10月31日(月) 「顔触れ」
昔は官邸に報道陣のテント村が並び組閣本部が出来てからも揉めに揉めて
夜半に漸く呼び込みだった組閣も、とみに小泉内閣になってからは事前に全く漏れないと
思っていたらあっという間に発表と様変わりしたものだ。
派閥不均衡に明確な意思は現れているものの、まず順当な人事か。
額賀氏が入閣したことで"麻垣康三"に加えて同氏も後継者レースの対象と見なせる
ことがポイントか。しかし内閣府特命大臣というポストは所管を組替えることで
重くも軽くもすることが出来るという点では抜粋人事にも重役を据えるのも
好都合な作りだ。
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10月30日(日) 「パッティングの魔術師」
某先生とのゴルフコンペ、と言っても御本人と回らないので
今日も殆どお遊び気分である。実は一昨日もゴルフで中日は友人と麻雀、
という過酷なスケジュールを乗り越えて市原市にやってきた。
特筆すべきはデビュー連戦となった中尺パター。
絶好調で一昨日は計3パット2つのみの計36パット、本日は
何と33パットである。偶に引っ掛けてミスることもまだあるが、
これまで外してばかりだった中程度のパットがズバズバ決まる。
両手だとどうしてもブレて仕舞ったのが右手一本で打って安定したということだろう。
しかしながら何れも110を超えて仕舞ったのは如何にショットが酷かったかを
如実に示しているが、実は本日は前半不調ながら最後にチップインで気持ちよく上がり、
昼に麦酒を二杯飲んで力まなくなったのが功を奏したのか、
後半はいきなりショートでバーディー、ロングのパー、ミドルで3パットのダボ、ショートで
パーと4ホール終わって1オーバーの驚異的成績。これはハーフ自己新40代は確実ばかりか、
40代前半も狙えるのではないかと意気込んだが、更に景気付けに麦酒を飲んだのが悪かったか、
或いは欲が出たのが災いしたか、ここから8、7、11で撃沈。
再び力が抜けて最後はボギー、ボギー。ゴルフは難しい、を体現する結果となった。
次回に光明、と日記には書いておこう。
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10月27日(木)-28日(金) 「空を越えて、ラララ」
世界最大出力の原子力発電所、柏崎刈羽原発の視察に赴く。
何よりも中に入るためのチェックが厳重で一人一人カプセルに入ってから
向こう側の扉が開く構造は、このまま床が空いてサンダーバード1号に
乗り込みそうな勢いで、当然ながら内部の写真撮影は厳禁である。
当たり前だが化石燃料が無尽蔵でなく、かつ日の出入りとともに生活するが如く
旧時代に復することが不可能であるならば、原子力発電が必要なことは火を見るよりも
明らかであり、しかしながら実際に安全であろうとも原子力に対する否定的な
印象を完全に拭うことも恐らく不可能だろうから、地域住民をはじめ少しでも多くの人に
実際に中身を見て貰うことは有用で説明も懇切丁寧で有難い。米同時多発
テロ以降原則館内見学を断らざるを得ない状況というのは痛いところだろう。
夜は宴会で日本酒を飲み過ぎた。露天風呂で皆で車座で話していた際に一人湯から
上がって陰部を晒して横たわっていたとのことだが全然覚えていない。
なお長岡から発電所の途上では田中角栄氏生家をミーハーに見学。
翌日帰路には越後湯沢駅近隣の白瀧酒造を併せて視察した。酒蔵というと大きな甕
が並んで階段を登って人が掻き混ぜているという印象が強いが、これら作業は
コンピューター制御されており近代的。日本酒需要が減る一方の中での競争激化と
少量ながら輸出に活路を見出す現代の杜氏の戦略を垣間見させて戴いた。
更に東京に帰って同じ面子で歓送迎会、と流石に疲れ果てました。
党紀委が総選挙前に新党を結成し既に除名した9氏を除く処分を発表。
首班指名で小泉氏に投票しなかったという理由付けはされているものの野呂田氏が除名で、
郵政法案に総選挙後も反対した平沼氏が離党勧告、参院は総じて穏便で
