12月31日(土) 「小泉劇場2005」
永田町に拠を構える者として今年一年を振り返るならば、
九月総選挙が大きな転換点であったことは疑い得ない。
私はかねがね英国型議会制民主主義の確立を標榜しており、
ならば党首の強いリーダーシップ、一政党の大議席獲得による政局の安定、
政府・与党の一体化といった昨今の傾向は望ましい筈なのだが、
一抹の疑問が残るのは何故なのか。
恐らくわが国はこれまで「衆知を集める」ことに重きを置き過ぎたがために、
少数による多数の支配や、スピードの欠如がその問題点として指摘されたのに
対し、「リーダーの決断」による速度を重視し、末端は政策決定に関与し得ない
という点において最も、目に見える英国に近似して仕舞ったという一大転換に
その疑問の対象の最たるがあるのではないか。再三主張している様に
今後も揺り戻しの過程を経て"衆知"と"速度"の双方に美しいバランスを
形成していくことこそが議会制民主主義の本旨であろう。
来年を占うのであらば、九月に総理が交代することは規定の事実であり、
この期を狙っている人物が居ても可笑しくない。森高千里ではないが
「私が小沢一郎だったら、貴方は○○○○よ」の対象になる方がいるのやも知れぬ。
それ以外は、先に述べた揺り戻しの過程以上の事態は生じなかろう。
今年も本日にて幕。
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12月30日(金) 「大掃除」
大掃除を行う。お父さんの担当は自らの部屋の足廻りの片付けとともに、
妻の指示に従いカーテン剥ぎ、レンジ清掃、最期にはガラ磨きの大役が巡ってきた。
今年は会社の年末大掃除もパスして仕舞ったが、何となく不毛感が漂うのは
どうせ綺麗にしてもまたすぐ汚れて仕舞うからか、或いは
幾ら綺麗にすると言っても完璧には出来ないからか。
祐旭の最近の口癖は「僕も」である。「僕が」でないところが味噌。
母がお勝手に立つと「僕も」。「洗いものしたいの」「はい」。
父がご不浄に立つと「僕も」。「一緒にウンコするの」「はい」。
こうして写真になると如何にも持たせただけの様だが、
掃除をしていると「貸して」と言いながら寄ってきて「僕も」である。
流石に掃除機はまだ重くて操り難いが、嬉しそうにカーペット拭きで
棚の下であるとか普段目に付かないところを喜々として拭きまくり
見事に貢献している。何事も経験したい年頃である。
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12月29日(木) 「練習と本番」
| 練 | R |
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01 | 42 | 7 |
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02 | 58 | 14 |
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03 | 41 | 10 |
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04 | 13 | 11 |
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05 | 10 | 19 |
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2ヶ月振りに練習場に赴く。右表は01年から5年間のゴルフ練習/ラウンドの回数を記したもので
ショートコースは練習に含めてある。一見して02年の58回という練習場通いが
尋常でない。週一回以上通っている計算で確かに翌04年には百台前半が2回
出ているから「練習は人を裏切らない」とも言えるが、
再三述べている様に03年10月に祐旭が生まれて激減。
ラウンド数が飛躍的に伸びた今年復調したということは、要は
練習でもラウンドでもクラブを多く握ることが肝心という極当たり前の結論か。
とくに今年は19ラウンド中自ら懐を痛めたのが6回のみという、
余り大きな声では言えない経済効率性の良さで、ラウンドが増えると
一回一回を大切にしなくなるとの指摘もあるが、逆にこれまではコースに出ることが
