”gb.cgi等”の変更
このCGIをBIGLOBE(mesh)以外で使用される場合には、一行目の
#!/usr/local/bin/perl
をそのサイトのperlのあるところに変更して下さい。
例えば、rimnetや3Web(www.osk.threewebnet.or.jp)では、
#!/usr/local/bin/perl
のままに、Infowebでは、
#!/usr/bin/perl
に、3Web(www.threeweb.ad.jp)では、
#!/usr/sbin/perl
に変更して下さい。
次に、最初の方にある次の値を必要に応じて変更
して下さい。$limitは、掲示板ファイル”book1.html”の容量制限で、
このファイルがこのサイズ(単位はバイト)を越えると書き込めなくなりま
す。処理を速くするためbook1を丸ごと読み込んでいるので、このサイズ
くらいのメモリは、使用することになるのでむやみに大きくしないように
して下さい。また、エディタとしてWindowsの付属のメモ帳を御使用の方は、
64000バイト以上のファイルは、編集できないので,この$limitは、60000
以下にしておいて下さい。$msg_limitは、一回に書き込めるメッセージ長さ
をバイト単位で指定します。標準値は、2000バイト、全角で1000文字です。
$line_limitは、メッセージの一行のバイト数の上限です。初期設定値は、
77(バイト)です。80バイトより大きくすると、環境によっては、左右にス
クロールせずに見ることができませんのであまり大きくしないで下さい。
$home_pageは、最初のWebページへ戻るリンクで使うものです。ディレクト
リ”gb”が”public_html”の下にあり、ホームページのファ
イル名が”index.html”の場合はこのままで変更不要です。$pwdは、現在
作業中のディレクトリです。BIGLOBE(mesh)の場合、CGIの作業中のディレ
クトリは、そのCGIが存在するディレクトリに設定されるので、”./”また
は、なし""でかまいませんが、Webサイトに多くでは、絶対パス
(フルパス)を指定する必要があります。例えば、rimnet等では、
$pwd = "/home/usr3/user-id/public_html/gb/"
ただし、”usr3/user-id”の部分はユーザによって異なります。また、
Infoweb等では、”gb”というディレクトリを作ってそこに掲示板を置く
場合は、次のように指定します。
$pwd = "/gb/"
ローカルマシンのOSがWindows 3.1の場合、拡張子の”html”は、すべて
”htm”に変更して下さい。Homepage Bilder等のソフトを使うと拡張子
が”htm”になる場合がありますが、その場合も変更して下さい。
$limit = 50000; # limit of book1 in bytes
$msg_limit = 2000; # limit of $message (bytes)
$msg_limit2 = $msg_limit/2; # limit of $message (zenkaku chars)
$line_limit = 77; # limit of bytes in a line
$home_page = "../index.html"; # first web page html file
$pwd = "./"; # present working directory
$book1 = $pwd."book1.html"; # file name of book1
$book2 = $pwd."book2.html"; # file name of book2
$g_count_file = $pwd."g_count.txt"; # number of guests
$m_count_file = $pwd."m_count.txt"; # number of messages
また、掲示板の管理者用書き込みモードを設けました。次の
$passwordに設定するパスワードを掲示板のフォームの名前欄に書くと
名前、URL、及びメールアドレスは、下の変数の $owner_name, $owner_url
及び、$owner_mailに設定した文字列になります。パスワードは、半角の
英数字、アンダースコア、ハイフォンで、６文字以上にして下さい。
$owner_nameには、貴方の氏名等を設定して下さい。$owner_urlには、通常
貴方のWebページの最初のページのURLを設定して下さい。$owner_mailには、
貴方のE-mailアドレスを指定して下さい。$owner_modeは、変更しないで
下さい。
$password = 'gbmaster3'; # password for owner mode
$owner_name = '管理者'; # owner name
$owner_url = 'http://www2a.biglobe.ne.jp/~user-id/';
$owner_mail = 'user-id@xxx.yyyyyyy.ne.jp';
gbの最後の方の”sub show_html”以降の日本語の部分は掲示板に表示する
文字ですので適宜変更して下さい。また、初期設置日と最終変更日も表示
するようにしていますので、表示したい方は、日付を変更してください。
表示したくない方は、消して下さい。
[gb.cgi等を、別のディレクトリに置く場合の注意]
プロバイダーやWebサーバーソフトによっては、CGIのファイルを特別なディレ
クトリにおく必要のある場合が、あります。そのような場合には、gb.cgi等を
