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[2550] たかばたけたけし 氏(takaba888@hotmail.com) 2002/09/24 Tue 16:36:12
ふるさとで 風呂に入りて 目を閉じる
  夢かうつつか 彼方の一年

1年1ヶ月に及んだ世界視察を終えて、先週高畠は神戸港へ入り帰国しました。
結局訪問先は65ヶ国に及び1年間という期間にしてはかなり多くのものを見聞
できたと感じています。

高山病でつらい思いをしたチベットの山越え、朝日を受けて沐浴したガンジス
川、民族虐殺の残酷さをまのあたりにしたルワンダ、高い生活水準に驚いた南ア
フリカ、青く美しい南米の氷河、地球とは思えないボリビアの過酷な環境、熱病
で倒れ点滴を受けたコスタリカ、超豪華客船でのバルト海クルーズ、写真片手に
さまよったアルプス山中、多くの戦車や廃墟を目の当たりにしたボスニアやコソ
ボ、大事にしていたデジカメを奪われ魂まで抜けてしまったアルバニア、あまり
の親切さに戸惑い考えさせられたイラン、マスコミの限界を感じたアフガニスタ
ンなど数多くの貴重な経験をすることができました。これらの経験を生涯生かし
ていきたいと思います。 

また短いようで長かった一年ですが、この間にも日本はかなり変わっていること
に気づかされびっくりしました。今や一般的になったカメラつきカラー携帯、普
及したDVD、普通に使用されているブロードバンド・インターネット。タイムマシ
ンに乗ってきたような感覚です。

体重を量ってみると、気づかぬ間に出発前より12キロも痩せていました。

しばらくは東京にて次なるステップへの準備をする予定です。

たかばたけたけし


p.s.ちなみに今回訪れることができたのは、以下の国々です。

アジア:韓国・中国・ネパール・インド

中近東:バハレーン・オマーン・アラブ首長国連邦

東アフリカ:ケニア・タンザニア・ウガンダ・ルワンダ

南アフリカ:ザンビア・ジンバブエ・モザンビーク・レソト・スワジランド・南
ア・ナミビア

南米:アルゼンチン・チリ・ブラジル・ボリビア・ペルー・ウルグアイ・パラグ
アイ・エクアドル・コロンビア

北米:パナマ・コスタリカ・ニカラグア・ホンジュラス・エルサルバドル・グア
テマラ・ベリーズ・メキシコ・キューバ・カナダ・米国

欧州:ドイツ・デンマーク・ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・エスト
ニア・ラトビア・リトアニア・ポーランド・チェコ・オーストリア・イタリア・
スロベニア・クロアチア・新ユーゴ・セルビア・モンテネグロ・コソボ・マケド
ニア・アルバニア・ギリシャ

南アジア:トルコ・イラン・パキスタン・アフガニスタン

[2549] 弓場潤一 氏(vyc04171@nifty.ne.jp) 2002/09/20 Fri 22:17:40
弓場です。今週の頭から極東ロシアにおります。

今回はなぜか高橋氏率いる温泉麻雀御一行を東京駅で見送り、そのあと新潟経由
でウラジオストクに入り、原潜の基地を回ったあと、まだ現地におります。日本
では連休をはさんで遅い夏休みを満喫している方も多いのかと思いきや首脳会談
や東電問題で結構騒がしいようですね。

今回は現地で原潜解体にかんする国際会議に出ていたのですが、例によって議論
百出でした。内容については来週あたり日本国内のニュースでも放送されるよう
です。放映日が決まりましたらまた御連絡したいと思いますので興味のある方は
どうぞ。

ではまた

[2548] とりたろう 氏(yutaro_yano@hotmail.com) 2002/09/19 Thu 23:22:43
矢野 from 会社です。最近、ご無沙汰しています。
和里田氏、ご結婚おめでとうございます。高橋氏、Topおめでとうございます。
家のPCのトラブルが頻発しています。例えば、Windows2000SP3...。あれは
絶対にお勧めしません。特にドッキングステーションの方は、絶対にインストール
してはいけません。PCカードを正しく認識できなくなります。家のVAIO君も
カードスロットが死亡しました。アンインストールしてもダメです。ほんと
MSには、泣かされます。

近況ですが、部署名が変わり、更に忙しさが加速しています。こんなはずでは
なかったのに....。
新しい部署は、「マーケティング・パートナー営業統括 戦略企画室」です。
では、また。

[2547] 高橋 洋 氏(arnie@pf6.so-net.ne.jp) 2002/09/19 Thu 13:59:02
高橋です。まずは、和里田おめでとう!ですが、やはり独身としては感慨深いものがあ
ります。どうして正直者が馬鹿を見る世の中なんでしょうか?!って、ちょっと言い過
ぎました。やはり、何事も経験、ということにしておきましょう。さぞかし吟味して選
ばれたお相手でしょうから、末永く幸せになってください。未熟者としては今後さらに
精進し、芝村、前川、朝雲辺りに負けないようにしたいと思います。

一方、相変わらず幹事好きの高橋は、また温泉麻雀を開催してきました。既にこのHPに
掲載されていますが、今回も多方面から多くの方の参加を賜り、大変楽しい会になりま
した。新しい鴨も育ちつつあり、そのための育成環境も急速に整えつつあります。今回
の試みで、全くの初心者でも楽しめるということが証明されました。次回はさらに多く
の方に参加していただけるよう、企画を練ってお待ち申し上げております。

[2546] たかさき 氏(ytakasaki@aol.com) 2002/09/18 Wed 17:25:36
西川殿

お気遣い有難う。いつもの私の通り、気楽にやります

粥川を始め、皆さんへ送別会をしてくれて有難う御座いました
来仏の際は是非御連絡ください。

それにしてもはやくVisa出ないかな・・・

[2545] 西川武志 氏(t.nishikawa@aist.go.jp) 2002/09/18 Wed 01:46:57
西川です、仕事がつまっているのと体調不良で高崎氏の送別会に参加できません
でした。お気をつけて。多分、年に1、2度は欧州へ行くのでよろしく。
週末からアムステルダムに私の代打で上司が国際学会発表に行くのですが、発表
のPowerPointは、具合が悪くても私が作らねばならず、先ほど完成しました。
微熱と頭痛があるものの、眠れません。1時間ほどベッドで横になっていたので
すが、こうして起きて掲示板に書き込んでいます。

さて、興味深い読み物をどうぞ。
電磁波人体影響歴史編
http://plaza13.mbn.or.jp/%7Eyasui_it/EMFHistory.htm
このWebは非常に勉強になります。
http://plaza13.mbn.or.jp/%7Eyasui_it/

[2544] たかさき 氏(ytakasaki@aol.com) 2002/09/15 Sun 23:33:39
高崎です。久しぶりに私も書きます。
和里田氏へ結婚おめでとうを伝えたいですが、11月9日はさすがに日本にいないだろう
から、これを見ていることを祈るばかりです。
「利家とまつ」は一応、地元のものとして、話のネタになるかもしれないと思って、み
ています。たしかに、ストーリーは、事実が地味なだけに、引っ張ってますよね。
だったら、どうして金沢城入城をあんなにあっさりやってしまったのでしょうね。金沢
市には、「百万石まつり」なる利家入城を記念した、パレードもあるのだから、もっと
大げさに、「利家公マタザエモンなるぞ!」とかいって、やればいいのにな、とおもっ
たものでした。
4月に帰省しましたが、金沢は、すっかりその大河ドラマに、依存した状態でした。観光
では、プライド高い金沢もいまやすっかり、海外旅行に圧されてしまって、げんきがあ
りません。
忍者寺といわれる妙立寺の近くには、高校の元恩師の経営する(いまは定年になってし
まった)土産物屋さんがありますが、めっきり売り上げが減ってしまったと、一昨年訪
問したときにはこぼしていました。
「いまのひとは、お土産を(沢山)買って帰らんようになった・・・」と。
ちなみに該当の土産物屋さんは、寺町通りから、忍者寺にむかって行くときの小路に入
り、すぐ、左手にあります、と一応、宣伝。

[2543] takabataketakeshi 氏(takaba888@hotmail.com) 2002/09/15 Sun 00:18:26
こんにちは、高畠です。

なんとか中国西部ウルムチまでやってきました。
約一週間かけて険しく厳しいパミール高原(南アジアと中央アジアを隔てている)を越
えました。標高4700mの峠(パキスタン・中国国境)では吹雪となり、寒くてしもやけが
できるかと思いました。この間連絡がつかず、ご心配をおかけしました。

しかし、この間に、いたずらメールの攻撃を受け、8月31日以前に受信したほとんど
のメールが消去されてしまい、参ってしまいました。時間がなくてまだ返事を出してな
かったメールも多かったし、アドレスを登録してなかった相手もいただけにとてもショ
ックです。(返事のきてないメールがあればもう一度送って頂けるとありがたいです。)

さてこれからの予定は、明日北京に寝台列車で向かい、19日には天津港より船で帰国
の予定です。引越しのため月末には東京へ向かうことを予定しています。
無事帰ることができましたら、今後ともよろしくお願いします。

[2542] マンゴー平田 氏(yuki-rin@f3/dion/ne/jp) 2002/09/14 Sat 21:11:54
ほんとに久方ぶりに記帳します。
というか、久し振りにこのホームページにアクセスしてみたら、何と和里田が結婚する
(した?)というビッグニュースが!!ついに年貢を納めましたか。本当におめでとう
ございます。

さて、大河ドラマの話題が出ていますので、大河ドラマフリークとして一言。
今回の「利家とまつ」、欠かさずみています。大河ドラマでは一番視聴率が取れる戦国
物とあって、前作(あまりにつまらなくて、フリークの私も後半は全く見てませんでし
た)に比べれば見せ場が多いですが、やはり、どうしても歴史の脇役の利家を主人公と
して描こうとしているところに無理が感じられて仕方ありません。6月頃は、早く本能
寺の変をやって欲しいのに、それじゃぁ1年もたせるのが大変なためか、長男の初陣とい
うマイナーエピソードだけで1回分を使ってました。脚本家の苦労が偲ばれます。余談
ですが、以前、「秀吉」のときに、最後にネタも尽きてしまったのか、五右衛門の釜茹
でシーンだけで1回を使ってしまった(しかも、登場する場所も釜茹での場所のみ)と
いうことがありました。あのときは、ネタが無いにも程があると憤慨したものですが、
今回の大河でも、そうしたケースが何度もありました。憤慨ついでに言うと、今回の朝
ドラ(「さくら」)でも、ネタ切れに著しいものがあります。主人公のさくらと桂木の
恋愛ネタだけで、この1か月を費やしているように思います。別れたり、くっついた
り、別れたり、くっついたり・・・いつまで続くのでしょうか。

で、今年の大河の今後の見どころですが、やはり、関が原前夜の豊臣勢力代表としての
利家と家康の対決、利家の死と関が原の合戦、まつが家康のもとに自ら人質として出向
き、前田100万石の礎を築く・・・といったところでしょうか。問題は、この数少な
いエピソードを、どういうネタでつなぐのかということでしょう。

[2541] 平野 秀樹 氏(hyde@mwc.biglobe.ne.jp) 2002/09/14 Sat 21:11:15
和里田氏、おめでとうございます。
旧NCでも独身も数えるほどになってきましたが、ついに貴殿も・・・。
あとは大御所高橋氏くらいか。おまけにいきなりパパとは。
和里田パパ?なんかまったくイメージできません。(二木氏の披露宴以来ご無沙汰)
11月9日にはお目にかかるのを楽しみにしております。

