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山梨・まち[見物]誌ランデブー 第10号 特集・下部町

そして、黄金の里 湯之奥金山の「謎」は解かれた

実はこんなに身近にあった宝もの

下部町1黄金と聞いて、思い浮かべるものといえばなんだろう。古くは「漢委奴国王」の金印、東大寺の大仏、金閣寺。海の向こうでは、ツタンカーメン王の黄金のマスクや、アメリカのゴールドラッシュ。また、近いところでは、携帯電話の廃品から実は結構な金が取れるという話も聞くし、歴史アドベンチャー映画で、主人公が命がけで探す金塊というのもある。
 どうも歴史の上で黄金は、幾多の場面で光と影を形づくる立役者であったらしい。
 現代では、筆者のような一庶民にとって、夢幻の的、あまり身近なものではない。という気がするが、かつて、戦国最強の武田家を支え、果てしない夢を育んだ黄金の郷が、下部町湯之奥に存在したという話を聞いたとあっては、思わず身を乗り出さずにはいられない。湯之奥は、世界的視野で見ても大変貴重な史実を有する金山であるという。そう、歴史という宝ものは、実はこんなに身近にあったのだ。(本文冒頭より転載)


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(注)下部町は、市町村合併により現在の身延町の一部となっています。


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