音楽雑記帖ログ2(97/6-99/12)


kumi 書き込み日:12月18日(土)17時42分

「乱」のCD存在します、盤SLCS-5073


KeTu 書き込み日:12月8日(水)23時16分

偉大な作曲家、武満徹に2回目の解垢。1度目は逝去されたとき。
そして最近彼が気になってしょうがないのです。どなたか武満氏の
人生を詳細した本、また氏の代表作を紹介してください。


Raintree 書き込み日:12月8日(水)15時50分

ボストンから再びお便りします。
先週のボストン交響楽団の定期演奏会では、プログラムの前半に
ポーランドの作曲家 Lutoslawski (1913-1994)の
``Concerto for Orchestra" が採りあげられました
(指揮:小澤征爾。なお、本作品の初演は 1954年、ワルシャワ)。
[ポーランド名なので、二番目の l には本当は斜め線を入れなければなりません(^^; 。]
前から名前は何となく知っていましたが、今回初めて彼の作品に接することが出来ました。
オーケストラのあらゆるアンサンブル能力が試されるような難曲ですが、
そのような技術面はさておき、音楽としていい作品だと思いました。全曲を通じて、
強烈なアクセントの連鎖が特徴的ですが、不自然さがなく、リズムの楽しみを感じさせ
てくれました。これと関連して、ドラムなど打楽器の使い方が面白かったです。特に
第2楽章の中間部のソロ楽器としての活躍が印象的でした。
同タイトルの作品としては、先行する Bartok のものが余りにも有名ですが、
Lutoslawskiのこの作品ももっと評価されていいのではないでしょうか。
CD は3種類ほど出ているようです。


ウーカー 書き込み日:12月7日(火)02時15分

中野さん親切にメールで、有難うございます。大変参考になりました。
さて、今高橋悠治さんの「エピクロスのおしえ」(確かこんなタイトルだったと思う)の収録されたCDを探しています。ご存知の方、至急情報お願いします。
それともう一つ、本来このページで収集できる情報ではないのかもしれませんが、近いうちに関西圏で、ドビュッシーの交響曲「海」が演奏プログラムに組み込まれている公演は無いでしょうか??友人が観たいと。もしお知りの方がいらっしゃれば、情報お待ちしています。


金子 書き込み日:12月6日(月)11時56分

映画「乱」の、オリジナルサウンドトラックは発売されていませんでしょうか。
アメリカ人のお友達が欲しいといっていたので、どうしても手にいれたいのです。
どなたか御存じの方がいらっしゃいましたら、至急お知らせ頂けませんでしょうか。


中野 書き込み日:11月29日(月)08時48分

よかな庵さん:

『上を向いて歩こう』が武満作かどうかはさておき、若い頃、服部良一や浜口庫之
助の「代筆」をしていたことは、酔ったときなどに武満自身がよく口にしていたそ
うです。

ウーカーさん:

プーランク『2台のピアノのための協奏曲』のお薦めCDということですが、ロランド
・ペンティネンとLove Derwingerのピアノによる『プーランク:2台ピアノのための
作品全集』(BIS CD-593 1CD)が、コスト・パフォーマンスと内容の点で優れている
と思います。93年の発売ですが、注文すればまだ入手できるのではないでしょうか。


よかな庵 書き込み日:11月26日(金)13時50分

はじめまして。で,いきなりでなんですが,ミュージック・フォーラムのほうで,野々村禎彦さんが,
『武満氏は「上を向いて歩こう」を始めとする戦後を代表する曲を数多く書きながら、妻子を養うために、それが中村八大作品として流通する事を甘受しなければならなかった(略)』
とお書きになられてましたよね?(96/07/23)これってどこから得た情報なのでしょうか?初耳だったので驚いています。

ところで,私は武満氏のピアノ曲を趣味で弾いています(全くの素人ですが…)彼は手が大きい方だったんですかね?私には届かないところがあるんですよ(私も10度はなんとか届く手なのに…)


