鑑賞日:01.12.01/公開日:01.12.01

  • 「ハリー・ポッターと賢者の石(HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE)」
    (演)ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、 ロビー・コルトレーン、リチャード・ハリス

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    皆さん、こんにちはー。
    今回ご紹介するのは、全世界で1億部突破という快挙を成し遂げた、大ベストセラー小説を映画化した 「ハリー・ポッターと賢者の石」。平凡なイギリス人少年ハリー・ポッターが、 ある日自分が偉大な魔法使いの血を引くことを知り、ホグワーツ魔術学校へ入学。 数々の冒険を夢とスリルいっぱいのエピソードで綴るファンタジーです。
    原作本は日本語訳版で3巻まで出ていて、いずれもファンタジーというジャンルでは異例の売上を上げています。 巷はポッタリアンで溢れ返っていますが、私もそんなポッタリアンの一人。 第一巻が発売されるや、その魅力の虜になってしまいました。
    子供が主人公で、魔法界という想像上の世界を描いてはいますが、 舞台は現代であるし、魔法界とマグル界(非魔法族界)を同時に描くことによって、 現代社会の風潮や問題をさりげなく風刺するなど、単なるおとぎ話に終わらない地に足がついているところは、 大人が読んでも十分読み応えがあります。 そして何よりすばらしいのは、描かれている魔法界のディティールの緻密さ。
    魔法界の歴史や魔法の言葉、魔法グッズの数々はもちろんのこと (この辺りは他の魔法関連の伝説なんかに詳しければ詳しいほど楽しめます)、 登場人物とそれらを取り巻くエピソードは綿密に織り上げられ、 巻を増すごとにパズルのように、ぴったりと収まり、なぞが解けていくのです!
    おっと、熱くなってしまいました。(^^;
    話を映画に戻しましょう。
    ハリポタを映画化する!というニュースを聞いたとき、実はちょっと戸惑いました。
    あれだけ緻密な物語を2時間程度の映画に描ききれるんだろうか?という疑問に思ったのが半分、 そして単純に頭で想像するだけだったものが実写の映像で見られるという期待感が半分。
    それに、自分の頭で想像した通りのキャスティングなんだろうか?というのも不安でした。
    どんな物語でもそうですが、原作が有名であればあるほど、映画に対する期待感は大きくなります。
    しかし、原作の評判を上回る映画というのは、元ネタがあるので簡単そうに思えますが、 これがかなり難しい。原作が読まれていれば読まれているほど、 読んだ人の数だけ物語に対する固有のイメージが存在しているから。
    それでも、ポッタリアンと自負する私は試写で観たかったのですが、 あいにく全然当たらず、結局シネコンで初日に観ることにしました。
    それでも、特等席の座席指定券をGETするのは、かなり苦労しましたよー。
    さて、ハリポタのキャスティングについては、 うれしいことに思っていた以上に私のイメージ通りのキャスティングでした。
    なにより、主役のハリー役を射止めたダニエル・ラドクリフ君は、かなりイメージにピッタリだったのが一番うれしいのですが、 ダンブルドア校長役ののリチャード・ハリス、マクゴナガル先生役のマギー・スミス(実は映画化するなら、 マクゴナガル先生は彼女だ!とひそかに思っていたんです)、フーチ先生役のゾーイ・ワナメイカー、 スネイプ先生役のアラン・リックマン (彼もマジハマリ役です。時々
    ギャラクエ の“トカゲヘッド”を思い出して笑ってしまうんですが)、ハグリッド役のロビー・コルトレーン、 ドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトンくんなどなど、殆どのキャスティングには納得でした。
    逆にどーしても納得いかないキャスティングは、ウィーズリー夫人、ペニュニア叔母さん、ミスター・フィルチ役 のお三方なんですが、まぁこれだけならかなりイメージ通りですよね。
    ストーリー展開については、まぁ原作通りと言えば原作通りなんですが、 やはり2時間半に押し込むのはムリがあったのでは???と思ってしまいました。
    あまりいい言い方ではないかもしれませんが、原作ハリー・ポッターと賢者の石のダイジェスト版という感じが否めないのです。
    次回作の「ハリー・ポッターと秘密の部屋」に繋がっていく大事な“組み分け”の場面がおざなりになっていたり、 なんだか表面をさらっとなでただけという感じが終始払拭できませんでした。
    それに、ホグワーツがあまり広さを感じない場所でのロケだったとか、 やはり原作よりスケールが小さくなってしまったように思います。
    クィディッチのシーンなど、“いかにも魔法”というシーンでは、 やはり映画の技術力の高さを見ることが出来たように思いますが、全体的にははやり短くしすぎという感想です。
    もっとも、あの分厚い原作でひるんでしまう子供には、 まず映画を見せて興味を持たせてから原作を読ませるということが出来そうですし、 逆に映画があまりに長いと子供は飽きちゃうかなというのもあるので、 “子供向け”ファンタジーとしては、よく仕上がっていたと思います。
    でも、大人が原作を読まずに映画だけ観ると、 「この程度か」と思って原作を読まないで終わってしまう人が結構出てきてしまうんではないかと心配です。
    というわけで、映画を観たら是非原作も読んでみてください。
    映画では紹介しきれなかった(そして意外にも重要な)ディティールをたくさん発見できるはずです。

    【Holyの評価・・・(^_^)Good←子供向けとして割り切れば“Excellent!\(^o^)/”を付けれれる最高の一本!ただ、大人は原作のダイジェストと割り切った方が無難。映像で楽しんだら、今度は文字(原作)で楽しみましょう!】



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