クジラが来る島 小笠原


今回は、クジラを見たくて
再び東京より25時間の船旅を経て小笠原を訪れました。
この日(3/6)は朝からの風雨で欠航するウォッチング船が多数の中、運良く大勢のクジラに出会うことができました。船長によれば「シケてる日の方がクジラがよくジャンプする。穏やかな日は背中やヒレが見えるぐらいで面白くない」とのこと。(ジャンプやヒレたたきは体に付着したフジツボを落とすために行う)

結局、30〜40分の間にジャンプ、ブローが各8回、ヒレたたき、背中、尾ビレなど一通り堪能できました。船長によれば「こんなのはシーズンに一度くらいで、次に来たって背中とヒレくらいしか見れなくてきっとガッカリするよ」
とのこと。


ウォッチング船でのホエール・ウォッチング
 

クジラ発見!

二見の港を出た後、一路沖を目指す。風雨で海が特に荒れている海域にクジラを発見!船を近づける。更に接近するため船が再発信。船の先端にいた私ホサカはデジカメを持ちつつ片手と足で上下に揺れまくるロディオ状態で踏ん張る。

親子のクジラが4頭ほどいるようだ。


豪快!ジャンプ、ザトウはスゴイ!
 
危険なのであまり近寄ることができないが、数十メートル離れていても10m以上の巨体がジャンプする様に身震いが止まらない。

『クジラ・イルカ大百科』水口博也著より抜粋
ザトウクジラ:成体の雄13m、雌14m。体重30t。 世界の海洋に広く分布するが、夏期には高緯度海域で採餌を行い、 冬季には低緯度海域で繁殖を行う。


撮影は大変だった
 
実は撮影するのはすごく大変だった。船は上下左右あらゆる方向に法則性なく揺れまくるなか、片腕はデジカメを構えることで埋まってしまっているので、船から投げ出されないように3本の肢体で踏ん張りつつ、いつ体を海上にさらしてくれるかわからないクジラを待つのである。
しかもデジカメはシャッターボタンを押してから1秒程度のタイムラグがあったの決定的瞬間を何度も逃した。



他のウォッチング船
 
シケ模様だったおかげでこの日は「きりまる2」と「PAPAYA(写真)」の船のみが出ていた。ウォッチング屋さんの船は写真のような20〜30人のりのクルーザーや漁船を改造したもの



クジラウォッチの後、イルカ(このシーズンは少ない)を探しつつ兄島海中公園で餌付けを観察。きりまる2の場合は船のそこが覗ける窓があり、熱帯魚やウツボやウミヘビなどが鮮やかな珊瑚の中を泳ぎ回るのが見られし、屋根が大きいので雨の日や、日差しの強い日も安心。

海開きが1月1日の小笠原は年中泳げますが、海流があるところだとかなり寒いのでウェットスーツは必要です。海中公園では多少寒いのを我慢して泳いできました。

 

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