郵政二度反対の亀井氏だけ矢張り除名勧告というのは、
理解出来る結論だが少々恣意的ではある。
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10月26日(水) 「女系」
皇室典範有識者会議が女性天皇を認める改正案を提起した。
最若年の男性皇族が間もなく40歳になる秋篠宮殿下という現状では、
天皇陛下になられる方を男子に限るということは、雅子妃殿下、
或いは秋篠宮紀子妃殿下に男児を出産することを強要することに他ならないものであり、
でなければ亡くなられた西友の高丘元会長であるとか、全くの一般人が
突然即位する事態を迎えて仕舞うのであるから、改正は当然だろう。
第一子優先か、親王殿下か後から誕生された場合そちらを優先するかについても
社会環境に鑑みるとともに、皇太子殿下の変更が生じないという観点からも
第一子優先が妥当ではないか。例えば第一子男子、第二子女子で内親王殿下の御成婚、皇籍離脱後に
皇太子殿下に不測の事態が生じた場合、皇籍復帰のケースが生ずるが、
これはやむを得ないのではないか。
問題は女性陛下の配偶者の選定だろう。華族制度が廃止されたとはいえ
実質的に残っている旧華族から選択するというのは妥当ではあるが、
これが陛下御本人の意思と一致しない場合、どう折り合いを付けるのか。
先述のケースを考慮すれば、今後は内親王殿下の御成婚にも同様の配慮が必要
ということになろう。
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10月23日(日) 「ポッポさん」
乳児を抱える親としては公園の所在地を抑えておくことは極めて重要である。
本日は妻の実家に近い、といっても歩くと2駅分位はあるのだが、
芝公園に赴いた。先般東京タワー側に山を登っていったが今回は
日比谷通りを挟んで細い緑地帯が続く小芝公園である。
そもそも増上寺の境内を中心に1874年に開園された都内でも上野恩賜公園に匹敵する最古の
公園で一部は東京タワーや港区役所・図書館等の公共施設、
更には東京プリンスホテルと虫食い状態になり、
芝ゴルフ練習場も今や東プリ・タワーに化けて仕舞った。
乳児用の設備はこちら側にはないので適当なところで乳母車から降ろして
散歩してと思いきや、南端が近付いてきたところで汽車型の遊具施設発見。
子供は総じて電車好きの御多分に漏れず、祐旭も目を輝かせて汽車に飛びついていく。
船もあるのでこちらでも写真を撮ろうと促してみるが、「イヤン」と目も呉れず
「ポッポ、ポッポ」と興奮気味に連呼している。「そうねポッポさんね。
ウホホホホホ、それはノッポさん」と一人でボケて突っ込んでみるが、
更に「ゴン太くんやないか」と突っ込んで貰うことが出来ないので一寸寂しい。
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10月20日(木) 「Happy Birthday」
別に誰の誕生日でもないのだが思い立って家族三人の誕生日が同じ著名人を調べてみた。
・善洋 安岡正篤、宮本百合子、春日正一、フランキー堺、茂木友三郎、小林千登勢、
森本レオ、佐藤B作、南こうせつ、竹宮恵子、島田洋八、中島梓、矢野顕子、出川哲朗、
宮本和知、南原清隆、ヒロミ
・美和 イーディス・ルーズベルト、原ひさ子、喜味こいし、荒川博、市川団十郎、
堺正章、ブッチー武者、辰巳琢郎、古田敦也、椎名純平、奥菜恵
・祐旭 セオドア・ルーズベルト、武藤嘉門、大屋政子、高沢寅男、半村良、堀内孝雄、
山村紅葉、谷川真理、渡辺いっけい、高嶋政伸
当たり前だが左右を問わず多彩な顔触れで全く一貫性は見られない。
強いて言えばルーズベルト夫妻が登場していること、高円寺でよく見かけた森本レオ、
YMOフリークとしては矢野顕子が目に付くところか。
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10月18日(火) 「おれとカネやん」
