鑑賞日:2007.11.07/公開日:2007.10.27
「スターダスト(STARDUST)」
(演)クレア・デインズ、ミシェル・ファイファー、ロバート・デ・ニーロ、チャーリー・コックス

スター・ダスト
UIP映画 提供
皆さん、こんにちはー。
 今日ご紹介するのは、豪華俳優の共演で話題の「スターダスト」です。
 私は元々ファンタジーが好きなんですが、恋愛モノはかなり苦手。 この作品は、予告編から察するにかなりベタな恋愛ファンタジーなんだろうと予想していたので、 ほとんど期待はしていなかったんですが、 デ・ニーロとミシェル・ファイファーに釣られて観てきました。
 さて、まずは簡単なストーリーをご紹介しておきましょう。

 イギリスの外れにあるウォール村に住む青年トリスタン(チャーリー・コックス)は、 村一番の美女ヴィクトリア(シエナ・ミラー)に恋をしていた。
ある夜、村の外に明るく巨大な流れ星が落ちるのを目撃したトリスタンは、 その流れ星をヴィクトリアに捧げることで愛を得ようとする。
しかし、落ちた流れ星は美女に姿を変えていた。ウォール村の外は魔法界だったのだ。
しかも、邪悪な魔女や残忍な王子達もまた、400年振りに落ちた貴重な流れ星を探していた……。

 この作品の中に出てくるファンタジックな要素としては他に、ユニコーンだとか、 空飛ぶ海賊(空賊?)だとか、ヴィクトリアを巡る恋敵(←こういう作品には必須ですよね)なんかが出てきます。
 って、ベタすぎませんか? 残念がなら、私的には虫唾が走るベタさです。
 まぁ、無理に好意的に解釈すればファンタジーの王道とでも言えるかもしれませんが、 散々使い古された設定って今でもそんなにニーズあるんですかねぇ。(^^;
 でも、デ・ニーロを筆頭に超ゴージャスな俳優陣がこれでもか!というほど出演しているし、 なんだか映像にやたらお金かけてそうだし、いくら設定がチープでもストーリー展開は結構まともなのかなー なんて思って好意的に解釈してわざわざ観にいったわけですよ。
 ……観終わって、驚きました!
 ストーリーもベタ過ぎる〜!あまりのベタさに身もだえしてしまうほど。
 愛って普遍的なテーマだからベタになりやすいんですよね、恋愛映画って。
 でもそれにしても、何の驚きもないままソープオペラ的なストーリーが進行していくので、 途中で何度も遠い目になってしまいました。
 豪華な俳優陣と、湯水のように使ったであろう制作費がもったいない!もう少し何とかなったような気がしてなりません
 いえね、面白い要素がないわけではないんです。
 デ・ニーロ演じる空飛ぶ海賊船の船長のキャラは、今までにない斬新なキャラです。かなり笑えるし。
 残忍な7人の王子達の掛け合いもかなり面白い(特に後半!)。←おこちゃまには分からない笑いですが(というか良い子は笑っちゃダメだと思う)。
 ミシェル・ファイファーの変身振りも見ものだし。
 こういう本筋とは関係ないところは、いいんですよ。恋愛モノが苦手な私でも十分楽しめました。
 でも、とにかく本筋がねぇ。
 セミプロが書いた物語を、ハリウッドの一流スタジオが豪華俳優使って映像化しちゃった、みたいな感じがするんですよ。(-_-;
 ちなみに、この作品の原作者ニール・ゲイマン(今回制作も担当)は、イギリスでは人気の幻想小説家なんだそーです。 受賞歴も多々あるとのことだけれど、それにしてはずいぶん底が浅い話だなと思えてなりません(原作ファンの方ごめんなさい。あくまで私見ですから)。
 もっとも、ゲイマンの代表作は、こういうメルヘンチックな話ではなくダークな話らしいので、 本作だけで判断してはいけないんでしょうけれど。
 でもまぁ、映像がいいこと、(本筋じゃないけど)笑えるキャラが多いことには救われました。
 斬新なストーリー展開を好まない、かつ、恋愛映画好きの方で、 物語の最後はやっぱり“Happily ever after(めでたし、めでたし)”で終わらなきゃ!という人なら十分楽しめます。 というか、安心して観られると思います。
 ただ、恋愛映画は苦手という方や、どんでん返しのない話はつまらん!という方、 緻密に計算されたストーリー展開が好き、という方にはオススメできません。
 ちなみに、劇場で私の近くに座っていた女性客からはかなりの高評価でしたが(多分★★★★くらい)、 男性ウケはしていませんでした。
 最初からオチが分かる恋愛映画でも、目が★やハートになれる乙女向けの映画です。ハイ。

【Holyの評価・・・(-_-)SoSo(★★☆) ← お姫様と王子様が出てくるおとぎ話が大好きな、乙女向け作品。恋人と観たいと思うかもしれませんが、超ロマンチストな彼でない限り女友達と鑑賞することをオススメします。(^^;


鑑賞日:2007.11.03/公開日:2007.10.20
「ヘアスプレー(Hairspray)」
(演)ニッキー・ブロンスキー、ジョン・トラボルタ、ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケン、クイーン・ラティファ

