9月30日(金) 「OTT」
ここのところ珍しく一週間位腹を壊したりして遠ざかっていた四川飯店に久々に赴く。
何時も同僚と訪れると5〜6人位で辛い陳麻婆の大盆を複数頼んだりして仰天されるのだが
今日は三人で新機軸を試みてみた。
「小盆を」「小盆ですと丁度2〜3名様ですね、、、」「3つ」「3つ?大変多ございますが、、、」
「判ってます」「3つでよろしいのですね」と確認して店員氏が去っていく。
と程なくしてより上席かと思われる店員の方がやってきた。
「小盆を3つ、、、でよろしいのでしょうか」「結構です」。
通例でも一人頭御椀に2〜3杯は食べているので適量と思われたが、
どうも計算上は小盆の1.5倍が中盆で、更に1.5倍が大盆となっているとはいえ、
小盆ひとつの方が換算が大きい様で御椀に4杯ずつは充分ある。
個人的には御飯を食べず麻婆豆腐のみで何時もは少々物足りなさを感じていたので
小盆位で丁度良かったが、少々苦しそうな御仁も。次回は中盆に挑戦したい。
(追記:夜酒を飲み過ぎた為もあろうが、翌日は腹の調子が今ひとつで
外でノンウォシュレット便器で排便をする羽目に陥り苦慮した。
中盆については改めて慎重に検討していきたい)
銀座で夜中の2時半、仲々TAXIが捕まらない。給料日後の金曜日という
好条件もあろうが、都市経済は確実に回復しているという証左か。
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9月29日(木) 「足裏痛」
左足裏が痛い。朝起きると妙に痛むのである。靴が悪い訳でもないし、
足裏は色々とツボが集まっているとされるので、何処か内臓の疾患の兆候だろうか。
胃潰瘍は全快した様なのだが。。。
阪神優勝とともに藤川投手がシーズン79試合登板の新記録を樹立した。
84年に同じく阪神の福間投手が更新目前となった際には"記録の神様"こと宇佐美徹也氏が
当時の安藤監督に「稲尾の記録を消さない様」と」働き掛け、結果77試合で留まり、
その呪縛が生きていたのか01年の広島・菊地原もタイ記録でストップした。
勿論、稲尾氏の記録が42勝という恐ろしい数字とともに前人未到かつ二度と再びあり得ない
快挙であることは言うまでもないし、投手の登板は本塁打等と異なって作ろうと思えば人為的に作れる
記録なのでレコードブックを書き換えさせたくないという気持ちも判らなくもない。
しかし救援JFKの一角として優勝に貢献した藤川の栄誉は稲尾と同等であるかは別として、
決して卑下するべきものではない。投手受難の時代だからこその立派な新記録として
称えるべきであろう。
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9月28日(水) 「白い地図」
子供のお勉強を兼ねて風呂に世界地図を貼ってみた。よく見ると「 の確定しない地域は白色で」
との注釈のもと、印パ国境等とともにしっかし樺太の南半分も真っ白になっている。
確かにわが国はサンフランシスコ講和条約において本州、北海道、九州及び四国並びに小諸島という
「固有の領土」以外の領土を放棄したが、第一に日露和親条約において日露間にて初めて
領土確定された際に既に択捉・ウルップ間を国境と定めていたことから北方四島は
わが国「固有の領土」であることは疑いないばかりか、第二にサンフランシスコ講和条約に
加盟していないロシアの継承国であるソビエト連邦、更にはその継承国であるロシアに対しては
わが国の領土放棄の効力は及ばず、南樺太においても国際的に既にわが国領土でないことは
明白ではあってもそれがロシア領であることを意味する訳ではない。
以上の見解から確かに白色であるのが正しいのは事実である。
しかし子供向けの世界地図で歴史認識をきちんと表現しているとは
感服した。わが国の教育もまだ捨てたものではない。
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9月26日(月) 「監督の責任」
東北楽天の田尾監督が解任された。元々掛布に断られたが故の当て馬だったとも言われたが、
現実に余りに戦力に欠け、シーズン早々に二軍降格した山下ヘッドはじめ
コーチ陣も田尾監督自らの人選でもなく、あっさり一年で責任だけ負わされたのでは
可哀相との指摘は絶えないが、果たして監督の責任とはどの程度のものなのか。
個人技の占める比重の高い野球競技においては個々の試合における
監督の果たすべき要素は決して大きくなく、監督の采配で勝負が左右されるのは
年間数試合程度との指摘もある。しかしながら今季の横浜、オリックス両球団の如く、
