ぼんの〜ネタバレ感想文
内容に触れる感想になるので、まだ映画を見ていない人はここで引き返したほうがいいかも…。
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舞台挨拶の後、映画が始まったのですがスピーカーの調子がおかしかったのか、ものすごい雑音が…(;_;)。
効果なのかいつ止まるのかハラハラしてしまい、ちょっと最初は映画の世界に入り込めませんでした。
そのうち、ワケのわかんない言葉が羅列に誘われて「trancemission」の世界へ…。
まず、「おおっ!!」と思ったのが吉井さんの登場シーンです。
主人公が必死で押さえているドアを叩いて押し開けようとする誰か。
恐怖感(期待感)を煽る演出といい、ドアを押し開けたときに大写しになる吉井さんの手といい、セオリー通りなんだけど、インパクトのある登場の仕方だと思いました。
そして、カードを見せて主人公をテストする場面。
この流れはきれいな手を生かすために作られたエピソードなのでは?と勘ぐりたくなってしまうぐらい吉井さんの手フェチにとってたまらない構成になっているのではないかと思います(笑)。
セットや、小道具が無機質っぽく現実感がなくて面白いんだけど、脳にメスを入れるために主人公が座らされる装置(?)が物凄くコワイ。そう、歯医者さんのイスを思い出すのねん(ToT)。そしてダメ押しにチューブのイッパイ出たヘンテコなお面…コワすぎ(ToT)。
幼いころに見た「ウルトラQ」の再放送(くれぐれもリアルタイムではないのよ(^_^;)。)の雰囲気に通じるものがあるような気が…。
臓物が飛び散るとか流血の大惨事があるわけでもないのに前半は物凄く怖かったです。(イエローモンキーが出てるのに…(^_^;)。)
脳にメスを入れるときに、エマちゃんと、アニーとヒーセがゴム手をして透明の物体を触るところがちょっとHなカンジがいたしました。(←おいおい(^_^;)。でも、友達も同じことを思ったらしい。)
それにしても、吉井さんには結構セリフがあったのに、ヒーセは一度(「よろしく」だったっけ?)、菊地兄弟にいたってはセリフ無しなのが残念でした。
でも、後半にエマちゃんの車を運転するシーンとレーザーが出るリモコンみたいなのを構えた銃撃戦(?)は、めちゃめちゃカッコよかったです。
特に車を運転するシーンはかめのツボにハマってます〜。(一度でいいから快楽マシーンRX−7を運転なさっている姿を拝みたかったものです。←だから〜ここはそういうところじゃないんだって(^_^;)。)
「6分間に1000カット」はスゴかったです〜。
最初は映像についていろいろ考えるんだけどだんだん思考が停止してくるのね。
もしかしたらここは何も考えずに溢れる映像に押し流されるのが正しい鑑賞の仕方なのかな?
イエローモンキーの役柄の細かい設定とか構成とかがイメージのままに作られていると思います。
アーティスト出演モノのドラマとかって往々にして、なんか違うよ〜な気がするんだけど…(^_^;)感がつきまとうんだけど、この映画は全くそのようなことは感じませんでした。(PVでおなじみだからかな??)
どこまでが現実か、妄想(?)かよくわからないところや場面の切り替えについていけないときもあったけど、それはそれで想像の余地もあるし、実際、人間の思考の中ってそんなもんかもしれない。(←アブナイ事を言っているかも…(^_^;)。)難解ではあるけど、感覚的に理解できる映画だと思いました。(どの辺を理解できたのか、言葉で説明するのは難しいけど。)
近々、また見に行ってみようなどと企んでおります。
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