[2540] 粥川善洋 氏(kayukawa@mui.biglobe.ne.jp) 2002/09/03 Tue 18:01:32
(林氏)
>前作「北条時宗」と比べれば随分と良いのでは?あの時宗の女々しさと言ったら情け
>ないくらいでした。演じていたのが和泉流宗家ですから。
時宗は非道かったですね。何よりも話が暗い。前半、渡辺謙が出てた頃はまだ良かった
のですが、母親役の浅野温子は喚いてるだけ、妻役の西田ひかるは日本語の発音が訛っ
てるし、、、。「元寇」という描きにくいテーマ故か、元と九州を往来する商人(北大
路欣也)を出してその娘と時宗を絡めるという舞台設定にしてましたが、九州と鎌倉で
それぞれ勝手に話が進んでて、更にフビライ・ハンの大陸統一も偶に出てくるので、ド
ラマの本筋が分からなくなる話でした。後半は見るのやめちゃいましたが、時宗が段々
体を壊して死に向っていくのでより暗くなったみたいですね。

因みに昨今何かと評判の悪い主人公の宗家氏ですが、実は又従兄弟であります(母同士
が従兄弟)。もちろん、付き合いもありませんし、先方は私のことは知らないと思いま
すが、、、。

大河ドラマでは最近(と言ってももう可成り前になりますが)では、「独眼竜政宗」で
すかね。やっぱり大河ドラマは、今回の唐沢利明もそうですが、舞台系の俳優が演技が
大きくて映えますね。「葵〜徳川三代」の江守徹(石田三成)とか。「政宗」の唯一の
難点は、結局徳川幕府の副将軍に落ち着いてしまうので、晩年の描写がどうしても起伏
に欠けるというところ。この点は今回の前田利家も同じ難点を抱えてるのですが、まつ
が生き残って活躍するのかな。そうなると詰まらなそうですね。
あとは、「黄金の日々」と「獅子の時代」かな。戦国武将ものという正統派大河ドラマ
からは多少外れますが。

[2539] 林 義隆 氏(yoshi-hs@mx6.nisiq.net) 2002/09/03 Tue 00:28:44
 粥川殿 減量に努められるとの記事、拝読致しました。私も結婚前後に70kに
到達し、その後多少の増減はあれど現在69kと殆ど変わっておりません。60k台
前半までの減量を考えてはいても、なかなか実行できずにおりました。
 この夏は猛暑の中で何度か芝刈りをし、当初1R2k減を達成し、減量に有効か?
などと思いましたが1週間後には半分戻り、その後は暑さに慣れたのか大した効果が
ありませんでした。しかし、体脂肪は運動の効果か多少改善しております。
 貴殿の記事を妻が見つけたことから、無言のプレッシャーを感じております。
なかなか体を動かす機会がないのですが、この秋は芝刈り計画もいくつかあるので
ベスト体重63k!、ベストスコア90!を目指したいと思います。

 さて、大河ドラマの話題が出ていますが、今回は「利家とまつ」といった
歴史の脇役の物語ですが、前作「北条時宗」と比べれば随分と良いのでは?
あの時宗の女々しさと言ったら情けないくらいでした。演じていたのが和泉流宗家
ですから、ドラマ終了後一段と印象が悪いですけれど・・・。
 今作もトレンディドラマがNHKに来たようなキャストで、「であるか」しか
言わない信長やおねの全く威厳のない怒り方には閉口していました。
特に今回は、交戦止むなしの状況に完全になってしまっているのに、まだ、
そこからうだうだやっている。成政は「戦う定め」だと分かっているではないですか。
 予告によれば今回、不戦のお願いを利家にしたまつが次回は抗戦すべしと
諭すと言う。なんだかくどくなってきました。生きるか死ぬかの時代に惑わすような
発言は慎んだほうが良いのでは?
 役者のほうも重みのある人が少ない。キャストのトリが丹波哲郎・・・。
大河ドラマはどうなるのでしょう。次回作「宮元武蔵」。

[2538] 戸田洋文 氏(fumitoda@mui.biglobe.ne.jp) 2002/09/02 Mon 22:14:41
ご無沙汰しています。

今年はプロ野球のTV観戦はおろか、プロ野球ニュース(ってもうないか)の類すら
ほとんど観ていない状況ですが、確かにフジの解説者陣の使い方は、そのしゃべくりの
能力からするともったい気がしますね。

大河ドラマ、というのはもう何年見ていないでしょうか。

小さな頃は家族で見ていて、ためになることも多かったような気がします。
原作となる小説も、心なしかビッグネームが多かったような気がします
(ただ単に、時の経過と「大河ドラマ原作」というネームバリューが
そう感じさせているだけかもしれませんが)。

それにくらべ、下記ご指摘から判断する限り、昨今(というか今年の)
「利家とまつ」というのは、ちょっと寂しい感じですね。
やはり視聴率も、往時とは比べるべくもないのでしょうか。
菜々子&反町共演、だけで若い世代の支持を得るとも思えないですし
(そもそも、反町、ってまだ人気あるのでしょうか?)。

ところで、ダイエットの記事、拝読いたしました。
実は小生も数5年程前、食事量を抑える(といっても、だいたい2,000kcal/日程度)
ことで、2ヶ月間で12kgの減量に成功しました。

ただ、その後もいちおう食事量には気をつけているのですが、
基礎代謝量が落ちているのでしょうね、全くといって運動しないこともあり、
結局減量前の体重をほぼ回復してしまっています。

やはり、根本的な解決を目指すには、意図的に運動した方がよさそうです。
とはいえ、小生も、5年前の減量時、最初は水泳を試みましたが、結局
泳いだ後にビールを飲んでしまい、あんまり効果があがりませんでしたが。

[2537] 粥川善洋 氏(kayukawa@mui.biglobe.ne.jp) 2002/09/02 Mon 17:24:48
フジは田尾、谷沢、大矢といった喋れるまともな解説者が多いのに、「すぽると」の野
球部門で交替で使ってるだけでは勿体ない。デーブの相棒にされてる金村は話題も多い
ので好感持てるが。
ちなみに私は日テレの堀内がアナウンサーが振った言葉を一々否定してから応えるスタ
イルが余り好きではありません。堀内自体は嫌いではありませんが。
あと武上の声が聞き取り難過ぎると思っていたら、ご病気でした。合掌。

さて話は変わりますが、大河ドラマは皆様ご覧ですか?
昨日(9/1)の「利家とまつ」、どうにも立腹しました。このドラマは前田利家と同夫人ま
つが主人公、というより「まつ」がメインキャストの扱いで、利家(唐沢利明)、秀吉
(香川照之)、佐々成政(山口雄一郎)の3武将と、各々の夫人まつ(松島菜々子)、
おね(酒井法子)、はる(天海祐希)の友情物語を背景に描かれております。

で今回、佐々成政が秀吉に屈服することを潔しとせず、家康と組んで利家に戦を仕掛け
ようとする。一方で、秀吉も自らに従わない成政は既に敵方と見なし、利家に滅ぼさせ
ようとしている。それを秀吉の母なかと3夫人が前田・佐々両家の縁組を進めることで
戦を防ごうとするが、結局は成政の意地で戦端が開かれて仕舞う、というところでつづ
くになります。次回で佐々成政はお別れということです。

さて、佐々軍に責められたので出陣するという利家にまつが「貴方が戦えばいくさにな
ります」と言って利家に出陣をやめさせようとする。
もういくさになってるって。君は日本社会党か。
これにまた利家が「お前の気持ちは分かるが、戦わざるを得ないのだ」とまつに済まな
そうに言う。
行かなきゃ前線で守ってる奥村家富(中条きよし)見殺しだって、、、。

詰まり、脚本家は「女達の非戦の願いが男達の意地の張り合いで無残にも打ち破られ
る」というストーリーを描きたかったのでしょうが、「所詮女性は”軍が無ければ戦争
は無くなる”程度しか言えない」と述べてる様にしか見えなくなってしまってます。

更に、根本問題として、女優陣、とくに松島菜々子が下手過ぎ。仁王の様な顔して利家
に迫ってどうする、、、。おね(酒井法子)は脚本上からも馬鹿っぽい役柄になってる
ので、演技の稚拙さはそれ程目立たないのですが。男優陣、とくに猿之介の息子がいい
味出してるだけに実に勿体ない。

[2536] うちやま 氏(fumik@tkg.att.ne.jp) 2002/08/31 Sat 18:54:43
太田君、就職おめでとう。言葉の違う国で教鞭をとるのですね。すごい。私なん
て、学会でも、発表は英語で出来ても質問されると的確には答えられません。カナ
ダは、大学の体制や運営方法なども日本とはずいぶん違うのでしょうか。

ところで、ぜんっぜん話は変わります。久々に訪れてこんな馬鹿なことを書き残す
のもどうかとは思うけど、デーブ大久保って、なんであんなに偉そうなの?お前は
巨人育ちじゃないだろっつうの。そんなに大した選手でもなかったろ。日テレでや
るならまだしも、フジでやるな。金村もすり寄るな。
野球中継を見ていて、どうにも腹が立って書いてしまいました。

[2535] 坂本 淳子 氏(jujurbar@aol.com) 2002/08/28 Wed 14:06:58
そういえば。。。
大学病院に院生として戻り、集中治療部で医師をしながら研究室に入ってます。
暇な時間にラットを使って、毎日グレープフルーツの香料を嗅がせてみました。
一応名目は体内時計。実は、女性のみなさんは御存じでしょうが、某S堂から匂い
で痩せるスリミングコスメが出ましたよね。で、ほんまかいな、と。
結果は。。。じゃーん、順調に太ってます。コントロールとで有意差出そう。
メーカーの説明では、交感神経を活性化して脂肪燃焼させるはずですが、多分一
緒に食欲中枢も刺激しているのでしょう。
ということで、使用する際にはご一考くださいね。

[2534] 坂本 淳子 氏(jujurbar@aol.com) 2002/08/28 Wed 13:57:15
私の高校はカナダ系カソリックだったので、シスター方はみんなカナダ人でし
た。結構保守的で、フランス語できなきゃだめー、みたいな感じ。よって全員必
修で、乙女の小さい脳はWの発音でかなり痛んだ記憶が。。。
あれはシスター方だからですか?それともまだそういう時代だったから?
いまでもカナダは多人種ですよね。
どんな感じなんですか?  
ピンぼけ質問でごめんなさい。

[2533] 粥川善洋 氏(kayukawa@mui.biglobe.ne.jp) 2002/08/27 Tue 16:45:14
太田殿ご就業御目出度ふ御座います。

>しいていえば,福祉が厚いから,アメリカより,総じて治安がいいのが取柄でしょうか。
確かに、福祉国家というのは治安がいいのですよね。ただし「企業」とか「改革」とか
「新しい」ものには弱い。そうなると沈滞する、格差が無いから優秀な人はやる気を無
くすか、海外逃亡する。だから競争原理だー!という方向になっていますが、競争すれ
ば当然勝者と敗者が出る。これまでのわが国は敗者は永久に敗者で再挑戦の機会が無
かったのが問題だからこの機会を設けることとする。それは良いとして、現実には人は
持って生まれた能力の格差がある訳で、再挑戦しても挑戦するフィールドを変えても
永遠に勝者になれない人も当然存在する。ならば、勝てない人にはそれなりに食べれる
様には保障するから、それなりの人生を送れと言うのか、果た又アメリカン・ドリーム
を拵えて、全て国民に何時の日にや勝者になり得ると錯覚させることが為政者の務めな
のか。ムツカシイ。
こうなると、それぞれの人はそれぞれの能力に応じて精励す、というのは如何と考える
と見事社会主義ですね。ああマルクス。

>余談ですが,日米加とも,外交・外務系の国家公務員(の少なくとも一部)は許しがたい。
個人的に外交官にはお知り合いが殆ど居ないのですが、戦後わが国外交は基本的に戦略
的に行動する必要性(或いは権限)が無かったので、鹿鳴館と高等通訳に堕するという
のは外交官個々の責に帰する部分は大きくないとは思いますが。
しかし「日米加とも」というのは何故? 人類共通の外交官が宜しくなくなる理由とい
うのは何なんでしょう。少なくとも戦前〜戦後間もなくのわが国は廣田弘毅、バロン幣
原、吉田茂、芦田均など優秀な外交官→政治家が多かったのに、と言うより軍人も外交
官と考えれば殆どか。それは無理か。閑話休題。としても何故でしょう?