パ・リーグのプレーオフ第二ステージ第三戦、ロッテ優勝の瞬間を見ようと9回裏になって付けた
TVから飛び込んできたのはソフトバンクの4点差同点からサヨナラ劇だった。
これ程までに野球の醍醐味を味わえたのは何年振りだったろう。
挙句の果てに第5戦までもつれ込み、二年連続シーズン一位の王副社長兼GM兼監督には
申し訳ないが、結果的に今や最も優勝から遠ざかっており、かつ新生パ元年の前半の立役者だった
ロッテが、5割に満たなずプレーオフに現れた西武を一周した上で優勝を果たしたというのは
美しい幕切れだったのではないか。
思えば71年に正式にロッテ製菓の経営下に入り、73年に金田監督を迎えた頃の
ロッテ・オリオンズは紛れも無くパ・リーグ随一の人気球団であり、それは太平洋との
「遺恨試合」に見られるが如く、多分に金田正一氏のキャラクターに依存するものでもあったが、
現に74年には日本一となり、パでは唯一番記者の存在する球団であった。
それが金田監督が復帰した平成初期には「テレビで見れない川崎球場」と自虐的な宣伝を展開し、
小池投手のドラフト一位に際しては、「ロッテ、選択が確定致しました」の声が響いた瞬間に、
会見場に詰め掛けた亜大学生から一斉に「えーっっ」と溜息が漏れる程の不人気球団と化し、
千葉マリン移転から13年を掛け漸く日本一と称される熱烈な応援団を従えるまでに甦ったのである。
振り返りみれば10年前もロッテは矢張りバレンタイン政権で2位になった。
ところが広岡GMが自ら連れてきたバレンタインを、コーチ・選手が離反しているとの
理由で解任し、翌年からはまた元のロッテに戻って仕舞った。
私はこれは広岡氏の言い分が正しく、しかしながらバレンタインという強烈な個性の後に
江尻という優秀であるとも穏当な人物を据えたこと、戦力的には伊良部が渡米したことから
瓦解したのであり、小宮山投手が「95年をもう一度味わいたいから現役に
復帰した」と常々口にしていたのこそ幻想に過ぎないと理解していた。
しかしながら今となっては、すでに10年前の時点で広岡氏ですら時代から隔離し始めていたのだと、
バレンタイン・小宮山組に軍配を上げざるを得ない。広島・ブラウン新監督も含めリーダー不足の世相なのだろうか。
何はともあれ御目出度ふ御座います。
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10月17日(月) 「英霊の聲に」
総選挙後のサプライズ第一弾にしては一寸地味だった総理の靖国神社訪問。
回を追う毎に簡素化されているのは気になるが、
政教分離の問題があるのを踏まえても、事実上唯一の国家としての戦没者慰霊の場を
総理大臣が訪れるのは当然だろう。戊辰戦争以来のわが国近代の歴史を築いてきた
先達に礼を示し、かつ先の大戦において近隣諸国に与えた罪科を
戦犯という形で償った、そこに奉られる個人の永遠の安寧を祈るとともに、
国家としてはその歴史を忘れないことを誓うことことは、現在に生きるものの
責務である。
問題は短期的に見て中韓との関係に鑑みれば得策でないのも明らかであり、
靖国参拝が国内並びに対アジアに対し如何なるメッセージを発するためのものであるかを
政府が如何に認識しているかという点に不安の残ること。
現実には今更参拝をしないという選択肢もなかったろうから、
例えば何等かの公的な非戦の宣誓と絡めるとか、敢えて東南アジア歴訪の前に参拝して
わが国がアジアにおいて為すべきことと、それが太平洋戦争の二の舞にはならないという
意思を伝えて行脚するとか、憲法改正と絡めるとか
対アジア外交にどう活かすかという視点が欲しかったというのは高望みだろうか。
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10月16日(日) 「観音様現る」
次期日本経団連会長に
御手洗氏決定の一斉の報道で驚いた。既に02年に旧経団連と日経連が合併した際から
次期会長候補として名前が挙がっていたが、人格識見には異論なきものの
"財界総理"の奉加帳を始めとする活動に外資が50%以上を占める企業体が
