2022.6.30更新

     
 

 



都電荒川線の片一方の終点。

終点に車庫がない為、道の真ん中で線路が途切れているような感じになっていますが、昔はこの先に、早稲田車庫があったそうです。
現在では都バスの車庫になっており、都電の営業所も兼ねていますが、都電の車庫だった痕跡は見つけられませんでした。

早稲田大学の先に地下鉄東西線の“早稲田”がありますが、かなり離れているので道に迷わないよう注意してください。大きな目印がないので、特に夜は危険です。



 演劇博物館  正式名称は『早稲田大学 坪内博士記念演劇博物館』
 Tsubouchi Memorial Theatre Museum
 新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学内 TEL.03-5286-1829
坪内逍遙の古希(70歳)と「シェイクスピア全集」の翻訳完成を記念して1928年(昭和3年)10月に建てられたもので、内外の演劇に関する資料などが展示されています。1987年(昭和62年)には新宿区有形文化財にも指定されています。定期的に企画展が開催されていますので、詳細は公式ページをご確認ください。渡辺えり子氏が“劇団3○○”の残された上演資料・衣裳・小道具などを一括して寄贈されたみたいですが、今現在活躍している劇団の資料が少ないのが珠に傷。建物は、エリザベス朝時代、16世紀イギリスの劇場「フォーチュン座」をほぼ型どって設計されていて、外部は実際にシェイクスピア劇が上演できるようになっているそうです。正面舞台上に掲げてあるラテン語Totus Mundus Agit Histrionemは、“全世界は劇場なり”という意味で、劇場グローブ座に掲げてあった看板の句だそうです。

展示室開館時間
10時00分〜17時00分(火・金曜日は19時00分まで)
休館日:大学の臨時休業日には休館しますので公式ページをご確認ください
入場料:無料

  



 村上春樹ライブラリー 正式名称は『早稲田大学 国際文学館』
 The Waseda International House of Literature (The Haruki Murakami Library)
 新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学内 TEL.03-3204-4614
2021年10月1日にオープン。建物のリノベーション設計は隈研吾氏。
「村上春樹ライブラリー」の通称に示されるように、刊行された村上春樹作品(日本語以外の書物もあわせて)が所蔵されています。閲覧スペースで読める蔵書は3,000冊だそうです(2021年10月現在。関連書も含む)。村上氏が蒐集したレコード・CDなども所蔵されています。
館内には、村上春樹氏の現在の書斎を再現したスペース(家具は似たもの、オーディオシステムは本人の愛用品と同じ機種)や村上春樹氏が経営されていたジャズ喫茶「ピーターキャット」で使用されていたグランドピアノ、「海辺のカフカ」の舞台で使用されていた装置などが展示されています。

開館時間
10時00分〜17時00分(カフェの土・日営業は10時00分〜15時00分)
当面事前予約制。早稲田大学生優先の時間帯あり。
休館日:水曜 (その他の休館日は公式ページでご確認ください)

 


早稲田大学のシンボルと言えば、大隈講堂の時計台。その大隈講堂の裏手には、演劇研究会のアトリエと劇団木霊(実際は一文字で“こだま”ですが、文字がない・・・)のアトリエがあります。夕暮れ時、大隈講堂の前に腰をおろし、響きわたる部員の声を聞きながら、時の流れに身を任せるのもなかなかオツなものです。
早稲田大学演劇研究会(通称“劇研”)出身と言えば第三舞台や堺雅人氏が有名ですが、昔ここで観た『ブレイメン』(勝村政信・山下裕子・篠崎ハルク・清水宏)は最高でした!!あんな舞台が又観たいもんです。

早稲田大学には、演劇倶楽部(通称“エンクラ”)、てあとろ50’など数々のサークルがあります。演劇を志す新入生でどこに入るか悩める方は新勧公演などを観て判断するのもいいかも。新勧公演の料金は自由設定制(観劇後に観客が料金を決める)が基本なのでお財布にも優しいです。

  


