樹 林

Jurin

作品17 2021. 6. 2作曲


茅ヶ崎城址公園

曲の説明

樹 林(じゅりん)

マークその森は、小高い山を覆っています。かつて、室町時代に城があったそうですが、江戸時代に一国一城の制が敷かれると、城は打ち捨てられ、いつしか木々に覆われたのでしょう。豊かな緑は、日常を離れた安らぎを与えてくれます。どこにいるかは定かではありませんが、鳥たちの声も聞こえてきます。

マークこの森に身を置きながら、「梢(こずえ)の中(なか)から」「陽(ひ)だまりにて」「空(そら)に向(む)かって」の3つの部分からなる尺八五重奏曲を作ってみました。

マーク夜が明けて、あたりが明るくなると、梢のどこかから、この森に住む鳥たちののどかな声が聞こえてきます。

マーク昼下がり、森の一角にある草地に陽射しが差し込み、まわりを取り囲む木々の中で、ゆったりとした時が流れていきます。

マーク森の緑はますます濃くなり、木々は風に枝を揺らしつつも、幹はたくましく、屹然として空に向かって伸びていきます。


音源

mp3 FILE:3ka017a_樹林 v1.01.mp3(8:36)

YouTube:渡辺 淳氏のサイト「樹林」「樹林」の動画(8:50) 渡辺 淳氏のサイト


楽譜

楽譜(縦譜/尺八譜)は、千代之音からダウンロードできます。

五線譜(スコア):3ka017g_樹林(五線譜) v1.02.pdf

 

 

マーク五線譜は「MuseScore」、縦譜は佐藤祈采氏ご提供の「JapoScore」を使用しています。

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