少なくて必要以上に気合いが入り過ぎていたのに対し、
少々叩いてもまあこんなところだろうと鷹揚に構えていられる方が
思わぬ好結果に繋がったりするものではないか。
来年も頑張りましょう。
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12月28日(水) 「やえもんにお別れ」
本日より長期休暇に。休み中ほぼ唯一のお出掛けものイベントとして、
交通博物館へ赴く。秋葉原から徒歩2分、大人一人310円と実に近隣かつ安価ながら
本物の汽車に祐旭大興奮。嘗て社会見学で訪れ、「機関車やえもん」そのものが鎮座在していた様な記憶が
あったが、実際にはモデルとなった1号機関車が保存されているということと、
やえもんの作者が阿川弘之氏であったことを改めて認識した。
交通博物館は東京駅完成前に中央線の仮起点であった万世橋駅跡地に
1936年に移管された鉄道を中心としたJR東日本管轄の博物館である。
実際、小さな屋上に出てみると眼下を中央線が、左には総武線、
右奥には山手・京浜東北、更には東北新幹線が、加えて神田川には貨物船が浮かぶ
交通の要所であることがよく判る。
もう少し大きくなれば運転シュミレーション等も楽しめるし、
おしなべて電車好きの男児を持つ家庭としては得難い遊び場なのだが、
残念ながら秋葉原再開発の中で来年5月に閉館、大宮移転が決まっている。
恐ろしくレトロな建物の中に浮かぶ旧型の特急列車や0系新幹線が
妙にはまっていたが移転後は恐らく近代的なスポットに生まれ変わるだろうし、
物理的な距離からも訪れることは無かろう。
閉館までにもう一度位訪れるかも知れない。
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12月26日(月) 「忘年会」
大学時代のサークルの集まりも皆子どもが出来てここ1〜2年は段々と間隔が空く様になった。
20代の内は年に2〜3回の一泊旅行と、結婚式の二次会や留学・転勤の送別・歓迎会の類で
多ければ月に1回程度は集まっていた、というのが密に過ぎたのだろうし、
今でも年に3〜4回は顔を合わせているのだから一般水準からすれば可成り濃い間柄だろう。
今年の忘年会も10名が集まり、話題は必然的に子育て・教育談義が主となったが、
月並みな表現だがこうした会合はいいものだ。
祐旭の診察で再び越谷を訪れる。待つこと120分の間、
ガチャガチャを7度回して2種類の新幹線の先頭車両を効率良く入手す。
過日、高島屋でバルタン星人を手にした祐旭と飲食店に入った際には、
「お父さんの世代ですね」と言われて仕舞ったが、大きなお世話だろう。
父子ともども楽しんでこそ素晴らしき親子関係ではないか、と
いうのは本人よりお父さんの方が熱くなっている事態への釈明に過ぎないか。
おかげ様で術後の経過は良好とのことで安堵す。
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12月25日(日) 「賀状地獄」
毎年この時期は夜毎印刷を終えた年賀状に妻と二人で一筆記す作業が続く。
"年賀状は12月15日までに"というキャンペーンは郵便番号の7桁化等で分類技術も向上したのか
昨今は従前程騒がれなくなったが、実際問題として喪中葉書を送付先から除かなくてはならないし、
15日では「このところ御無沙汰ですね」と書いた人に限って年内に会って仕舞ったりして、
殆ど不可能だろう。
毎年悩むのは如何に枚数を調節するかである。
黙っていれば増える一方のところここ数年五百枚弱で安定させているのは
原則として二年連続で先方から来なかった、
或いは明らかにこちらの賀状が届いてから返信していると思われるケースを
割愛しているためだが、そういう時に限って向こうから送ってきて慌てて返礼することとなる。
しかし過去に深い交流のあった方ならともかく、
仕事で一時期接し、偶々住所が判ったので送ったがその後殆どお付き合いはなく、
賀状の交換だけ続いており、恐らく二度と会うまいという方に
確実に一言添えるというのも難行であり、数十枚連続で書いていると
トランス状態になってきて殆ど文字が判読出来なくなっていく。
とはいえお正月の郵便箱を空けて届いた賀状を確認する、
子どもの頃から今に至るまで変わらぬ喜びに鑑みれば、