 穴八幡宮
 新宿区西早稲田2-1-11 TEL.03-3203-7212

御祭神は、應神天皇(品陀和気命)・仲哀天皇(帯中日子命)・神功皇后(息長帯比賣命)
社伝によると、1062年(康平5年)、奥州の乱を鎮圧した源義家(八幡太郎)が奥州からの凱旋の折、日本武尊命の先蹤に習ってこの地に兜と太刀を納め、八幡神を祀ったのが始まりとされています。
それ以降、この辺りは八幡山と呼ばれ、神木の下に小祠が祀られていました。
1641年(寛永18年)、宮守の庵を造るため、社僧良晶が南側の山裾を切り開いたところ神穴が出現し、中から金銅の御神像が現れたそうです。それ以来、この社を「穴八幡宮」と称するようになったそうです。3代将軍徳川家光は、この話を聞いて穴八幡宮を幕府の祈願所・江戸城北の総鎮護としました。
8代将軍徳川吉宗は、1728年(享保13年)に世嗣の疱瘡平癒祈願のため流鏑馬を奉納しました。流鏑馬はその後も世嗣誕生の際や厄除け祈願として奉納され、穴八幡宮に伝わる「流鏑馬絵巻」には1738年(元文3年)に奉納された竹千代(後の10代将軍徳川家治)誕生祝の流鏑馬が描かれています。神事高田馬場流鏑馬(新宿区指定無形民俗文化財)として1979年(昭和54年)から毎年体育の日に都立戸山公園を会場として行われています。
穴八幡宮は、江戸の庶民からも信仰を集め、特に蟲封じの祈祷は有名で、1879年(明治12年)には皇太子(後の大正天皇)の御蟲封祈祷も行っているそうです。
1945年(昭和20年)の東京大空襲で、建物の多くを焼失しましたが、1961年(昭和36年)、御鎮座900年事業として本殿再建工事を開始。1989年(平成元年)より境内全域を慶安・元禄の江戸権現造の設計絵図を基に、当時の様式で再建。未だ再建途中だそうです。
また「一陽来復」のお守りでも知られています。お守りを受け取れる期間は毎年12月冬至の日から翌年2月節分の日まで(お守りを貼る日は決まっています)。お守りを貼る方角は毎年変わりますので購入時に頂く案内をご確認ください。(ちなみに、一度貼ったお守りを剥がすと効力はなくなるそうです)
文化財として、江戸城吹上御苑に置かれていた区内最古の水鉢で、徳川家光により奉納されたという布袋像の水鉢(1649年[慶安2年]新宿区指定有形文化財)などがあります。

  

  


 関口芭蕉庵
 文京区関口2-11-3

江戸時代を代表する俳人松尾芭蕉(1644年〜1694年)が、2度目の江戸入りの後、1677年から3年間この地に居住。当時、旧主筋の藤堂家が神田上水の改修工事を行っていて、芭蕉はその工事にたずさわったそうです。後に芭蕉を慕う人々によって建てられた「龍隠庵」が、現在の芭蕉庵につながるそうですが、その後焼失し、現在のものは第2次大戦後の建築となります。
庭園のいたるところに芭蕉句碑が置かれています。

開園時間
10時00分〜16時30分
休園 : 月・火曜日、年末・年始


  


 胸突(むなつき)坂

目白通りから蕉雨園(もと田中光顕旧邸)と永青文庫(旧細川下屋敷跡)の間を神田川の駒塚橋に下る急な坂。坂下の西には水神社(神田上水の守護神)があるので別名「水神坂」とも言われています。坂が険しく自分の胸を突くようにしなければ上がれないことからこの名がついたそうですが、急な坂には江戸の人がよく付けた名前らしいです。

駒塚橋を蕉雨園の方向に進むと江戸川公園になります。ちょっと風情があっていい小道です。


  


 水神社

御祭神は、速秋津彦命、速秋津姫命、応神天皇。創建の年代は明らかではないそうです。『江戸砂子』には「上水開けてより関口水門の守護神なり」と記されています。わが国最古の神田上水は、徳川家康の命により大久保主水が開きましたが、伝えによれば、水神が八幡宮社司の夢枕に立ち、「我水伯(水神)なり、我をこの地に祀らば守護神となり、村民を始め江戸町ことごとく安泰なり」と告げたので、ここに水神を祭ったということです。



 肥後細川庭園
 文京区目白台1-1-22 TEL.03-3941-2010

この地は、江戸中期以降旗本の邸地になり、江戸末期には清水家や一橋家の下屋敷となりました。。幕末には熊本54万石の細川越中守の下屋敷(本邸の上屋敷に対して控屋敷の意。火災などの災害時の避難場所でもあったそうです)、抱え屋敷(百姓地を買い入れ屋敷化する)となり、明治15年(1882年)からは、細川家の本邸となりました。昭和25年に所有者が変わり、昭和34年に東京都が買収、昭和36年都立公園「新江戸川公園」として開園。昭和50年4月、文京区に移管され、文京区立新江戸川公園となりました。そして、平成29年3月に「肥後細川庭園」に名称が変更されています。こんな経歴がある池泉回遊式庭園(大きな池を中心として、その周囲の園路を歩きながら、広がりのある池や背後の山並みなど様々な風景の移り変わりを観賞出来るように計画された庭園の様式の一つ)です。入園無料。