ウーカー 書き込み日:11月10日(水)02時30分

こないだN響でやってた、プーランクの「2台のピアノのための協奏曲」なかなか良いですね。おすすめの収録CDあったら教えて下さい。でもエンディングの檀さんと池辺さんのやりとりすごかったですねぇ。NHKなのに。見ました?
こないだ、ブーレーズのトリオ・ソナタを買いました。僕が未熟なのか、めちゃくちゃ弾いてるようにしか聞こえませんでした。すごかった。


Raintree 書き込み日:11月9日(火)15時31分

Dancing in the Wind さん、感想を寄せて下さってありがとうございます。
あなたの創作活動にお役に立つかは心もとないのですが、
ご質問の点については、はっきりお答えできることがあります。

Ravelの「子供と魔法」と、Knussenの「Where the Wild Things Are」を共に、
同じオーケストラ・同じホールで、演奏会形式によって聴いてみて、明らかな
違いがありました。Ravel の作品については、その後、あの印象深い演奏を
思い出すたびに、「演奏会形式が成功していた。もしかすると、この形の
上演が、一番この作品に適しているのではないか。」としきりに思ったもの
です。それに対し、今回の Knussenの作品については、聴きながら、
「これは実際に、舞台装置を組んで、演技を入れて上演したものを見たら、
本来もっと盛り上がるんだろうな」と同情的に思っていました。
こんな風に観客に同情されるようでは、作曲者としては「負け」ですよね。

これは余りにも対照的な反応ですね。つまり、前者は、具体的な演劇的提示を
省略してしまってもなお、観客一人一人の心の中にビジョンをつむぎ出すのに
充分なイメージの喚起力があったわけです。それは、音楽・台本・上演の
総合的な効果です。むしろ、個人的には、この作品に関しては、余計な視覚的
要素がかえって邪魔になると感じたのです。一方、後者は、このような心象を
生み出す力に乏しいので、視覚的刺激の支えがなければ持ちこたえられないな
と感じたというわけです。

たしかに、Dancing in the Wind さんも痛感されているように、創作活動には
普遍性と陳腐さの葛藤をいかに乗り越えるか、という苦しい過程があると
思います。そのとき、苦しんでいるのは自分だけではない、と知ることは
一つの励ましになるかもしれませんね。




Dancing in the wind 書き込み日:11月8日(月)15時39分

Raintreeさんの記述にとても興味を持ちました。
実は、私も今、子供をテーマに作っているものがあるので、その難しさに行き詰まっています。どうしても、陳腐という底無し沼にはまっていってしまうのです。

<<今回の作品は、Wild Thingsという怪物との遭遇、という抽象的な事件にとどまっており、それ以上聞き手のイメージを膨らませることができていないように感じました。ここに、子供向けの作品ではなく、子供の豊かな想像力をテーマにした(「大人向け」の)芸術作品のむずかしさがあると思います。一歩間違うと、どうしようもなく陳腐になってしまう、という危険があるのですから。>>

ここのところをもう少し分かりやすく、詳しく説明してください。宜しくお願いします。


Raintree 書き込み日:11月8日(月)14時13分

アメリカ・ボストンからお便りします。
昨日(11月6日)、ボストン・シンフォニー・ホールにて行われた
ボストン交響楽団の定期演奏会を聴きにいってきました。プログラムの後半に、
Oliver Knussen の fantasy opera ``Where the Wild Things Are”
が上演されました(初演は1980年)。
演奏会形式の上演で、作曲者本人の指揮でした。

子供向けの童話をもとにしたファンタジーで、お母さんのいうことを聞かない
いたずらっ子の男の子が、自分の部屋から幻想の冒険に出て、5ひきのWild Thingという
怪物に出会って触れ合ったのち、最後に自分の部屋に戻ってくる、というストーリーです。
(台本 Maurice Sendak)