年に一度の良き風物詩ではないかと思う。
昨今頓に歌謡曲も判らなくなってきたが、音楽番組を見ていて
司会者がレミオロメンと紹介するのを聞き、何を読み間違えてと思ったら
その通りだったので驚いた。今日に至るまでレミオ"メロン"だと思い込んでいたのだ。
誰かに言わなくて良かった。
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12月24日(土) 「眼鏡を作るクリスマス」
先日クリスマス・カード用にと一家で撮影した際、新宿で夜の席に前に時間が空いた
時にドンキホーテで購入したサンタクロース衣装を、丁度祐旭が寝ている
間に身に付けていたら、撮影が終わり衣装を脱ぎに寝室に消え、
平服で再度登場した後も、盛んに祐旭が寝室を調べに行っては
「おじさん、ない」と主張している。これはもしやサンタのおじさんが
お父さんの変身でることに気付いていないのではなかろうか。
そこで一週間、再びサンタのおじさんがプレゼントとともに現れるであろう
ことを予告し続け当日に至る。
して本日も祐旭が午睡に入ると寒中ケーキをとりあのんにて引き取り、
急ぎ着替えて白い袋に昨日購入したウルトラマンを詰め待機す。
いざ祐旭が目覚めてサンタのおじさんが現れると、一寸寝惚けていたためもあり
やけに恥ずかしそう。それでも新マンとAを貰って早速遊んでいる。
父の趣味に走り過ぎとの指摘もあったが、あにはからんや壺に嵌まった様だ。
こうして本日も写真を撮ってサンタは去ってゆく。
再び父ちゃんが現れ、では新マンは誰に貰ったかと問うと「父ちゃん」との回答。
どうやら父=サンタと完全に認識は出来ていないが、
父とサンタがよく似た人物であることは把握している様で難しい。
また来年お会いしましょう。
1月、4月に継ぎ本年三度目の眼鏡作成。そもそも目が悪くなければ
眼鏡なぞ作る必要はないし、よしんば視力が落ちてもその度合いが小さければ
レンズも安くて済む。今回妻も一緒に作ったが私の値段は三倍近い。
にも拘わらず作成に踏み切ったのは、ここのところ年末御挨拶で久々に会う方
というのが何人か居たのだが、口々に「眼鏡変わりましたね」と指摘されたこと。
要は祐旭に壊されないためのフレーム極太大昔の眼鏡で、誰もそうは言わないが
一寸間抜けに映っている訳だ。そこで外出用に新規購入することとし、
安売り眼鏡屋でなくメガネスーパーできちんと検眼もしてと、一寸だけ
グレードアップして臨む。矢張り利き目は左であった。祐旭が左利きで
あるのも根拠のあることなのか。
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12月22日(木) 「画竜点睛を欠く打ち納め」
本年最終ラウンドは池・バンカー多くグリーンもうねっているという
トリッキーな、百を切った実力者の私(?)の打ち納めには丁度いいコースと
思いきや、前半西コース7番で直前の素振りから飛びそうな予感があり、
見事ドラコンを取ったは良かったが、おかげで力が入り過ぎてゆったり打法を忘れ、
後半はドライバーが右へ飛び出し撃沈。しかもウルトラマン・マーカーも
中途で落として仕舞い意気消沈、と真に好事魔多しに終わって仕舞った。
これにて本年は19ラウンド。平均スコアは03年116.3、04年119.7に対し
116.2なので微妙に進歩していることにはなるが、
今年は百切りが全て。来年は平均スコア百一桁台とともに
自己新と、更に上を目指していきたい。
英国で同姓婚が認められエルトン・ジョン氏が御成婚式を挙げたとのこと。
何となくイメージが日本のM氏とダブるが、エルトン氏は
衣装から何から含め可成り以前から公言しておられたので、
何はともあれ御目出度ふ御座います。
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12月20日(火) 「人間の価値」
今年前半の飯の種だった少子化問題の勉強も
選挙を挟んで報告書の作成、更にはその提出と亡霊の様に甦ってきた
遂に中締めの段階。税も終わって世話人議員から関係者への報告セレモニーを
何本か行ったが、説明も聞きながら的確に見解を返してくる方も居れば、
こちらの説明が何時の間にか恰も端から自分の意見であったかの如くに
