April 2000
|PREV|NEXT|
◆CONTENTS◆
【きむたく日記】
(暇な時に更新しております。)
SUN |
MON |
TUE |
WED |
THU |
FRI |
SAT |
|
|
|
|
|
|
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
|
|
|
|
|
|
¶ 西田谷洋氏『語り 寓意 イデオロギー』2000.3.15,翰林書房より堂々刊行,4500円也!
¶ 真杉秀樹氏『反世界の夢 日本幻想文学論』1999.12.10,沖積舎,3500円
T部は,夏目漱石「夢十夜」,泉鏡花・谷崎潤一郎・横光利一・梶井基次郎・中島敦・山川方夫の論考,U部は中井英夫論,V部は平野啓一郎「日蝕」評などがあります。
¶ 玉井敬之監修『漱石から漱石を』2000.4,翰林書房より,いよいよ刊行
4月26日
水曜日雨
昨日25日,信時哲郎,オヤジとなる。おめでとうございます。
4月25日
火曜日晴
ようやく先週の強行軍でおかしくなっていた体調が復調した。1週間分の書類が散らばっていた大机を整理したり,溜まった仕事を片付けて行く。午後,4年生のゼミ生の演習前の指導を2時間,新ゼミ生のオリエンテーションを1時間行う。本を多量に読まされるという負荷が大きい僕のゼミは,近代文学にも拘らず学生から敬遠されているのだが(人徳がナイという説も),彼女は「本好きだから」という理由で入ってきたツワモノである。僕の研究室の本を見て放った言葉も,いかにもツワモノらしかった。
「ああ,こんなに本に囲まれて暮らしたい」
(木村)「……」
こういうレッドリスト(絶滅寸前の動物種)並みの学生も,まだ大学にいたのかと,感動の涙をながすワタシであった。
土曜日の研究会の懇親会で信時さんや佐藤泉さんが,ヤマンバがゼミ・授業に出現すると言っていたが,僕の方は希少種を発見できたわけである。「絶滅」させてはいけない!
「しかし,何で本を読むのを嫌がるんだ?」と4年生に聞くと,
「皆が皆,私たちのように勉強しに来ている訳ではないですから」
「レポートも書かせるからですよ」
遥洋子(『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』筑摩書房→15万部売れたそうです)の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい学生たちである。ワタシの不徳の致すところでございます。
4月17日
月曜日晴
昨日,昭和文学会の研究集会用のレジュメを印刷し,宅急便で日大へ送った。大学院と学部の講義(初回)をこなして,これから出張に出かける。研究集会は,土曜日に東京の日大文理学部で。皆さん,懇親会(オフ会)で,お会いしましょう。
では,行ってきます。ちなみに帰還するのは,日曜日でございます(休日が欲しい)。
4月12日
水曜日晴
今日から全学的に講義が始まった。僕は金曜日からなので,まだ自分の仕事ができる。合間合間に雑用をこなすが,傑作は先生が来ないという連絡が入ってきたことだった(教務なので)。
外出したときに,車の右後尾にすり傷がついているのを発見。昨日までは無かったのに……。赤い塗料で,銀色の僕の車の色ではない。傷だけなので,塗料の上塗りでごまかせるが,まったく!。今年は当たられ年だ。
久しぶりに出会った理科教室の院生Iさん(赴任1年目に教えた)。僕の顔を見て曰く。
「先生,顔が変りましたねぇ」
「ワシは,化け物か!」
今日は,「傷つけられる日」でした。
4月10日
月曜日雨
旧課程3・4年生むけのオリエンテーションの日。教務係なので,オリエンテーション向けの資料を作成し,印刷・配布。事前の打合せのために開いてもらった教室会議で,訂正事項が多く出てきて,データを直ぐに変更しなければならず,目がまわりそうだった。しかも,教務だけではなく,国語研究会の集金もしなければならないし,訂正事項を教務に届けなければならない。今日ほど,廊下を走りまわった日はなかった。
そしてとどめは,「木村サーン,ノートにPCカードをインストールしたいんだけど……」
メールチェックをすると,春休みの課題として学生に出していたレポートが配信されていた。サブジェクトには「女王さまとお呼び」と書いてあった。今日は仏滅?
でも,ゼミ生からマドレーヌを焼いたといって,1個いただいた。ごっつぁんです(高見山調,30代以上でないと分かるまい)。
4月8日
土曜日晴
昨夜出張から戻り,不在中の残務整理のため出勤する。構内の桜は,陽光の下美しく開花していて,実に見事である。胸にしみ入るような美しさだと思う。しかし,欧米の人には桜の美しさが理解できないものらしい(I先生談)。
メールの返事書きや,配布文書の整理をする。昭和文学会の報告まであと2週間だが,殆んど出来ていないので,泣くしかない。吉田司雄先生も,きっと泣くだろう。
現実逃避するために天狗堂主人から,優秀なわが院生のマニュアルを読めば,国文学研究資料館のデーターベースが無料で利用できるゼイ,というメールを貰っていたので,早速「マニュアル」を参照しながら,やってみる。ログインして,いざ検索をしようとするとなぜか「!」が出て,「接続が失われました」というメッセージが出てしまう。不思議だ。
ちなみに,文字コードを撰ぶところの問題は,ウィンドウズの場合Telnetのツールバーの「ターミナル」→「基本設定」→「文字コードセット」のところで,「03」「05」「06」などに合わせてやれば文字化けすることはないので,申し添えて置く。
ああ,準備をしなけば!! 皆さん,僕の前に「現実逃避」の種をまかないで下さい。と,いいながら小谷口綾さんの最新エッセイを読んだりする。
4月3日
月曜日晴
岡大教育学部での生活も3年目に突入した。国語教室でも新任の教官を迎えるので,ちょっとセンパイ気分である。もっとも相手は,僕より27歳年上の方なのだが。
10:00から11:50頃まで就職・学生委員会。年度の活動方針について話し合う。教務学生係の小谷係長が異動されるのでご挨拶をする。フレンドシップで大変お世話になったので,深謝。研究室に戻り,稲田先生と学部生オリエンテーションの打合せ。雑用が始まり,いよいよ新年度がスタートした感じがする。
旭川沿いの堤の桜並木の枝や,構内の桜の枝にちらほら蕾が確認できる。有珠山が噴火しようが,首相が脳梗塞で倒れようが,春は経巡ってくるのである。明日から遠征!