研究論文
(2000(平成12),1〜12)
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・当論文リストの作成にあたって,【吉田正さん】の協力を得ました。
1月
- 好川佐苗,「『虞美人草』の「謎」――<主体>の分裂と再統合――」,「新樹」(梅光女学院大学大学院文学研究科日本文学専攻)14,2000.01.15,
- 岩波書店漱石全集編集部,「漱石新資料・紹介」,『文学』隔月刊1-1,2000.1.27,
- 佐藤泰正,「『四篇』をどう読むか――寒い漱石・夢見る漱石――」,「日本文学研究」(梅光女学院大学日本文学会)35,2000.01.20,
- 新井禎成,「話す主体=「坊つちやん」の生成――”脱構築”試論」,「近代文学注釈と批評」(東海大学注釈と批評の会)4,2000.01.23,
- 新井禎成,「「言葉」をめぐる悲劇――『それから』論」,「近代文学注釈と批評」(東海大学注釈と批評の会)4,2000.01.23,
2月
- 伊佐山潤子,「『こゝろ』に用いられた『自白』という語の意味をめぐって」,「国語と教育」24,2000.2.25,
3月
- 花崎育代,「「行人」を語る作家たち――芥川と大岡昇平――」, 「創造と思考」(湘南短期大学国語国文学会)10,2000.03.10,
- 武田光史,「夏目金之助ロンドン留学の第一日--永日小品『印象』解題--」,「岡山大学教育学部研究集録」113,2000.3.15,
- 関塚誠,「夏目漱石『薤露行』論争--大岡昇平と江藤淳の見解--」,「群馬県立女子大学国文学研究」20,2000.3.15,
- 荻原桂子,「『門』論--『天』と『宗助』」,「語学と文学」30,2000.3.18,
- 大友美佳,「『夢十夜』論――『ロード・ジム』との共通性――」,「鶴見日本文学」4,2000.03.15,
- 林 圭介,「<知>の神話――夏目漱石『それから』論――」,「成城国文学」16,2000.03.23,
- 崔 明淑,「『吾輩は猫である』「六」の一考察――そのパロディーの問題を中心として――」,「中央大學國文」43,2000.03.25,
- 呉 俊永,「『趣味の遺伝』論――『学問』に隠された『余』のエゴイズム」,「日本語と日本文学」30,2000.03.25,
- 関谷一郎,「小林秀雄の沈黙――漱石の評価をめぐって――」,「文学」(隔月刊1-2),2000.3.29,
- 山本芳明,「漱石評価転換期の分析――『こゝろ』から漱石の死まで――」,「文学」(隔月刊1-2),2000.3.29,
- 中村三春,「漱石テクストと「否定」」,「文学」(隔月刊1-2),2000.3.29,
- 林 淑美,「<心の革命>と<社会の革命>――夏目漱石と大杉栄のベルグソン――」,「文学」(隔月刊1-2),2000.3.29,
- 佐藤 泉,「変動する漱石」,「文学」(隔月刊1-2),2000.3.29,
- 日高昭二,「菊地寛のいる場所」,「文学」(隔月刊1-2),2000.3.29,
- 紅野謙介,「漱石、代作を斡旋する――徳田秋声・飯田青涼合作『女の夢』とオリジナリティの神話――」,「文学」(隔月刊1-2),2000.3.29,
- 大岡信・高橋英夫・十川信介・中島国彦(司会),「《座談会》反・漱石?」,「文学」(隔月刊1-2),2000.3.29,
- 飛ヶ谷美穂子,「「漱石文庫」逸聞考」,「文学」(隔月刊1-2),2000.3.29,
- 金戸清高,「『心』論――その人間関係を基軸として――」,「日本文藝学」36,2000.03.30,
- 張 小清,「「こゝろ」と「私の個人主義」」,「國学院大學大学院文学研究科論集」27,2000.03.31,
- 南香蘭,「『こゝろ』論――静について――」,「國学院大學大学院文学研究科論集」27,2000.03.31,
- 北川淑恵,「夏目漱石論 『こゝろ』の「上」「中」における語りの構造について」,「樟蔭国文学」37,2000.03.14,
- 須田晶子,「『明暗』にみる漱石の女性観(下)」,「東京女子大学日本文学」93,2000.03.15,
- 吉田 真,「夏目漱石「満韓ところどころ」論」,「成蹊人文研究」8,2000.03.18,
- 杤尾 武,「漱石山房の原稿用紙のゆりかご――双龍戯珠文様――」,「国文学研究資料館紀要」26,2000.3.29(←6.7追加)
- 石井和夫,「「坊つちやん」と「ふさぎの虫」――「文学上方言の使用の価値」について」――」,「文藝と思想」(福岡女子大学文学部紀要)64,2000.02.25,