すり替わっている人もいて、政府要人・党要人とはいえ様々で勉強になる。
しかし予算編成作業も随分と簡素化された。
戦後皇室が政治的に影響を与えた最大の事象は
天長節を12月23日に選定したということか。
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12月18日(日) 「反復の意義」
昨夜は妻の実家に泊まり本日帰還。
ここ数日術後の通院等で妻子は実家に行っていたのだが、
数日会わなかっただけなのに祐旭の語彙がやけに増えている。
「出発進行」というのは電車との連関で類推出来るが、
「ウルトラマン」が"ゥオウトゥァマン"と片仮名では表現し難いのだが、
原語に近いのだか何だかよく判らない微妙な発音で美しい。
更に驚いたのは1から10まで数えられる様になっている。
毎夜風呂から上がる時に一緒に数えていたのが遂に功を奏したのである。
教育の基礎は反復であるということを再認識した。
「アフラック」とか「ア・リ・コ」を連発するのはTVの見過ぎなのだろうが。
ここのところまたコンビニで缶珈琲に付いてくるオマケモノ収集に
凝っている。祐旭の玩具になるのはよいのだが小さ過ぎて誤飲しそうで
無定見に与える訳にもいかないのが難しいところ。
以前はスーパーカーばかりだったのだが、デコレーション・トラックとか、
果てはプロレスラーまでコンビニ毎の競争になっている感あり。
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12月17日(土) 「鶴見遠征」
YMOカヴァーバンド「中国男 l'homme chiois」の第三回公演、初の対バン出演かつ
鶴見遠征にて多忙な一日。
朝からまず妻の実家に車を借りに行き、とって返して荷物搬入、メンバー2人の
家を回って更に積み増し、慣れない首都高横羽線のインターを見逃してみなとみらいに
降り立って仕舞ったが、地道で引き返し無事15時前に到着す。早速各バンドのリハが
始まるが、見る限り聴く限り明らかに我々より一世代若い。そもそも当方のメンバーの
ひとりが今回対バン公演を主催している音楽サークル"YMC"のひとりを知っていた、
という薄い繋がりなので一体他のバンドの人間構成も音楽性もここに来る迄知らなかったのだ。
因みに"YMC"のYは横須賀なのでYMOとは何の関連もない。
中国男は機材多寡のためトップバッターをお願いしたのでリハはラスト。
他バンドのリハ中に黙々とスタンドを組み上げ、キーボードにシールドを指し続ける
男達と女性一名。何とか所定の時間内に音出しは出来たが、前回リハの際に入念にチェックしたkb毎のバランスを確認出来る筈もなく、
不安の中本番を迎える。今回は場所が場所だけに横浜方面の知人のみに観賞の声掛けを
行っただけ、かつ冒頭なので観客の大勢は他出演バンドのメンバーなのだが、
どう見てもYMOを知っているとは思い難い、脳内にハテナ・マークが幾つも浮かんでいそうな
面妖が並ぶ。と7曲の演奏なのであっという間もなく終了し、
慌てて機材担いで楽屋裏へ放り込む。これではモノが失くなっていても仕方あるまい。
車へ放り込んでジ・エンド。対バン出演のためのリハ・撤収の時間短縮とともに、
対バンの陣容を事前によく確認することという今後のための課題を残して
第三回公演は終了した。観客が少なかった分、写真が撮り易かったという利点があったのは
御愛嬌か。
後は後続部隊の音を聴くも、撤収と重なった2つ目は曲に聴き覚えはあるが
歌手が想い出せない。3つ目は出演者がクラムボンだと言っているが曲を全く知らない。
最後はB'zでこれは大半は判り演奏も旨いのだがバランスの問題でギターが大き過ぎて
難聴になりそうだった。21時から漸く始まった打ち上げで伺うと社会人音楽サークルで
公演が決まるとそれにサークル内でそれに合わせてメンバーを募り、一夜限りの
バンドを組むという面白いシステムとのこと。しかし鶴見は遠かった。
次回は是非YMO関連、少なくとも世代間格差のない組み合わせで公演を行ってみたい。
何はともあれ縦横無尽に撮影戴いたO殿、お花を頂戴したO殿、また"YMC"の皆さんありがとうございました。
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12月16日(金) 「野球人の死」