個人的な感想をまず述べると、あまり成功した作品とは思えませんでした。
複雑なオーケストレーションは充分楽しみましたが、そもそものアイデアが
新鮮さに欠けていました。このテーマはすでにラベルの「子供と魔法」で
語り尽くされている、といわざるをえません。また、分厚いオーケストラと声のバランスが悪く、声楽作品としても疑問を持ちました。
以下は、音楽よりもテーマの問題の話になって、どこまでが作曲者の責任か
はっきりしませんがもう少し述べます。
作曲者本人のノートによると、ラベルの作品を始めから意識して
創作されたらしいのですが、それならばこれを超えるような特徴が一つでも
欲しかったと思います。ラベルの「子供と魔法」は、1996年に小澤征爾の指揮で
同楽団によって演奏会形式で取り上げられ、幸いこれも聴くことができました。
やはり演奏会形式でしたが、ラベルの作品(台本はコレットだったと思いますが)
では、自分の子供時代の空想につながるような、豊かなイマジネーションを喚起する
要素がたくさんありました。
今回の作品は、Wild Thingsという怪物との遭遇、という抽象的な事件に
とどまっており、それ以上聞き手のイメージを膨らませることができていないように
感じました。ここに、子供向けの作品ではなく、子供の豊かな想像力をテーマにした
(「大人向け」の)芸術作品のむずかしさがあると思います。一歩間違うと、
どうしようもなく陳腐になってしまう、という危険があるのですから。



うめこ 書き込み日:10月28日(木)18時48分

11月29日のサントリーホールで武満の「水の曲」が1960年初演当時の完全版で39年ぶりに演奏されるみたいですね。結構注目です。


土屋 書き込み日:10月17日(日)18時32分

シューマンのピアノ協奏曲の作品について教えて下さい。
よろしくお願いします。


井出 書き込み日:7月10日(土)11時16分

9月3/5日に東京文化会館で黛敏郎のオペラ金閣寺の再演がありますね.
三島ファンの友人が興味を示しているんですが,オペラとしてのできは
どうなんでしょうか?ご存じのかたご教示ください.


井出勝久 書き込み日:7月9日(金)10時46分

はじめまして.
最近またちょっとコンサートに出かけるようになりました.学生時代以来約15年ぶりです.
7月7日のオペラシティでの大町陽一郎さん+東フィルのブルックナー8番は大変結構でした.
大町さんというとウインナワルツのおじさんというイメージでしたが最良の意味での職人芸
を発揮した名演だったと思います.今後目が離せません.


神谷ゆかり 書き込み日:6月20日(日)00時07分

書き込みされている方は男性が多いみたいですね。私は最近クラシックギターがすきになり、
武満さんの曲も聞くようになりました。武満さんがギターを愛していたなんてもっと活躍されギターの曲を残して下さったならと思いますね。どちらにしろギターのことなどお話聞きたいです。どなたかいろいろ教えて下さい。


小林 正一 書き込み日:5月30日(日)03時33分

前略 始めまして、教えてください。
クラシック音楽初心者です。クラシックの定義についておしえてください。
やがてビートルズもクラシックと呼ばれるようになるのでしょうか?


前田 麒麟 書き込み日:5月27日(木)16時04分

私はこの前、N響をみて、感激しました。ドボルザークの、新世界の2楽章です。
最近、音楽を聞いて、そのあとに動けなくなる事が多くて…。大変です。
はっきり言って、まだ13歳だったりするので難しい事は分かりません。
でも、クラシック音楽は、そのブームなどが無く、何年も前に作られているのに、
いつまでも私達の心にそのまま入ってきて、なぜか私をいい気分にしてくれるので、もう、本当にすごいと思います。
この前は、小澤征爾さんとBSOのコンサートに行って、興奮して帰ってきました。すっごく良かった。音楽ってすごいと思った。
それで、小澤さんに興味を持って、本を五冊も読みました。
もう、やっぱり小澤さんは、尊敬しています!!!