- 小倉脩三,「Monoconscious Theory
と『文学論』――開化とロンブローゾ(七)――」,「国文学ノート」(成城大学短期大学部日本語日本文学研究室)37,2000.03.01,
- 沢英彦,「漱石と寅彦(五)」,「日本文学研究」(高知日本文学研究会)37,2000.03.31,
- 石出靖雄,「文末表現の文体に対する影響――漱石『三四郎』における「ている」「ていた」文末の場合――」,「早稲田日本語研究」8,2000.03.31,
- 宇野憲治,「夏目漱石「夢十夜」の謎――漱石の人生観を通して――」,「比治山大学現代文化学部紀要」6,2000.03,
- 武田光史(今秋死去されました),「夏目金之介(ママ)ロンドン留学の第一日--永日小品「印象」解題--」,「岡山大学研究集録」113,2000.3.15,
- 竹長吉正,「漱石の伝記に関する二つの問題」,「埼玉大学紀要 教育学部(人文・社会科学)49-1,2000.03.27,
- 水崎野里子,「夏目漱石『虞美人草』の問題点――漱石とシェイクスピア――」,「江戸川女子短期大学紀要」15,2000.03,
- 森岡卓司,「「『門』を評す」と谷崎文学の理念形成――谷崎潤一郎に於ける夏目漱石(一)――」,「日本文芸論叢」13・14,2000.3.31,
- 岩澤道子,「『それから』論――代助の内的変貌を中心に――」,「宮城学院女子大学大学院人文学会誌」1,2000.03.31,
- 鈴木善三,「倫敦日記・消息に見る漱石の英国観」,「宮城学院女子大学大学院人文学会誌」1,2000.03.31,
4月
5月
- 大石直記,「『草枕』・<低徊>と<推移>の拮抗し合う場――<漱石>論へ向けて――」,「国語と国文学」77−5,2000.5.1,
- 加藤禎行,「「汽車論」の隠喩――夏目漱石「草枕」をめぐって――」,「日本近代文学」62,2000.5.15,
- 小橋孝子,「「趣味の遺伝」論」,「日本近代文学」62,2000.5.15,
- 大野亮司,「読む・書く・死ぬ――夏目漱石『こゝろ』のオペレーション――」,「日本近代文学」62,2000.5.15,
- 飛ケ谷美穂子,「英学から英文学へ――漱石の修行時代――」,「文学」(隔月刊)1−3,2000.5.29,
6月
- 仲 秀和,「『行人』論――『謎』・『転移』・『一郎の内部世界』」,「樟蔭女子短期大学紀要 文化研究」14,2000.6,
- 森正経,「明治近代の表現者たち――漱石と子規」,「子規博だより」20-1,2000.06,
- 大畑景輔,「『地の果て 至上の時』と『道草』」,「国語教育論叢」(島根大学教育学部)10,2000.6.30,
7月
- 金 正
勳,「韓国における漱石研究の現状」,「阪神近代文学研究」3(阪神近代文学会),2000.7,
8月
- 鈴木敦子,「f<情緒>をF<認識>する漱石」,「比較文学研究」(東大比較文学会)76,
2000.8,
9月
- 糸圭秀実,「漱石と天皇――国民作家はどのようにして『大逆』事件を体験したか」,「文学界」54-9,2000.9.1,
- 宮澤淳一,「グールド、マクルーハン、漱石――聴覚的空間と『草枕』の詩学」,「みすず」474,2000.9.30,
- 奥野政元,「夏目漱石の未発表絵葉書及び活水学院と漱石の関わりについて」,「活水日文」40,2000.9,
- 千葉一幹,「貧しさと笑い――漱石から見た明生」,「早稲田文学」25-5,2000.09,
- 山下航正,「『坊っちやん』論――写生文、あるいは一人称回想への眼差し――」,「国文学攷」第167号,2000.9,
- 高橋龍夫,「芥川における漱石継承への一視点――「鼻」による〈本歌取り〉の手法から――」,「香川大学国文研究」25,2000.09.30,
- 小峰克之,「「花枕」と「草枕」――研究史の一隅から――」,「早稲田大学大学院教育学研究科紀要」別冊8-1,2000.09.30,
10月
- 小橋孝子,「『草枕』論――鏡花文学との交響をめぐって――」,「国語と国文学」77-10,2000.10.1,