[2532] 太田康広 氏 2002/08/27 Tue 14:38:02
高畠,この辺,来ていたのね。連絡してくれりゃ,よかったのに。

> 【先進国の条件、それは”ゆとり”です! カナダ】

> その結果人々の生活にはゆとりが感じられる。(日本にもっとも欠けている
> のはこの”ゆとり”だ。特に”子供のゆとり”ではなく、”大人のゆとり”
> である。)そのせいか人々の性格もおおらかで愛想もよく、旅人としてもと
> ても気分がいい。親切でマナーの良い人が多い。

> カナダは金融やITなどの技術、生活レベルでは日本やアメリカよりは遅れ
> ているように感じるが、自然が人々の生活と調和されており、広大な自然の
> すべてに管理が行き届いている。人々が人間らしく生活しやすい環境がつく
> られている印象を受けた。

カナダ人が愛想がいいというのは,まったくその通りだと思います。アメリカ
人のようなふてぶてしさと押しの強さがなく,全体にややシャイで好感が持て
ます。ややフレンチ入ったような,優しい感じの,スタイリッシュな街並みも
いいですね。アルゴンキンの自然をバックにした,グループオブセブンの色調。
メイプル街道のサトウカエデの紅葉。カナダは素敵な国です。

しかし,15パーセント(オンタリオ州)の消費税をお忘れなく。ついでにいう
と,所得税のブラッケットクリープもすさまじい。

要するに,カナダは,北欧型福祉国家です。先年の減税前は,常軌を逸した重
税だったといっていいでしょう。今だって,相当なものです。

パブリックセクタは,どこでもそうですが,カナダの公的部門も,硬直した官
僚主義と融通の効かなさ,生産性の低さが目立ちます。愚痴になるので,詳細
は書きませんが,僕はここのところ,ひどいめにあっています。

人々が優しく,豊かな自然に恵まれ,文化的にも優れたものがあるカナダ。政
府の政策さえまちがっていなければ,いい国なのに,と残念です。これでは,
優秀な人材がアメリカに流出し続けるでしょう。起業家精神をつぶし,怠け者
を優遇してしまっています。しいていえば,福祉が厚いから,アメリカより,
総じて治安がいいのが取柄でしょうか。

最近,多少,反省したようです。個人的に大好きな国なだけに,今後は,普通
の国に近づいてくれると嬉しいのですが...。結局, GDP に占めるパブリック
セクタの比率をどれだけ抑えておけるかがクリティカルです。日本も,もって
他山の石とすべし。(もう手遅れか。)

余談ですが,日米加とも,外交・外務系の国家公務員(の少なくとも一部)は
許しがたい。高橋は多少好意的に書いていましたが,あの...(罵詈雑言二十
八行削除)...僕は賛成できません。民間人に迷惑かけまくりです。

[2531] 太田康広 氏 2002/08/27 Tue 12:42:54
太田です。

こちらで報告していただいたように,カナダの大学に就職しました。

Lecturer of Accounting
School of Administrative Studies
Atkinson Faculty of Liberal and Professional Studies
York University
4700 Keele Street, Toronto, Canada, M3J 1P3
http://www.yorku.ca/

学部卒業時のアイセックの集まりで「今世紀中は学生」といっていたとおり,
前世紀中は学生でした。通算二十五年間の学校教育を経て,皆さんより,十年
遅れで就職です。

トロントは,距離的には,バッファローから車で二時間弱。オンタリオ湖の南
岸からも,トロントの摩天楼が見えます。よく知っている街でもあり,別の国
に行くという実感は湧きません。相変わらず,ナイアガラの滝の近くにおりま
す。また,トロントには,カーサローマなど,ほかにも観光スポットがありま
す。あのあたりは,いわゆるメイプル街道の一部でもあり,秋の紅葉は,大変
綺麗です。

観光の際は,是非,ご一報ください。

[2530] たかばたけたけし 氏 2002/08/26 Mon 20:06:04
ここイスラマバード(パキスタン首都)は通信事情が悪く、同じ文章が何度も載ってし
まったようです。読み飛ばすか、削除していただけたらと思います。
(編者注:重複削除致しました)

[2529] たかばたけたけし 氏 2002/08/26 Mon 19:58:39
様々な価値観、生活水準をもつ諸民族が共存していることが追い風となっている。

アメリカの飲食店などに入って気づくことは、接客態度が非常に悪いということだ。
嫌々働いていますという態度がダイレクトに伝わってくる。お釣を投げてよこしたり、
気分でお客を無視したり、受け答えもマニュアル的にボソボソとつぶやく程度。マクド
ナルドに入っても”スマイル”なんてどこにもない。(マクドナルドの世界接客コンテ
ストで日本人がトップだったという話を聞いたことがあるが納得できた。)この国ほど
気分悪く食事のできる国は世界にないだろう。

これは経営者が労働内容を簡略化・システム化・マニュアル化し、どんなレベルの人間
でも働けるような仕組みを整えたおかげだ。アメリカ人は他の国々の人と比べて接客態
度やは味についてはあまり頓着しない人たちが多いのかもしれない。だから、質よりも
量を求めた効率的な経営スタイルが発達したのだろう。

ただ一方で高級店などの接客態度はとてもよい。選択と集中でお客の層にあったサービ
スをしているという意味で、無慈悲なほど合理的な経営スタイルができている国だと思
った。


【アメリカは世界一の問題児なのでは?】
”京都議定書”というのをご存知だろうか?
世界の自然がどんどん破壊され将来的な人間の生存が危ぶまれているなか、温室効果に
よるこれ以上の温暖化を食い止めるため、各国の二酸化炭素排出量を抑制しようという
一種の協定である(各国代表が集まり、数年前に京都で締結された)。

世界の主だった国のほとんどがこの議定書に調印し、環境保護に対して積極的に動き出
した。ところが一カ国だけ調印を拒んでいる国がある。それがアメリカだ。

当時、このニュースを聞いて意外に思った僕だが、今回アメリカ社会を観察してその背
景が良く分かった。この国では誰も(もちろん一部の人は除くが)環境保護なんて考え
ていない。カナダ以外の先進国と違い、石油やミネラル、農産物をはじめとて資源が大
量にある国だからだ。

ファーストフード店では持ち帰りだけでなく、店内で食べても使い捨て容器で出てく
る。食器を洗うよりコストが安いからである。スーパーで買い物をすると二重重ねのナ
イロン袋に入れられる。環境意識が高く、袋を持参する人々も多いヨーロッパとは大き
な違い。灯油が無尽蔵に存在するかと思えるほどヒーターをドンドン焚き、冬でもTシ
ャツ、短パンで過ごす人々。大量生産・大量消費・大量廃棄が継続して行われている。
たくさん作るからモノが安い。安いからたくさん売れ、古いものはすぐ捨てる。

地球上の資源は限られている。先進国が現在のペースで資源を消費していくと、いつか
は資源は枯渇する。枯渇しなくても資源価格の上昇が起こる。そのときお金のある国は
高いお金を支払って購入できるからまだましだが、苦しむのは貧しい発展途上国だ。更
なる貧困・社会不安が起こるだろう。いまなお”贅沢な”ライフスタイルを見直すこと
をしないアメリカ国民にも問題はあるが、それにたいして何も手を打たないアメリカ政
府・世論を喚起しないマスコミの責任は大きいのではなかろうか。


たかばたけたけし(takaba888@hotmail.com)

(次回は”驚きの国々 北欧編”です。次のネットカフェで配信したいと思っています。)

いつも長くてすいません。

[2528] たかばたけたけし 氏 2002/08/26 Mon 19:55:04
そう考えると、世の中には資本主義向きの人間と社会主義向きの人間の両方がいるので
はなかろうか?ある理論によるとこのような価値観は生まれ育った環境よりも、生まれ
たときに既に備わっている人の方が多いという。

旧共産圏だけではなくアフリカや南米など、今まで多くの国々が社会主義を導入して失
敗している。キューバが成功している理由は、気候が良いため生活しやすく作物も育ち
やすいこと、指導者の権力基盤がしっかりしていること等とともに”社会主義向きの人
間”が多いこともあるのではないだろうか。(キューバは革命後多くの人々がアメリカ
などへ脱出しているが、その多くが資本主義向きの人間だったのだろう。)

日本などの先進諸国では社会主義は全くの”悪”という風に決めつけられてきた。確か
に人間一人一人の力を最も効率的に発揮できるシステムが資本主義だと思う。しかし社
会主義向きの人たちが世の中に存在する以上、現在のような激しい競争社会だけでなく
彼らにあった社会の枠組みも作ってあげる方が、より機能的で満足のいく社会になるの
かもしれない。


【先進国の条件、それは”ゆとり”です! カナダ】
国際格付期間により現在世界で信用度が最も高い(AAA)とされている国(国債)をご存知
だろうか?アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスの4カ国である。そしてこのカナダ
の信用度はその次に高いとされている。

それもそのはずこの国にはたった3000万人の人口に対して、エネルギー・鉱物資源
に溢れた広大な国土が与えられているのだ。(最近日本の格付けが下げられ、南米・チ
リやアフリカ・ボツワナより低くなったが、これらの国々も同様に人口に比べて膨大な
資源を持つという理由で信用度が高い。)

その結果人々の生活にはゆとりが感じられる。(日本にもっとも欠けているのはこの”
ゆとり”だ。特に”子供のゆとり”ではなく、”大人のゆとり”である。)そのせいか
人々の性格もおおらかで愛想もよく、旅人としてもとても気分がいい。親切でマナーの
良い人が多い。

カナダは金融やITなどの技術、生活レベルでは日本やアメリカよりは遅れているよう
に感じるが、自然が人々の生活と調和されており、広大な自然のすべてに管理が行き届
いている。人々が人間らしく生活しやすい環境がつくられている印象を受けた。


【発展途上国と先進国が同居 アメリカ合衆国】
アメリカに入ってしまうと、中南米を旅して感じたような利己的な印象は薄れる。”内
側よりも外側から見る方がその国を理解できる場合は多い”と言われることがあるが、
実際その通りだと思う。一方で中に入ってみないと分からないこともあるわけでそれが
このレポートの内容となっているわけだ。

アメリカは良くも悪くも物質面での豊かさを感じる。先進国であるにもかかわらずモノ
の価格が安いのだ。これはメーカー同士の競争が激しいこと、販売量が大きいため大量
生産ができること、国中に商品の流通網が張り巡らされていることなどが背景にあると
いえよう。

しかし中でも無視できない要因は人件費が低く抑えられていることだ。先進国であるに
もかかわらず単純労働者については中進国並みの賃金で人を雇っている。その秘訣は失
業率の高さだ。

一般に失業率は低い方がよいというのが世間の常識である。僕もこの国を訪れるまでそ
う信じてきた。しかしこの失業率のおかげで米国企業は競争力を保てているのだと気づ
かされた。つまり賃金が多少安くても働きたいという人々がいるおかげで企業は安く労
働力を確保できているのだ。

[2527] たかばたけたけし 氏 2002/08/26 Mon 19:48:49
★        モントリオール:カナダの仏語圏ケベック州の中心都市。フランス風の建物
が立ち並び雰囲気もよい。

