草津・白根山
朝もやの残る草津の町をでて志賀草津道路のゲートをくぐり峠道へ突入。グリーンの芝のスキー場のリフトを左右に見ながら峠道を上っていく。禿げ上がった地面から湯気が立ち上り硫黄の香りが立ち込める。測定装置や危険近づくななどの看板が見える。きつい峠道だが次々に変化する爽快な景色や空気が先へ先へと導いてくれる。
白根山の駐車場には天気がいいこともあって、観光客でにぎわっていた。山頂の湯釜を見ようという人達が蟻の行列のように見えた。ドライブインで一休みし先へ進む。
渋峠
白根山から渋峠(2172m)へは少し下って上ったところだったので、白根山を上り詰めたところで達成感(βエンドルフィン)をかなり使ってしまっていたのか、ただの通過ポイントになってしまった。それでも、ここが日本の国道の最高峰地点なのかと思うとうれしかった。郵便局の出張トラックが絵葉書や切手を野外で売っていたので友人達に手紙を書いた。
標高差1200mの下りを荷物のたっぷり着いている自転車は、重力と慣性の法則によってコーナーでスピードを落としてもたちまち猛スピードで谷の底へと誘う。御しきると湯田中温泉でまたもや、下界のうだる暑さの中に舞い戻ってきてしまった。
千曲川沿いをしばし走り、軽井沢以来の国道18号を通り他大学の仲間の待つ野尻湖へむかった。
学生最後の夏の旅の顛末
この夏の旅は 3泊4日の「ESCAラリー」というイベントに参加した後、新潟から小樽へフェリーで渡り札幌で就職活動を終えた同期の連中と落ち合った。まだ行っていなかった利尻島・礼文島などを回り延べ1ヶ月以上の野外生活になった。
そして学生最後の夏はこれで終わらず、2月の北半球のニュージーランドのツーリングへと続いた。(それらの報告はまた別の機会に)
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