- 関口安義・小森陽一・石原千秋,「【鼎談】漱石を生きる人々」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 坪内稔典,「呼び水としての虚子」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 鈴木章弘,「東洋城の「起源」」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 小山慶太,「寺田寅彦と漱石」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 中野記偉,「郷土の人・小宮豊隆」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 関川夏央,「森田草平――漱石を刺激するという「役割」」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 安倍オースタッド玲子,「安倍能成と夏目漱石」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 佐藤伸宏,「阿部次郎に於ける漱石」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 半田淳子,「誰が一番愛されていたか――『文鳥』が語る両性愛〔バイセクシャリティ〕」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 内田道雄,「夏目漱石と内田百閨v,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 十川信介,「漱石と中勘助――過去の意味」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 飯田祐子,「野上弥生子の特殊性――「師」の効用」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 石割透,「〈漱石・芥川〉神話の形成――一枚の「新思潮」同人の〈写真〉から」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 吉沢伝三郎,「和辻哲郎の漱石体験」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 山田俊幸,「橋口五葉と津田青楓の漱石本――アール・ヌーヴォからプリミティズムへ」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 山本芳明,「岩波茂雄と夏目漱石」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 高橋英夫,「二十世紀クオ・ヴァディス」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 遠藤伸治・有元伸子,「『行人』における主体の希求と回避――あるいは解釈の振幅について」,『漱石研究』13,2000.10.20,
- 越智悦子,「漱石にとっての神――『吾輩は猫である』を緒に――」,「岡山商大論叢」36-2,2000.10.18,
- 松下浩幸,「偉人伝の中の文学者」――〈異本〉としての夏目漱石」,「日本文学」49-11,2000.11.10,
- 安宗伸郎,「『こゝろ』論覚え書き」,続「河」5,2000.10,
11月
- 大杉重男,「アンチ漱石――固有名批判(1)」,「群像」,2000.11.1,
- 細井康子,「『虞美人草』の語り――語りの意見陳述性に関して」,「信大国語教育」10,2000.11.23,
- 呉敬,「漱石文学における家族関係――兄弟関係を中心として――」,「文藝と批評」9-2,2000.11.25,
12月
- 大杉重男,「アンチ漱石――固有名批判(2)」,「群像」,2000.12.1,
- 佐藤栄作,「『坊っちやん』原稿への虚子の手入れについて」,「愛媛国文と教育」33,2000.12.8,
- 金 正勳,「『心』研究――静の実相――」,「日本文芸研究」52巻3号,2000.12.10,
- 岡村あいこ,「夏目漱石『行人』論――一郎の存在の曖昧さについて――」,「国語国文学誌」30(広島女学院大学),2000.12.20,
- 清水鉄子,「『彼岸過迄』有妻姦その後――姦通もの連作の一つとして――」,「名古屋近代文学研究」18,2000.12.20,
- 相川直之,「『美』の言説における夏目漱石『草枕』の位相」,「近代文学試論」38(広島大学近代文学研究会),2000.12.25,
- 山下航正,「『夢十夜』論――底流としての写生文――」,「近代文学試論」38(広島大学近代文学研究会),2000.12.25,
- 吉川仁子,「夏目漱石『彼岸過迄』論――敬太郎の位置について――」,「敍説」(奈良女子大学)28,2000.12.01,