岩田隆太郎 書き込み日:5月8日(土)01時39分

 自宅にてインターネットが使えるようになりましたので,お便りしました。
 武満徹の音楽に関する私のエッセー,「カフェ・タケミツ」が刊行されて,まもなく7年が過ぎようとしております。門外漢ながら,なぜかこの本を書かねばならないという使命感を無意識に感じ初めておよそ10年目のことでした。ごく一部ながら,「非常に有用な武満音楽の入門書」などという,positiveな批評のみを頂きながら,宣伝があまり行き届かず,この本の存在を御存知ない武満音楽ファンの方々も多いようですが,武満徹の音楽に関する出版は,この本があたかもそのきっかけになったかのように(実際にはそうではありませんが)相次ぎ,氏の逝去の後も新刊がこぞって世に出て,拙著がその嚆矢となったとの自負もあります。出版社(海鳴社,〒101-0065千代田区西神田2-4-5)の話ではあまり売れていないとのことでしたので,あらためて紹介させて頂きたく思います。
 「カフェ・タケミツ.私の武満音楽」,220pp.,海鳴社.(1992年11月刊;出版時点での本体価格2670円)
 出版後3年半が経ち,ちょうど私がオーストラリアに半年滞在した後,Sydneyにて帰国の荷造りをしている最中にかかって来た電話が,氏の逝去を伝えるものでした。その瞬間,渡豪直前のコンサートの幕間にて武満氏に直接お会いした折に聞いた,「オーストラリアは自然がいいねえ」とか,「ああその音聞こえましたか。耳がいいねえ」というあの肉声がまざまざと耳元でよみがえり,思わず受話器を持ったまま振り返ってしまいました。御葬儀は,私がそのあまりの突然さと重大さで茫然自失となっていた私の帰国の1日前のことでした。
 本書刊行後,氏の逝去までの間にも重要な作品が次々と生み出されたのは,御存知の通りです。その後,1997年9月の東京オペラシティ・コンサートホール,オープニングシリーズ:ウインドウ:"Tableau; Toru Takemitsu"の曲目解説などを担当し,この際の記述などを含め,本書が版を改める際に書き足さねばならないことが数多く生じております。しかし初版本はまだ売り切れていないということにて,これも叶いません。今後末永くその機会を待ちたく思います。
 御批評などを本伝言板に頂ければ幸いです。


plue 書き込み日:1月5日(火)19時55分

はじめて投稿させていただきます。
唐突ですが、この度発売されました「夢の引用」を
お聴きになったでしょうか?

http://www.eva.hi-ho.ne.jp/plue/
小生のサイトでございます。こちらもよろしくお願いします。


かなたに 書き込み日:10月25日(日)23時42分

なるほど、どうやらそうみたいですね。「序説」はまだしっかり読んでいないので
もしかしたら書いてるのかも知れませんが、ではあの当時の作品を演奏されることについてはなんにもいってないのでしょうか。破棄してるわけではないのですね。
ただそういうことをしっかりしない人に著作権を払う気もしないので
彼の作品は弾かないことにします。
参考になりました。


野々村 禎彦 書き込み日:10月25日(日)17時18分

悠治さんは、水牛楽団は10年くらい前にやめました。「けじめ」なんて付け
たりしない人だということは周知の通り。でも、転向したわけじゃないっすよ。
彼の最近の動向は、下記URLの「音楽の反方法論序説」参照。
http://www.voyager.co.jp/aozora/


かなたに 書き込み日:10月24日(土)00時12分

久しぶりに現代音楽の世界に帰ってきたものですが、高橋悠治について。かれは現在普通に日本で活動しているみたいですが水牛楽団はどうなったのでしょうか。
またあれだけ思想的な立場からまわりを批判していたのに(戦う音楽など)、それについて彼は一種のけじめを私たちに示したのでしょうか。


稲村穣司 書き込み日:10月21日(水)20時59分

武満さんとかグレツキとかピアソラとか。。。とにかく独創的で魅力的な音楽っていいですよね。そういう音楽しか少なくとも私にとっては存在価値がはないと思うのだけれど、現実は複雑ですよね。ああ、私もそういう曲を残して死んでいきたい。


徳永伸一 書き込み日:9月9日(水)17時06分

アンサンブルモデルンの「Yellow Shark」には感動しました。
みなさん聴かれましたか?
9/22には現代ギター社GGサロンで佐藤紀雄氏のコンサートがあるんでよろしく。


