2000年11月11日11時11分誕生の新駅。荒川線に新駅が誕生するのは、1930年の『早稲田』以来、70年ぶりとの事です。新駅の愛称は“ジョイフル三ノ輪駅”。地元商店街の呼びかけにより誕生した駅ですが、この駅の誕生により地域活性化に繋がることに期待がかかります。
江戸時代、三ノ輪橋のあたりには伊勢亀山藩主・石川日向守、府中藩主・宗対馬守、下野黒羽藩主・大関土佐守などの大名の下屋敷が多かったそうです。そのうちの大関屋敷跡は三ノ輪橋の電停近くの南千住図書館を東の縁にした一画にあったとされ、その傍らを通る道は大関横丁と呼ばれていました。その名は明治通りと日光街道の交差点に残っています。
学者大名として知られる、黒羽十一代藩主・大関増業の業績が刻まれた『大関横丁由来碑』は、第六瑞光小学校の脇の荒川線の線路端に立てられています。荒川一中前の電停が出来たので駅から近くなりました。