(星なし)トロント:カナダ最大の都市。カナダ全体に言えることだが、アジア系移民
の多さに驚く。中心部の建物は近代的できれいだが、通りにはゴミが散乱しており、途
上国から来ると物質文明に幻滅するかもしれない。

(星なし)ボストン:観光する場所ではないが、住むには良いところ。緑にあふれ落ち
着いた町。


-足取り-

5/26 飛行機(1時間)でハバナ(36キューバ)到着。 
5/30 飛行機(4時間)でトロント(以下37カナダ)到着。 
5/31 バス(2時間)でナイアガラ到着。バス(8時間)でモントリオール到着。
6/3  バス(7時間)でボストン(以下38アメリカ)到着。
6/6  バス(4時間)でニューヨーク到着。
6/11 飛行機でドイツへ。 


【あなたは社会主義派?それとも資本主義派? キューバ共和国】
驚いた。ここは本当に北米なのか?街は黒人でごったがえし、リンガラミュージック
(ザイールの音楽)が鳴り響いている。街の建物はボロボロで崩れかかっており何十年
も修復していないようだ。現代社会で目にするような商品はほとんど流通しておらず、
食事も簡単なピザ(10円)とソフトドリンク(5円)が道端で売られている程度で雰囲気はア
フリカと変わらない。

世界ではめずらしく現在でも社会主義が生きている国。40年前(1960年代)の革命以
来完全な断交が続いているアメリカからの妨害にもめげず、独裁者カストロのもとこの
国は生き長らえてきた。

他の旧社会主義国同様この国でも計画経済の結果として、経済が停滞し世界でも指折り
の低い所得水準の国となっている。平均月収は$10程度。食事は楽しむものではなく、空
腹を満たすもの。商店には日本のコンビニの棚一つ分程度の商品もなく、ガムやクッキ
ーなどが値札と一緒にガラスケースの中に大事そうに展示されている。娯楽もほとんど
ない(強いていえばサルサを踊る程度)。いたるところに40年前(独立前)のフォード
車が現役で走っている。僕らにすれば異次元のようなそんな生活も彼らのとっては当た
り前の生活だ。

友人の紹介である日系人のおばあちゃんに会うことが出来た。彼女は終戦後、移民とし
て仙台からキューバへとやってきた(日系キューバ移民は結構多かったらしい)。革命
後もこの国にとどまり、社会に溶け込み、現地の人と結婚し家族と暮らしている。さぞ
かし生活が大変なのではないかと思い聞いてみた。

「現在のキューバの生活に私は満足しています。贅沢は出来ませんが、そこそこ働いて
いれば毎日の生活が保証され、必要なものは毎週(配給として政府から)支給されま
す。生活の心配をすることもないですし、家族で楽しくのんびりと暮らしています。」

実際話を聞いてみると、その貧しさにもかかわらず国民の多くが現状に満足しているよ
うだ。”国民を(持続的に)満足させる”ことが政府の目標と定義するならば、キュー
バの社会主義はその目標をほぼ達成し成功しているといえよう。

日本のような物質社会に浸った僕にとってキューバで生活しろといわれてもできないだ
ろう。たとえ職を失って生活に困るリスクはあっても、チャレンジして”楽ありゃ苦も
ある”人生を生きる方がいいと思う。しかし一方で世の中には「安定した生活が送れる
ならば、そこそこの生活レベルでもいい」という人々が多いのも事実である。

[2526] たかばたけたけし 氏 2002/08/26 Mon 19:38:46
[キューバ共和国・カナダ・アメリカ合衆国(5/26-6/11)] 

-解説-
さすがは北米。出発以来初めて日本の友人たちに再会することができ、いつもと違った
ひとときを送ることが出来た。

メキシコ・カンクン国際空港を飛び立った僕は学生時代のサークルの友人の住むキュー
バに到着。国連事務所に勤める彼女はすっかり現地での生活にも慣れ親しんでおり、多
くの友人を紹介してもらいながら充実した5日間を過ごした。

再びキューバ航空でカナダへ飛んだ(カンクン発ハバナ経由トロント行き往復$70
0)。アメリカとキューバは国交断絶状態にあるため、カナダを経由して陸路入国する
ことにしたのだ。

現在空路でのアメリカ入国は荷物の隅々まで厳しいチェックがあるようだが、陸路によ
る入国はのんびりとしたもので荷物のチェックもない。到着したトロントでは旅行のつ
いでに立ち寄ってくれた友人と再会でき、久しぶりに会話を楽しむ。半日ナイアガラの
滝(訪問先参照)を見学し、すぐにバスに飛び乗った。

続くモントリオールではワインスクール時代の友人が留学しており、市内観光などお世
話になった。ボストンでもサークル時代の友人が二家族留学しており、ロブスターのご
馳走などなど盛大なもてなしを受けた。ハーバード大学を見学したり、MIT(マサチ
ューセッツ工科大学)のヨットに乗せてもらったりと久しぶりにくつろぐことができた。

ニューヨークではこれまた同じサークルの友人が赴任しており、マンハッタン中心部に
あるホテルのような豪華マンションに泊めてもらった。北米で会った友人たちは各分野
での専門的な知識を持つ人たちなので、その国でのいろんな話が聞けて勉強になった。
よい友人を持つと旅の質が高まり、宿代も助かって幸せだ。

ニューヨーク最後の数泊だけホステル(一泊20ドル程度)に滞在し、マンハッタンのデ
ィスカウントショップを探した。ニューヨークでは事前予約による割引が主流なので、
僕のように予定の立たない旅人が格安チケットを手に入れるのは困難な場所である。そ
れでも情報誌を手がかりに、(電話も含めて)20件程探しまわり、ようやくヨーロッ
パ行き航空券(往復500ドル)を購入した。二日後、ルフトハンザ航空にて、故郷ユ
ーラシア大陸へ向けてJFケネディ空港を後にした。


-訪問先-
★★★    ニューヨーク:宿泊費が高く(一泊数百ドル)、諸国を巡礼してきた旅人は
悲鳴を上げる。紀伊国屋書店、古本屋のブックオフ、吉野屋の牛丼などもあり、良くも
悪くも日本と同じ生活が楽しめる(実際いたるところで日本人が生活しており、地下鉄
などは日本語対応の機械までおいてある)。モノは安く豊かで(様々な民族が共存して
いることもあり)多様性に富んでいる。重厚で立派な建物で埋め尽くされているマンハ
ッタン島を見ると、ここが世界の富の結晶であることが実感できる。10年前とは大き
く異なり治安が大幅に改善。今や夜でも安心して歩けるのには驚いた。

★★   ハバナ(キューバ首都):周辺国のどことも違う異質な空間。半数を占める黒
人とその音楽、社会主義と物不足、老朽化の進んだ建物などはむしろアフリカを連想さ
せる。 

★★      ナイアガラの滝:小さいが(雨の後などは)迫力がある。滝の幅はビクトリ
アフォールズ(ジンバブエ・ザンビア)やイグアスの滝(ブラジル・アルゼンチン)よ
りも狭いものの落差が比較的高い(ビクトリアの滝の半分程度)。がっかりすると聞い
ていたが、思ったよりも迫力があり美しかった。

[2525] たかばたけたけし 氏(takaba888@hotmail.com) 2002/08/26 Mon 19:36:27
昨日までアフガニスタンに行ってました。

カブールとジャララバードだけだったのですが、聞いていたイメージとはかなり異なる
国でした。岩山しかないかと思っていたら、実は大河も流れ、緑も多い。長野のような
場所でした。

治安は急速に回復しており、日中であれば危険を感じることはまずありません。外人は
ジャーナリスト以外には見かけませんでしたが、不安を感じることもなかったです。各
国のジャーナリストとも意見を交わすチャンスに恵まれました。

今までの援助のお陰で、人々はとっても親日的。日本人だと言っただけで、あちこちで
お茶(日本茶とそっくり)をごちそうになり、食事もごちそうになり・・・。

元タリバンの幹部だった人と乗合タクシーで一緒になり(タリバンは国内にまだ山のよ
うにいる)、カブール入城時の話や、オマル氏(タリバンのリーダー)の様子、当初タ
リバンを積極的に支援していたのはアメリカだったという話など、かなり具体的な話を
聞いてくることが出来ました。

今回のアフガン滞在では、
「日本の茶の間ではほとんど”真実”はわからない。特に日本に入ってくる海外報道は
ほとんどが歪んでいる(事実かもしれないが誤解を与える報道)」
ということが実感できました。これはTVや新聞を毎日何気なく目にしている私たちに
とってはとても恐ろしい事実です。

さて、旅行記は北米編です。以下に出てくる登場人物は
キューバ:三上さん
ボストン:石丸君・笹路君
NY:渡辺君(すべてTO89)
です。

[2524] 小倉 京子 氏 2002/08/25 Sun 09:17:21
河田くん、うっちー本当におめでとう。 二人にも暫く会ってないねー。
ふゆきさん、おめでとうございます。 ご主人がお風呂に入れてくださるなんて
羨ましい。うちは実習のときにすでに、こんなのやってられるかよーという態度でし
た。(本当にふてくされていました!)やはり男の人というのは、赤ちゃんが生まれた
後から父になっていくので、人によって遅かったり早かったりして不満に思ったりする
ものだと思います。そのへんの微妙な心理はボブ・グリーン著『父親日記』によく書い
てあったりします。私の家の場合は言葉が出てきたあたりから、少しずつ父親らしさを
発揮できるようになったと思います。それまでは後追いも激しく、風呂も父親と一緒に
入らなくなり、母乳を完全に止める2歳過ぎまでは母を求める気持ちが娘にも強かったも
のと思われます。
今から思えば、助けてくれる人は父親意外にも、祖父母や生んだ病院の育児教室、友達
など色々いたので「父親業」の質にはあまり過度な期待をしないようにしました。いら
いらしてしまうので。とはいえ、やはり御父さんの方も手抜きをせず、一緒にたくさん
遊んであげてください。ね、西川くん。娘が父親を心底愛してくれるのは今のうちだよ
ー。本ばっかりの紹介になりますが、サリー・ウオード著『語りかけ育児』とても参考
になりました。テレビを消して30分は一緒に遊んであげると、子供も欲求不満が解消
されるようです。
それでは、また今までとは一味違う生活を楽しんでください!丈夫なお子さんになりま
すように

[2523] 粥川善洋 氏(kayukawa@mui.biglobe.ne.jp) 2002/08/22 木 23:00:00
ふゆき殿、きっとあの優しそうな旦那さんなら育児に勤しまれることでしょう。
おめでとうございます。

さて昨日、2年振りに野球を見に行きました。西武球場のダイエー戦。妻の叔父が
バックネット裏を会社で購入しておりこれを頂戴して観戦。立派な椅子、専用食堂
もあり、珍しく豪奢な気分で観戦致しました。試合は西武の一方的なゲーム、結局
巨人ともども昨年までは指揮官の責任ということだったのでしょうか。
なお右写真は打撃練習中に、評論家か?年輩の方と話す王監督。

しかし高畠氏イランからパキスタンとは凄いですね。ご帰国迄引き続きお気を付け
下さい。

十年祭も近付いて参りました。皆様何卒ご参加の程、よろしくお願い申し上げます。

[2522] 乾@名古屋 氏(inuiki@nifty.ne.jp) 2002/08/18 Sun 16:37:50
ふゆき、ひさしぶり。お嬢さま誕生おめでとう。

そういえば私もその「沐浴実習」に参加しました。
「褒められてその気になる」というより、我が家の場合は
夫婦揃って「そんなのでは子供がかわいそうでしょ!」と叱られた記憶があります。
どちらかというと、産褥期にお願いしていたシッターさんに習ったことの方が実践的で
したね。