開園時間
2月から10月まで : 9時00分から17時00分まで(但し、入園は16時30分まで)
11月から1月まで : 9時00分から16時30分まで(但し、入園は16時00分まで)
休園 : 12月28日から1月4日の期間


 


 松聲閣(しょうせいかく)

肥後細川庭園の入口にある松聲閣は、旧熊本藩細川家下屋敷のあったこの地で、細川家の学問所として使用された大正時代の建物です。平成28年1月にリニューアルオープンしています。
松聲閣内の「椿」ではお抹茶が頂けます。

10:00〜16:00(※ラストオーダー)
お抹茶(又はグリーンティー)と和菓子 一服500円(2020年7月現在)


  

肥後細川庭園から早稲田の停留所に向かう道で、古い建物を見つけたのは2000年のこと。 今にも崩れそうなその建物に「喫茶 アイスクリーム」の文字が欠ける事なく残っていましが、今はあるのかどうか・・・。


 大王ラーメン
 文京区関口1-41-1 TEL.03-3202-0676

 営業時間:11時00分〜翌3時00分
 定休日:毎週水曜日

大王と言えばつけ麺。つけ麺のおいしさは言うまでもありませんが、この店の目玉はなんと言ってもボリューム満点の“ロースつけ麺”そして“ロースラーメン”だと思います。ロースの厚さが半端じゃぁありません。一度お試しあれ。でも、私としては“みそラーメン”のおいしさを記しておきたいです。食べて数日経つと、又食べたくなる。そんな癖になりそうなおいしさです。具だくさんの餃子もお勧め。



『究極のラーメン』と呼びたい“ロースみそラーメン”
(2022年6月現在、1,200円)

中が見えないけど、一番奥のどんぶりが“ロースみそラーメン”。ちょっと値段が高い(1999年当時は1,100円でした。20年以上経っても100円しか値上げしていないのは凄い!)ですが、私が今まで食べたラーメンの中では、最高点です。評価は★★★★★です(4段階評価で★5つ…★ひとつプラス)。ちなみに一番手前が“つけ麺”、その左に写っている緑の麺が“冷やしつけ麺”です。私の息子はロースみそラーメンよりつけ麺の方がおいしいと言っていました。・・・まぁ、嗜好にはそれぞれ個人差があるって事でしょうか。
(写真は1999年撮影)



 阿波徳島中華そば「うだつ食堂」
 新宿区西早稲田1-11-1 TEL.03-5292-9234

 

徳島中華そばの専門店。オープンは1999年。醤油とんこつ味の“全部入り中華そば”には、豚バラ肉、地鶏卵(生or半熟)、青ねぎなどがのっています。まろやかな味で、ちょっと甘味を感じます。

営業時間:11時00分〜22時00分
定休日なし(夏季休業・年末年始休業を除く)



 リーガロイヤルホテル東京
 新宿区戸塚町1-104-19 TEL.03-5285-1121

ホテルに宿泊したことがないので、その良さはわからないのですが、2020年7月に放送された『半沢直樹』のロケにも使われていました。ホテルで販売しているバタールはとても美味しいです。1999年当時は180 円とお手頃価格でしたが、2022年6月現在では430円(税込)と大幅値上げしていました。


 東京らっきょブラザーズ
 新宿区馬場下町61-9 山口ビル 1F TEL.050-5592-8514

 

札幌のスープカレー専門店「札幌らっきょ」の東京都進出店です。 今まで食べたスープカレーではこの店が一番美味しかったです。辛さも選べます。

営業時間:11時30分〜21時30分
定休日:毎月第2水曜日(年末年始は12月28日〜1月3日休み)



 ドラード早稲田
 新宿区早稲田鶴巻517

日本のガウディと呼ばれている『梵寿綱(ボンジュコウ』建築のデザイナーズ賃貸マンション。
昔、フィギア、アメコミの店(CYBERDYNE)があって、頻繁に行っていたのですが、今はギャラリーになっていました。

 

 →もっと詳細に撮った
  写真はここ


 現代マンガ図書館【閉館】

昔のマンガが読めました。入館料が確か300円くらいで3册くらい読めたと記憶します。正確でなくてすみません。雑誌もあるので単行本未収録の作品なんかも読めました。私は昔、大友克洋氏の『G』を読みに行った事があります。その『G』も2022年から発行が始まった大友克洋全集に収録されるとの事。



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