



曲の説明
森の色(もりのいろ)
里山の森は、広葉樹が多いこともあって、冬の間は鈍い色をしていますが、季節の移ろいとともにさまざまな色を見せてくれます。「芽吹き(めぶき)」「山法師舞う(やまぼうしまう)」「下草の夏(したくさのなつ)」「秋に綾なす(あきにあやなす)」の4つのシーンにより構成しました。
春、桜の花の華やかさに目を奪われていると、いつの間にか森の木々が芽吹き始め、若い葉が春の光に照らされて輝きます。
5月になると、木々の花が咲き出しますが、どちらかというと白い花が多いようで、そのなかでもヤマボウシの花がひときわ目を惹きます。紙が舞っているようなその姿は、どこかユーモラスでもあります。
夏になれば、木々の緑は色濃くなり、森は鬱蒼(うっそう)とした雰囲気になりますが、梢の隙間から夏の日射しが下草にも届きます。ふだんは地味な存在の下草も、日の光を受けて喜んでいるようにも見えます。
やがて秋から冬に近づくと、森の木々は色づき始め、赤や黄の葉と常緑樹の緑が文字どおり錦のような彩りを見せてくれます。
音源
mp3 FILE:3ka058a_森の色 v1.0.mp3(8:34)
楽譜
楽譜(縦譜/尺八譜)は、千代之音からダウンロードできます。
五線譜(スコア):3ka058g_森の色(五線譜) v1.0.pdf
五線譜は「MuseScore」、縦譜は佐藤祈采氏ご提供の「JapoScore」を使用しています。
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