ところで「育児参加」ですが、子供つながりで友人になったご夫婦や
嫁の友人たちからは、私は最も育児活動をしている男親だと認定されています。
といっても、何が担当、というわけではなく、単純にその時々に必要となること
(たとえばオムツ換えだったり、風呂いれだったり、飯を作ってくわせたり、寝かしつ
けたり…)をやっているだけなのですが。
うちはこの7月まで共働きで、
朝起こして保育園にやるまでは、時間が自由になる私の役目でした。
だから、かなり早くに慣れてしまった(手の抜き方を覚えた)とも言えます。
ただ、平日なので私の役目になっていた「一歳半検診」「三歳検診」は
慣れれなかったなあ。父親は誰もいないは、保健所の担当には「全く、父親なんか
寄越して」ってな目でみられるは、お母さん方からは「もう、乳がやれないじゃない
の」的に扱われるは…。

ところで、他所のカップルを見ている限り、「育児参加」といってる限りは
女親の不満も男親のストレスも消えることはないだろうな…というのが
私の感想です。
だってこれは「女親が行う育児に、男親が参加する」という言葉なのですから。
女親が戦略的に男親を巻き込んでいくテクニックを持っているならともかく、
「片方の活動に片方が参加させられている」状態になっている限り、
「まだまだやってくれてない」「俺はかなりやっている」のギャップは存在します。

女親から見ると男親の行う育児活動はどれも、かなり心もとないもの。
流せないオシリフキを買ってきたり、まだ食べれないものを作って口に入れたり。
ここでフツーは「どうしてそんなふうにするのよ、こないだ言ったでしょー」なんて
キレちゃうのですが、これでは、男親を「言われたことをやる」状態から脱出させる
ことはできません。失敗の自由とは工夫の余地ですし、
具体的な行動のベースとなる「決め事」さえ合っていれば、どれだけお互いに
見てみぬフリができるかが「育児参加」のカギではないかと思います。

ま、私は瑣末なことでも「言われたことをやる」のが苦手なので、
ェのような理屈を作ってただの命令からは逃げている…のが実情かもしれませんが。

★自分の育児体験をなんとか商売に生かせないか…と考えあぐねている乾でした。

[2521] やの ゆうたろう内 氏(yyano@mtj.biglobe.ne.jp) 2002/08/18 Sun 12:07:59
小林様。おめでとうございます。
今年はちょっとしたベビーブームなのでしょうか、三鷹の街には妊婦さんが溢れていま
す。我が家も12月中旬に第2子誕生予定です。

さて、父親の育児参加の件ですが、皆様もお書きになっているように、うちも「頼まれた
ことはやる」事が多いようです。(でも、洗濯と掃除は頼まれてもやらない&休日の昼
食は進んで作る)
私も以前は「何で気が利かないのかしら?」等と思うこともしばしば有りましたが、家
にいる時間が絶対的に少ないので仕方がないのだろうなぁ、と思うようになりました。
今は2歳の娘が反抗期なのと、私が悪阻&お腹が張りやすいということもあり、休日は
夫の協力が不可欠なので、煽てて?色々やってもらうようにしています。(やって貰って
いることは、日に日にグレードアップしているかもしれない)誉められたら大抵の方は嬉
しいでしょうから… 
こちらサイドはあれもこれも…と望みは高くなっていくのですが、得手不得手もあるこ
とだし、楽しめる範囲で指示していることが多いように思います。
…でも、夫はもしかすると「僕はすごくやっているぞ」と思っているかもしれない…

因みに、こんなことをしています。
・入浴(平日の朝のシャワー&休日)  ・遊び(散歩や体を動かす系)
・食事の支度(平日の朝のお手伝い&休日の昼)
(あとは、力仕事と自転車で行くようなお買い物をお願いすることが多いです)

[2520] たかばたけたけし 氏(takaba888@hotmail.com) 2002/08/16 Fri 22:06:07
2001年よりこの国でも国内通貨がアメリカドルとなった。ヨーロッパでユーロが誕生す
る一方でアメリカはこのようにどんどんドル流通圏を拡大している。(ユーロを導入し
た国も実はEUだけにとどまらない。)アジア諸国では通貨圏に対する是非の議論すら
まだ活発にされていないのが気になる。

ところで、もともとここエルサルバドルは1830年代に成立した”中央アメリカ合衆国”
という国の首都があったところだ。メキシコ以外の中米諸国が昔は一つの国だったの
だ。ところが各地方の利害が対立し、5年後にこの国は分裂してしまった。地方の利害
対立というのは植民地から独立した国々に最初よく起こりがちな問題で,南米でも(ベ
ネズエラ・コロンビア・エクアドル・ペルーなどは一つの国になる予定だった)同様の
理由で現在の各国に分裂している。それを考えるとやはりアメリカ合衆国を築いた人達
は偉大だ。あれほど広大な国土を一回の内戦(南北戦争)だけで分裂を留めたのだか
ら。この経験で培われた政治力が、現在の国力の背景でもあるのだろう。島国一つを統
一するのとは求められる統率力も違ってくる。日本人もそのような部分では彼らを見習
い、そういった人達と対等に付き合えるだけの知識や技能を培っていかねばならないの
ではあるまいか。

たかばたけたけし(takaba888@hotmail.com)

(次回は”社会主義の成功例 キューバ編”です。次のネットカフェで配信したいと思
っています。)

[2519] たかばたけたけし 氏(takaba888@hotmail.com) 2002/08/16 Fri 22:05:14
ホンジュラスでは依然として広大な農場が彼らの支配下にあり、つい最近までアメリカ
べったりの政権が続いてきた。米国はこの国を事実上の出先基地として、軍隊を駐留さ
せ隣国のニカラグアやエルサルバドルに介入していった。米国の強大な軍事力のおかげ
で国内の政変は少なかったが、事実上はアメリカの植民地としての扱いを甘んじてきた
国であり、国民のための政治はほとんどなされていなかったらしい。ひょっとしたらア
メリカの繁栄は、このような多くの国々の犠牲の上に成り立っているのかもしれない。
ラテンアメリカを見るとアメリカの本当の姿が見えてくる。


【イギリスが残した黒人国家 ベリーズ】
  英領ホンジュラスといわれた地域で20年前(1981年)に独立した若い国。
  奴隷の子孫である黒人の割合が、統計では3割といわれているが、地方でバスに乗る
と8割以上が黒人だった。こんなに黒人を見かけるのは南ア以来で自分がどこに居るの
か混乱してしまう。”黒人といえばアフリカもしくはアメリカ”という日本人の感覚か
らするととても意外だが、次回のキューバを含めカリブ海沿岸諸国のほとんどは黒人国
家だ。世界で初めて黒人政権を樹立した国もアフリカではなく、カリブ海に浮かぶハイ
チという国だ(1900年代初め)。

  教育やマナーが周辺国よりしっかりしている印象を受けた。やる気=労働意欲はやは
りあまり感じなかったが、ラテンアメリカ独特のいいかげんさはそれほどない。バスも
時刻表によって運行され、食堂でサンドイッチを頼んでもナプキンと一緒に出てくる。
先進国のマナーに浸りきった我々にとっても比較的気分良く過ごせる国だ。アフリカ南
部諸国もそうであったが、イギリス領だった時代にいわゆる”マナー”が根づいたのだ
と考えられる。

  イギリスは偉大な国だ。帝国主義のリーダーとして世界中で数々の略奪行為を行った
が、その植民地に残していった文化(マナーや秩序など)も大きく、それが現在の旧植
民地諸国の強さにもなっている。


【アメリカの養子 メキシコ】
  北米にはNAFTA(ナフタ)と呼ばれる貿易協定がある。加盟国間の貿易を自由に
するための枠組みで、ヨーロッパではEUに該当するが、アジアにはまだこの様な仕組
みはない。NAFTAにはアメリカとカナダが加盟していたが1995年よりメキシコが加
盟した。

  加盟前に訪れた前回(92年)と比べると、メキシコは大きく発展を遂げていた。街に
はマクドナルド・ピザハット・KFCなどのファーストフードショップがあふれ、郊外
には超巨大スーパーマーケットが進出。棚には溢れるほどのアメリカ製商品が陳列され
ている。もはやアメリカの一つの州のようだ。統計でも輸出入の9割は米国向けになっ
ている。首都やユカタン半島では物価も高く、かかった生活費(特別支出を除く食費+
宿泊費の合計平均)は日本以来の高さ($40/日)だった。所得は増え物も増え、メキシ
コ人は以前よりかなり豊になったようだった。自由貿易圏はいかに国を変えてしまうの
かを思い知らされた。


【中米のレバノン エルサルバドル共和国】
20年間続いた内戦が10年前にやっと終わり、現在は復興途上の国だ。内戦であらゆる物
が破壊され、人の良さだけが売りという話も聞く。実際親切な人が多く、周辺諸国と違
って街には活気が感じられる。首都では市場を中心にこまごまとしたお店がいっぱい軒
をならべ、各々がそれぞれ仕入れてきたものを道ゆく人たちに売り込んでいる。商人ば
かりで街は溢れかえっており、一般のお客さんはどこにいるんだろうと思ってしまう。

[2518] たかばたけたけし 氏(takaba888@hotmail.com) 2002/08/16 Fri 22:04:19
★    サンサルバドル(エルサルバドル首都):小さな商店で街はごちゃごちゃして
おり、中米の中では活気がある。内戦で奪われた生活基盤を取り戻すために一人一人が
必死に努力している 
のが感じられる街だ。 

★    グアテマラシティ(グアテマラ首都):街の規模は大きいが特に見所はない。 

(星なし) ベリーズシティ:かつての首都ではあるが、人口8万人にすぎず、中心街に
は橋が一本あるだけで何もない。 

(星なし) マナグア(ニカラグア首都):見事なほど何もない。郊外には小奇麗な3階建
てショッピングセンターがあるが、首都というよりは村だ。 


-足取り- 

5/10 コスタリカよりバス(10時間)でテグシガルパ(以下31ホンジュラス)到着。
バス(4時間)でラセイバ到着。 
5/11 船(1時間)でウティラ島到着。
翌日より3日間ダイビングスクールに通う。 

5/15 飛行機(10分)、バス二台(7時間)を乗り継ぎオコテペケ(エルサルバドル国境)
到着。 
5/16 バス二台(3時間)でサンサルバドル(32エルサルバドル)到着。 
5/17 バス(4時間)でグアテマラシティ(以下33グアテマラ)到着。
バス(1時間)でアンティグア到着。 
5/19 夜行バス(10時間)を乗り継ぎティカル遺跡到着。
バス二台(8時間)を乗り継ぎベリーズシティ(以下34ベリーズ)到着。 
5/20 船(1時間)でキーカーカー島到着。シュノーケリングツアー(6時間)。 

5/21 船(1時間)、バス二台(8時間)でトゥルム(以下35メキシコ)到着。 
5/22 地底湖ダイビング(3時間)。バス(1時間)でプラヤデルカルメン到着。 
5/23 船(1時間)でコスメル島到着。 
5/24 ダイビング(6時間)。船(1時間)、バス(2時間)でカンクン到着。 

5/26 飛行機(1時間)でキューバへ。 


【中米のラオス ニカラグア共和国】
この国には何もない。
植民地時代からの二つの町を除けばほとんど何もない。あるのは湖と火山くらい。19世
紀前半の独立以来、1990年に内戦が終結するまで、度重なる内戦にあえいだこの国は築
くことよりも破壊することのほうが多かったのかもしれない。

1980年代に同国に誕生した社会主義政権(国民の評判はそれほど悪くなかったらしい)
を潰すために、反政府勢力(評判はかなり悪かったらしい)をアメリカが援助した。米
国民の目を逃れて援助資金を創出するために、アメリカ政府はこっそりイランに武器を
横流しし、受け取った代金をニカラグアに送っていた。数年後、これがばれてしまい、米
国では大スキャンダルとなった(イラン・コントラ事件)。