ヘアスプレー
ギャガ・コミュニケーションズ
提供
皆さん、こんにちはー。
今日ご紹介するのは、ポッチャリ体型の女の子がスターを目指すミュージカル映画「ヘアスプレー」です。
 本作は、2002年初演のブロードウェイ1・ミュージカル「ヘアスプレー」を映画化した作品なんですが、 そもそも2002年のミュージカル自体が1987年にジョン・ウォーターズが監督した同名映画が元になっているのだそう。 つまり、映画⇒ミュージカル化⇒再映画化となってるわけですね。
 ところで、私個人はミュージカルが好きではありません(好きな方ごめんなさい)。 そのため、普段ミュージカル映画というだけで観ないことが多いのですが、 今回はジョン・トラボルタの女装に興味があったので映画館まで観にいってきました!
 本当は、公開されてすぐに行きたかったのですが、 いつものように仕事等で非常に多忙だったため結局公開から3週目にようやく観にいくことができました。  さて、まずは簡単なストーリーをご紹介しておきましょう。

 トレーシー(ニッキー・ブロンスキー)は、ダンスとおしゃれに夢中なボルチモアの女子高生。
 朝から大量のヘアスプレーを使って、ばっちり髪型を決めてから登校するという徹底ぶり。
 そんなトレーシーの夢は、コーニー・コリンズショーという人気のTVダンス番組に出演し、 憧れのリンク(ザック・エフロン)と躍ること。ただ、トレーシーは超BIGサイズの女の子だという問題があった!
 そんな折、ショーのレギュラーに欠員ができ、オーディションが開催されることになった。 しかし、オーディションの実権を握るのは、美人なだけが取り柄のベルマ(ミシェル・ファイファー)。 果たして、トレーシーはレギュラーの座を獲得できるのか……

 自分の苦手なミュージカル映画ということもあり、正直さほど期待していなかったのですが、 これがびっくりするほど面白かった!
 個人的には、ジョン・トラボルタが演じたトレーシーのママ、エドナがサイコーに笑えました。 だって、トレーシーそっくりに超BIGな女性に大変身!ですから。すっごいメイクに時間かかったでしょうね。
 “ジョン・トラボルタ=サタデー・ナイト・フィーバー”な人は、相当抵抗あるのかもしれません。
 でも、私は逆に「サタデー・ナイト・フィーバー」のトラボルタを知っているからこそ (あ、リアルタイムに映画館で観た世代ではありません)、あの配役に納得です。 だって、ファットスーツを着込んでダンスするのは相当大変ですよ! BIGな感じを出すには、男性俳優をキャスティングした方が面白いし(ちなみに、オリジナル映画でも母親役は男性が演じたらしい)、 “ダンスと言えばこの人!”みたいな俳優でないと、ねぇ。
 ダンスと言えば……。トレーシー役のニッキー・ブロンスキーは、オーディションで1,000人の候補の中から選ばれた新人。 ミュージカル映画なんで、歌とダンスをこれでもか!というくらいに披露していますが、 あの体型で息の切れないダンスはすごい!すごすぎる!
 相当ダンスレッスンを積んだと思いますが、よくポッチャリ体型がよく維持できたなー、とヘンなところで感心してしまいます。 元々ダンスをやっている子なんだろーか。でも、だとしたら、痩せたくなくても痩せちゃうと思うし、 ダンス経験がないなら、映画のためにレッスン積んだだけでガクッと痩せちゃうと思うんだよなー。不思議。
 私、相当昔(学生のとき)にジャズダンスやってたんですが、結構な運動量でさ、 真面目にレッスンすると筋肉も付くしポッチャリなんてなれないわけですよ。 だから、激しいダンスしながら(しかも歌いながら!)ポッチャリを維持するのは、結構すごいと思うのです。 消費したカロリー以上に食べるだけだけでなく、ジャンキーな物も相当食べないとね。 プニプニ感は野菜やたんぱく質では出ませんから。(^^;
 話が横道にそれました。
 この作品はとにかく底抜けに明るくて楽しいのですが、本筋と関係ないところの笑いのツボも絶妙なんです。
 特に、クリストファー・ウォーケン演じるトレーシーのパパ、ウィルバーには要注目ですよ。 このパパ、イタズラおもちゃの専門店を経営しているという設定なんですが、 このおもちゃ店がかなり笑えます。なんか飄々としたキャラなんですが、 すごいいい感じでトレーシーとエドナに絡んできます。
 クリストファー・ウォーケンって、こんなコメディもこなすんだーと意外な発見だったのですが(コメディという印象がない)、 コメディに無縁な感じの顔つきが余計に笑えた要因かも。
 しっかりミュージカル映画なんだけど、歌とダンスのTVショーを取り巻く話なので、 ミュージカル調が鼻につくことはなく、かえって自然な感じがしました。
 というわけで、ミュージカル映画が苦手な人にもオススメ度高い作品に仕上がっています。 ストーリーの緻密性がどうしても気になるという方や、ハッピーならいいじゃん!的な映画が嫌いだというヘソ曲がりな方にはオススメできませんが、 万人受け度の高い映画だと思います。
 ウッカリしていると、ラスト「YOU CAN'T STOP THE BEAT」が流れる頃には、思わずリズムを刻んじゃいますよ。(^^;
 最近楽しいことがないなー、なんて人はこの作品で元気をたっぷりもらっちゃってください!

【Holyの評価・・・\(^o^)/Excellent(★★★★★) ← 文句なしに楽しい!ストーリー展開はご都合主義だし、ありきたり。でも、ストーリー展開なんてどうだっていいじゃん!と思えるほど底抜けの明るさとパワーがある。だから、満点あげちゃいます、はい。



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