大幅な戦力補強もなく昨シーズンとその戦跡が一変したのは監督の果たした役割が
大きかったのではないかとしか理解出来ない事象も生じている。
或いは来期の楽天は大幅補強に転ずるのならば、単純に監督の能力比較は
出来ないかも知れないが、果たしてグラウンドにおける監督の力量と
グラウンド外における人間としての当該人物の評価は全く別のものとなり得るのかも
新たな興味として加わった、とは言えよう。
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9月25日(日) 「人生最期の万博か」
2005年日本国際博覧会閉幕。第一感はこんな面白くも無さそうで、
アクセスが悪くて、期間の大半は炎天下にも拘らず身を隠すところも少なく、
何よりも車がチューブの中を走って背中にプロペラ付けた人が縦横無尽に飛び回ってる様な、
三次元化された"未来の夢"を想起させるものが全くないイベントに
誰が足を運ぶのだろうかと危惧していたが、地元リピーターに足繁く通わせたことが
功を奏し2千万人突破の末大団円を迎えた。
要は「折角わが国でやってるんだから1度は行っておこうか」と多くの人が思った
ということか。そういう意味では「人生一度は万博だ」のフレーズは的を射ていたということだろう。
私は2度目の万博だったが。
最期に訪問した際に漸く当初のメイン会場予定地ながら
オオタカが発見され縮小した瀬戸会場に足を踏み入れ、凡ゆる混んでるパビリオンは
某自動車会社を除いてパスしてきたので初めて約30分列に並んで、長久手会場までの
ゴンドラに乗ってみた。驚いたことに眼下の一般住宅地に近接する際に
ゴンドラが真っ白になり何も見えなくなる。
大阪から35年、未来の姿はこうした細かい技術に具現化されていたのか、
と一寸だけ感慨を覚え会場を後にした。
朝青龍が大鵬以来の6連覇を達成。優勝決定戦で沸かせたのが「角界のベッカム・琴欧州」とは
複雑な思い。国技・相撲は何処へ。
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9月24日(土) 「我が儘男(ワガママオ)」
祐旭が段々わがままになってきた。両親の話すことのヒアリングは
大分出来ている様だが意思表示が、モノを食べる/食べないといった
固定された事象以外はっきり出来ないので、主義主張を把握されないと
怒って手当たり次第に掴んだモノを投げたりする。
しかしキャッチボールで球を投げるのは奨励されるのに、
何故他のモノは投げてはいけないのか、更には投げた結果どの様な事態が
生ずるのか体感出来ていないこともあろう。
意思疎通がスムーズになると緩和されていくのか。
中国男練習。12月公演に向け新曲が仲々固まらない。
課題曲選定でが一寸無理をして仕舞ったか。
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9月23日(祝) 「三連休と三連刻」
三連休のあと三日会社でまた三連休、来月もまたとハッピーマンデー法の有難味を
実感するというか、ここまで来ると働く気が失せてくる、なんて普段も仕事してない様な
ものだが。。。よく指摘されることだが日本人は四天王、五奉行と
鼎立させるのが好きで中でも三羽烏や御三家など「3」がとくに好まれる。
中には"三大ギタリスト"(Clapton,Page,Beck)の如く日本のみで通用する
勝手な呼称も少なくないが、マーライオン等の"世界三大がっかり"といった
多分にユーモアを含んだものもある。
三連休らしい閑話休題のひとコマ。
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9月20日(火) 「新しい酒に新しい皮袋」
先月飲み過ぎて街頭で嘔吐し吐捨物の匂いが取れなくなった鞄を廃棄、
暫定的に別のものを使っていたが気分一新、新しいものに取り替えることとした。
写真がその旧鞄と新鞄の対比で奥は暫定鞄。実は同じものだが
新しい方がひと回り大きい。
加えて靴も新作を追加。甲高の上、服やベルトと一緒で締め付けられるのが
全く駄目なので、ゆるゆるの靴でないとすぐに足が痛くなって仕舞う。
このため定期的に「GOLF」ブランドの靴を購入しているが、
今般選んだ4Eのものは仲々快適で、早速同じものを二足購入した。
新しい酒、なれるかは判らないが先ずは形から。
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9月17日(土) 「秋は運動会の季節です」