CIAによるチリ社会主義政権潰しといい、パナマ侵攻といい、米国政府は最近でもこのよ
うに国民に隠れて現地住民を無視した行動に出ることがよくある。日本ではあまり報道
されてはいないが、アメリカには日本で一般的に知られている以外の顔がある。例えば
NYテロの背景にはこのような米国政府の勝手な政策に対する反動があるのだろう。


【バナナ共和国 ホンジュラス共和国】

この国ほどバナナリパブリックという言葉が当てはまる国はない。
ラテンアメリカにはエクアドルやパナマ、コスタリカなどバナナの輸出が経済を支えて
きた国は多い。しかし、ホンジュラスは政治そのものがバナナ会社に支配されてきたの
だ。かつて輸出品の2/3をバナナが占めたこの国では、20世紀の始めより国内のバナナ
農園の3/4がアメリカの二大フルーツ会社によって所有されていた。この二つの会社は
国内に権益を広げ、主要な二つの政党を支配し、国内政治は彼らの利害で動かされるよう
になった。このフルーツ会社の経理部長から大統領になった人までいる。

[2517] たかばたけたけし 氏(takaba888@hotmail.com) 2002/08/16 Fri 22:03:15
【世界視察22】アメリカの裏庭 その他中米編

たかばたけです。3日前にパキスタン侵入に成功しました。
現在首都イスラマバードです。現在は問題ないと聞いていましたが、実際国内は至って
平穏。1年前から起こったことなど嘘のようです。

イランから砂漠の中を二晩かけ、”奴隷船”のような窮屈な夜行バスできました。疲労
が溜まり、何もする気が起きません。でもあと少し。日本に帰れる日を夢見て頑張ります。



[ニカラグア共和国・ホンジュラス共和国・エルサルバドル共和国・グアテマラ共和
国・ベリーズ・メキシコ合衆国 (5/10-26)] 

-解説- 
ニカラグアからホンジュラス、エルサルバドル、グアテマラ、ベリーズ、メキシコ(ユ
カタン半島)とバスでゆっくり北上。

中米は特にこれといった見所はないが、カリブ海の美しさはすばらしい。潜りに来る外
人も多い。世界一安くスキューバライセンスを取得できる島がホンジュラスにあると聞
き、僕もそこでライセンスを取る。取ったからにはと、カリブでは早速潜り三昧。ベリ
ーズ・ユカタン半島で水中世界を堪能する。

その後カンクンで航空券を購入し、カナダ・アメリカ東海岸への経由地キューバへ向か
った。 


-訪問先- 

★★★★★トゥルム地底湖:メキシコ(ユカタン半島)のジャングルの地下にある大鐘
乳湖。地下水に埋まった鍾乳洞(長さ1000m以上)DEライト片手にダイビングwo 
taikenできる。国外ではほとんど知られていないが、透明度が高く、美しさこの上ない
神秘的な世界。陥没した大地の裂け目から日差しが差し込み、水中の鍾乳石がエメラル
ドグリーンに輝くyousuは幻想的だった。

★★★★ ティカル遺跡:グアテマラにあるかつてのマヤ帝国の首都。土に埋もれたピ
ラミッドがいくつもそびえており、マヤ遺跡の中では最も規模も大きい。チチェンイツ
アー遺跡(メキシコ)と並んで見応えのある遺跡だ。 

★★★  キーカーカー島:物価の高いベリーズのなかで、珍しく過ごしやすいリゾー
ト地。変化に富んだ改定に色取り取りの熱帯魚が泳いでいるためシュノーケリングのメ
ッカでもある。餌付けされたサメや幅2mくらいの大きなエイと一緒に泳ぐことができ
る。 

★★★  コスメル島:メキシコにあるカリブ海で最も美しいといわれているダイビン
グスポット。様々な熱帯魚やロブスター、珊瑚などを間近に見られたが、特に素晴らし
いというほどではなかった。季節や天候にもよるらしい。 

★★   アンティグア:グアテマラ。特に見所はないが、植民地時代中米全体の首府
(スペイン領グアテマラ総督府)が置かれていた街で、当時の建築物に満ちており雰囲
気がいい。 

★★   トゥルム遺跡:メキシコにあるマヤの遺跡。真っ青なカリブ海に面した高台
にそびえたその神殿は絵になる光景だ。 

★★   カンクン:メキシコ東部屈指のリゾート地。海の色合いの美しさは理想的。
真っ白な砂浜とコバルトブルーの海の間には真っ青なセルリアンブルーに輝く浅瀬が広
がっている。以前よりも大衆化してきてはいるが、日本以上に物価が高いため潤沢な旅
行資金がない者には楽しめない。 

★    ウティラ島:世界で最も安くダイビングのライセンスを取得できるホンジュ
ラスの島。ここの珊瑚礁はメキシコから続いており、オーストラリアのグレートバリア
リーフに次いで世界で二番目に大きな珊瑚礁群。海の美しさは格別だが島にはたいした
施設もないので行くと苦労する。 

[2516] 若林 氏 2002/08/12 Mon 10:30:19
芙雪、お嬢様のご誕生おめでとう!

育児の件については、父親はやっていると思っている一方、母親はまだ足りないと思う
など、結局お互いの期待値が一致しているかどうかで問題になるかならないかが決まる
と思います。僕としては結構やっているつもりですが、家内は不満のようです。。。

今は長女がほぼ1歳になるところですが、休日はおむつ替えと食事を食べさせるのはやっ
ています。あと風呂にも入れてます。平日は仕事が忙しいのでゼロです。遊びの付き合
いもしますが、これは専ら5歳になる長男の相手をしている時間が多いかな。これは結構
やっているつもりです。

父親になつく時間もそんなにはないと思うので、結構積極的に子供には接しているつも
りです。ただおいしいところしかやっていないという指摘もありますが。。。

[2515] 上村 さと子 氏 2002/08/10 Sat 16:32:35
小林さん、おめでとうございます!!ウチの長男(6/28)と同学年ですね!!

私の目から見た旦那クンの育児参加ですが、ウチも西川さんの書いておられるよ
うな事は一通りやってくれています。ただ私もワガママなので、よくやってくれ
ているなあ、と思う時と、気が利かないなあ、と思う時とが混在しています。何
故かと言うと、やはり子供はどちらかと言うと母親になつく為、普段は父親と仲
良しでも究極の時(眠い、機嫌が悪い等)だけはどうしても母親ベッタリ。例え
ば出掛ける前等にウッカリ機嫌を損ねてしまうと、旦那クンはフリーなのに、私
は家事&子供の世話を1人でやっていたり、と言う事もあります。結局の所、私に
余裕が無いと、旦那クンがいくら色々と手伝ってくれても、気が利かない、と思
えてしまうのかも知れません。

ウチの旦那クンレベルの育児参加を十分だと思う人と、まだまだだと思う人と、
その家庭によっても差があると思います。でも私が感じた事は、男性はどの程度
まで手を貸して良いのか、解らない人が多い様なので、手伝って欲しい事はどん
どんこちらから”指示”してやって貰うのがいいかも、と言う事です。黙ってい
て何もやってくれなくても、それを察知しろと言う方が酷かも知れませんし。

立会い出産は今回ウチもしました。旦那さんが倒れてしまったりするタイプでな
ければ、貴重な機会ですので、やってみると良いと私は思います。女性がどれだ
け”命懸け”で出産するのか理解してくれれば、自然と育児参加してくれるかも
知れません。

蛇足ですが、お酒が入った状態での沐浴はお勧め出来ません。友達で、素面にも
拘らず、赤ちゃんをベビーバスにドボン!!とやってしまった人も居ますので…。

お互い子育て頑張りましょうね!!

[2514] 西川武志 氏(t.nishikawa@aist.go.jp) 2002/08/10 Sat 11:08:45
小林さん、おめでとうございます。
育児への父親参加ですが、妻曰く言われたらやる程度です(夫婦間で認識の差が
あります。母親の立場からだと父親の育児参加は十分と言うことは無いのでは?)。
朝一番のおむつがえとか、食事の世話、お風呂上がりの世話の一部、歯磨き介
助、多少の面倒見ぐらいです。今は家に良く居ますが以前は娘が起きているよう
な時間には不在でしたので、すっかり母親べったりになってしまいました。
生後半年ぐらいまでお風呂に私が入れていたのですが、今は入ってくれません。
今日で1歳7ヶ月なのですが、母親の姿が見えないと泣き出します。
父親の育児への参加は、子供の性格も大きく関わると思います。
我が家のお嬢さんは・・・
電話はかけちゃうし、引き出しとかのロックは外しちゃうし、60〜70cmの段
差は乗り越えるし、ネコといっしょに育ったから飛び跳ねるし、縄張り意識が強
いし。
昨日は服を自分で全部脱いで、おむつも外してしまって、私の足下でおしっこし
ちゃった。
妻、私、ネコ、すべてが娘に振り回されてぐったりです。

[2513] 小林 芙雪 氏(yfk@cba.att.ne.jp) 2002/08/09 Fri 23:17:26
出産報告

6月10日に3108gの女の子を出産しました。
名前を「小林りこ」といいます。
現在2ヶ月になり、ようやく生活のペースが出来てきました。

そこで訊いてみたくなったのが、
これをご覧になっている子供のいる旦那様方は
育児にはどれ位参加しているのでしょうか?
最近は立会い出産もポピュラーになり、
私の出産した病院でも妊娠中には両親学級があり、
出産後には「パパ沐浴」なるお風呂実習もありました。
そこで看護婦さん達に大げさに褒めてもらってやる気にさせるのが目的です。
我家もこの作戦で、深夜に酒臭い主人が鼻歌交じりにお風呂に入れてくれます。

ここに記帳されてる方達は皆さん育児に積極的そうなので
訊いてみました。

[2512] 仁一&こっこ 氏 2002/08/09 Fri 22:16:38
河ちゃん、ウッチー、おめでとう!
遅れ馳せながら。。。
いやあ、ハッピーな話はイイですねえ。

それにしても、2人のお相手とも美男美女なのはナゼ???

[2511] 西川武志 氏 2002/08/08 Thu 23:44:26
文部科学省の科学技術政策研究所が昨年、18歳から69歳の約2000名に面
接した、科学技術常識の日本人の正答率は51%でした。
(1)大陸は何万年もかけて移動している。       正答率:83%
(2)現在の人類は原始的な動物種から進化した。     正答率:78%
(3)地球の中心部は非常に高温である。        正答率:77%
(4)我々が呼吸に使う酸素は植物から作られた。     正答率:67%
(5)すべての放射能は人工的に作られたものだ。     正答率:56%
(6)ごく初期の人類は恐竜と同時代に生きていた。    正答率:40%
(7)電子の大きさは原子の大きさよりも小さい。    正答率:30%
(8)レーザーは音波を集中することで得られる。    正答率:28%
(9)男か女になるかを決めるのは父親の遺伝子だ。    正答率:25%
(10)抗生物質はバクテリア同様ウィルスも殺す。   正答率:23%

みなさん、いかがでしょうか?