耐えうるかが常に議論の的となっていた。そこは旧来の重厚長大組が脇を固めるという
ことだろう。トヨタ自動車としては既に奥田氏が旧日経連から7年の長きに亘り
財界団体の長を務めており、総選挙での"お勤め"も十二分に果たしてひと休み出来るのは
有難かろう。98年に事実内定していたソニー・盛田昭夫氏が病に倒れ、
わが家の運命にも大きく影響を与えたが、爾来17年を経て電機業界初の登板となる。
因みに同じく候補者と目されていた張氏とともに会長・副会長で
「ダブル富士夫」とはわが国経済界を担うに相応しい。
丁度祐旭と二人で出掛けようとしたところ、目の前を降りていったエレベーターの
階数表示が消えたので故障かなと思ったところに大きな揺れ。
僅か5階でも微妙なタイムラグがあるものなのか。23区内で杉並だけ震度4というのも
気になる。しかし閉じ込められなくて良かった。
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10月15日(日) 「お尻だって洗ってほしい」
以下の15日付サンケイスポーツよりWソックス・井口内野手に関する記事である。
リーグ優勝決定シリーズを翌日に控えた、敵地での全体練習。約1時間半、バント練習やフリー打撃などを行い汗を流した。体調面は万全で、世界一に向けた"最終兵器"も持参していた。
「携帯用おしり洗浄器」だ。サイズは約15×8×5cmの水タンク付き。電池式で20秒近く噴射できる優れモノ。(中略)
「これを使わないと気持ち悪いんですよね。清潔だし、やめられない」。
私も会社の便器に普及する前には持参していたが、肛門を洗うというよりは
尻を濡らす程度で快適には程遠い域だったが、最近はパワーアップしたのだろうか。
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10月13日(木) 「mixed emotions」
楽天とTBS。通信と放送の融合というのは確かに魅惑的で、
すぐ思い浮かぶのはザ・ベストテン等の過去の人気番組を配信すれば、
丁度現役で見ていた世代がブロードバンドを自由に操れ、
経済的余裕もある層と一致するのでよいビジネスになるということだろうが、
実際には再放送にも制約が多い上に、ネット配信となれば
イチから許諾が必要で、嘗て「TV探偵団」という三宅裕司と
泉麻人がやっていた番組で、昔のTV番組を放送する際に
稀に「○○さんの映像は許諾が確認出来ませんでしたので、
関係者の方が放送をご覧になられていたらご一報下さい」と
テロップを入れていた様なことは、著作権が厳しくなった
現在では無理だろう。版権を丸ごと持っているドラマでさえ、
実演者の著作隣接権が拡大され、扱いが難しくなっている。
寧ろネットで得た双方向性のノウハウをTV媒体に活用
するという趣旨かも知れないが、そもそもTVは一方向で
あるが故に、悪く言えば垂れ流し的であるが故に
結果的に大きな影響力を持ち得た側面はあろう。
そのTVメディアのあり方を変革するというのならば、
現行の民法BSの余りに力の入っていない番組内容を
見る限りにおいても、期待してみたい感はある。
しかし放送法上の許認可の資産価値としての過小評価されていた
=株価が安過ぎたのではないかとの疑問は残るにしても、
総じて堀江氏のフジ買収に比して世論もメディアも好意的とまでは
いかなくても、眼を三角に吊り上げての反論は控えようという
モードが伺える。三木谷氏=事業家=長期経営、
堀江氏=ファンド=短期保有、という印象が形成されたのは、
矢張り二人の立ち振る舞いの違いが大きく寄与しているのだろうか。
そうならばこの国の保守性を示しているとは言えようが、
個人的には私も同感である。
楽天と横浜の複数球団保有が指摘され、ナベツネ氏が
村上・宮内両氏の連携を示唆、こうなると支配権が及ばないとはいえ
フジサンケイの横浜・ヤクルト株の競合も遡上に登ってくるかも知れない。
一難去ってまた一難のプロ野球界はまた別の話。