児童館主催の運動会。昨年は0歳児として這い這い競争のみだった祐旭も
今回は母と一緒の徒競走、球入れ、お遊戯(?)と出場競技も増え、最初は尻込みしていたが
球入れでは何故か球を掴んで離さず、お片付けの段になって箱に投げ入れるという
地味な活躍を見せていたが、最後はノリノリで金メダルを貰ってにんまり。
別に優勝した訳ではなく参加賞が金メダルなのだが、こんなところにも
平等教育の悪影響が等と野暮なことは言うまい。
土曜日のためお父さん、お祖父さんの顔も多数見られるが、例外なくビデオ片手に
走り回っている。写真は撮らなくていいのか、最近のビデオは写真も撮れるのか、
それでは画素数が少なく印刷に耐えないのでは、等と余計な心配をするが、
確かにビデオとデジカメと両方持って走り回るのは苦しい。
杉並CATVが取材に来ていたので、もしかするとチラっとTVに登場しているかも
知れません。
民主党代表選は96対94の大接戦で前原氏に。岡田前代表の就任時も"頼りない"という
声は多かったが地位は人を作ることになるのか。しかし同数だった場合の処置は
代表選の規定にあったのだろうか。法案ならば議長が一票を投ずることになるし、
国政選挙なら「籤」である。籤で落選したら泣くに泣けないだろう。
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9月14日(水) 「遠き未来都市」
漸く落ち着いてきて、午後は筑波のシンポジウムに向かう。そのココロは言う迄もなく
8月24日に開業したつくばエクスプレスの試乗である。
秋葉原のホームは実に地下4階で総武線の地上4階から遥かな道程であることを除けば、
確かに筑波まで最速45分は速い。日中と雖も結構な混み具合でラッシュ時に途中駅から乗るのは
結構辛いだろうが。
いざ筑波に付いてみると高架の歩道と幹線道路が交差する、在りし日の幕張の如くの風情。
シンポジウム会場まで10分少々、閑静な遊歩道が続きマンション建設のラッシュも見られるが、
よく見ると舗装は所々隆起・ひび割れし、案内板には大きく「ダイエー」と書いてあるが
勿論既に亡い。新路線の開通で東京方面へと通う夜間人口だけは増え、勿論それに伴い
税収こそ増えるだろうが、中心市街地活性化には却って逆効果の恐れが高かろう。
シンポジウムそのものはノーベル賞授章者4氏が科学を判り易く語るとの趣旨で、
中高生が大量動員されていたが、同時通訳の直訳故かも知れないが、
決して興味深いとは言い難いというか、充分に難しくて興味が湧き難い。
偶々つくば近辺に生まれ育ったが故に理系に導かれるべく教育が行われるというのも
是か非か微妙ではあるが、これでは却って科学嫌いに拍車を掛けて仕舞うのではないかと
危惧された。難しいもの。
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9月11日(日) 「衝撃無限大」
第44回総選挙は自民党の大勝に終わった。要因は幾つもあろうが、
極めて大雑把に言えば、小選挙区制とは本来55対45であっても
議席数においては人為的に100対0に擬制する制度であるから、
寧ろ極端な結果が出るべく編み出されたもので、これ迄三回の選挙が
中選挙区との過渡期にあたっていたに過ぎないということを
再認識させて呉れたということだろう。更には、
とくに北海道や九州において異なった傾向が見られたが如く、
都市と地方において国民の意識が乖離しながら、
同時に国土全体が感覚として既に"都市化"されていた部分が
余りに多かった、と結論付けることが出来るのかも知れない。
しかし小選挙区の殆どを自民党が占めたということは、
次回は当然前職が出馬し、小選挙区2回連続敗北までは原則として支部長の座は
保障されるので、理論上今回自民党から出馬しなかった者は、
今後2回の総選挙に出ることは極めて難しい、ということになる。
勿論、亡くなる人や捕まる人もあるだろうが、何ともはや
「大博打 掛ける日もなく すってんてん」てな気分である。
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9月10日(土) 「そして僕は途方に暮れる」
太って仕舞った。約一週間。朝も昼も食わず夜中まで働いて、
日付が変わってコンビニ飯を買って寝るという生活を続け、
少しは痩せたかと思いきや、立ちっ放しとはいえ運動量が少なく
不健康な生活が却って体重を増したらしい。
しかし煙草も吸わずこれから減量体制に入るのは実に厄介。
ということで出張中に妻が買ってきて呉れた万歩計を導入することとした。
