鑑賞日:01.03.07/公開日:01.04.07
  • 「2001年宇宙の旅−新世紀特別版−(2001: a space odyssey)」特別試写会参加!

    (演)キア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド、ウィリアム・シルベスター

      チラシ
      ワーナー・ブラザース映画 提供
      皆さん、こんにちはー。
      今日ご紹介するのは、故スタンリー・キューブリックの代表作「2001年宇宙の旅」の新世紀特別バージョンです。
      特別バージョンって一体何が変わったのかというと...。
      実はストーリーは変わってません。映像追加もありません。元々の映像があれはあれで完成版ですからね。
      非常に細かいことなんですが、音響がデジタルでよりクリアに再現できるようになった点、 そしてロードショー公開当時に上映された70mmにより近い35mmの画面サイズで再現した点です。
      フツーの方は、「何だそれだけ?」と思うかもしれませんが、マニアには“結構な違い”だったりします。
      また、今回のマスターがル・テアトル銀座というのも、往年のファンには嬉しい気配りです。
      という私自身は、68年の公開当時は生まれていないので、実は劇場(って試写室でしたけど)で観るのは今回が初めて。
      それまでにビデオでは何回か観てますけど、やっぱり大きなスクリーンで見ると全然違いますねー。
      さて、まだ一度も観たことのない方のために、ちょっとだけ作品について解説をしておきましょうか。
      「2001年宇宙の旅」は現代SF映画の元祖とも言える作品で、 今だに後続のSF映画に影響を持ち続けるキューブリックの代表作。
      400万年前の人類創世期から木星探査までの“人類の進化”を描いたSFなんですが、 人類に“進化”をもたらす象徴として描かれる黒石板“モノリス”、 科学者と共に木星へ向かう高度な人工知能を有するHAL9000というコンピューターの突然の反乱、 “スターチャイルド”と呼ばれる胎児の意味など、物語に不可解な要素が多いため、 公開以来その解釈が幾通りとなく示されてきた作品でもあります。68年当時は、難解なストーリーにさじを投げ、 途中で退席する人が後を絶たなかったというエピソードまであるんです。
      では、駄作なのか?というと、リバイバル上映される度に評価が高くなってくという、 他の作品に類を見ない興行成績を収めている点、また原作者のA.C.クラークが「この映画が一度で観客に理解されたら、われわれの意図は失敗したことになる」とも語っている点などから、 単に当時は観る側が映画に追いついていなかったという言い方もできるかもしれません。
      とにかく、シュトラウスの「トゥラトゥストラはかく語りき」や、 「美しく青きドナウ」といったクラシックの調べにのって映し出される宇宙空間の映像は美しく、 観る者を圧倒します。
      現在のCGを多用した宇宙空間などのような迫力はないものの、 これが人類の月面着陸よりも前に公開されたことを思うと、素晴らしい想像力そして創造力です。
      確かにストーリーは難解で、その解釈は観た人の数だけあると言っても過言ではないくらいなのですが、 観れば観るほどに「これはこういう意図なんじゃないか」と自分の中では納得できるような気もします。
      まぁ、とにかく映画ファンなら一度は劇場で観ることをオススメします。
      好き嫌いはかなりはっきりする作品ではあるんですけどね。
      観終わった後、「宇宙には人類を超えた英知が存在するのか?」、「何のために人類は誕生したのか?」などと 深遠なテーマについて考えてみたくなってしまう、そんな作品です。

    【Holyの評価・・・(^_^)/VeryGood←ビデオで観るのと大型スクリーンで観るのとでは大違い。あの映像には圧倒されます。個人的にはHALのエピソードが好きです。それにしてもよくあんなストーリー思いついたよな...。キューブリック作品は特に好きではないんですが、久々に観てちょっと感動しちゃったので好評価です。】



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