葦貴彦 書き込み日:8月10日(月)17時59分

はじめまして、葦貴彦です。皆さん、ハードな前衛音楽をお聴きになっているようですが、たまには伊福部昭とか、早坂文雄とか聴いてみませんか? 結構、面白いっすよ。


Uni 書き込み日:6月18日(木)00時15分

ちょっと覗こうかと思ったら、読み進んでしまいました。早稲田のカサバ先生のこととかも書かれてたりして・・・。私も以前早稲田の社学でバイトをしており、カサバ先生の授業は潜りました。あの先生は、早稲田の学生も卒業までには、ベートーヴェンの弦楽四重ぐらい聞かないとといって、授業中かけたりしているのですが、ライトを消すため、学生はほとんど睡眠状態という、いい授業です。ところで、わたしは、武満氏と生前電車の中で二度ほどお会いしました。一回は、隣に座っていて、はじめは別人かと思いましたが、途中で作曲手帳を取り出してメモし始めたので、声をかけてみたところそうでした。ノベンヴァー・ステップスについて、ちょっと語らいました。その時は緊張した・・・。そんなこんなで失礼します。


徳永伸一 書き込み日:5月10日(日)23時36分

アンサンブル・モデルンが来日してザッパのYellow Sharkをやりますね。
9/5東京オペラシティ。5月初めの時点ではまだ良い席がたくさん
あるようでした。
田部井辰雄さんのCD発売記念コンサートは15日にGGサロンで
ありますけど、「12の歌」から抜粋で何曲かやるだけだろうから
特に武満ファンにお勧めするような内容ではないと思います。
それより夏にスペクトラル・カンティクムがギター鈴木大介で
録音される、というのが最近のビッグニュースです。この曲は
ギターとヴァイオリンのダブルコンチェルト。ヴァイオリンは
誰だか忘れちゃいましたけど。


小佐野圭 書き込み日:4月30日(木)21時00分

ピアニスト小佐野圭です。
楽しく拝見いたしました。私たち演奏家である以上、現代作曲家を知ることは当然のことです。
ぜひこのページのご発展をお祈りの申し上げます。
 話は変わりますが、昨日観たタイタニックは感動しました。
そのスケールと映像にはエキサイトしてしまいました。


野々村 禎彦 書き込み日:4月21日(火)19時46分

メイルアドレスが変わりました。今後もどうぞよろしく。

レアンドレのCDは、7〜8枚なんて甘いものではなく、私が持っているだけでも20枚以上あります。
彼女がすばらしいのはもちろんですが、この世界、彼女だけが突出しているわけではありません。
同じベースどうしで、斎藤徹さんと仲良しのようですが、私は黒田京子とのデュオが聴きたい。


納俊明 書き込み日:4月21日(火)02時33分

はじめまして。最近ヒマなもので音楽関係のサイトを中心にうろうろしていてちょうどぶつかった次第です。武満さんのディスクでは例の小澤/ボストンのカトレーン+鳥は星の〜が一番好きです。特にボストンの弦の美しさ!小澤もとてもいい緊張感で振っていると思います。何年も前にFMでラトル/バーミンガムで鳥は〜を演奏していて、これがまた小澤と全然ちがった感じでとてもよかったので、CD出してくれへんかなー(すんません、関西人なもんで)と期待してるんですが、出てませんよねえ?


徳永伸一 書き込み日:4月13日(月)18時19分

5月28日に鈴木大介(g)がアルゲリッチと室内楽作品を共演すると聞いて驚いています。
なんでもアルゲリッチはチェレスタ(?)とかいうトイピアノみたいな楽器を弾き、
大介はエレキギター(レスポール)を弾くそうです。
2年ほど前の作品だそうですが作曲者は失念。どなたかご存知ですか。