仰木彬オリックス前監督逝去。僅か2ヶ月程前の退任の際に、
矢鱈と「体調不良」の文字が紙面を賑わしていたのは、今にして思えば
或いは今日の事態が訪れるやも知れぬということを、マスコミは既知してということ
なのか。
近鉄コーチとして18年に亘り三原・岩本・西本・関口・岡本と
5代の監督に仕えた後。1987年末に監督に就任した際には、
西鉄黄金時代の二塁手としてオールドファンにその名は知られていたとはいえ、
紛れも無く12球団隋一のマイナーな監督であり、
就任会見の際に緊張の余り立ち眩みを起こしたというエピソードと相まって
大いに不安を感じさせたものだったが、その後の活躍は今更記すにも及ばず、
昨年の合併騒動にあたっては新生オリックスの救世主として
史上最高齢監督として再登板し、どう見ても足りない戦力でプレーオフまであと一歩という
善戦を見せたことも記憶に新しい。
嘗てV9巨人の参謀、牧野茂コーチが81年からの藤田巨人に再入閣し、
膀胱癌の手術を延期させたがために退任後1年で逝去したことが思い出されるように、
或いは野球人として御本人は本望だったのかも知れないが、
一プロ野球フリークに取っては残念というよりショックである。
御冥福をお祈り致します。
男子プロ初挑戦の宮里藍の惨敗はゴルフにおける「飛距離」の意義を
再認識させられた。即ちドライバーの絶対値が小さく、ミドルの第二打を殆どの場合
ウッドで打たなければならない宮里の姿は、不遜極まりないが好調なら
100を切るかも知れないが、一寸ズレると120近く叩いて仕舞う
私のゴルフの危うさを連想させた。といって急に飛ぶ様にはならないから、
方向性を安定させるしかないのだが。
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12月15日(木) 「年の瀬は皆 風邪を引く。ゼエゼエ」
師走は税の季節である。税制こそは政策誘導の最大の手段であり、
税は政治なり、政治は税なりとされる所以でもある。
自動車業界最大の関心事である道路財源問題が税調マターから外れ、
定率減税の廃止や政策減税の衣替えは始まる前から半ば先が見え、
大山鳴動しながら税率上は微修正に留まった酒と、最後に降って沸いた様な煙草増税が
一面を飾った今年の税制改正は注目度という点では例年に及ばなかった感こそあれ、
議論に参加することなく単に過程を目にしているだけであっても、
毎年出ていれば確かに良いお勉強になるだろう。
一方で、道路財源に関する党の議論は混迷を極めた。
前提として総理の税率を引き下げず一般財源化という極端な命題があり、
具体論では特定財源としての道路財源と、特別会計制度としての道路特会に話を分けた上に
前者はマイナスシーリングによって道路への歳出が決まり、その結果余るとされる歳入を
どうするか、後者は特別会計を整理して国の予算制度の透明性を高めるために
道路特会も統合するという、ともに技術論に終始して、
その中間を結ぶ本来わが国として今後道路はどこまで必要であり、どう整備していくのか
という論議は皆無のままに、何となく総理命題の如くに落ち着いた雰囲気だけを残して、
来年に先送りとなったのである。
何も道路族の一端を担うからと言って際限なく公共事業を行うべきと主張する
積もりはない。しかし児童手当引き上げのための煙草税を引き上げることは
否定されて、児童手当引き上げのために国家財政全体が逼迫したからその結果
煙草税を上げるという論理は税の一貫性としては確かに正当ではあるが、
ならば凡ゆる特定財源制度は否定されて然るべきであるにも拘らず、
環境のためには新たな目的税を創出すべきとの議論が罷り通っているということは、
話は元に戻るが結局はその目的の国家としての必要性如何によって、
財源確保のための技術としての税は肯定も否定もされ得るというに過ぎないのではないか。
あとどの程度で道路は概ね終わりです、という
真っ当な結論は大衆討議得られないであろうから、
技術論で攻めたというのは二重の意味で残念な結末ではなかったか。
本日は6時半出社で夜は23時までバンドの練習、疲れました。
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12月13日(火) 「冬のどすこい」
忘年会シーズン。今年は子供の手術があったりして例年に比べ
