研究論文
(1998(平成10),1〜12)
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・当論文リストの作成にあたって,【吉田正さん】の協力を得ました。
1月
- 十川信介,「活字と肉筆のあいだ――『心』の「原稿から」,「文学」9-1,1998.1.12,
- 相沢朋美,「夏目漱石『門』を読む――『愛の賚(たまもの)』と『愛の刑』――」,「日本文学ノート」(宮城学院女子大学)33,1998.01,
2月
- 石井和夫,「『それから』前後――『ピーターとアレキシス』の影」,「敍説」16,1998.2.14,
- 上田正行,「『文学論』の前提(1)――功利主義からの解放――」,「金沢大学国語国文」,1998.02,
3月
- 佐藤裕子,「『虞美人草』論――<喜劇>の果ての<悲劇>――」,「フェリス女学院大学文学部紀要」33,1998.3,
- 鳥井正晴,「明暗評釈(7)――第6章(続き)〜第九章――」「相愛国文」11,1998.3,
- 呉 雪虹,「漱石の漢詩に見られる禅語」,「日本語文学国際会議論文集」(中華民国日語教育学会)3,1998.3,
- 林 綺雲,「可能表現についての一考察――『坊っちやん』の場合――」,「日本語文学国際会議論文集」(中華民国日語教育学会)3,1998.3,
- 西村好子,「散歩という近代――散歩する漱石――」,「阪神近代文学研究」2,1998.3.20
- 河村民部,「漱石『こころ』とアンドレーエフ『ゲダンケ』との比較文学的研究」,
「近畿大学文芸学部論集 文学・芸術・文化」9-2,1998.3.30
- 中江彬,「漱石の『吾輩は猫である』とミケランジェロ」,「大阪府立大学紀要(人文・社会科学)」46,1998.3.31
- 平岡敏夫,「漱石のさまざまな<夕暮れ>」,「群馬県立女子大学国文学研究」18,
1998.3
- 崔明淑,「『こゝろ』論――「人間らしさ」の可能性に開かれる「私」の物語――」,「学芸国語国文学」30,1998.3
- 金井二朗,「「こころ」の私をめぐって」,「学芸国語国文学」30,1998.3
- 水川景三,「夏目漱石『行人』論――自我と愛のリアリズム――」,「日本文芸研究」49-4,1998.3
- 李 平,「夏目漱石の『倫敦塔』」,「日本文学論集」(大東文化大学大学院)22,1998.3.20
- 永井里佳,「夏目漱石『道草』論――「淋しい」感情について――」,
「日本文学論集」(大東文化大学大学院)22,1998.3.20
- 申賢周,「夏目漱石『明暗』続編考――大岡昇平系譜の作品をめぐり――」,
「湘南文学」(東海大学日本文学会)32,1998.3.25
- 福井慎二,「『文学論』から作品へ――漱石<写生文>論――」,「弘前大学国語国文学」20,1998.03.23
4月
5月
- 朴裕河,「「インデペンデント」の陥穽――漱石における戦争・文明・帝国主義――」,「日本近代文学」58,1998.05.15,
- 一柳廣孝,「特権化される『神話』--『それから』一面」,「漱石研究」10,1998.05.20,
- 藤井淑禎,「『それから』の感覚描写」,「漱石研究」10,1998.05.20,
- 田中日佐夫,「『それから』に記述された画家と,表現上の視覚的イメージ操作について」,「漱石研究」10,1998.05.20,
- 小森陽一,「代助と新聞--国民と非国民の間で」,「漱石研究」10,1998.05.20,
- 仲正昌樹,「オートポイエーシスする文学 [『死の勝利』→『煤煙』→『それから』]間テクスト性をめぐって」,「漱石研究」10,1998.05.20,
- 佐藤泰正,「『それから』再読--代助の眼・語り手の眼・そうして漱石の眼」,「漱石研究」10,1998.05.20,
- 千種キムラ・スティーブン,「姦通文学としての『それから』」,「漱石研究」10,1998.05.20,
- 小谷野敦,「妾の存在意義--『それから』をめぐって」,「漱石研究」10,1998.05.20,
