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ゴンドール軍 ミナス・ティリス |
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こうしてアラソルンの息子アラゴルン、イシルデュアの世継ぎエレサールは死者の道を通り抜け、海からの風に運ばれてゴンドール王国にやって来た。モルドールの軍勢は周章狼狽して、暗澹たる恐怖に襲われた。 圧倒的優位にたったゴンドールの軍は敵を追いつめ、戦い、そしてペレノールの野が黄昏に赤く染まった頃には大合戦は終わり、ラマスの区域内には一人として生きている敵は残っていなかった。 いっぽうガンダルフは、アラゴルンがまだ船上の人であった頃、黒い影が退いた城門でピピンからの知らせを聞き、急いで廟所に向かった。そこではうず高く積まれた薪の上の台座に寝かされたファラミアが、火をつけられ火葬にされるのを待っていた。そこでガンダルフは薪の山に跳びのるとファラミアを軽々と抱き上げ、救い出した。デネソールは従僕の手から炬火をひったくると薪の中にそれをつっこんだ。それからかれは台座の上に跳び移り、足許に置いてあった執政職の杖を二つに折り、パランティアを抱え込んで自害した。
ファラミアとエオウィンとメリーは療病院のベッドに横たえられ、手厚い看護を受けていた。その手厚い看護にも関わらず、かれらの病いはいっこうに良くならなかった。
合戦の次の朝には作戦会議がもたれた。その会議の結論はこうであった。 あなたもゴンドール軍の一員に加わって下さい。 |
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