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10月12日(水) 「水曜は駄目よ」
我々の最低限のルーティン・ワークは会議の傍聴である。
国家機構上は非公式な党の会議は、公式の院内の委員会等と
バッティングしないように朝一番8時か夕刻の開催が多いが、
国会が閉まると先生方は地元中心の生活になるので
短期間に凝縮せざるを得ず、立て込んでくると朝から晩まで
関係する会合が行われているという事態になる。
とみに昨今は水曜が当たり日な上、今日は少子化問題の関する質問が
行われるということで院内にも見学に赴き、衆院別館から走り党本部に
とって返す。総選挙後、大幅に人が増えごった返す会議の中でメモを取るには
立ちんぼでは余りに辛いので、早めに端っこの席を確保しておかなければならない。
こうなると院内と党本部の僅かな往復にも車を使いたくなる気持ちも
判らないではない。しかし聞いているだけというのも疲れるもの。
写真はホースを細かく切ったものを空きペットボトルに入れると
いうだけの極めて単純かつ安価な遊び道具だが、
これが存外に知育によいらしい。
指先を細かく使うと脳を刺激するということか。
しかしひとつひとつ入れた後は、父か母がひとつひとつ出さなければ
ならない。こちらもよいボケ防止になったりして。
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10月11日(火) 「民意に従う」
議員の投票行動や活動は自らを選出した支持者の主張に従属されるべきものか、
或いは一旦代表として選出されたからには個人の判断で活動するべきものなのか、
というのは古くからある問いだが、結論は後者であると考える。
議員個人の判断が間違っていると考えたならば、有権者は次の選挙でその議員に
投票しないという選択をすべきということだ。
その前提を置いた上でも、実質的にシングル・イシューに近かった選挙において
そのイシューに反対を唱え、小選挙区において多数を獲得しながら、
直後に正反対の投票行動を取るというのは、論理は一貫していないと言わざるを得ない。
自らの立脚する選挙区よりも国民全体の判断を優先したという説明は
可能だろうが、なばら小選挙区における有権者の投票行動とは、
結局政策の判断ではなく人気投票に過ぎなかった、それが酷に過ぎる物言いならば
当該議員個人が政治家として比較優位であるということを選別する作業
以上のものではないということを自ら示して仕舞ったことにはならないか。
ならば反対したら良かったかと問われれば、
無所属のまま政策決定には関与出来ず、次回総選挙も無所属出馬を強いられ、
自民党候補を比例でも復活させない程に選挙に勝って初めて復党出来るかも知れない、
或いはそれでも他党への移籍を余儀なくされる可能性もある。
戦さを仕掛け敗れたら、論理の整合性を欠いたとしても穏忍自重し
頭を下げ続ける。それも浪花節のひとつなのかも知れない。
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10月10日(祝) 「赤い仮面のV3」
祐旭が「色」という概念を理解するようになった。
こうなると犬を見ればワンワン、猫ならばクロネコヤマトの看板でも
ニャンニャンと連呼すると同様に、色を指しては声を張り上げている。
一応、青と黄色も認識はしているが、矢張り赤が判り易いらしい。
しかしここは痩せても枯れても革新・杉並、
活動家の方々が万が一にも赤い服を着ていたら、殆ど特高の手先か村八分を
推奨する隣組の組長ではないか。
「アカ」「アカ」と外で指差すのは控え目にしてね。
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10月9日(日) 「九千歩計」
万歩計を装着して一月が経過したので集計してみた。
平均してほぼ日当たり9,000歩と"万歩"にはやや欠けるが、
休日家に居座って2,000歩にも満たない日があることにも鑑みれば、
望外の好成績と言えよう。なお最高はTDLでの21,000歩。
