◆◇◆◇◆◇◆◇◆ お 店 の 基 本 情 報 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆

店  名:とん太
エ リ ア:東京 (高田馬場)
住  所:豊島区高田3−17−8
電  話:03−3989−0296
アクセス:高田馬場駅早稲田口より徒歩6〜7分程度。
     早稲田口を出て、早稲田通りを右(早稲田方向)に、最初の
     信号のある大きな交差点(ファーストキッチン角)を左に入る。
     山手線と平行に200mほど直進すると、新目白通りのT字路に
     にぶつかるので、ここを右に曲がり新目白通り沿いに進む。
     トヨタレンタリース前を通過し数十m程先右手に店舗が見える。        
     
営業時間:平日 11:00〜14:00 18:00(?)〜21:00
     土曜日 (昼の部は休み?)   18:00(?)〜21:00
     *営業開始時刻の変更等がたびたびあるようです(要注意)。
休  み:日曜日
席  数:カウンター11席、座敷(小上り)2卓X4人。

メニュー:(2005年1月より、各消費税別途)
     ------  特選定食   ------
     特ロースかつ定食      1800円
     特ヒレかつ定食       1800円
     特ミックス定食       2100円
       (エビ2本、ヒレ、ホタテ)      
     --------- 特製かつ重 ----------
     ロース重          1400円 
     ヒレ重           1500円
     海老重           1650円
     ---------  定食   ----------
     上ロースかつ定食      1200円 
     上ヒレかつ定食       1200円
     上ミックス定食       1200円
       (エビ、ヒレ、ホタテ)
     海老フライ定食       1400円
     その他、季節メニュー各種
     -------- お昼の定食(11:00〜14:00)--------
     ロースかつ定食        800円
     ヒレかつ定食         900円
     ミックス定食        1100円
      (エビ、ヒレ、ホタテ) 
     串かつ定食          750円

◆◇◆◇◆◇◆ コ メ ン ト ・ 訪 問 記 録 ◆◇◆◇◆◇◆ 訪 問 日:2002年11月上旬 夜の部 食べた物:特ロースかつ定食 1600円 (消費税込み) 肉   :厚さ約1.8cmほど、きめ細かくしっとりとした感じ、細かいサシ      が入ったロース肉。とても柔らかくジューシー。 ころも :(色)淡い黄金色 (厚み)やや薄い (きめ)やや細かい      (食感)ふんわりサクサクととても軽い歯ごたえ つけ合せ:細切りキャベツ山盛り、カイワレ菜少々。 ソース :卓上に辛口ウースターソース(自家製)とケチャップ。      ベトナム産天日塩、中国産ミネラル塩。      その他、各自にすり鉢に入ったゴマが出される。      濃厚ソース(甘口)は用意されていなく、希望者は自分で小皿でウー      スターとケチャップを混ぜて代替品を作る。 そ の 他:定食には、ご飯、味噌汁、漬け物(数種盛合せ)が付く。      味噌汁は豚汁、わかめ汁、しじみ汁の3種から選べる。 コメント:高田馬場にすごく美味しい店があるとの情報メールを、以前より複      数の方々から頂いていました。新目白通り沿いの落ち着いた感じの      店舗。カウンターの中には、洋食調理人の白衣を着た芸術家のよう      な風貌のご主人が、繊細かつ鋭い目つきで調理に専念する。店に入      った瞬間から期待がわくわくと高まる。            夜の部に入店すると、ロースの定食は「上」と「特」の2種類のみ。      「特」でも1600円とのことであり、メニューのトップバッター      を飾っているこれを注文してみる。                 揚げ時間は、比較的低温で10分弱程度か、現れたとんかつは黄金      色の上品な色合い。衣は薄手ながら、ふわっと花が咲いたような見      事な装いで肉を包む。洒落た陶器皿の上に紙を敷いて並べられたと      んかつの姿に思わず見とれてしまう。とんかつの容姿に美人という      表現が使えるとしたら、まさにこの一品は『とんかつ美人』だろう。         箸で一切れをつまみ上げ、切り口を見るとしばし呆然。すばらしい      色合いである。絶妙な薄ピンク色の火の通りに加え、とてもきめ細      かい上質な肉質で断面が輝いている。おそらく非常に細かい霜降り   の脂が網目状に赤身の中に入っているので、火が通るとこれがしっ とりと肉の繊維の間からジュースとなってしみ出してくるのだろう。            卓上のナフキン立てに食べ方についてのアドバイスが貼られており、      『一口目は何も付けずに、また一口は塩、黒胡椒、ゴマなど、いろ       いろとお楽しみください。』とのことである。      何もつけずにひとくちガブリとやると、きめ細かい肉に程度な弾力      があるが、ジューシーで柔らかく口の中に肉の甘みが拡がっていく。      これは甘ったるいソースをつけるのがもったいない代物だ。試しに、      黒胡椒をミルで挽いて振りかけ、天然塩をちょこっと付けて食べて      みると、これがなかなか良い組み合わせ。肉質は本当に最高で、私      の好きな、かつ好@恵比寿の「特吟ロース」と良く似た感じ。      肉のボリュームは、150gほどはあるのかと思うが、いろいろと試し      ているあいだに、あっという間に最後の一切れに。油ぎれも良く、      後味がスッキリしているので、とても一食が軽く感じられる。            細かい具が沢山入った豚汁も素晴らしく、ご飯もお新香も旨いです      ねぇ。定食として完璧なバランスに仕上がった一品じゃないでしょ      うか。カウンターの奥をのぞくと、高級日本料理店などが使う日本      橋の鰹節問屋の箱などか置かれていて、味噌汁の出汁などにもこだ      わった材料を使っているようですね。            本当に驚きました。久々に感動的なとんかつとの遭遇。      高級店の2000円〜3000円の定食に勝るとも劣らない満足感がありま      した。コスト比を考えると10点満点以上になるでしょう。      これは私のホームページ全体の評価基準を根底から考え直さなくて      はいけない感じになってきましたね。      <2005.1追記>      その後、特ロースかつ定食は値上げされて、1800円(+消費税)と      なっています。日によって若干肉質が異なるような気がしますが、      このレベルの肉になると安定的仕入れは難しいのでしょうかね。 10段階評価:10++