「サウンド・オブ・サイレンス(DON'T SAY A WORD)」
特別試写会参加!
(演)マイケル・ダグラス、ショーン・ビーン、ブリタニー・マーフィ
皆さん、こんにちはー。
今日ご紹介するのは、マイケル・ダグラス主演のサスペンス「サウンド・オブ・サイレンス」です。
ここでちょっとストーリーをご紹介しておきましょう。
精神科医ネイサン(マイケル・ダグラス)の一人娘が誘拐された。
電話が鳴り、犯人から3つのルールが出される。
ルール1:命令に従え。お前の患者のエリザベスから6桁の“ある数字”を聞き出せ
ルール2:誰にも知らせるな。その時は娘を殺す
ルール3:タイム・リミットは今日の午後5時
果たしてネイサンはエリザベス(ブリタニー・マーフィ)から数字を聞き出し、無事娘を取り戻せるのか……。
過去のある事件がトラウマとなり、誰にも心も口も開かなくなった少女がカギってところが、
ちょっぴり今までにはない感じ。
ネイサン役のマイケル・ダグラスはこの手のサスペンスは得意だし、
誘拐犯コスターを演じるショーン・ビーンもこの手の悪役はオハコなので、
つい引き込まれてしまう張り詰める緊張感もあります。
でも、でも設定にめちゃくちゃムリありすぎです。(^-^;
いやー、映画なんだし、2時間程度で描くには限界があるってことも分かってはいるんですが、
私的に目をつぶれない分野なんだな、このありえない設定というのが。
大体、いっくら高名な精神科医だからって、1日足らずで患者を信用させるってのはムリな要求ですよ、コスターさん。(^-^;
この犯人、本当に番号知りたいのかなー?とか思っちゃう。
それに、ネイサンもいっくら娘の命が大事だからって、
自分が預かっている患者の命を危険にさらしていーんですかい???
さらに目をつぶれないのが、マイケル・ダグラスが8歳の子どもの親役なこと!
いっくら私生活で奥さんが自分の娘ほどの年だからって、もうすぐ還暦ですよー。
誘拐されるのが“妻”とかなら分かるけど、8歳の娘ってのはどーもねー。
“妻”より“幼い娘”の方が設定的に観ている側も助けてあげたくなるのかもしれないけど、
マイケル・ダグラスのおもいっきり歳を感じさせるシワシワの手や目元のシワは隠せないし。
その手が8歳の子を抱っこしている図ってのは、親子じゃなくて祖父と孫娘としか見えないんだけどなぁ!
ま、おじいちゃん役だとあんまり精力的に走り回って事件解決ってのもヘンですけどね。
マイケル・ダグラスに変わるキャスティングってなかったんでしょーか。
# そーいえば、目つきの悪い犯罪者役ばっかりのショーン・ビーンも、若く見える割には歳くってるんですよね(マイケル・ダグラスよりはだいぶ若いけど)。
誘拐されたのが自分の娘じゃなく、それこそ自分の患者とかっていう設定だったら、
自分の危険も顧みない正義のヒーローって感じなのに、
自分の娘だとそれが空々しい感じだなー。いや、自分の身が危険になるだけならいいんだけど、
この話は最初っから患者を危険にさらしてるからー。
それと、余談ですがタイトルについてちょっと。この映画の原題は「DON'T SAY A WORD」。「一言も漏らすな」ってことですが、
誰にも口を聞かないエリザベスと誘拐犯の脅迫の設定が端的に表現されているように思います。
でも、これをそのまま邦題にすると「ドント・セイ・ア・ワード」とピンとこない。
かと言って訳すとベタになりすぎ。で、配給会社は“サウンド・オブ・サイレンス”
という“沈黙”を感じられてかつ日本人でも知っている言葉?をタイトルにしたんでしょう。
でも、ある年齢以上の方はご存知の通り、これはサイモン&ガーファンクルの歌のタイトルなんですよね。
なので、このタイトルを見る度に、私の頭の中ではあの名曲が流れてしまいます。
映画とは雰囲気が異なる曲なので、なーんかヘンな感じがするんですが……。
そうそう、私も!という方、メールください。(^-^;
余談が長くなっちゃいましたが、設定は置いておいてドキドキする展開だけを楽しめる人にはオススメできます。
ただし、私の疑問に納得してしまった人にはちょっと……。(^-^;;;
ま、でもサスペンスとしてはそれなりにまとまってはいますよん。
マイケル・ダグラス&ショーン・ビーンファンは必見。
【Holyの評価・・・(^_^)Good←マイケル・ダグラスの、幼い娘がいる役どころはいい加減ムリがあると思うんだけど……。
顔はそれなりにごまかせても、シワシワの手は簡単にはごまかせないよなぁ!(-_-;】
鑑賞日:02.04.16/公開日:02.07.06
「月のひつじ(THE DISH)」
プレス試写会参加!
(演)サム・ニール、ケヴィン・ハリントン、トム・ロング
皆さん、こんにちはー。
今回ご紹介するのは、サム・ニール主演の感動ドラマ「月のひつじ」です。
原題が“THE DISH”なのに、なぜ「月のひつじ」になってしまったのか……。
洋画を観るときにいつも思うんですが、これも結構本筋とは離れたタイトルのような……。(^-^;
ちなみに、原題の“DISH”は直訳すると“お皿”ですが、
これは通信用語で“パラボラアンテナ”のことです。パラボラアンテナってお皿のような形をしてますよね?
