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山梨・まち[見物]誌ランデブー 第1号 特集・早川町

江戸情緒を、今に伝える赤沢の宿

七面山への旅

赤沢宿甲府から国道52号線を身延方面に走る。途中、中富町の飯富を右折し、旧早川橋を渡り、南アルプスプラザの手前、角瀬(すみせ)で左折する。この道を春木川沿いに4キロほど進んだところに、春木屋旅館がある。春木川の対岸には赤い屋根の増田屋旅館も見える。両岸をつなぐ橋が、羽衣橋。橋の手前に、巨大な山門が聳(そび)えている。ここが七面山表参道の登山口である。山門の傍らには、若山牧水の歌碑が立っている。大正13年、牧水が弟子の大悟法利雄とともに七面山に登った折つくった歌、「山襞(やまひだ)の しげきこの山いづかたの 壁に啼くらむ 筒(つつ)鳥聞ゆ」の歌碑である。筒鳥は、大きさや色がカッコウによく似たホトトギス科の渡り鳥で、ぽんぽんと竹筒をたたくように鳴くという。
 羽衣橋の向こうに、美しい滝が見える。白糸の滝である。雌雄の滝があり、これは雌滝。雄滝は少し上流にある。滝のたもとには、徳川家康の側室であったお万の方の銅像が建っている。右手に杖をもち、左手は祈りのかたち。お万の方は法華経の信者で、身延二十二世日遠上人に帰依していた。その信仰が厚かったため、七面山が女人禁制であることを深く嘆かれ、白糸の滝で水垢離(みずごり/身の汚れを払い清めること)をとり、満願を期して七面山に登山した。これにより、七面山の女人禁制はとかれたのである。いわば、女人参拝を認めさせた女人踏み分けの祖であり、白糸の滝が「お万の滝」と親しみを込めて呼ばれるゆえんでもある。今でも信者による水垢離は絶えず、傍らに着替えのための小屋も設けられている。
 女性の信者たちが、かなりの急斜面を次々と登っていく。七面山への五十丁は一丁目ごとに灯篭(とうろう)型の道しるべがあり、木の根や岩角をはうようにして登る険路である。所々に、肝心坊、中適坊、晴雲坊などの休息所があり、山頂には七面山敬慎院がある。県指定の記念物大イチイ、大トチノキは有名である。(本文の冒頭部分を転載)

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