とりそぼろ通信 にこにこおにぎり 第2部
最近、本や雑誌などで知識を仕入れているらしいとりそぼろ(しかし、物理が苦手なのは致命的でしょう。)が相変わらずの壮大なスケールのいんちきさでお送りします(^_^;)。
ついでに新型FDの新色イノセントブルーをイメージして色も変えてみました。(実際の色とは違うけどね…(^_^;)。)

<キャラクター紹介>
「RX−7 FD3S」
とりそぼろと愛車 世界で唯一ロータリーエンジンを積む車。
その上、今時コテコテのスポーツカーなルックスはもはやマイナーの王道カモ。
燃費の悪さ、車両価格に加え、3ナンバーなのに軽4並に狭いのも、売れない原因??
(や、マイナーチェンジして月の販売台数が2ケタから3ケタになったらしいけど。)
そんな訳で、プリ○スを見ると小さくなってしまう気の弱いとりそぼろ。ガソリン代で財布も軽いしね〜(ToT)。
でも、愛さえあればそんなことはどうでもいいのさぁ〜。


act.1 カイラクマシーン
9割方、FDを買うつもりなんだけど一応、最後の詰めに実車に試乗してみないといけません。安い買い物じゃないし、アルテッツァにもシルビアにも乗ったし。
…と、言う訳で古いFDを売って新型FDを買う人(まぁっ、お金持ち(はあと)。)がいるので、その古いFDがディーラーさんに入ったら試乗させていただけることになりました(わくわく)。
そして試乗の日、ディーラーに行ってみると真っ赤なFDが停まっているではあ〜りませんか。しかも、後付けのブースト計やマツダスピードの可変式大型リアスポイラーがついていたりして、そのコテコテさに期待は高まります(どきどき)。(実はクイックシフトも入っていてとてもコテコテでした。前のオーナーの趣向が偲ばれます。)
ドアを開くと真っ赤なボディとは対照的な真っ黒な内装…。しかも、リアウインドウも真っ黒なので中は真っ暗(に見えた)…(^_^;)。
そしてインパネはメーターがイッパイ並んでいるように見えてまるで飛行機のコックピットの様。くぅ〜かっこええ〜。
しかもドライバーに見やすく操作しやすくしているためか角度がついてたりして…。(じょ、助手席の立場は??)
シートは良く言えばタイトなホールド感が気分を盛り上げますってカンジだけど、悪く言えば…せ、狭い…(ToT)。まぁ、構造的にしょうがないんでしょうけど。
リアシートも大人の男性は乗るのがツライ程狭く、リアシートは荷物置き場と思ったほうが無難でしょうってカンジの割切った造りです。(ディーラーさんはリアシートに横向きに乗ってました…(^_^;)。)…これがスポーツカーの設計ってものなのでしょう。きっと。
しかし、車が動きだしてみるとシートの狭さは逆にパワフルで心地よい加速感を増幅させます。
―車って気持ちイイ〜〜〜〜!!
車ってこんなに官能的なものだとは…。初めての感覚でメカラウロコでした。すげ〜。
ただ、NAの踏んだ分だけ素直に加速する感覚に慣れているのでちょっとターボの加速に違和感がなきにしもあらず…。でも乗ってれば慣れるでしょう。
あと、試乗車がコテコテなんで、ノーマルでもこの気持ちイイ走りが再現できるのか??という点が気掛かりなのですが、コンピューター(最近の車はコンピューターをいじくればパワーアップできるらしいっス。もちろん足回りとのバランスも重要だけど。)もノーマルに戻してあったそうなのでひと安心。
我が生涯に一片の悔い無し…(もはや意味不明)。

新色「イノセントブルー」も勧められたけどやっぱり、ボディカラーは「ブリリアントブラック」でしょう。
黒は好きな色だし、内装も黒で統一されているからね。(ちょっと「ヴィンテージレッド」はおしりが落ち着かなかった…(^_^;)。)
黒はかっこいいけどせっかくのボディラインが隠れちゃうのでもったいない(by某ギタリスト)って話もあるけど、きっと黒豹のようにしなやかでかっこいいぞ。きゃっ。(←バカ??)
そして…某音楽番組で某バンドのヴォーカルとベーシストが言っていたように契約のハンコは大安、そして納車も大安にしないとダメでしょう(爆)。


act.2 さよならハチロク
新旧愛車ついに、納車の日がやって来ました。納車の日はまた、ハチロクとのお別れの日です。
正直言ってわくわくどきどきより、長年お世話になったハチロクを手放す寂しさの方が気持ちの大部分を占めていました。
お別れなので写真を撮り、タイヤを6本(夏タイヤ4本+純正夏タイヤ2本(以前2本盗まれたんだよぅ…(ToT)。))積んで出発です。
ディーラーの車庫にはとりそぼろのFDがナンバーをつけてスタンバイしていました。
車検証とか、マニュアル(またこれが結構厚い。)をもらって、新車についての説明が終わると、ハチロクとFDを並べて写真を撮ることにしました。(やっぱり、お約束でしょ?)
一通り撮影が終わると、お別れの時間です。
FDに乗り込みゆっくり発進。どんどんハチロクが小さくなっていく…。
新しいオーナーはどんな人になんだろう…。大切に乗ってくれるといいな…。
そんなことを考えながら家路につきました。