- 鈴木敦子,「『倫敦塔』をめぐる記憶・知覚・時間」,「漱石研究」10,1998.05.20,
- 藤原尚昭,「『三四郎』をめぐる女たち」,「漱石研究」10,1998.05.20,
- 杉田智美,「『三四郎』遡行--<もうひとりの青年>」,「漱石研究」10,1998.05.20,
6月
- 関谷由美子,「『夢十夜』の構造――<意識>の寓話――」,「日本文学」47-6,
1998.6
- 宮薗美佳,「夏目漱石「幻影の盾」論――作品構造における時間の意義――」,
「日本文芸研究」50-1,1998.6.10
- 笹田和子,「『薤露行』論――「鏡」の崩壊――」,「女子大国文」123,1998.6.20
- 中村美子,「夏目漱石における「素人」性――「素人と黒人」を中心として――」,
「女子大国文」123,1998.6.20
- 田中信子,「『それから』論――代助の自己本位――」,「女子大国文」123,
1998.6.20
- 深津謙一郎,「『門』――「山の手の奥」の心象地理」,「明治大学日本文学」26,1998.06.30
- 永野宏志,「ナチュラリストは《外》へ出る――夏目漱石『草枕』/『坑夫』における小説の冒険をめぐって――」,「国文学研究」125,1998.06.15
- 佐藤良雄,「思い出すままに(125)有島武郎という作家・夏目漱石のユーモア」,「日本古書通信」63−6,1998.6
7月
- 野本 聡,「イデア化される女性性/翻訳される禅」,「日本文学」47-4,1998.7.10,
- 丸谷才一,「『坊つちやん』と文学の伝統」,「現代」,1998.7
- 武田勝彦,「漱石ロンドン異聞」,「新潮」95-7,1998.7,
- 平岡敏夫,「夏目漱石とハ-ン(特集:横断する ラフカディオ・ハ-ン
小泉八雲--近代日本とハ-ン)」,「国文学」43-8 ,1998.7,
8月
- 呉俊永,「『三四郎』冒頭部における「ベーコンの二十三頁」のもつ意味と機能――『三四郎』論序説――」,「日本語と日本文学」27,1998.08.31
- 安達美代子,「野上弥生子の『明暗』と夏目漱石のその批評をめぐる覚書」,「国学院雑誌」
99-8 ,1998.8
9月
- 内藤千珠子,「声の『戦争』 『虞美人草』のおける身体と性」,『現代思想』26-11,1998.09.01,
- 手塚貴子,「白百合の女――『夢十夜』「第一夜」を中心に――」,「宇大国語論究」10(宇都宮大学国語教育学会),1998.09.01
- 太田竜一,「Knock on the GATE〜MON〜――『門』小論――」,「帝京国文学」5,1998.09.30
- 佐藤裕子,「『明暗』論」,「玉藻」(フェリス女学院大学)34,1998.09
- Jamet,Olivier[訳],″Les Fondements Philosophiques des Belles-Lettres″de Natsume
Soseki:Traduction Annotee(3) = 夏目漱石「文芸の哲学的基礎」仏訳注(3)[仏文],「天理大学学報」50-1,
1998.9,
- Jamet,Olivier,Onirisme,Fantastique et Thematique de la Mort dans ″Les Dix Reves″de
Natsume Soseki = 夏目漱石「夢十夜」における夢幻妄想,幻想と死の主題[仏文],「天理大学学報」50-1,
1998.9
10月
- 内田道雄,「『明暗』以後――続・漱石におけるドストエフスキイ――」,「古典と現代」(古典と現代の会)66,1998.10.20,
- 加藤二郎,「生死の超越――漱石の「父母未生以前」――」,「文学」9-4,1998.10.12,
- 具賢淑,「夏目漱石の『心』における「自然観」――先生の「良心」を中心に――」,「解釈」44-9・10(522.523),1998.10.01,
- 藤尾健剛,「『道草』――<物語>への異議――」,「日本近代文学」59,1998.10.15,