制限しているとはいえポツポツと夜が入って来る。
本日は江東区森下のちゃんこ会席「時葉山」へ。
店主の父君は角聖・双葉山の最後から2〜3番目の弟子とのことで
時津風部屋の双葉関から"時葉山"とは大きな四股名。
遺影をはじめ化粧回し、切り落とした髷が部屋を飾っている。
刺身から立派で、魚の煮物、鳥の照焼、
味噌としょうゆの鍋2つのちゃんこに最後はうどんを煮込んでと実に美味で
食い過ぎて仕舞った。ここ数日のダイエットの目論見が台無しか。
因みに双葉関の最後の弟子は故・蔵間関とのこと。
相撲談義にちょっぴり花が咲いたが、明日も早いので大人しく電車で帰還しました。
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12月11日(日) 「捨てないで」
録画しておいたドラマ「熟年離婚」最終回を見る。
定年を迎えた夫(渡哲也)が帰宅すると
長女夫婦が離婚の危機に。そこで「夫婦は一生添い遂げるもの」と
一喝したが逆に妻(松坂慶子)に切り返される。
この第一回を皮切りに、息子と子連れ再婚の年上女性、
次女と定職のないバンドマンというふたつの男女関係を挟んで、
仕事一筋だった夫は自らの人生を振り返り、、、という
物語なのだが最終回、子供達は皆幸せになり、
妻は独り立ちし仕事に生きがいを見出し、
夫は同じくひとり海外青年協力隊に旅立つ。
ドラマとして仕立ててあるから一応美しく終わっているが
よく考えてみると可成り悲惨である。
取り分け高度成長期真っ盛りだった団塊の世代には
家庭を顧みず、というのは良い悪いは別にしてよくある話ではあったろう。
勿論、最終回でヨリが戻ったりしたらそれはそれで出来過ぎではあるが、
厳しいところ。
終日賀状印刷に費やす。年末である。夜は
改装された駅前の村さ来へ。村さ来というと
我々の大学時代ですら既に天狗等とともに低価格だが
余り積極的に入りたいとは思わない居酒屋というイメージがあったが、
今般完全個室化されたので行ってみたら存外に使える。
居酒屋も差別化の時代ということか。
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12月10日(土) 「写真館」
祐旭の無事帰還を称えるが如く、先月21日に撮影した七五三写真が到来した。
四つ切の紙焼きの他にCD−ROMにデータを焼いて貰ったというのは既に記した通りだが、
これが1500×1200という実に微妙な大きさで旨く左右を切ったりしないとL判にも
綺麗に印刷されない。写真屋業もなかなかどうして策を弄しているものではないか。
ともあれ無事写真も出来上がり、夜は快気祝いとす。
お父さんは穴子寿司、お母さんは上寿司、祐旭は稲荷寿司、というと父母だけ優遇している
みたいだが、まだ一般的な寿司は食べられないので。
術後は流石に寝転がってばかりだったが、「私たちは繁殖している」にも
あった様に、乳児は一寸寝込んだだけでも歩けなくなるもの。
今日は少々ガニ股ながら辺り構わず走り廻っている。
良かった良かった。
安藤美姫選手、中京大学に合格。企業と二足の草鞋とは
アマチュア・スポーツ界も物判りが良くなったものだ。
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12月9日(金) 「増殖する睾丸」
火曜日に入院した祐旭が無事退院した。低留睾丸、平たく言えば金玉が片方体内に残ったまま
という状態は生まれて間もない男児には多く、生後自然に陰嚢内に降りてくるケースも多いが、
高い位置に留まったままの場合は手術を要する。
(中略)昨日約1時間半の手術が行われたかと思うと、本日にはもう退院である。
子供の快復力というのは凄いもので既に元気に歩き回ってる。
しかし起きたらいきなり金玉が増えていて祐旭もさぞや吃驚しただろうか。
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というのは丁度一年前、12/10付コラムだが
再掲したのには理由がある。残念ながら折角増えた睾丸だが陰嚢の高い位置に一旦固定したものの
再浮上して体内に上って仕舞い、今般再手術と相成ったからである。
一年前と変わったのは病院が小児泌尿器科の専門医が居られる
