18世紀から19世紀初期にかけて、ロンドンで活躍した宝石彫刻師、イスラーにより彫られたカメオです。 モチーフには、彼の代表作である、ギリシャの英雄、アキレスが描かれています。 また、フレームには、19世紀を代表とする宝飾家、カルロ・ジュリアーノによるエナメル細工が施されています。 白のエナメルの上にルネッサンスの色調のエナメルを組み合わせて用いているのが特徴です。 |
スコットランドの国花であるアザミをモチーフにしたブローチです。 |
エナメルは透明あるいは不透明なガラス物質を溶かして金、銀、銅などの金属板(希に磁気)に焼き付けたもので、 古代のエジプト人がガラスを作る過程から発見し発展させたといわれています。 特に異なる色の層を重ねることを可能にした細密画は、高価な装身具として珍重されました。 天使のモチーフ、フレームの揺れるデザインといい典型的なクラシカルリバイバルの作品です。 |
色や形の異なる小粒の真珠をぶどうの房にみたてて作られた自然主義をテーマにした作品です。 ぶどうの葉には、スリーカラーゴールドが用いられ精巧な彫りと打ち出し細工が施されています。 |
エドワード7世とアレクサンドラ女王のミニアチュールに王冠とE・Aのイニシャルが、 また腕の部分にはアイルランドの国花シャムロックがギルロッシュエナメルで装飾されたバングルです。 この作品は、1903年7月26日アイルランド訪問の折に両陛下よりロンドンデリーの テレーザ・マシーネスに贈られたもので、ミニアチュールの裏側にはメッセージが刻まれています。 |
躍動感あふれる鹿を繊細なすかし細工で立体的に彫り込んだ作品で、 森を暗示する木の繁みが縁取りとして用いられています。 |