[2510] たかばたけたけし 氏(takaba888@hotmail.com) 2002/08/06 Tue 02:36:03
仕方無いとはいえ、とんでもないところへ来てしまったと思った。

結局、診断結果は
”少なくとも病原菌によるものではなく、あまり心配はいらない”
とのこと。マラリアにもデング熱にも感染した疑いはないとのことだった。ほっとする
と同時に、症状も既にほとんど消えていることに気づいた。夜行バスに乗ったりあちこ
ち病院目指してさ迷っているうちに、熱も引いていたのだ。

念のためということで点滴を受け、病院食(ジャガイモやチキン、スープ、リンゴなど
シンプルだった)までごちそうになった。ここでは医療水準の低さなど感じることは全
くなく、てきぱきとした診察を受けた。驚いたのは担当医(コスタリカ人)が日本語で
診察してくれたことだった。滋賀医大に留学していたとのことだ。こんな地の果てに日
本語のできる医者がいたのは心強かった。

更にびっくりしたのは、診断書を渡されて”このまま帰っていいよ”と言われたことだ
った。つまり診察料を取らないのだ。コスタリカでは公立病院の診察費は国民であるな
いを問わずすべてタダなのだ。キャッシュの無い旅人にとってこれは非常にありがた
い。欧米の先進国を見渡してもすべての患者に対し診察料を受け取らない国は、ほとん
どないであろう。

コスタリカという国は人口300万人の小さな国で、自然公園をのぞけば見所もたいし
てない、ぱっとしない国で、ジュラシックパークの舞台となったこと以外、あまり知ら
れていない国だ。しかし古くから民主主義が根づき、教育水準も高く、社会福祉が充実
しており、欧米諸国が見習うべき点も多いようだ。ここは10年前に一度訪れたことが
あるが、二回目の訪問にしてようやくその進んだ姿に触れたような気分だった。


たかばたけたけし(takaba888@hotmail.com)

(次回は世界で最も安くスキューバライセンスが取れる国ホンジュラス編です。)

[2509] たかばたけたけし 氏(takaba888@hotmail.com) 2002/08/06 Tue 02:34:47
もともとパナマの中心部パナマシティはヨーロッパ人が太平洋岸に作った最初の都市だ
った。ペルーやボリビアの財宝を本国スペインに運ぶための集積所として栄える。しか
しスペインの力が弱まった後にはアメリカが介入し、運河を手に入れるため、軍隊を派遣
しコロンビアから力ずくで独立させたいきさつがある。

中米はアメリカの裏庭。アメリカは今でこそ人道主義を唱えており、人権問題を真剣に
解決しようとしている人たちがいるのは確かである。しかし現在までの過程において、
同政府がいかに非人道的で利己的なふるまいをしてきたかは中米の歴史を紐解けば一目
瞭然となる。パナマはその序の口に過ぎない。


[中米の軽井沢 コスタリカ]
中米は大地そのものが山脈である。
活火山も多く、地震の被害も日本以上に大きい。コスタリカも中央部はその山の上にあ
り、標高が高いため涼しく過ごしやすい。

コスタリカとはスペイン語で”豊かな海岸”を意味する。
しかし実際はその逆で資源は何もなく、新大陸植民地の中で最も貧しい地域だった。その
せいもあり、他国の介入は近隣諸国ほど多くなく、中米で最も民主主義が根付き戦争のな
い安定した歴史をたどることが出来た。

”安定は力なり”、国内が平穏に保たれたおかげで、戦火に打ちひしがれた近隣諸国とは
対照的に国民の所得も高く、中米ではメキシコに次ぐ経済力を持つ。現在は永世中立国
で軍隊も放棄しており、国家予算の1/3が教育費に充てられているといわれる。知的レベ
ルが高いせいか、1997年にインテル(米コンピューター会社)が進出、現在の輸出の4割
をインテル製品が占めるハイテク国家だ。国民は、教育レベルが高いせいか、民主主義的
な歴史を辿ってきたせいか、はたまた高地でどんよりとした天気が多いせいか、穏やかで
おとなしい人が多い印象を受けた。


[コスタリカの医療制度に感激しました]
パナマで倒れた。
南米から飛行機でパナマに入った翌日、頭が割れるように痛みだし、熱が出た。汗がダ
ラダラ流れ、気温は30度を超えているのに猛烈な寒気がする。目の奥もジクジク痛
み、一ヶ月前にブラジルでかかったのと同様、デング熱めいた症状だった。(おかげで
日本出国以来着々と増えてきた体重がここラテンアメリカで、10キロくらい痩せた。)

無理もない。ここ2週間はアンデスの高地で毎日寒さに震えながら過ごしてきたのが、い
きなりうだるような暑さの熱帯雨林地域に来たのだ。ここの気候の激しさ−暑さと湿度
−は半端じゃない。今回は症状が重く、耐えられなかったので病院へ行こうと決心した。

中米でもっとも医療水準の高い国は隣のコスタリカである。つらい体に鞭打ち、夜行バ
スでサンホセへと向かった。到着したのは夜中の3時。何台かの交渉の上、手持ちの現
金で乗せていってくれるタクシーを見つけ、国内で最も水準の高い病院(私立)に行った。

ところが、診察料を聞いてびっくり。初診料1200ドル(約14万円)、入院は一晩
1500ドルと言われた。もちろん海外旅行保険が効くが、ここでは現金で立て替える
必要があり、(両替しても)一日で僕の所持金は底をついてしまう。仕方なく夜明けを
待って歩いて公立の病院を探した。

市内で最大の公立病院へ行き病状を話すと、伝染病の可能性ありとのことで、なんと”
緊急病棟”へ案内された。ベッドの上に寝かされ、血液検査を受ける(もちろん使い捨
て針)。ふと隣のベッドを見ると、全身が痙攣し自分の名前も言えないような中年女性
が横たわっている。ほとんどの患者が点滴を受けぐったりと横たわっている。

[2508] たかばたけたけし 氏(takaba888@hotmail.com) 2002/08/06 Tue 02:33:51
たかばたけです。
現在トルコ最東部ドゥバヤジットという町にいます。すぐ隣はイランで、明日越境の予
定です。
まわりはクルド人だらけですが、とても親切でみんな”日本はすばらしい
(Japon,Good!)”と親しげに声をかけてきます。目の前にはノアの箱船伝説のアララト
山が富士山のようにそびえており、のどかなところです。

本文はようやく北米大陸突入です。病で倒れましたが、その後体を壊すことなく順調に
旅を続けています。

[パナマ・コスタリカ(5/3-9)] 

-解説- 
コロンビアからパナマに到着した僕は気候の急激な変化に耐えられず、倒れて三日間苦
しむ。病院へ行き(後述)なんとか回復した後は、体重も減りスリムな体になって北へ
と向かう。中米は地図では海に囲まれているが、実際には山とジャングルばかり。いつ
ゲリラが襲ってきてもおかしくないような雰囲気だ。(現在はほとんどの国で内戦が終
結しており、ゲリラはほとんど活動していない。) 


-訪問先- 
★★★  パナマシティ(パナマ首都):中米7ケ国で最大の都会。世界の貿易拠点なので
電化製品など外国製品が安く手に入る。(僕はソニーの最新モデルのデジカメを購入。
価格はNYのディスカウントショップよりも安かった。)旧市街は崩壊寸前の植民地時
代の建物が並んでいる。13年前米軍に空爆されたノリエガ将軍の住まいなども残って
おり面白い。 

★    パナマ運河:エジプトのスエズ運河と並ぶ世界最大の運河。世界中の船のサ
イズはこの二つの運河の幅を考慮して建造されている。ただ、運河そのものはジャング
ルと山の間を船が通り過ぎるだけなので、特に見物というわけではない。 

(星なし) サンホセ(コスタリカ首都):特に見所はない。猛暑のパナマと異なり標高が
高い(920m)ため過ごしやすい。 


-足取り- 
5/3  ボゴダより飛行機(2時間)でパナマシティ(28パナマ)到着。
5/7  夜行バス(16時間)でサンホセ(29コスタリカ)到着。 
5/9  バス(8時間)でマナグア(30ニカラグア)到着。 


[中米のシンガポール パナマ] 
ここは絵に描いたような熱帯。ジャングルが生い茂り、滝のようなスコールが降り、ジト
っとした湿気が肌にまとわりつく。2週間近くセーターの手放せなかったアンデス山中か
ら、パナマへ下りる気温差は、木星から水星へやって来たかのようだ(もちろん行った
ことはないが)。

その熱帯雨林の中に突如現われる近代都市が首都のパナマシティだ。高層ビルが何本も
太平洋に面して立っており、中東一の近代都市アブダビ(UAE首都)と同じように未来都
市を思わせる風景だ。

南米からパナマに入った途端にアメリカの影響が目に見えて強くなる。マクドナルド、
バーガーキング、KFCなどファーストフードが目白押し。ドリンクも皆アメリカンサイズ
でスモールサイズなど存在しない。そのせいか、街を歩く住民(スペイン系とインディ
オとの混血が半分以上を占めている)も多くの米国人のようにでっぷりと太った人々が
目に付く。

スペイン語以外ほとんど通じなかった南米とは違い、英語を話せる人が多い。アメリカの
影響力が強い反面、反米感情も高い。85年間もパナマ運河を占有されていたこと、13年
前(1989年)には米軍に国土を侵攻されていることが大きな背景だ。侵攻後、国内経済は
大きく混乱し、多数の中産階級が没落したそうだ。中米で最も治安の悪いといわれる都市
(コロン市-ここではどんなに警戒していても白昼から見ぐるみをはがされると英文のガ
イドブックには書いてある)がこの国にあるが、そこの巨大なスラム(貧民街)が形成され
たこも無関係ではなかろう。

[2507] たかばたけたけし 氏(takaba888@hotmail.com) 2002/07/31 Wed 00:47:02
A【航空会社の知識不足】
片道航空券での入国は問題となることが多い。念のため今回は日本人旅行者の中でも比
較的有名な現地の大手代理店で購入した。購入時担当者に、「パナマはこの片道航空券
で入国できるのでしょうか?」 
と尋ねると
「はい、問題ありませんよ。」 
という。
念のため、同じ質問を別のスタッフにもし、更に別の代理店でも尋ねたが、やはり全
く問題ないとのことだった。 

ボゴタで二晩の滞在を終えて、いよいよ最終目的地のパナマへ向かうためボゴタ空港の
カウンターへ向かった。すると、 
「このチケットでは無理です。片道ではパナマへは入国できません。」 
と言われ門前払い。 
そんなはずはない。空港内の予約センターの人や航空会社のマネージャーにも問いただ
したが、今度は全員口をそろえて、 
「片道航空券では入国できない。」 
という。結局その場で帰りの航空券(使用しないので後で払い戻し)を購入することで
乗せてもらえた。(実際は帰りの航空券など必要なかった。)

航空会社の無知で搭乗を拒否されるケースは驚くほどよく聞く。

B【航空会社内のいきちがい】
帰りの航空券を購入(ノーマル運賃)するときに、払い戻しの詳細を尋ねた。 
「パナマの空港カウンターへ行けば、すぐに払い戻しが受けられます。」 
と言われ、 
「本当に大丈夫なんですか?」 
と尋ねると、 
「念のためこちらからファックスで状況を説明しておきます。」 
といわれた。 

パナマの空港カウンターでは、何も連絡は入っておらず、払い戻しはここではできない
といわれ、20km離れた市街地のオフィスに向かわさせられた。そこでもスタッフは

「突然そんなこと言われても...。」 
といった感じだった。 

購入時に大丈夫だからと相手が言っているのを押し切り、 
「万が一のため一筆書いてくれ!」 
と貰ったマネージャーのサインとメッセージのおかげで話を聞いてもらうことができ
た。
更に 
「万が一相手スタッフが人のことを全然信用しない人間であった時のために!」 
といって、マネージャーの本名と電話番号を聞いておかなかったら、その場での払い戻
しは無理だったであろう。 

以上のように飛行機による移動は本当にトラブルが多い。できればこの後のカリブ海も
大西洋も船で渡りたい気分だ。


長期の海外旅行は世界のいろいろな世界が見れて面白い。だがその活動はいわば
”移動手段の地道な確認作業”
(あてにならない情報が多いので同じことを何人にも聞いて確かめる必要がある)
と
”様々なリスクのシミュレーション”
(もしバスがなかったり宿がなかったり事故が起きたらどうするかあらかじめ考えてお
くこと)
の繰り返しだ。