埼玉の独協大越谷病院に替わったこと、既に2歳になっているため左睾丸並びに血管等の
癒着が大きく出血が予想より多かったため退院が一日延びたこと、
そしてこれが肝心であるが、結論から言うと今回は陰嚢低部まで睾丸を下ろすことが可能となり、
今後一年程度の経過観察は必要だが、先ず以って一歩前進と思われる、ということだろう。
今度こそ金玉の増えたわが身を実感して貰えるのではないか。
前回は病院が妻の実家の程近くだったのでお父さんは通いだったが今回は何分越谷なので、
わざわざ個室を借り、入院日=手術前日は一家で泊り込みと相成った。
小児病棟に充てられている4階の個室が取れず、成人ばかりの5階に居を据えたため
待合で一寸祐旭が「でんちゃ、でんちゃ」とはしゃぐと、看護士からも患者からも苦言を
呈されるのは気詰まりではあったが、4階のプレイルームで遊んだり、
存外に大人しく心電図を取られたり、レントゲンに「ハイ、ポージュ」したりと
術前の作法をこなす。本人が寝てる間に父母が看護士から説明を受けていたら、
その隙に忍び寄った医師がいきなり点滴の穴を開けようとして危うし祐旭、と思いきや
丁度お昼寝中だったのが天然の麻酔になったか半泣きで留まりと
1歳児よりも本人も強くなってきた。当日も気を揉む父母を余所に術後覚醒してからも
泣かずに耐えた祐旭、お疲れ様。この日7日夕刻からお父さんは原隊復帰しました。
米メッツがフランコ選手を獲得。10年前のバレンタイン・ロッテで
天秤打法で活躍、98年にも再来日した選手と同一人物である。実に47歳、
是非50歳現役を望みたい。
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12月8日(木) 「インコンビニエント」
昨今コンビニにて最も閉口するのはおでんである。別に味が不味いというのではない。
おでんはひとつひとつ具を注文するので、レジが詰まって仕方がないのだ。
本来コンビニエンスストアは少々値が張っても簡便なことが売りに他ならないのに、
公共料金の支払いあり、ショウケースに並ぶ揚げ物ありと、
段々コンビニエンスでなくなってきている。選択・交渉が必要な購入物とは
レジを分けるべきではないか。私もゴルフ宅急便をまま利用するので
余り大きな口は叩けないが。
一方こちらはコンビニエントな話。
これまで赤坂見附まで降りるか、246を超えてAM/PMまで
遠征しなければならなず”永田町で最も通い銀行”として不評だった
三井住友が地下鉄駅構外改札階にATMを設置。一躍利便性が
著しく高まった。誰か文句でも付けたのだろうか。
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12月6日(火) 「議員内閣制の陥穽」
山口二郎氏著「ブレア時代のイギリス」を読む。本旨は
社会民主主義の「第三の道」の再構築による新自由主義に傾斜する
日米の批判なのだが、リーダー個人の魅力やイメージにより支持を獲得する
"政治の人格化"との指摘が、わが国の現状と一致している点が面白かった。
私はかねてから議員内閣制を採る以上、わが国も英国の如く
政府=与党による行政と立法の融合、即ち厳格な三権分立ではなく
行政・立法の替わりに政府=与党・野党を構成要素とした三角形を指向すべきであり、
しかしながらわが国は事実上野党の存在が形骸化され、
政府・与党・司法の擬似三権分立が成立していると指摘してきた。
従って、わが国も英国の如く、首相=党首の強いリーダーシップの下、
候補者選定〜選挙運営も党中央主導に行わる集権型組織が望ましく、
その結果当選回数の少ない議員は投票の際の「数」以上の存在にはなり得ず、
英国において若手議員は院内の自由討論が数少ない登竜門の機会とされているのに対し、
わが国は舞台こそ与党の最大党の内部組織という点では公式性は薄れるが、
各部会がその代替を為してきたと規定してきた。
しかしながら先の総選挙以降、中央主導の党運営が現実になると、
一方で余りに上意下達が徹底され過ぎ、モノ言えば唇寒しに近い状態が
生まれていることに若干の危惧も抱かざるを得ない。
従来の政府対与党の擬似対立、或いは行政の与党への隷属という
誤った観念でなく、政府=与党という議員内閣制の本旨に基づいた上で
下から上へのボトムアップの、従来同様の論理の流れを
強いリーダーシップと同居させることを可能にするためには、
