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山梨・まち[見物]誌ランデブー 第15号 特集・上野原町

旧甲州街道を歩く 上野原宿でおいしい酒饅頭を食べる

往時の街道の風景が

上野原町1小春日和の昼下がり、上野原町内を通っている旧甲州街道を歩いてみようかという気になり下見をしていると、「諏訪番所」の近くに、平成三年(1991)年3月に上野原町教育委員会が制作した「甲州街道史跡案内図」なる看板があることに気づいた。手書きの味わいが残るわかりやすい看板絵だ。これによると現在の上野原町内には、かつて「上野原宿」「鶴川宿」「野田尻宿」「犬目宿」の4つの宿があったことがわかる。
上野原町2 なるほど、確かにいまは車道になっているけれど、そこここにかつての甲州街道の風情が感じられるしつらえが残されているような気がする。特に、道の曲がり方とか家並みの傾斜の具合とか木立の風情などが、そう感じられるのだ。これは不思議なことだ。いわゆる景観ということになるのだろう。
 そこで上野原町内の宿跡を歩いてみると、そこはそれ、さすがは教育委員会である。すでに各宿ごとに、一般人が楽しめるような案内掲示も施されていた。そこでこうした案内を参考にさせていただきながら、甲州街道を歩く、という企画を実行することに決めた。
 そうそう、今回は敬愛する物知り博士・南田寛治さんにご同行いただいた。先生は生意気にも口ひげを貯えた、一見夏目漱石風の気難しい顔をおもちで、中肉中背。本日は、まだ寒さが厳しいからか、厚手のセーターにぶくぶくの防寒着をお召しである。いや、実は、筆者は正直、この御仁の同行をあまり喜んではいないのだ。ひとりで気ままにまち歩きをしたいのに、「なに、甲州街道?」と一言いうや目をむいて、むりからついて来てしまったのである。ま、しかし、ついて来てしまったからにはしょうがない。(本文の冒頭より抜粋)

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