◆◇◆◇◆◇◆◇◆ お 店 の 基 本 情 報 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆
店 名:平兵衛
エ リ ア:東京 (上野)
住 所:台東区上野6−7−13
電 話:03−3831−3873
アクセス:JR上野中央口を出て、駅前の丸井の左横ユースロード
を入る。さくら通りを左に入ったところ。徒歩約3分程。
古い2階建ての木造店舗
営業時間:11:30〜13:30(13:00までに入店必要)
17:30〜21:00
休 み:月曜日
席 数:カウンター10席
駐 車 場:なし
メニュー:とんかつ定食 2300円
エビフライ定食 1300円
チーズ 600円
ソーセージ 600円
すじ子 600円
なめこおろし 600円
酒盗 300円
新香 300円
なめこ汁 300円
通し 300円
(消費税込み)
その他:調理に時間がかかるので、お急ぎの方はご遠慮願いたいと
の案内が入り口に掲示されている。
◆◇◆◇◆◇◆ コ メ ン ト ・ 訪 問 記 録 ◆◇◆◇◆◇◆
訪 問 日:1997年 5月
食べた物:とんかつ定食 2300円(税込み)
肉 :ぶ厚い(2cmほど)のロース肉、脂身も適度にある、非常に柔らかい
ころも :(色)白っぽいクリーム色(厚み)厚め(きめ)若干粗め
(食感)ふんわりカステラのような感じ。
つけ合せ:キャベツ、トマト
手切りの、やや太い切り、歯触り良く旨い。量はかなり少な目
ソース :中濃ソース、初めから皿にトマトケチャップ、粒マスタード
そ の 他:ご飯、味噌汁、漬け物(キュウリ、カブ)
コメント:いや〜噂には聞いていたが、このトンカツには正直言って驚きま
した。豚肉というものが、調理の方法によって、こんなに柔らか
く食べられるものであるとは! とにかく2cmもある分厚い肉を
ひとくち噛み締めると、まるでマグロの刺身を食べているような
柔らかさ、水々しさ、ジューシーさである・・大袈裟でなく本当!
この豚肉を取り巻く衣は、、フワフワのクリーム色のまるでカス
テラの様な雰囲気のもの。これがパン粉の衣とは!・・・・・・
このとんかつの秘密は独特の調理法による。これは一見の価値が
あると思います。分厚い肉に、タップリ生パン粉の衣を付けて、
とても小さい油の鍋に投入。オオッ!・・ピクリともしない、泡
も出ない!はじける音もしない!う〜ん、これは超低温の油なん
ですね〜たぶん。結局揚げ時間はナント27分でした。
・・ですから・・急ぎの客には不可の店なんです。
あげ場に立つ2代目の若主人は独特の風貌..(^_^; とんかつ作り
対する気迫というか、執念が感じられますね・・驚くべき火加減
に対する集中力と執着心・・この調理の過程は必見!!こんなに
丁寧に作られるとんかつは未だかつて見たことありません。
店の中には、「地球環境保護のために -とんかつ屋における公害
と犯罪-」という持ち帰り自由の黄色いパンフが・・なるほどこち
らのお店のとんかつ製法は全く廃油が出ないとのこと。食品成分分
析結果などを用いて、お店のとんかつの特徴を科学的にうまく説明
しております。(低カロリーでヘルシーなんですね〜)
店は正直言って、雑然としていて綺麗でない・・このとんかつにつ
いても恐らく、好き嫌いがハッキリ分かれるでしょう。たぶんこの
店が合わない人は全くダメでしょう・・・私は、好きですね〜この
『執念のとんかつ』・・・御三家よりも好きだな〜、この2300円は
安いと思います。10年間値上げしていないそうです。味、技術、
値段、満点以外に付けようが無いと思います。普通のとんかつに飽
き足りない方はぜひ暇なときに行ってみてください。
10段階評価:10