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April,30,1996

「トンデモ本の逆襲」

著者:
と学会
出版社:
洋泉社
分類:
一般書

前作「トンデモ本の世界」は、探すのにひと苦労しましたが、今回はどっと平積みで入荷していました。大昔、山本弘が「パリティ」誌上で、「超絶図書を斬る」という文章を書いているのを読んで以来、と学会には注目し続けていましたが、これほどになるとは。

実は、著者の一人、「いろもの物理学者」さんと先月、お会いしました。谷甲州FCの縁です。そう言えば谷甲州も話題があるのですが、それは次回。

高エネルギー研究所への用で来られたそうなのですが、関西弁の気さくな方でした。んでもってサインしてもらいました。幸せッ。

「みすてないでデイジー #1,2」

著者:
永野のりこ
出版社:
アスキーコミックス
分類:
漫画

少年キャプテン版全3巻、持っているのに買ってしまったのにはもはや理由など無く、ただ新装版のどこに加筆が入っているか、どのトーンを張り替えているか判ってしまうのが最早アレです。

しかし、何度読んでも「ディジー」は凄い。これほど破天荒にして無軌道なマンガが他にあるだろうか? 飛んで来た核ミサイルを捕まえて飼う、レプリカロボがアニソンを練習する、おしるこの隠し味にヘロイン、電波が命令するし、山川X(エックス)は真実の愛を求めて自虐的だし、カムカチャッカにスキーに行くし、チョコはドーピングだし、年度末には地球征服の締め切りが来るし……

しかし、新装版には「海ていきちのひみつ」「続海ていきちのひみつ」の二話が収録されていないのだ!それに、せーしん病院形式の漫画入門講座「パーフェクトコミッククリニック」も無い!

「LAWMAN」

著者:
伊藤明弘
出版社:
白泉社
分類:
漫画

一部で熱狂的ファンを持つ、伊藤明弘が、ヤングアニマル紙上で時々書いていたオムニバス形式の作品をまとめたものです。主人公は”お役人さん”入江省三氏。毎度お馴染み、サービス満点の演出とシブいアクション。人間関係の機敏も何とも良い味を出しています。二話目の話なんて特に好きです。

しかし、何といっても、”絵になる”シーンがイイんです。

「TAKE THE B STUDIO」

著者:
BREN303
出版社:
久保書店
分類:
漫画

ちょいアレな本屋で表紙を見掛け、「これって、どう見ても伊藤明弘だよなぁ……」てな訳で購入。内容は……初め、伊藤明弘が描いたのは一部だけだと思ってました。絵と話のレベルが、「ベル・スタア」基準に余りに遠かったもんで。まあ、伊藤明弘のルーツを知る資料としては……

「夏藤さんちは今日もお天気」

著者:
わかつきめぐみ
出版社:
講談社
分類:
漫画

かつて、一部で「レディースコミックで描いてるらしい」と噂になっていた、わかつきめぐみの新作です。しかし、どんな雑誌に載っていても、いつも通りの作風。しかも、何だか、犬猫、ジジババ好きが進行しているようで、何だか須藤真澄病が増殖してるみたい。

あの繊細で絵画的な絵柄も、憎めない善人ぞろいの内容も健在。うれしい。

「So What? #1−6」

著者:
わかつきめぐみ
出版社:
白泉社
分類:
漫画

昔持っていたのだが、北九州に引っ越した時に手放してしまい、ずっと「また読みたい……」と思っていました。

この作品はとにかく良いです。泣けてきそうないい話がほのぼのと続くのですが、とにかく阿梨ちゃんは昼寝ばかりしているし、スパイたちも農作業に精を出すし、まあ、とにかく読んで下さい。読んでいると、何だかほのぼのと救われるような、そんな気分にしてくれる漫画です。

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