイズや組み立てキットのプレゼントを実施しています。どうぞみなさん、おでかけください。