航天機構
履歴
what's new
水城
self introduction
読書
bookreview
宇宙
space development
化猫
"GEOBREEDERS"
雑記
text
他薦
link
Send mail to: mizuki@msd.biglobe.ne.jp

September,25,1994

「Cマガジン 創刊5周年記念号」
出版社:
ソフトバンク
分類:
PC,雑誌

私も買ってしまいました。

CD−ROMドライヴなんて、友人のあても、買う予定もないのに……

「銃夢 #8」
著者:
木城ゆきと
出版社:
集英社
分類:
漫画

毎度のことながら、画力、テンション共に高いです。

構成力のある絵、1話1話よく練られた展開、魅力的な世界設定、ボロボロ死んで行く登場人物、正確さによる冗長さより、無理があっても劇的な展開を志向するところ、(そしてウソが多いところ……)

まさにワイドスクリーン・バロック!

列車砲もでてきたし。

ところで、「銃夢」の舞台となる土地について、これまでにも推測できる点がいくつかあったが、どうやら、アメリカ中西部が舞台らしい。

空中都市ザレムは、カンザスシティあたりらしいのだが、ザレムは、軌道エレベーターでもって、軌道上から釣っているような話があり、それなら、ザレムは赤道上になくてはならない。軌道エレベータは赤道上でしか安定でないのだ。

なさか地軸が傾いている、なんてことは……

まっ、一番簡単な説明は、”作者の無知”なのでしょうが……

「たたかう天気予報」
著者:
火浦 巧
出版社:
角川書店
分類:
SF,文庫

そういえば、火浦といえば思い出されるのは、とあるショートショート。

かつて、最強のパソコンお笑い雑誌として君臨した”LOGIN”誌に、時々ショートショートが載りました。書いていたのは、火浦功、神林長平、川又千秋といった面々。

その題は忘れましたが、筋は覚えています。

奥さんとファミコンの腕を競うあまり、原稿を落としそうになる火浦。担当者を安心させるため、その場で「恐怖の羅針盤男」という題とストーリィをでっちあげる。が、やっぱり書かない。SFならではの卑怯な手段で、来月のLOGINを手に入れ、それを写すのだ。しかし、入手したLOGINのそのページは白紙。そして、バットをふりかざし乱心した担当者(宮野洋美氏)が乱入して…………

物語的には、まったく大したことはありません。

私が驚愕したのは、その挿絵です。

横山宏氏によるその挿絵は、まさしく”恐怖の羅針盤男”だったのです。

…………まさか、この話、90パーセントノンフィクション?



趣味です。大好きです。あとラッカーだと、マーク・レイドローとの合作短編「確率パイプライン」なんかがお気に入りです。原発を吹っ飛ばさないよう、必死に原発賛成派思考をしようとするゼップ君がとてもおちゃめ。

> あれ、クラークからですか。クラークは結構ハードなのが多いので、私は薦めていません。(私の入門は「海底牧場」の子供向けでしたが)

おお、私も同じです。ジュヴナイル版「海底牧場」を読んだのは小学校低学年のころ。感動して読書感想文もかいたはずです。

たしかあの版では、1人称で進む物語の視点が、はじめドン・バーレイで、途中でドンが死んだもんで、視点がいきなりウォルターに代わるのには、子供心にも驚きました。でも、感動しました。そういえばラストのあたりは、まるっきり”アビス”。

中学になり、文庫版を読んで驚愕。ストーリィがまるで違う。主人公は、ジュヴナイル版では半人前のウォルター。あれほどかっこよかったドンは割を食らった格好となり、物語が緻密になった分、小学生のころ感じた感動が薄れたような気がしました。

でも、あの海洋の驚異、そして大きさは変わらず、感じられました。

しかし、クラークって、ハードですか?

クラークの作品は、思ったよりハードネタの作品って少ないですよ。

「90億の神の御名」とか、おちゃめですよー。

それにハードネタ作品も、今や古典となった佳作ばかりですし、(「太陽からの風」とか、「大渦巻U」とか)ニュートン力学以上の素養を必要とするものも少なく思えるのですが。

> 私は「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」あたりを薦めているのですが、いかがなもんでしょう?それから、コンピュータ系の人間には「未来の二つの顔」(J.P.ホーガン)も。

> あ、そういえば「未来の二つの顔」がコミック化されていたような気もしますが、その後どうなったか御存じの方はいらっしゃいませんか?

いきなりディック、ですか。強力ですねー。

世間の相場では、初心者には「夏への扉」か「アルジャーノンに花束を」ということになっているようですが、私としては、いきなり「ストーカー」とか、「竜の卵」とか、「ノーストリリア」とか、「ネットの中の島々」とか、「黙示録3174年」とか読ませてみたい、そう思うこともありますが、やっぱ実行には移せません。

私は、例えばアジモフは読まない、などといった言語道断な好き嫌いを持っていますが、ホーガンの場合も、尊敬すべき先達、金子隆一氏が、ホーガンの作品を”ハードえせFだ”と言われていたので、あまり読んでいません。

読んだ分も、しょーもないのばかりでしたし。(特に、「星を継ぐもの」3部作(4部作になったか?)など)

金子隆一氏といえば……

最近ではNHK「天才てれびくん」での「恐竜惑星」「ジーン・ダイバー」での監修(おかげでとても通好みな展開。うれしい)や、恐竜本や小惑星本で活躍されている金子氏ですが、最近、氏の恐るべき過去を知ってしまったのです。

某氏所有の”ファンロードハンドブック”を読んでいた私は、かつて、氏が”豚だ、豚になるのだ!”と、過激な覇食主義を唱え、”おはぎ100個食べたら10万円”のお店に挑戦するため、前夜に小手調べにおはぎ27個を食べる、などといった偉業を成し遂げていた事を知ったのでした。

……イメージが……。

-戻る-