◆◇◆◇◆◇◆◇◆ お 店 の 基 本 情 報 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 
店  名:かつくら本店
エ リ ア:京都(京都市)
住  所:京都市中央区河原町通三条西入ル(寺町通三条東入ル)
電  話:075−212−3581
アクセス:市営地下鉄東西線「京都市役所前」より徒歩5〜6分。
     (又は「烏丸御池」駅より徒歩7〜8分程度)
     京都市役所前より河原町通りを南に下り、三条河原町交差
     点を西に曲がり三条通りに入る。アーケードのある三条通
     り商店街の右手(北側)の喫茶店「Lipton」の左横
     に店への入り口看板がある。店舗は狭い路地を入った奥。    
Web Page:名代とんかつ「かつくら」
営業時間:11:00〜21:30(L.O. 21:00)
休  み:年中無休
席  数:大テーブル16人x1、2人x9他、奥にも別室等が有りかなり広い。
メニュー:とんかつ膳     80g      780円(消費税別途)
      〃       120g       980円
      〃       160g     1180円
     ロースかつ膳   80g      880円
      〃       120g     1180円
      〃       160g     1380円
     ヒレかつ膳    80g      950円
      〃       120g     1230円
      〃       160g     1550円
     特上ロースかつ膳 80g     1080円
      〃       120g     1380円
      〃       160g     1580円
     特上ヒレかつ膳  80g     1200円
      〃       120g     1650円
      〃       160g     1980円
     名物 かつくら膳        1480円
     かつくら京風野菜巻きかつ膳  1050円 
     生湯葉のコロッケとヒレかつ膳 1180円
     名物 手作り男爵コロッケ膳   730円 
     ロースかつ重           880円
     その他メニュー多数       

    

◆◇◆◇◆◇◆ コ メ ン ト ・ 訪 問 記 録 ◆◇◆◇◆◇◆ 訪 問 日:2002年12月中旬 食べた物:特上ロースかつ膳 1580円(+消費税) 肉   :厚さ約1.3cm、脂はやや少な目のロース肉。      原種豚の「三元交配」による銘柄豚(山形産) ころも :(色)キツネ色 (厚み)やや厚め (きめ)やや粗め      (食感)ふんわりサク・サク つけ合せ:キャベツ千切り、もろみ味噌 ソース :卓上濃厚とんかつソース、柚子しょうゆドレッシング。      各自にすり鉢に入った白ごま。 そ の 他:膳には、麦ご飯(麦20%入り)、味噌汁(赤出汁)が付く。      ご飯(お櫃入り)、味噌汁、キャベツのおかわり自由。      卓上に漬物鉢(キュウリ等のシソ漬け)があり自由に食べられる。


コメント:新宿高島屋レストラン街の人気とんかつ店「かつくら」の京都の本
     店を訪れてみた。新宿店が私にとっては満足度がいま一歩であった
     ので、ぜひ本店で人気の理由を再度確かめてみたかったのである。

     三条通り商店街は、アーケードがかかり、店がひしめく繁華街。
     「かつくら本店」の入り口は、にぎやかな商店街沿いに入り口案内
     看板が上がるだけの小さな間口。本当にここが本店なのかと不思議
          なほどのたたずまい。喫茶店横の人がひとり通れるだけの狭い通路
     の奥に店舗がある。通路を進んで行くと、店舗の手前の石畳に打ち
     水がしてあり、風情ある趣が一転して現れる。

     ガラス引き戸を開けて店の中に入ると、そこは商店街とはかけ離れ
     た異次元の空間。広い店内はライトダウンされており、間接照明を
     中心とした灯りがテーブルの上を照らし出す。落ち着いたまさに大
     人の空間である。商店街通りよりあえて奥まった場所を活用した巧
     みな店舗設計には関心する。席間は新宿店に比べてゆったりしてい
     てくつろぎ度も上々。
 
     メニューを見ると、基本的には新宿店と同様に、肉の種類グレード
     とグラム数の組み合わせになっている。その他盛り合わせや、季節
     の膳など各種がある。しかし新宿店に比べて価格設定が安い。ほぼ
     同一と思われるメニューで3割(300円〜600円)ほどは安いのだろ
     うか。とんかつに使用する肉は全て、「三元交配種」による銘柄豚
     とのこと。おそらく山形平田牧場の「三元豚」であろう。

     特上ロースかつ膳(160g)を注文。ほどなくお櫃に入った麦ご飯と
     すり鉢に入った白胡麻が運ばれて来る。続いて金網にのったロース
     とんかつの登場。衣は新宿店に比べて色がやや薄いキツネ色で、ふ
     んわりサクサクでなかなか良い感じ。肉は脂身の塊は少な目である
     が、赤身にも脂が多少入っていてなかなか旨みがある。火の通りも
     程良い加減だ。新宿店では難に感じた、衣の裏側(金網側)のふや
     けも無く、最後までサクサク感も保持されていた。   

     まったりした赤出汁の味噌汁、麦ご飯もさっぱりとしていて、とん
     かつと良い相性で食が進む。ついついお代わりしてしまいます。
     接客の方も女性店員さんがすかさずお茶の補給やお代わりの対応を
     やってくれ至れり尽くせり。ちなみに新宿店で出される京都漬け物
     の盛合わせ皿のサービスは無く、卓上に置かれた1種の漬け物のみ
     が自由にとれる様になっている。これだけが唯一新宿店とのサービ
     スの違いのようだ。

     このお洒落でゆったりした店舗でこの上等なサービス、この価格で
     あれば、利用価値の高い店いお勧め店であることは確かでしょうね。
     近所のサラリーマン客や学生さんにしても、1000円以下でご飯や味
     噌汁やキャベツが自由にお代わりできるメニューもある。彩り鮮や
     かな季節の膳などもあり女性客にも魅力的であるだろう。
     
     やはり新宿店の方は、デバートレストラン街という地代の高い場所
     での客単価をやや高めに設定した特殊な営業スタイル店と考えるべ
     きかもしれないですね。

     
10段階評価:8


かつくら