神経を使うことばかりなので、旅は身体が疲れる前に頭が疲れることが多い。気が滅入
ることはしょっちゅうである。でもあともう少し、それにもめげず頑張りたい。


たかばたけたけし(takaba888@hotmail.com)
(次回は”パナマで倒れて病院へ パナマ・コスタリカ編”です。)

[2506] たかばたけたけし 氏(takaba888@hotmail.com) 2002/07/31 Wed 00:46:05
当時はソ連などの東側諸国から援助を得ていたのだが、冷戦の終結で資金源がなくなっ
てしまい、誘拐や恐喝、麻薬などで活動資金を稼いでいるのが国内混乱の背景でもあ
る。おかげで世界で発生している誘拐の半数以上がこの国で起きたものである。

そして現在もっとも力を持っているのが”カルテル”とよばれるコカインマフィアだ。
世界のコカインの8割がこの国で製造されている。マリファナは世界3位。莫大な資金
を背景に彼らは独自の病院や出版社も持っており、国会議員まで出している。政府もか
なわないはずだ。 


【南米の治安のよさに驚きました】
南米といえば治安が悪いというので有名である。僕も多くの被害例を聞いており、かな
りの覚悟をした上でこの地域に入った。ところが、実際アフリカから来た旅行者として
は、治安の悪さはほとんど感じられず驚いた。平和ボケしてしまいそうである。

南米は治安の悪い地域(山の中や貧民屈など)がはっきりしており、そこでは昼夜にか
かわらず被害にあうらしい。ただ、そこにさへ行かなければ必ずしも被害にあうことい
うことはない。

もちろん一般的な警戒は必要である。南米では背後から羽交い絞めにし気絶させて金品
を奪う”首絞め強盗”が盛んだが、いつも背後に注意を払っていれば問題ない。僕は少
し歩くごとに後ろを振り返り、背後5m以内には人を入れないようにしていた。(ゴル
ゴ13にでもなったような気分だ。)

アフリカでは強盗は数人のグループでやってくることが多く、どんなに警戒をしていて
も、向かってこられたら逃れられないとうい状況があった。ところが南米では警戒さえ
怠らねば被害にあうことはまずないといってよい。更にアフリカとは違い、南米では中
心街は夜でも人が歩いており、昼と変わらぬ(日本のようなライフスタイルに)びっく
りした。

実際被害にあう旅行者のタイプは決まっており、”ぼんやり”したタイプの日本人男性
が多いという(女性の方が警戒心が強く被害にあうことが少ないといわれている)。そ
して被害にあう人は、不思議なことに何度も同じような目にあっている。)

南米を始め海外での犯罪のほとんどは、注意によって防げるものである。


【飛行機の旅にはいくつもの試練がつきまといます】 
僕は今回できる限り飛行機による移動を避けている。落ちるのが怖いというのと、地域
の連続性を見たいというのが当初の理由だった。しかし、目的地にちゃんと着けるかど
うかがはっきりしないという不確実なところが、今となっては飛行機を避ける最大の理
由である。(日本発着のフライトや往復便は全く問題ないが、それ以外のルートとなる
と飛行機ほど怪しい乗り物はない。海外は日本ほど航空事情がよくない。) 

今回エクアドルの首都キトでボゴタ経由パナマ行きの片道航空券を買った。 以下はその
後に生じた出来事だ。


@【システム障害】
チケットを買う前に代理店でまず予約をし、翌日それを確認してから航空券を購入した。 
当日空港へ行ってみると、 
「お客さんのお名前は予約リストには入っていませんね。残念ながら今日は満席でござ
います。」 
などといわれた。どう食い下がっても、 
「予約の入っていないものはどうしようもありません。」 
といわれた。航空会社のシステムトラブルが原因のようだった。 

怒りと不安をこらえて、空港ロビーにて無心の境地で時が経つのを待った。運よく出発
直前に席が空き、ボゴタへ飛び立つことができたのは幸いだった。 

[2505] たかばたけたけし 氏(takaba888@hotmail.com) 2002/07/31 Wed 00:45:03
たかばたけです。
ここイスタンブールからコーカサス地方・中央アジアをぬけて日本を目指す計画を立て
ていましたが、ビザ取得事情がかわり変更を余儀なくされそうです。イランを抜けてア
フガニスタン・パキスタンを通過することになりそうです。予定通り9月には帰国する
つもりです。


[コロンビア共和国 (5/1-5/3)]

-解説-
エクアドルから飛行機を使ってパナマへ飛んだ(アビアンカ航空キト発ボゴダ経由パナ
マシティ行き片道$222)。飛行機はできるだけ使いたくなかったが、このルートは
ほかに手段がない。コロンビア・パナマ国境はうっそうとしたジャングルが茂ってお
り、しかもゲリラの巣窟なのだ。今まで何人もの旅人がここで行方不明になっていると
いう。

コロンビア・エクアドル国境付近でも内戦が反発しており、武装強盗が多数出没してい
る。今までできるだけ使用を避けてきた飛行機だが、乗るとやはりがトラブル続出した
(後述)。


-訪問地-
(星なし)ボゴダ :のどかな農村地帯に囲まれた南米五大都市の一つ。中心地には植
民地時代の建築物が残り、赤レンガの石畳の町はとても雰囲気がよい。ただ、特に見所
もなく、当たり障りのない街並みが広がるだけで、おいしい料理も少ない。自家用車は
ほとんど見かけないがどこの道路も大渋滞。巨大なおんぼろバスが所狭しと走っている
ためだ。ぱっと見渡しただけでも何十台も目に入る。そのため排気ガスがすごく、街に
はスモッグがかかっている。


-足取り-
5/1 エクアドルより飛行機(2時間)でボゴタ(コロンビア)到着。 
5/3 飛行機でパナマへ。 


【コロンビア共和国】 
ここはゲリラとマフィアの国。今年に入って内戦状態にあると聞き、正直入国をためら
った。しかし聞いたところによると、戦闘やバスジャックは地方でのみ行われており、
首都のボゴダは問題無いそうなので空路入国することにした。(それでも陸路で地方を
ぬけて問題なく入国している日本人が毎週のようにいた。週末の夜行バス・電車がもっ
とも危ないといわれ、平日のサラリーマンが週末には強盗に早変わりするという話
だ。) 

実際首都ボゴタはほとんど危険も感じられない平和な都市であり、植民地時代のコロニ
アル風建築にあふれたとてものどかな街だった. 性格の良さと美人と食べ物の評判がよ
いこの国だが、首都を見る限りではどちらも大したほどではない。好みにもよるが、美
人もブラジル・アルゼンチンに比べればほとんど見かけない。やはり噂だけでは分から
ないものだ。 

この国は独立以来ほとんど内戦状態にあり、現在でもゲリラの2大組織が国土の4割を
支配しているという。そこには政府の力は及ばない。境界では散発的に戦闘が起こって
いるため国内に武器が氾濫しているらしく、宿泊した宿の1ブロック先で前日に一人路
上で射殺されていたとのことだ。車のフロントガラスが貫通しており、シーツのかかっ
た男の死体からは血が流れ、隣で若い女が泣き崩れていたらしい。怨恨がらみと考えら
れる。 

80年代までは独立以来二大政党が主導権を争っており、信じられないことに継続的に
殺し合いをしてきた。日本でいえば自民党と民主党およびそれぞれの支持者が、支持政
党が違うというだけで、武器を手に殺し会ってきたようなものだ。(この100年だけ
でも40万人以上が命を落としている。) 

政治闘争が落ち着いてきたところで出てきたのが、貧困層からの支持を受けたゲリラだ。

[2504] 粥川善洋 氏(kayukawa@mui.biglobe.ne.jp) 2002/07/30 Tue 15:19:12
粥川でございます。
唐突ですが、皆様のお知恵拝借致したく、
日本に固有な「もの」で、世界的な普遍性、あるいは競争力のあるものと言えば、
何が思い浮かびますか?

ex 黒澤映画、アニメ、ゲームソフト、相撲・柔剣道、リーン生産システム、

てな感じで凡ゆる分野OKなのですが、如何でしょうか。

[2503] 辻田尚代 氏(jn8h-tjt@asahi-net.or.jp) 2002/07/28 Sun 13:20:55
粥川さん、みなさま、ご無沙汰しております。
TO90の辻田尚代です。

ご挨拶が遅れましたが、去る五月にNYU修士課程を修了し
帰国しました。先週より潟Oロービスにて働いています。
奇しくも、同じ職場にアイセックTOLCでご一緒だった方々が
複数おられ、心強くもあり、変な感じでもあり・・・。ともかく、
ハッピーな再就職を遂げた次第です。

今は横浜の実家に暮らしています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

(追伸)茨木ご夫妻、渡辺ご夫妻、NYではどうも
ありがとうございました。

[2502] 西川:まだ生きています:武志 氏 2002/07/28 Sun 12:08:56
aiesecob@freeml.comの方では既に連絡しましたが、ミスチルの桜井とおなじよう
な症状で入院中です。
7月24日20時半頃から気分が悪く、20:45の時計の文字盤の記憶が最後
に、あとは全身麻痺から左半身麻痺、21時には救急車にて病院に搬送されまし
た。一通り落ち着くと日付けが変っていたそうです。
一過性の脳梗塞と言うのは30歳台に多いそうなので皆さんも気をつけて下さい。
とにかく私は症状が出てから搬送治療開始まで30分以内と言う奇跡的な早期発
見早期治療で、今は身体の麻痺も言語麻痺もありません。
火曜日に脳血管造影の検査を受けて、何も無ければ1週間の追加入院で退院で
す。そのあとは3ヶ月ぐらい通院静養です。
では、また。
P.S.掲示板の記帳が2位の弓場さんのダブルスコアで1位とのことですが、皆さ
んがどんどん書き込んで下されば・・・、あ、応じて書くからかわわりないか
な?しばらく自分しか書いてないと自粛してしまうことが多かったので。

[2501] たかばたけたけし 氏(takaba888@hotmail.com) 2002/07/25 Thu 19:22:53
【エクアドルもアメリカの通貨に飲み込まれてしまいました】 
この国では現在ドル紙幣が通貨として流通している。 もともとバナナしかなかったよう
な国(日本向け輸出の7割はバナナ)だが、70年代に石油が発見され、国内景気は大いに
潤った。

ところが90年代後半には石油価格の低下と、エルニーニョ現象による天候不順が重な
り、景気は急降下。そのため金融基盤が脆弱だったこの国の銀行セクターは完全に崩
壊、国庫も破綻(デフォルト)してしまった。通貨はなんと70%も下落し、(一部で金融
界のマフィアとも呼ばれる)IMF国際通貨基金などの指導により、自国通貨を放棄し
てしまい2000年よりドルを通貨として使用している。(安定した通貨を使用しているせ
いか、物価は近隣諸国よりもやや高い。) 

中南米には自国通貨を放棄して米ドルを導入している国が増えてきている。パナマは古
くから、エルサルバドルは2001年からドルを導入している。他の国も経済基盤が脆弱な
ため、今後国庫が破綻するたびに、恐らく米ドルが導入されるに違いない。ドルに対す
る信任はこのように増しており、ヨーロッパでは年初に通貨統合が完了した。一方でか
つての円パワーは見る影もない。日本の政府は円の信用度や海外諸国での使い勝手を高
めるためにもっと何らかの手を打つ必要があるように思える。今はトヨタやソニー等が
巨額の貿易黒字(円の強烈な買い需要)という形で、円を支えてくれている間はいい
が、いつまでも続くとは限らない。このままでは僕らのお金の将来は危ういのではない
だろうか。

たかばたけたけし(takaba888@hotmail.com)

(次回は”麻薬帝国 コロンビア編”です。)
[2451-2500]