今でも「黒/シルバー」のハチロクを見るとドキッとします。
今ごろどこを走ってるんだろうね…。どこかですれ違っているかもしれないね。
…とりそぼろはハチロクが好きでした。そして今でも好きです。


act.3 こんなハズでは…??
納車日は雨だったので、おとなしく近場で買い物する程度にすることにしました。
惚れ込んで買った車ですが実際に生活で使うとなると気になる点が発見できるものです。
まず、住んでいるトコのファミリーカーの多い駐車場に停めると新車のツルピカボディのせいか、そのルックスのせいかむちゃむちゃ違和感が…(^_^;)。これでスーパーに行ったりするのでなおさら場違いだったりします。
しかし、目立つ割に車高が低いため(FDより車高が低い車はそうそうない。)にでっかいRV車の陰に隠れてしまい駐車した場所がわからなくなる事も…。
前にも書きましたがFDは生活の足なのでスーパーなどにも行ったりします(^_^;)。
ハチロクの時はまとめ買いのスーパーの袋を無造作にラゲッジルームに放り込んでたのですが、FDのラゲッジルームは狭く浅い(ペットボトルも立たない)ので無駄が無いように詰めないといけません。まるでパーフェクション状態です。
しかもコーナリングで後ろに力がかかるのか詰め詰め状態でないと荷物が流れます。卵みたいな割れ物はリアシートに乗せたほうがいいでしょう(^_^;)。(←卵は普通は乗せない??)
あと、雨なので気がついたのですが…リアウインドウの角度が緩いせいかハッチを開けると縁から雨水が滝の様に落ちてきます…。車内に入ったりするのがちょっと悲しい…。いや…普通、雨の日にわざわざ開けたりしないのかもしれないけど…(^_^;)。
しかし、それらは些細な事でしょう。だって、乗ってると美しいFDの姿を自分では見ることができないという事に気がついたのですから…(ToT)。
そして…更なる悲劇は続くのです…。


act.4 甘い経験
新しい車を買うと、新しい車グッズが欲しくなるものです。
そんな訳でちょっと遠出して大きなカーショップを見に行くことにしました。
その帰り道、幕張のホテルのケーキバイキングでケーキを腹いっぱい食べたいという考えがとりそぼろの頭によぎりました。
しかし、これから出費がいろいろとかさむであろう事が予測されたためケーキ代をケチり、まっすぐ帰ることにして湾岸千葉のインターから高速に乗りました。
道路は混んでたし、1ヶ月はならし運転で回転数は3000までしか回さない事にしていたのでもちろん安全運転です。
テールランプカバーの傷 しばらく快調に80〜90km位で走っていると「バンっ!!」という音とともに衝撃が…。
一瞬何が起きたか理解できませんでしたが、おかまを掘られたのです。それも、納車二日目に(ToT)。
車の損傷状態を見たり、おかまを掘ってくれた運転手と話をしなければならないので安全な所で路肩に停車しました。
結構音も大きかったので、どれぐらいイっちゃってるか考えるとメマイがしました。
が、見てみるとFDは結構平気な顔をしていて、テールランプカバーの中央から右にかけて擦り傷が走っている程度でした。はぁ〜〜〜よかった〜〜〜〜(ToT)。
とりあえず、示談ということで警察は呼びませんでした
色白な地肌が…(泣)しかしっ!!家に帰ってみると、リアスポイラーがちょっとえぐれて塗装が剥げて色白な地肌が…(ToT)。(←写真参照)それに、バンパーにも擦り傷が…(ToT)。
ディーラーに持っていってきちんと直してもらうと15万位かかるとか言われました…(ToT)。
だ〜っ!!ケーキ食べて帰ればよかった〜〜〜(ToT)!!(←そういう問題ではない??)
…大安吉日に納車したのに二日目で事故るとは…(ToT)。
しかし、どんなに速く走ることの出来る車だって空が飛べるわけじゃないんだから、前が詰まっていれば、どうしようもないのです。ちゃんと車間距離はとりましょうね。
そして、追い打ちをかけるかのように母と妹は「大事なのは大安じゃなくてお祓いだよ。」と言ってくれました。ゴ〜〜〜〜〜ン。
この上、さらにおかまを掘ってくれた運転手には逃げられました。バカヤロ〜〜〜〜〜!!!
どんな些細な事故も、自分で示談にはせずに警察を呼びましょう。後々その方がいいです。

…しかし、このどこが「甘い経験」かというと、話し合いの後、車に戻ったらかかってた曲がTHE YELLOW MONKEYの「甘い経験」になっていたためです。これは実話です(泣)。
作品はオリジナルです。他での利用や、作品への直接リンク等はおやめください。
とりそぼろ通信第1部
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