- 江藤正顕,「『第七夜』にみる<死>までの距離――漱石・屈原・明恵――」,「近代文学論集」24(日本近代文学会九州支部),1998.10.31,
- 廣瀬裕作,「『絶対即相対』を破綻させるもの――『行人』と『善の研究』をめぐって――」,「近代文学論集」24(日本近代文学会九州支部),1998.10.31,
- 佐竹寛也,「『夢十夜』の時間」,「国語の研究」(大分大学国語国文学会)25,1998.10.20,
- 玉井敬之,「夏目漱石の講演--『私の個人主義』をめぐって」,
「ビブリア 天理図書館報」(天理大学出版部)110, 1998.10
11月
- 小森陽一,「結婚をめぐる性差――『明暗』を中心に――」,「日本文学」47-11,1998.11.10,
- 安藤恭子,「『東京朝日新聞』から見た『彼岸過迄』『南洋探検』と『煤煙』と」,「漱石研究」11,1998.11.20,
- 押野武志,「<浪漫趣味>の地平 『彼岸過迄』の共同性」,「漱石研究」11,1998.11.20,
- 柴市郎,「あかり・探偵・欲望 『彼岸過迄』をめぐって」,「漱石研究」11,1998.11.20,
- 田口律男,「『都市』と『都会』 『彼岸過迄』断章」,「漱石研究」11,1998.11.20,
- 宮内淳子「『彼岸過迄』 空白を抱く迷路について」,「漱石研究」11,1998.11.20,
- 伊藤秀雄,「漱石の探偵小説 『彼岸過迄』を中心として」,「漱石研究」11,1998.11.20,
- 山本芳明,「『彼岸過迄』から『須永の話』まで 漱石評価の転換期の分析」,「漱石研究」11,1998.11.20,
- 青柳達雄,「漱石と渋川玄耳 『満韓ところどころ』中断の理由について」,「漱石研究」11,1998.11.20,
- 青木稔弥,「『太陽』の『漱石』」,「漱石研究」11,1998.11.20,
- 青柳達雄,「漱石「それから」と中村是公――長井誠吾について――」,「国文学 言語と文芸」115,1998.11.05,
- 藤尾健剛・永野宏志,「夏目漱石「リボー『感情』ノート」――翻刻と解題」,「文芸と批評」8-8,1998.11.25,
- 福屋環,「夏目漱石『こヽろ』論――「先生」の死について考える――」,「梅花短大国語国文」11,1998.11.01,
- 大西道雄,「『行人』(漱石)の一場面の読み――ある読書会の発言を契機として――」,「続『河』」3,1998.11,
- 安宗伸郎,「『行人』論覚え書き」,「続『河』」3,1998.11,
- 石川正一,「漱石の考え方」,「金沢経済大学論集」32-2, 1998.1,
- 半藤一利,「漱石俳句探偵帖 第23回
英文学者の漢詩好き」,「俳句研究」65‐11, 1998.11,
- 宮本盛太郎,「夏目漱石と美濃部達吉」,「史」(現代史懇話会)98,
1998.11
12月
- 相原和邦,「母の夢――漱石伝への一視角――」,「国語と国文学」75-12(900),1998.12.01,
- 土屋知子,「『三四郎』論―本当に〈新しい女〉は誰なのか」,「かほよとり」6,1998.12.1,
- 山下航正,「『回想』と『写生文』−−後期漱石文学試論−−」,『近代文学試論』36,1998.12.25,
- 栗原 敦,「語りの仮装--『満韓ところ/゛\』の戦略をめぐる小論--」,「近代文学論の現在」(分銅惇作編,蒼丘書林)12,1998.12,
- 坂本育雄,「「明暗」の世界」,「国文鶴見」33,1998.12.31,
- 清水鉄子,「漱石の戦略(一)――『行人』『槍の権三重帷子』『ドン・キホーテ』――」,「名古屋近代文学研究」16,1998.12.20,
- 松吉 晋,「『三四郎』論――<ストレイシープ>から見た美禰子の愛――」, 「日本文芸研究」50-3,1998.12.10,
- 清水真由美,「前期三部作における「明」「暗」――あかりの描写が表現する未来――」,「広島女学院大学国語国文学誌」28,1998.12.20,
- 河村民部,「漱石『行人』のソースをめぐって」,「近畿大学文学芸部 文学・芸術・文化」10-1(24),1998.12.21,