blueblue 書き込み日:3月27日(金)00時38分

3月23日に三宅榛名とジョエル・レアンドルのコンサートに行ってきました。皆さんジョエル・レアンドルという作曲家にして即興演奏家のことご存知ですか。ケージやフェルドマンに師事してアンサンブルアンテルコンテンポランの一員でもあった彼女のコントラバスの演奏はものすごく知的でかつユーモアがあり、圧倒的テクニックを見せつけるものでした。三宅榛名はそんなにすごいという印象はなかったけど、ジョエルのほうは本当にすごかった。で、その翌日ナディッフという現代音楽CDと現代美術書の専門店にバーゲン品を買いに行ったらジョエルがきていて、片言で話をしました。彼女はもう7、8枚CDを出しているそうですが、レコード店では一枚しか見たことがないので、彼女にナディッフあてにCDのレーベルと番号を書き送ってくれと頼みました。そのうち日本でも評価されるようになるのだろうけど、なんだか情けないと思ってしまいました。なにがといって、日本の現代音楽をめぐる情況がです。ジョエルは現代音楽の系譜から見れば異端かもしれないけど、その音楽性は群を抜いています。4月の3日に世田谷美術館で、イレーネ・シュヴァイツァーというピアニストとの演奏会をやるそうで、彼女は、このシュヴァイツァー女史を世界一のピアニストだといってました。この人、60年代からジャズのセシル・テイラーに影響を受けた人だそうですが、2300円(当日売り)だからお金と時間に余裕のある人は聴いてみてください。シュヴァイツァーさんのほうは聴いたことがないので分かりませんが、ジョエル・レアンドルのほうは間違いなくお勧めの作曲家(演奏家)です。


徳永伸一 書き込み日:3月20日(金)17時46分

3/13の佐藤紀雄氏のコンサートの宣伝をしようと思っていたのにHDクラッシュなどあって忘れていました。
武満作品と他の日本人作曲家の最近の作品など。
良い演奏だったのに、聴衆はちょっと悲しくなるくらい少なくて残念。
最近は指揮者としての活動が多い佐藤氏ですが、言うまでもなくギタリストとしても一流です。
22日には青葉台フィリアホールで鈴木大介が「フォリオス」「森の中で」を演奏します。
16時開演ですのでご注意ください。


VALIS 書き込み日:3月19日(木)20時37分

クレーメルの武満徹『ノスタルジア』のCDを買いました。繊細な演奏がピカイチです。《LE CINEMA》というCDでチャップリンやニーノ・ロータやピアソラなどの映画音楽が収められています。『ノスタルジア』以外はどうでもいいやと思っていたのですが、意外とバランスのよい選曲でした。映画好きの武満さんにもさぞ喜んでもらえるのでは。


矢野 書き込み日:3月11日(水)15時10分

松崎様;すみません。仕事サボリ中(笑)なので取り急ぎ情報のみ。
メレディス・モンクは昨年秋に来日していたと思います(私は行けなかった)。
ECMでのディスコグラフィと最近のツアー情報は独ECMのサイトにあります;
http://www.ecmrecords.com/ecm/artists/148.html(もうご存じかも知れませんね)
私はモンクでは「ドルメン・ミュージック」というアルバムが好きです。
以上取り急ぎお知らせまで。


VALIS 書き込み日:3月5日(木)21時36分

はじめまして。
PC-VANの方で【武満徹】というミニSIGを開いていたVALISです。
いまイ・フィアミンギの『武満徹の音楽』という輸入CDを聴いています。『海へII』が初収録?のほか、『アントゥル・タン』の弦楽合奏版や選曲の異なる『3つの映画音楽』など、とても意欲的なCDだと思います。ぜひご一聴ください。


kenji 書き込み日:2月23日(月)10時37分

松崎さんこんにちは。雑誌の「今日の音楽」はもう何年も前に終っております。
もう5年くらい前でしたっけ。
私も頑張って揃えようとしたのですが、最初の頃の2つの号が欠番になって
しまってます。


松崎 潤 書き込み日:2月21日(土)00時40分

はじめまして!
メレディス・モンクの最近の活動について御存じの方、情報お願い致します。
私が知っているのは、映画「Book Of Days」迄です。
それ以降はどうしているのでしょう?
それから、以前、武満徹監修の音楽誌「今日の音楽」と言う月刊誌があったんですが、最近見かけません。
御存じの方、教えて下さいませ。


徳永伸一 書き込み日:2月9日(月)14時22分

訂正ですけど、ジョン・ウィリアムスは「虹へ向かって…」の
世界初演のときのソリストだそうです。CDはソニーから
出ています。日本初演は佐藤紀雄で合っていました。


kenji 書き込み日:2月5日(木)13時19分

fjの投稿をぼちぼちはじめており、やっと昔の感覚が戻ってきました:)
ところで、インフルエンザの影響がとうとう及んできたのか、体調が芳しく
ありません。そのせいか、夜中に聴くCDもちょっと散慢になりかけてます。
みなさん、集中して、あるいはリラックスして、よいコンディションで音楽を
聴くためになにか工夫されておりますでしょうか?


