鑑賞日:2008.06.21/公開日:2008.06.21
「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国(INDIANA JONES AND THE KINGDOM OF THE CRYSTAL SKALL)」
(演)ハリソン・フォード、シャイア・ラブーフ、ケイト・ブランシェット、カレン・アレン、レイ・ウィンストン

インディ・ジョーンズ4
パラマウント・ピクチャーズ配給
皆さん、こんにちはー。
 今日ご紹介するのは、19年振りに帰ってきたインディ・ジョーンズシリーズの最新作、「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」です。
 私は、1作目の「レイダース 失われたアーク」、2作目の「魔宮の伝説」のときは、お子ちゃまだったもんで劇場では観ていません。
 が、TVで放映していたのを見て、小学生ながらインディー・ジョーンズの大ファンに。
 「魔宮の伝説」から5年後の1989年に3作目の「最後の聖戦」が公開されたときには、 「初めて大きなスクリーンで観られる」と、とても嬉しかったのを覚えています。
 ただ、タイトルが「最後の聖戦」だし、インディシリーズはこれが最後だと思っていたんですよね。
 まさか、19年を経てカムバックするとは思いませんでした。(^^; ←いや、何年か前から企画が進行してたけど、脚本でモメたらしいのでギリまで本当かなぁ?と疑ってました。
 でも、ハリソンがインディとして戻ってきてくれて、ファンとしてこんなに嬉しいことはありません!
 それに、マリオン(カレン・アレン)も!
 「レイダース」のヒロインがまた登場するなんて、長年のインディファンにはたまらないサービスです。(^^)

 本作は、14、15日に先行上映をしていたので、試写にはずれた時点で先行上映で観たかったのですが、 所用で都合がつかず、初日にようやく鑑賞となりました。
 さて、ここで簡単なあらすじを紹介しましょう。

 舞台は、前作から19年後の1957年。超常現象的なパワーが宿っているという秘宝“クリスタル・スカル”を求め、 相棒の若者マット・ウィリアムズ(シャイア・ラブーフ)とともに、新たな冒険の旅に出る。
 しかし、クリスタル・スカルの力を信じている旧ソ連軍の指揮官スパルコ(ケイト・ブランシェット)は、 インディを利用してクリスタル・スカルを手に入れようと目論んでいた。
 インディは敵の裏をかき、クリスタル・スカルを手に入れられるのか。また、その秘めたパワーとは……。

 と、まぁ、いかにもインディシリーズらしいあらすじですね。(^^)
 インディシリーズには、神秘の力を持つお宝を求める悪の集団(ナチスだったり、邪教を崇拝する集団だったり……) はつきもの。
 今回の敵役は、旧ソ連軍。米ソ冷戦時代が舞台なので、無難なところでしょうか。
 その指揮官スパルコを演じるのが、ケイト・ブランシェット。
 彼女は、本当に変幻自在ですね。どの映画もまるっきり違うイメージの役柄を演じ分けられるのは、 本当にすばらしいです。

 一方インディ演じるハリソンは、というと。
 はっきり言って、動きにキレがありません。結構なお年だから仕方ないんですけどね。
 ただ、そのキレのなさを笑いに変えているところは、さすが。
 これまでのシリーズを見ている人は、過去の作品と比べて笑えるアクションシーンがたくさんあります。
 アクションシーンだけでなく、これまでのシリーズを見ている人ほどクスッとなるシーンが満載。
 一応これまでのシリーズを見ていなくても楽しめるようにはなっていますが、 これまでの作品を観たことがない人は、本作を鑑賞する前にDVDで観ておいたほうがより楽しめるでしょう。
 何しろ、写真や銅像だけで出演?のあーんな人やこーんな人もいますから……。
 特に復習しておきたいのは、「レイダース」。1作目からのファンは、冒頭から“ファンサービス”にニヤリとできます。
 それと、「最後の聖戦」も是非復習しておいてください。ショーン・コネリーとの掛け合いを復習しておけば、 また別のところで、ニヤリとできます。
 あとは、インディとは関係ありませんが、舞台となる1957年の10年前の事件(タブロイド的な、ですが) を押さえておきましょう。これを知っていると知らないでは、ストーリー展開の納得性がだいぶ違ってくると思います。

 それにしても、前作から19年経っていることと整合性をあわせるために1957年が舞台になっているのは、 本当に脚本上うまいこといったなーという感じ。
 個人的には、あの手の展開は苦手なんですが、 露骨じゃなかったし(露骨な脚本もあったらしいけれど、ハリソンがダメ出しをしたとか) あの時代を背景にするなら仕方ないというか、それなりによく練られた脚本だと思います。 ←思わせぶりな上に分かりづらいですが、これ以上書くと完全なネタバレなので……。
 でも、やっぱり、個人的には前3作の方がよかったかな。インディがだいぶ年取っちゃったのがちょっと寂しいというか。(^^;
 スピルバーグ、ルーカス、ハリソンの3人は、もしかしたら、また次回作もあるかも……などと思わせぶりな発言をしていますが、 あながちリップサービスでもないかも。そんな終わり方に見えました。
 もし、次回作があるなら、やっぱりそれはそれで楽しみです。(^^)

【Holyの評価・・・(^-^)/VeryGood(★★★★☆) ← インディのアクションのキレは悪くなっているけれど、そこは笑いのパワーで完全カバー。マリオン再登場で、レイダースからのファンには嬉しいシナリオになっています。やっぱり、インディ・ジョーンズって面白い!



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