一般人で一日一万歩が目処とのことなので、まずは一万五千歩を目指したい。
よくよく考えてみると学生の際と5〜6kgしか変わらないのだが、
肉が段々内蔵に付いているのか。一寸真面目に対応しなければ。
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9月8日(木) 「air condition from philharmony」
漸く10日間の出張から帰着し、夕刻には新エアコンが設置さる。
メイン・エアコンの水漏れ→修理見積もり高額→買い換え検討も更に高額のため断念、
の経緯を辿っていたが、居間に設置されていた旧機が
8畳様の小さめの機種だったことが判明、新機も8畳様ならば
お値段の張りも抑えられるのではないかと二転三転の挙句、東芝「大清快」の
購入に踏み切ったもの。
2時間近く掛かり設置が終わると流石に涼しい。
何よりも旧機は購入間もなく羽根が動かなくなり長らく風向固定のまま
だったが、如何に効率的に部屋全体が冷えることよ。
一見すると風穴がなく稼働するとカバー全体が持ち上がる。
12時になるとお人形が出てきたりしそうだが、そうした機能は
オプションになっているらしい(嘘)。
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9月5日(月) 「生え抜きに拘る」
巨人次期監督に阪神球団シニア・ディレクターの星野氏、という報道が
世を席巻している。昭和9年をその紀元とする読売巨人軍は
結成初期を除き、現役時代を当該球団のみで送った、所謂「生え抜き」
を監督とする方針を貫いてきた。現役を当該球団のみという厳しい条件に
加え、監督就任以前に他球団のコーチ経験があるのも、大洋コーチを経た
藤田元司のみという徹底振りは、洋の東西を問わず今や巨人軍のみ。
そこに星野氏報道である。
わが国においても、身売り迄の南海球団が矢張り生え抜き監督を
貫いたが、寧ろ外部招聘中心の球団も少なくない。例えばヤクルトは
前身の国鉄・サンケイ時代を通じ55年間で武上・若松の2人だし、
大洋〜横浜も同じく55年で4人。山下大輔の就任時には
その髪型と相まって"究極の生え抜き監督"と称されたが2年連続最下位で
あっさり解任された。一方で巨人軍の生え抜き重視は
嘗ては他球団から選手を受け入れず、かつ非亜細亜系外国人選手を
採用しないという「純血主義」としても現出していたが、時代が下るとともに
これらも崩れ、今や監督のみにその片鱗を残している。
星野氏の是非は兎も角、世界にひとつぐらい、拘り続ける
球団があってもよいのではないか。
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9月4日(日) 「颱風一家」
旅先でTVを見ていると、いきなり「この地方のニュースです」
と言いながら見たこともない様なアナウンサーが現れ驚くことがある。
このため今般の台風で「中野・杉並床上浸水」の報が流れた際も、
東京ローカル版に過ぎぬと聞き流していたが、それは大きな錯覚で
ここ東海地方版の領域で東京23区のニュースが流れているということは、
紛うことなく全国版なのだ。
元来中野・杉並は地盤安定、海抜も高い方に属する。
にも拘わらず善福寺川の氾濫により床上浸水が多数発生したとのこと。
災害対策は確かに重要だが治水ばかりではどうも利便性に欠ける。
思い切って環七・環八の地下水路拡大と道路・地下鉄整備と
一体化事業で行ってみたら如何。一寸突拍子もないか。
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9月1日(木) 「地方都市の行方」
江戸期から農業地として栄える古い街と、戦後自動車部品産業により
興隆した産業都市。前者は所々に嘗ての華やかさと商店街等の生活の
跡が残っているが所謂中心市街地活性化の典型的な対象である。
一方後者は企業の落とす法人税で潤っているが夜間人口は少なく
街は決して豊かには見えない。しかし財政面から見れば地方自治の
優等生である。
後者は、詰まらない街であろうとも、このままで生き残れる。
競争に晒されるのは圧倒的に多い前者の様な街だろう。
その多くは改革の勝者為り得るという共同幻想を抱いたまま、
主に財政面から住むに耐えない地域と化していくこととなる。
「国土の均衡ある発展」が機能し得なくなった以上、
為政者はそれを認識しておかなければならぬ。
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