徳永伸一 書き込み日:2月3日(火)18時26分

中野さんに下の渡辺さんの書き込みを転送していただき、またまた久々にアクセスしました。
「虹へ向かってパルマ」の演奏記録については(私も関わっている)現代ギターで調べれば
わかると思いますのであらためて御報告差し上げます。
でも演奏されれば(ギター界では)それなりに話題になる曲ですので、
「日本のオケ初演」はたぶん間違いないだろうとは思います。
ただ、「それ以来」じゃなくて、確かキューバで、福田進一さんとキューバの
オケで演奏したんじゃなかったかな。あとジョンウィリアムスも録音しているので
どこかで演奏したはずです(初演ではなかったように思う)。
20日は武満さんの命日でしたっけ?重なるのもある程度はやむを得ないでしょうね。
僕は当然のごとく鈴木大介氏出演の方に行きたいのですが、
現代ギターの方でもギタリスト高田元太郎氏のコンサートを企画しており、
こちらに行かなくてはなりません。こちらも武満は1曲プログラムに入っています。
現代ギターでは3月には、確か「パルマ」の世界初演か日本初演のどちらかをやった、
ギタリスト佐藤紀雄氏のコンサートを企画しています。オール邦人現代作品になる模様です。
また改めて宣伝させていただきます。


渡辺 書き込み日:1月31日(土)20時35分

はじめまして。横浜市文化振興財団の渡辺と申します。わたしどもでは、武満メモリアルとして、日本のオケとしてははじめての演奏となる「虹へ向かって、パルマ」を演奏会で取り上げます。この曲は、バーミンガム市交響楽団で世界初演された後、岩城宏之指揮メルボルン交響楽団日本公演で日本初演が行われました。今回の演奏は、それ以来のことです。
演奏会の宣伝をさせてください。
2月20日(金)午後7時から、神奈川県立音楽堂(JR・桜木町)
山下一史指揮神奈川フィルハーモニー管弦楽団 ギター:鈴木大介 オーボエ・ダモーレ:柴山 洋
他には、湯浅譲治:始源への眼差II、武満徹:スター・アイルをとりあげます。
入場料:一般3000円 学生・シルバー1000円
問い合わせ先:横浜市文化振興財団045-261-1800 お電話いただければチラシを送ります。ぴあ、セゾンでもチケット発売
同日に、オペラシティ、彩の国劇場で、武満メモリアルコンサートがあり、取り組みが遅かったせいか、苦戦しています。
また、日本ショットでは、楽譜レンタルの記録がないから日本のオケでは初めての演奏ということになりますが、本当にそうなのか、違っていたら、うそをついたことになって、ちょっと心配です。もし、何かご存じでしたら、教えてください。
なお、去年は、やはり神奈川フィルの演奏で、ファミリー・トゥリーを演奏しました。そのときの指揮は、沼尻さんでしたが、彼は、世紀末になくなった武満さんの音楽を、若い世代が演奏し、21世紀へ残していくのが、僕たちの使命だといっていました。
晩年の武満さんの曲は、ファミリー・トゥリー、虹へ向かって、パルマも含めて、わかりやすい曲が多く、それが、彼の才能が枯渇したという人もいますが、そうではないと思います。逆に、私たちにも分かりやすい音楽を残していくのが大切だと思っていたのかもしれません。では、ここにて失礼します。


矢野 敏朗 書き込み日:12月25日(木)20時44分

はじめまして。Hiroyuki Yamamotoさんのページ「音ヲ遊ブ」からのリンクでこち
らにたどりつきました。よろしくおねがいいたします。

●プロフィール
・野郎です、すみません(笑)。
・1963年埼玉生れ
・東京都在住
・リスナー専門です。専門的な音楽教育は受けておりません。
・楽器も弾けません。