久々に本の整理を行う。現有高円寺在籍だけで1200冊以上なので
どんどん箱詰めが増えていく。プロ野球関係は殆ど名古屋に送ったが、
その上に22年分の週刊ベースボールがある。何れ私設野球体育図書館として
一般公開を予定している(嘘)。
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10月7日(金) 「Lords of Labor」
89年参院選で猛威を奮い、華々しく誕生した「連合」日本労働組合総連合会も
16年を経て第五代会長を迎えるに至った。声質美しく淀みなく、悪く言えば
絵に描いた様な"労働貴族"をイメージさせる笹森氏から村夫子然とした高木新会長への交替は、
戦術としては功を奏するかも知れないが、与党に秋波を送ったと思えば
対決姿勢に回帰し、今総選挙では宮城の選挙違反問題が影響したのか総じて
動きが鈍く、挙句の果てに当の民主党からも「労働組合依存体質からの脱却」と
通告されて仕舞った連合の苦悩は高まりこそすれ、小さくなることはないだろう。
そもそも多種多様な働き方となった都市部サラリーマン層について団体交渉という形で
一括賃上げを行うという労働組合の存在自体に無理のある時代になっており、
雇用の確保をはじめとする真に助力を必要とするパートや派遣社員等の
正規雇用以外の層は労働組合の対象となっていない。
長期雇用、年功序列賃金とともにわが国労働慣行の三種の神祇の一角を為してきた
企業内労働組合という形態から、まず変革を求められているのではなかろうか。
オリックスは中村勝広氏が監督に就任。GMから降りてくること自体は不思議ではないが、
爺殺しというか、上に好かれるタイプなのかも知れぬ。
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10月6日(木) 「髪は長いお友達」
馬齢を重ねていくと男性は髪が減る組と白くなる組に二分される。
して私はというと、以前会社の某役員が私の父について
「あああのつるっ禿げの」と表現され思わず苦笑して仕舞ったが、
然るに前者に他ならない。無くなってからでは遅いので、
風呂上りに妻に育毛剤&髪のマッサージをして貰うこととした。
禿げと風邪を治すことが出来たらノーベル賞とよく言われるが、
気休めでも努力しましょう。
祐旭が「もも」だけでなく、バナナ、林檎、苺、葡萄も言える様になってきた。
"ぶぅーどぅー""ぶぅーどぅー"と連呼していてもブゥードゥー教とは関係ありません。
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10月4日(火) 「移り気な貴方に」
2日目はTDS東京ディズニーシーへ。
昨日はわが国国民の忍耐力というか、何故にあの万博に2000万人も集ったのか、
ユーロ・ディズニーは入りが今イチだったのか理解出来た感があったが、
予報が雨ということもあり程よい混み具合。ブラブラと歩いていくと、
船上公演で活躍されている奥様を尻目に旦那・ミッキー氏が
これも昨日とは打って変わって目の前でもみくちゃにされながら
撮影の波に応対している。スワ好機到来だったが、
早々にマネージャー氏が「あと5分程度で○○まで行かなければなりませんので」
と連れられて行って仕舞った。スターは辛いもの。
それでもピノキオ・ゼペット組と無事撮影に至る。
以降は船と電車で場内を巡ったが矢張り祐旭は浮かない顔。
昨日もそうだったが風邪による体調不良もあろうが、人の多さに圧倒されているということか。
程なくねんね体制に入って仕舞い退散と相成った。
流石に2歳前では一寸早過ぎたか。もう少し大きくなったらまた是非行きましょう。
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10月3日(月) 「ボブとプーぱん」
遅い夏休み第一弾はTDL〜TDSへの一泊旅行も、
祐旭俄かに発熱し薬のお陰か車で寝入って仕舞い、到着しても仲々目覚めず