もう少し時の経過を要するか、或いは再度の揺り戻し経た上で
成熟化に向かうのかも知れない。
余談だが同書には”メディア・コンサルタントによる政党の支配”
との指摘もあった。米国の共和党−ヘリテージ財団の関係においても
その構図が伺えるが、世論調査や広告宣伝、コピーライトといった
技術を駆使して支持を獲得する作業を行う、と
わが党の新たに設けられる「シンクタンク」なるものも位置付け
られているのだろうか。
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12月5日(月) 「ベルトの穴」
このところニコレットを服用している。11/9に購入して丁度24個入りを2箱消費したので、
日に2個程度といいペースである。未だ夜の席では貰い煙草をしたりして
本来併用は厳禁とのことだが、着実に効果はある様だ。
最初は1個丸々噛み出すと却って気持ち悪くなって仕舞い、如何にこれ迄
体に悪いものを吸っていたのかと愕然としたり、ミントにしたら飯を食う際にも
ハッカ味が残ったり、妙にゲップの後味が悪かったりしたものだが、
通常版にしてみたら随分と落ち着いた。ということで1個を3分の1位に砕いて服用
している。
日に1.5箱として300×25×2のところがニ箱約4000円で済むという経済的効果の一方で、
よく指摘される通り、口寂しくなるので確実に太って仕舞った。
急に思い立って菓子を止めて海苔を食うべく改めたが、それはそれで一夜で一袋30枚を
断続的に食べて仕舞うので意味がない。まずはスポーツドリンクを控えることから
始めた方が良かろうか。取り合えず70kgを切るところまで戻そう。
杉並CATVも地上波デジタル対応となったのでわが家もデジタル主導となる。
妻が言うことにはとくにフィギュアスケートで、細かいブレが目に付き必ずしも明確でなかった
巧拙が判る様になったという。成る程、急に皆痩せて仕舞った様な気もしたが
それは錯覚に違いない。
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12月4日(日) 「真ん中通るは総武線」
秋葉原の新ヨドバシカメラに初めて赴く。
ブランド別展示とのことだったが、DVDレコーダー等機能別コーナー
と併設しているものも矢張りあった。果たしてPC、AV系の電気製品において
価格と機能という要素以外に「ブランド力」が何処まで機能しているのかは
よく判らないところだ。例えば国産メーカーのものを買っておけば、
少々値が張っても当たり外れが少ない、といった安全性の側面は
容易に気付くが、見栄えやイメージといった、嘗てSONYが獲得し、
今や随分と失って仕舞っているかに思われる「ブランド力」を
購買行動の最大の要因と捉えるのは面白い実験ではないか。
ところで地上波デジタルとVHSを兼ね備えたDVDレコーダが存在したので
急に欲しくなった。既に5年を経過したPCの買い替えと見合いだが。
急に寒くなったが若さを鼓舞して(?)、息子と公園へ向かう。
子供は風の子、はしゃぎ回っているが人は全然いない。
冬になりました。
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12月1日(木) 「ソーケン」
今年前半に怒涛の勢いで携わった少子化問題の勉強会報告書が完成したところで
丁度党の部会が開催された。来年度の児童手当について、
提言作成に携わった身としてその内容に論議が誘導されていく光景を傍観するのは
幾分通例の部会とは異なった感慨がある。因みに提言骨子はこちら。
医療制度改革では出産一時金も5万円増額に。最後の最後で
65-69歳が3割負担から2割に軽減されるのが引っ繰り返り、替わりにこれも子育て支援として
3歳未満の2割負担対象を義務教育前までに拡大されることとなったが、
東京都は23区はほぼ6歳まで無料だし、港区等子供の少ない地域では
中学校までタダという例もあるので有難味は少ないか。
姉歯事件のキャストに新たにコンサルタント会社「総合経営研究所(総研)」が登場。
私の所属先も略称・総研なので、ニュースで連呼されるのは何となく面映い。
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