そのディレクトリに置いて下さい。そして、次の点に注意して下さい。
$home_pageは、フルURLで指定する。$pwdはフルパスで指定する。下に一例
を示します。ただし、例なのでプロバイダやユーザーによって変わってきま
す。
$home_page = "http://www2a.biglobe.ne.jp/~user-id/";
$pwd = "/home/usr3/user-id/public_html/gb/";
また、gb.cgi等の(S4)の部分のFORMタグのACTIONパラメータをgb.cgi等を
呼べるように適宜変更して下さい。例えば、gb_s.cgiをプロバイダの仮想
ディレクトリ”/cgi-bin/user-id/”に置く場合には、
<FORM METHOD="POST" ACTION="/cgi-bin/user-id/gb_s.cgi">
のようにして下さい。また、ユーザーのディレクトリのcgi-binに置く場合
などには、
<FORM METHOD="POST" ACTION="../cgi-bin/gb_s.cgi">
として下さい。”../”は一つ親のディレクトリに戻るという意味なので、
掲示板のディレクトリと”cgi-bin”のディレクトリの相対的な位置関係で
必要な数が変わる場合があります。リンクタグから掲示板を呼ぶ場合の
”HREF”に指定する文字列も上の場合と同様に指定します。
[gb_sl.cgiおよびgb_slw.cgiの場合の注意]
gb_sl.cgiの場合は、以上の準備の他に、次のような準備もお願いします。
- lockファイル用のディレクトリ
例えば、最初のWebページのデータを置くディレクトリが、フルパス
で書くと "home/usr3/user-id/public_html/" の場合、この下に、
"lock"というディレクトリを作り、このディレクトリのアクセス権を
必ず、"777"にして下さい。ここに、gb_sl.cgiから、lockのための
targetファイルと、linkファイルを作るためです。
gb_slwの場合は、lock用のディレクトリを御用意下さい。
- gb_sl.cgiの中の変更
$lock_dirをこの場合、
$lock_dir = "/home/usr3/user-id/public_html/lock/";
のように変更して下さい。ただし、フルパスの指定の仕方は、Web
サイトによって異なりますので、貴方のサイトの場合のフルパスの
指定の仕方で、lockディレクトリを指定して下さい。
CGIのあるディレクトリからの相対パスが
使えるWebサイトでは、
$lock_dir = "../lock/";
のように指定してもかまいません。CGIのあるディレクトリから、
lockディレクトリが正しく指定できるようにして下さい。(変更が
必要なら変更して下さい。)
gb_slwの場合は、例えば次のようにlock用ディレクトリを指定し
て下さい。
$lock_dir = "e:/httpd/htdocs/public_html/lock/";
- flockの他に、シンボリックリンクを作る関数symlinkも使えないWeb
サイトでは、gb_sl.cgiの中のsymlinkをlinkに(2箇所)、lstatをstat
に(2箇所)変更してみて下さい。Webサーバ計算機のOSがUNIXなら、
linkは使えると思います。linkも使えないWindows 95の場合はgb_slw
を御利用下さい(mkdirを使用)。
['@', '$', '"' 及び '\'記号に関する注意]
Perlでメールアドレス等に含まれる'@'を出力する際には注意
が必要です。以下に示すような解釈されるprint文で'@','$','"','\'
を出力する場合には、その前に'\'を付けて、'\@','\$','\"','\\'と
して下さい。
print <<EOF;
<A HREF=\"mailto:takesoft\@mud.biglobe.ne.jp\">
takesoft\@mxs.meshnet.or.jp</A>
EOF
あるいは、
print "<A HREF=\"mailto:takesoft\@mud.biglobe.ne.jp\">";
print "takesoft\@mud.biglobe.ne.jp</A>";
[Shift JISコードで使用される方に御注意]
gb_s.cgiの日本語の部分を変更される際に、文字化けに注意して下さい。
次のような文字は、２バイト目に”0x5C”が含まれています。これは、
半角文字の”\”に対応します。PerlやCでは、この記号がエスケープ記号
として特別な意味を持つ場合があり文字化けの原因となることがあります。
ソ(カタカナの"そ") 噂 浬 欺 圭 構 蚕 十 申 曾 箪 貼 能 表
暴 予 禄 兔 喀 媾 彌 拿 杤 歃 濬 畚 秉 綵 臀 藹 觸 軆
鐔 饅 鷭 Ы(ロシア文字)
このため、gb_s.cgiでは、日本語の部分は、”\”がエスケープ記号に解釈
されないように
print <<'EOF'
日本語の文章
EOF
という形式でprint文を用いています。この('EOF')の部分が(EOF)だとエス
ケープ記号に解釈されるので文字化けの生じることがあります。すべての
print文を上の形式にすると今度は、”$home_page”というような変数も
解釈されずに文字通りの出力になるので部分的に使い分けています。
文字化けを防ぐ方法には、他に上に示した文字化けする文字のすぐ後に
半角の”\”を一つ置いて”\\”となるようにして”\”に解釈させると
いう方法もあります。