リスナー遍歴としては、
いわゆる“プログレッシブ・ロック”→イギリス/ドイツのパンク・ロック/
ニューウェーブ→ジャズ(フリー寄り)→いわゆる“現代音楽”
という感じです。ただし“現代音楽”に関してはまったくのシロウトです。
また、クラシックを殆ど通過していないなどということもありますので、無知を
晒すことも多いかと思いますがその際はご遠慮なくツッコミをお願いいたします。
皆さんの挙げておられるアルバム/書籍/コンサート等、できる限り追っていこ
うと思います。

さてこちらのBBSですが、ざっと目を通したところ「現代音楽フォーラム」=告知
や紹介、「WebBoard」=シリアスな議論、「音楽雑記帳」=割とくだけた話題、
とお見受けしましたが、こういう認識でよろしいでしょうか。間違っていたらご
教示ください。

次回アクセスは98年になるかと思います。皆さんよいお年を。


kenji 書き込み日:11月29日(土)14時06分

はじめまして。これから時々お邪魔しようと思いますので宜しくお願いします。
2年ほど音楽から少し遠ざかっておりましたが、ようやく復活できそうです。
厳しい空白に終止符を打つために前向きに行きたいです。


徳永伸一 書き込み日:11月19日(水)14時59分

鈴木大介君(ギタリスト)がんばってます。
27日は北とぴあでオンドマルトノ+ギター作品新作初演。
29日は川口リリアでリサイタル。曲目は武満「森の中で」,
フランス近現代ものなど。
以上宣伝でした。


野々村 禎彦 書き込み日:10月3日(金)01時26分

巻上コブラは、良く言えばプレイヤーの自主性を尊重し、悪く言えば馴れ合いですね。
ゾーンがプロンプターの厳しいコブラに慣れていた耳には、最初はルーズに聞こえましたが、
毎月通っているうちに、まあこれはこれでひとつの解釈かなあ、と思うようになってきました。
ただ、特殊楽器がたくさん入った一見賑やかそうな日ほど、音楽的にはダレてしまうことが多い。
バンド編成を基本にした、禁欲的な音色の日の方が、徳永さん好みのプレイが聞けると思います。
そういう意味では、新シリーズになってからは、メルトバナナ部隊の日が一番面白かったかなあ。


徳永伸一 書き込み日:9月29日(月)20時54分

6/17に書き込んでから覗くのを忘れてました。また中野さんから
メイルをいただいて思い出しました。
野々村さんお返事書いて下さっていたのですね。失礼しました。
アルタードステイツは本当に是非多くの人にライブを体験していただきたい
バンドです。ティポグラフィカの解散ライブも、それはそれは素晴らしい
ものでした。
今月はJohn Zorn's Cobraも久々に観ました(坂本弘道部隊)。
出演者が楽しんでやっているのはいいのだけど、ちょっとルーズな
感じがするのが気になります。緊張感バシバシのコブラを一度
観てみたいものです。


黒木陽晴 書き込み日:8月31日(日)02時36分

はじめまして。福岡市の合唱団CVE[http://home2.highway.or.jp/yosek/cve/index.html]で活動しております黒木と申します。
先ごろ演奏した曲との関連でミニマル・ミュージックに関心を持ちまして、
S.ライヒの「クラッピング・ミュージック」なんか我が団で取り上げてみたいと思っております。
出版されてるかどうかがかなり怪しいですが(汗;
それでは失礼します。


野々村 禎彦 書き込み日:6月26日(木)22時13分

私はすでに「現代音楽ファン」の範疇からは外れているのかもしれませんが、
内橋さんもAltered Statesも好きです。だって上手いもん。エフェクターを
多用した音も好きだし。話変わって、Ground Zeroの解散は残念ですが、
発展的解消なんでしょうか。そういえば、ティポグラフィカも間もなく解散。


徳永伸一 書き込み日:6月17日(火)22時44分

中野さんから久しぶりにメイルをいただき、こちらを覗いてみました。
最近最も興奮したのは6/14新宿ピットインの内橋和久ソロです。現代音楽ファンの方々は、アルタードステイツ(内橋氏のバンド)や内橋和久をどう評価しておられるのかな。
ちなみに、6/13てぃあら江東、村治佳織チャンの笑顔にも興奮しました(笑)。。。といっても演奏もなかなか立派なものでした。武満の「すべては薄明の中に」も弾きましたよ。


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