いや、まじめに、形がお皿のようだから、dishなんですよ。
さて、原題とチラシから想像するに、パラボラアンテナが出てくるお話だろうということは想像がつくと思いますが、
なぜ羊がでてくるのかというと、舞台がオーストラリアだからです。
羊は本筋とは全然関係ないんですが、この作品の中で語られるパラボラアンテナは、
オーストラリアの片田舎、そして羊の牧場の中にポツンと建っているのです。
そして、このアンテナこそが、
あのアポロ11号による人類初の月面歩行の瞬間を生中継することに成功した(つまり、
アポロ11号からの映像を受信した)アンテナなんです。
というわけで?、日本で馴染みのある“お月さまにはうさぎが住んでいて、おもちをついている”
という御伽噺と、アポロ11号の月面着陸と、舞台となったオーストラリアの羊牧場とをミックスして、
「月のひつじ」というタイトルにしたんではないかと思っとります。どーですか?ヘラルドさん。
さて、前置きが長くなりましたが、本題に戻りましょう。
前述の通り、このお話は1969年7月20日(日本では21日の午前)
にアポロ11号の月面歩行を生中継を捉えたアンテナのお話です。
と書くと、「えー、だってアポロ計画はNASAがやったんじゃないの??なんで、オーストラリアが出てくるの?」
という声が聞こえてきそうですね。さらに、お若い世代の中には、「なんじゃそりゃ?」
と思う人もいるんでしょーか???
# ちなみに、あたくしは1969年にはまだ生まれておりません。ほほほ。
もちろん、アポロ計画はアメリカがソ連の宇宙開発に負けじと、
国力を注ぎ込んで宇宙開発に乗り出していた時代のことですから、主役はアメリカでした。
# 生まれてないという割に見てきたような口調だと疑っている方、一応あたくしは天文も趣味にしております故。(^_^;;;
というわけで、もちろん人類初の偉業をTV中継しようとNASAを中心にアメリカでも準備は進められていました。
が、天候が理由で打上げスケジュールが当初の予定より遅れたことから、
南半球に位置しているオーストラリアのパークスという田舎のアンテナがベストポジションとなったのです。
当初バックアップアンテナとして待機していたパークスは大騒ぎ!
早速NASAも科学者を派遣し、来るべきその瞬間を万全の体制で迎えようとするのですが……。
アームストロング船長の「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな一歩だ」
という名セリフと共に全世界へ発信された人類初の月面歩行映像は、
リアルタイムで観られなかった世代ですら知っている、TV史上最も有名なシーンです。
人類が月面に到達したという偉業は注目されましたが、
その映像がどのように中継されたのかは注目されてきませんでした。
舞台裏とは常にそういうものですが、パークスの協力なしにこの中継はありえなかったわけだし、
また、月からの生中継など誰もやったことがなく、これまた大変な重責だったわけです。
そんな舞台裏の悲喜こもごもを、この「月のひつじ」は、時にはおもしろく、
そして感動的に描いているトゥルー・ストーリーです。
ちなみに、オリジナルポスターには“コメディ”とありますが、
コメディの要素よりはドラマの要素が強いので、
コメディだと思って思ってみるとちょっと拍子抜けするかもしれません。
コメディの要素が強いのは、NASAとオーストラリアの文化の違いを描いた部分でしょーか。
NASAから派遣された科学者も、パークスの科学者も、互いの文化の溝に悩みながら、
同じ科学者として協力していかなくてはならないのですが、
この辺りのエピソードはおかしくもあり、また感動もするところでもあります。
無気力な若者が多くなったと言われて久しい昨今ですが、
この作品に描かれている時代の情熱というか、宇宙に対するフロンティア・スピリットには驚かされます。
何ていうんでしょーか、NASAとかアメリカとかソ連以外の場所でも、
こんなに宇宙開発に夢と希望を抱いていたのか!という驚きを感じました。
と同時に、夢を現実にした時の達成感や、夢を持ち続けることへの勇気?を疑似体験することができ、
とても胸を打たれました。
特に目新しい技術を使っているわけではないし、
特によく練られたストーリーというわけでもないのですが(まぁこれは実話を映画にしているので仕方ない)、
「30年以上も前に、よくこんなことが出来たなぁ!」と素直に感動できる作品です。
この作品とほぼ同じ時代を描いた、そしてやはり実話のロケット物語である
『遠い空の向こうに』が好きな人には、文句なしにオススメできます。
逆に、「月のひつじ」を観て好きだと思った人で、まだ『遠い空の向こうに』を観ていない人はDVDで観てみてね!
良質のドラマなので、年齢・性別を問わずオススメできますが、
個人的には、若いのにやりたいことが何もないという人に特に観てほしい作品です。
ちなみに、現在“月の土地付き前売り券”が話題になっています。
7月5日までの限定販売ですので、興味のある方はお見逃しなく!
申し込みサイト:http://www.lunarembassy.jp/
【Holyの評価・・・(^-^)/VeryGood←1969年の実際の月面歩行映像を見られるので、
当時生中継を見た世代は感動すること間違いなし!当時を知らない世代でも、
当時の世界規模の宇宙に対する情熱が胸を打つこと間違いなし!夏休みに親子で観るのもいいと思う。観終わった後は、宇宙について語ってみてね。】

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