◆◇◆◇◆◇◆◇◆ お 店 の 基 本 情 報 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆

店  名:とんかつ ぽん太
エ リ ア:東京 (代官山)
住  所:渋谷区恵比寿西1−34−15 ヒルズ代官山1F
電  話:03−3461−8118
アクセス:東急東横線代官山駅正面口より徒歩3分程度。
     正面口を真っ直ぐ出て、道なりに進む。だらだらと緩い坂道を
     下って行くと、旧山手通りと駒沢通りの交わる槍ヶ崎交差点の
     近くにぶつかる。交差点近くの駒沢通り沿い恵比寿寄りのマン
     ション1Fに店舗がある。
営業時間:11:30〜14:00 16:30〜20:20(L.O.)
休  み:日曜日・祭日
席  数:テーブル席4人x3卓、座敷6人程度
メニュー:とんかつ定食        2500円 (消費税込み)
     メンチボール定食      2500円
     小ばしらのフライ定食    2500円
     ポークソテー定食      2700円
     タンシチュー定食      3000円
         (各単品は400円引きの価格)
     豚の角煮           400円 
     鳥の肝煮           400円
     新香             200円
     味噌汁            200円
     ライス            200円 

そ の 他:先代の修業先は上野の名店「本家ぽん多」だそうです。  
          昭和22年渋谷で開業、平成4年より現在の場所に移転。    


◆◇◆◇◆◇◆ コ メ ン ト ・ 訪 問 記 録 ◆◇◆◇◆◇◆ 訪 問 日:2002年11月中旬 昼時 食べた物:とんかつ定食 2500円 (消費税込み) 肉   :厚さ約1.8cm、脂身はほとんどカットされたロース肉。      肉のボリュームはかなり多め(推定200g程度)。    ころも :(色)クリーム色 (厚み)薄い (きめ)細かい      (食感)ふわふわと柔らかい つけ合せ:極細千切りキャベツ、ポテトフライ1個 ソース :卓上にウースターソース、練りからし そ の 他:定食には、ご飯、味噌汁(赤味噌、なめこ+豆腐)、漬物(カブ、      白菜、ナス等)が付く。ご飯のおかわり自由。      食後にサービスで果物皿が出ました(定常的サービスか不明)。        コメント:渋谷方面に上野の「本家ぽん多」に似たとんかつを出す店があると      の噂を聞き、店名などからこちらの店に目星をつけて訪問してみる。      駒沢通りに面した大きなマンションビルの一階にある小体なお店。      店内に入ると、ピカピカに磨かき込まれた、一段高くなった板張の      通路があり、土足で入って良いのか一瞬とまどってしまう。      左手の調理場には若いご主人の姿が、客席を切盛りするのは、お見      うけするところご主人のお母さんなのでしょうか。テーブル席は通      路の右手壁沿い1列のみで、本当に狭いお店。個々のデーブル間は      木製格子の衝立で仕切られておりセミプライベートなスペース。テ      ーブルもがっしりとした一枚板でできていて、かなりお金のかかっ      た内装に見受けられる。カップルや少人数のグループの利用に向い      た感じの雰囲気です。      定食メニューは5品のみ。とんかつ定食が2500円(昼も夜も)      と超強気価格。安価メニューは昼もやっていないので、とんかつ      目当てであれば迷うことなくこの定食を注文するしかない。      待つこと10数分。登場したとんかつは、まさに「本家ぽん多」で      見たものと瓜ふたつの淡いクリーム色の一品。芸術的に極細に刻ま      れたキャベツの小山や付け合わせのポテトフライも同じ姿。おそら      く100度以下の、揚げ物としては超低温域で調理されているので      このような色合いに仕上がるのだろう。      なお、上野の本家の場合は、とんかつに縦にも包丁が入っていて一      口サイズに切り分けられているが、こちらの店は縦には入っていな      い。肉の叩き方も控えめのようで、肉の厚みも本家より幾分厚く、      断面もスパッとエッジが立つように切れている。      最初の一切れを口に運びガブリとやると、うわぁ〜ぁジューシー!!      本当にジューシー!! 肉を噛みしめるとスポンジの間から水がほ      とばしる様な勢いで肉汁が溢れ出てくる。本当に小籠包でも食べて      いるんじゃないかと錯覚するような感じで、思わず笑ってまう。 この肉汁の凄さは本家以上!!      使用しているロース肉は、幻の豚と言われている神奈川産の高座豚      らしい。赤身は旨みがあって本当に最高。端の方に少しだけ付いて      いる脂身はさらりとした上質な味わいでこれまた良い。      食べ進むに従って、ひとつの難題にぶち当たった。皿に置かれたと      んかつから肉汁がどんどん溢れて来るため、衣がびしょびしょにな      って来る。もともと薄くて柔らかいカステラみたいな衣なので肉汁      を吸うとすぐふやけてしまう。最初のうちはこの難題と格闘しなが      ら足早に食べ進んでいたが、途中であきらめて発想の転換をすべき      だとの結論に至った。この衣は、肉を蒸し焼き状に火を通すための      道具であって、軽快なサクサクとした食感をこれに求めてはいけな      いのだと。だから気にせずゆっくり味わおう..(笑)      頃合いを見て、付け合わせのポテトフライをパクリとやる。予想通      りウマァー! これも本家ぽん多同様の抜群のうまさ。どうやった      らこんなものが作れるんだろう..      お客さんの様子を見ながら、すかさずご飯のお代わりを勧めてくれ      たり、お茶の補給も何度もやってくれる。おかみさんの接客も満点      です。ご飯も味噌汁も漬け物も旨かった。ひとつだけ難を言わせて      いただくとラジオNHK第1放送の音が余計でしょうかね。庶民的      なBGMではあるけど、価格的には高級店の部類に入ると思うし、      お洒落な店の多い代官山でもあるし、まあ好みによりますが。                 総合的に見ると・・           上野の本家ぽん多には数回しか行ったことがありませんが、本日こ      ちらの「ぽん太」で食べたとんかつは、正直言って本家以上に感動      的な味でした。しかも消費税を考慮したら、本家よりも650円ほ      ど安い。2500円を払って大満足で帰りました。この味がいつも      出されるなら満点です。           10段階評価:10