既に入場券売場に長蛇の列と出遅れる。漸く入ると人、人、人。月曜は失敗だったか。定番通りシンデレラ城を背景に
撮影に勤しんだ後はミッキーのレビューを見物するも内容が乳児には難解過ぎる上に、
会場の暗さに泣き出す祐旭とともに這う這うの体で場外へ。
幼児用コーナーのトゥーンタウンへ向かうも今度はオブジェに登ろうとすると
他の子供が突進してきて思わず身を反らす祐旭。
「暗がり」と「人ゴミ」という祐旭の二大苦手状況に見事はまって仕舞った。
矢張り体調が優れないのか乳母車に乗りたがり、段々ぐったりしてきたので
焦って早々にシェラトン・ホテルへ。チェックイン時間前だったが窮状を訴えると
氷枕とともにご案内戴ける。存外に融通が利き、かつ店員の対応も良い。
流石高嶋政伸が勤めてるだけあると思ってたが、実際にはヒルトンだった様だ。
「姉さん、間違えました」。ここからは一家で午睡、お父さんは大浴場と
期せずしてプチ・リゾートと相成った。
目覚めると夕刻18時。未だ38度前後の熱が続く祐旭は何故か元気溌剌、
「プーパン、プーパン」とプーさん風船と飛び跳ねている。嗚呼内弁慶な祐旭。
しかし確かに他の着包みには大した興味を示していなかったが、こんなにコアな
プー・フリークだとは知らなかった。
入場口近辺での撮影会もミッキーと並ぶ待ち時間を誇り、"プー"にも拘らず
常に笑顔を絶やさないとは、昨今のニート・フリーター問題のイメージ・キャラクターに
起用したい位ではないか。
して復活モードなので改めて舞浜リゾートラインで夜のディズニーランドに赴く。
この電車が出来てホテルも便利になったろう。結局TDL/TDSの中間点にある
アンバサダーにしても、TDS併設のミラコスタにしてもTDLに行くには
この単線モノレールに乗らなければならないし、駅まで徒歩2分を考慮すれば
利便性からも経済合理性からもシェラトンは正解だったか。花火やパレードは
見れなかったが、夜のTDLの触りを味わって退出した。
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10月2日(日) 「銀塩写真」
恒常的な本棚過剰状態解消の一助として古い写真の整理を行ったが、
HP作成の取材のために様々な会合を数枚ずつ撮っては慌てて焼いてを繰り返していた頃は、
紙焼きで残しておくスペースも費用も馬鹿にならなかったし、
旨く撮れたと思ってもボケていたり、フィルムが余ったら余ったで無理に撮って
同じ構図が嵩んだりと苦労が多かった。
デジタルに完全以降して早幾年、
既に子どもの写真だけで2年弱で3600枚も撮影しているが、
CD−Rに放り込むだけで紙焼きしたのは600枚強に過ぎない。
もう銀塩写真に帰ることはないだろうが、義父が撮った人物に焦点が合い
背景はボカした如何にも"写真"然とした写真を見ると、一寸羨ましくもある。
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10月1日(土) 「中は短を凌駕出来るのか」
思い切って中尺パターを購入した。全くの思い付きである。
家に妻の友人が集まっていた際に、一寸飲み過ぎ、かつ時間もあったので
検索している内に気前よく買って仕舞ったのだ。
未だ嘗て一緒にラウンドした方で長尺はおろか中尺パターを手にした人物にも
お目に掛かったことはない。実際オデッセイの2ボールをはじめとして
カタログ上は中長尺も存在はするものの、取り寄せだったり次回入荷待ちになっている
ケースも少なくない。やむを得ずというか単に勢いで、
現に在庫があるという理由だけでナイキの41inchに決定したのだ。
して愈々本日到着した。中長尺の特徴は左手を支点として右手のみで
打つことによる安定性のみならず腰を痛めないという利点があるとされ、
それが故に年輩の方に好んで用いられている。しかしいざ構えてみて
腹にグリップエンドを当ててみると、妙に前のめりで却って腰に負担が掛かりそう。
取り敢えずは色々と試してみましょう。
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