◆◇◆◇◆◇◆◇◆ お 店 の 基 本 情 報 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆

店  名:名代とんかつ かつくら(新宿高島屋店)
エ リ ア:東京 (新宿)
住  所:渋谷区千駄ヶ谷5−24−2
     タカシマヤタイムズスクエアビル14F
電  話:03−5361−1878
アクセス:新宿駅南口前のタカシマヤデパートの14Fのレストラン街
Web Page:名代とんかつ かつくら
営業時間:11:00〜22:00(ラストオーダー)
休  み:年中無休 
席  数:小テーブル10卓程度、大テーブル1卓(相席用)
駐 車 場:タカシマヤ駐車場1280台
そ の 他:膳には、全品、ご飯、味噌汁、つけもの付き。
メニュー:桃園ロースかつ膳  120ぐらむ  1760円(消費税別)
       〃      170 〃   2400円
     桃園ヒレカツ膳  120ぐらむ  1880円
       〃      170 〃   2500円
     ロースかつ膳   100ぐらむ  1180円
       〃      120 〃   1380円
       〃      170 〃   1880円
     ヒレかつ膳    100ぐらむ  1380円
       〃      120 〃   1580円
       〃      170 〃   2080円
     ロースかつ重           1280円
     ヒレかつ重            1480円
          名物 かつくら膳          1980円 
     かつくら京風野菜巻きかつ膳     1280円 
     名物 手作り男爵コロッケ膳      980円 
     名物 茶碗蒸しせっと         1880円 
     手こね青しそミンチかつ膳      1380円 
         チキンかつ膳            1220円 
     大海老(二尾)かつ膳       1850円 
     その他季節メニュー等多数

備 考:本店は、京都中京区三条通りにあり、京都を中心に支店が数店ある。
    東京近辺には新宿店の他に、千歳烏山、立川、吉祥寺、東戸塚に支店
    あり。

    

◆◇◆◇◆◇◆ コ メ ン ト ・ 訪 問 記 録 ◆◇◆◇◆◇◆ 訪 問 日:1997年12月夕刻  食べた物:熟成黒豚ロースカツ170g  2200円 (現在このメニューは無い) 肉   :厚さ約1.3cm程のロース肉、脂身は少しあるが、しつこくない。      山形の平田牧場産の黒豚肉とのこと。もともと柔らかいが、ちょっと      火の通りすぎで硬さを感じた。 ころも :(色)濃茶色、(厚み)中厚、(きめ)少し粗目      (食感)少しサクサクであるが、全体に柔らか系。時間と共に水分を       吸い込み柔らかさを増す。 つけ合せ:キャベツ細目の千切り山盛り、お代わり自由。水さらし充分のタイプ      で少し白っぽく、サクサクとした歯ごたえ重視派。機械切りと思われ      る。ゆず正油タレのドレッシングはなかなか美味しい。サラダ感覚と      考えるべきであろう。 ソース :自家製のやや甘口のどろどろタイプ。小すり鉢に白ゴマが入ったもの      と、小すりこぎ棒が渡され、お客さんが自分でゴマをする。この中に      卓上のソースを注ぎ混ぜて使用する。(最近郊外のファミレス風のと      んかつ店で一般的なスタイルである) カラしは、酸味のきいたツブ      マスタードが皿に最初からのっている。 そ の 他:ご飯は、麦ごはん。プラスチック製の小おひつに入って出される。お      代わり自由。味噌汁は、甘口の赤味噌汁(なめこ、わかめ)、漬け物      は京風のもの(赤カブ、酢大根、白菜、高菜)でこれは美味しい。 コメント:京都に本店を構えるとんかつ店とのことである。タカシマヤ14F      の店舗はちょっと高級感のある内装で落ち着いた良い雰囲気です。      ライトダウンした店内には、洒落た装飾もあり、食器類もなかなか      凝った物を使っている。                         メニューは、肉のグラム数によって値段が設定されており、場所柄      小食の女性客などを意識した合理的な良いシステムである。ロース      派の私は、迷わず、熟成黒豚ロースの多めの量の物を注文する。       ほどなく京風の漬け物が、色鮮やかな青い陶器に盛られて運ばれて      きた。この漬け物はなかなか旨い。ちょっと酸味があって、食欲増      進効果も満点。      運ばれてきた、カツは、かなり火が肉に良く通った感じで、ちよっ      揚げすぎの感じがしました。ジューシーさも少し足りないく、もと      もとは柔らいたちの肉が、少し硬くなり始めている。スノコ状の金      網に敷かれて、皿から浮いた状態で運ばれて来るが、やや衣は油っ      ぽく、半分食べ進んだ段階で衣裏側が湯気でふやけてきた。      たまたま隣りに相席となった、女性客にもカツが運ばれてきたが、      一切れ箸でつまんで首を傾げている。横目でちらっと見ると、こち      らはかなり火の通りが甘く、生々しい感じである。結局女性客は皿      の真ん中に赤味のだいぶ残る一切れを残して帰った。店への無言の      抵抗である。どうも、本日たまたまのことであるのか、火の通りの      バラツキが大きい様である。      食べ終わって、爪楊枝を使いながら、お茶を飲み始めると、すかさ      ず、アルバイト風の若い女店員さんが飛んできて、食器を片付けに      くる。爪楊枝の処分に困り、背広のポケットに忍ばせ店を後にしま      した。場所柄、お客の回転重視はしかたがないことかな。 10段階評価:4 (この時食べたメニュー・接客に対する評価) 訪 問 日:2002年12月中旬夕刻  食べた物:桃園ロースカツ膳 170g  2400円(+税) コメント:京都の本店で食べた印象がかなり良かったので、久々に新宿店高島      屋店を再訪してみた。以前とメニューが少し変わり、店の売りは山      形平田牧場産の「桃園」(中国原種豚を改良した銘柄豚)を使用し      た吟醸とんかつになっている。生産量が非常に少なく、おそらくと      んかつとして食べられるのはこのかつくら新宿高島屋店のみであろ      う。         登場したとんかつや食器は、見た目は以前と変わらない感じ。唯一      の変化は、皿のうえに以前は粒マスタードがのっていたが、今はも      ろみ味噌が添えられている。これもとんかつに付けて食べるオプシ      ョン品のようだ。なお、なぜかやはりとんかつの裏側(金網側)の      衣は直ぐにふやけてきた。京都の本店ではこのようにならないのだ      が・・        肝心の桃園豚であるが、脂身が旨い。残念ながらこちらの店のロー      スは脂身少な目に下ごしらえされているのだが・・      以前、新横浜のラーメン博物館「支那そばや」で、限定品の黒豚桃      園チャーシューメンを食べたことがあるが、脂がしつこくなくて上      品な旨みがある。ここは脂身をもう少し食べてみたいところ。      赤身の方も旨みが強いのだが、残念ながら弾力が少なく食感があま      り良くない。またジューシーさもいまいちの感じ。柔らかくかみ切      りやすいのだが、肉の繊維が密実でなく、断面に亀裂状の隙間が見      える。おそらく肉の下処理の段階で、かなり叩いているのだろう。      全体的な印象では、卓上の濃厚ソースとすり胡麻でとんかつを食す      るならば、あえて値段の高い「桃園」を選択する必要はないだろう。      また、ご飯、味噌汁、キャベツ、漬け物が美味しくお代わり自由で      あるのでそれだけでもお腹一杯。おそらく120gのとんかつでも      良いかもしれないですね。お値打ち感を追求するなら、三元豚を使      ったロースかつ膳の120g(1380円)あたりがお勧めかな。 10段階評価:6 (この時食べたメニュー・接客に対する評価)