智ちゃん 2回目の旅行 安房鴨川(千葉県)
2000年 8月 7日〜 8日
今年も旅行に行ってきました。今年は南房総鴨川です。
8/7(月)朝9時頃、智ちゃんの朝ごはん(注入)が終わっていざ出発。一泊旅行なのに、夜逃げのような荷物を詰め込んでの出発です。くるまは、利根川を渡り成田、蓮沼、勝浦、安房小湊、そして鴨川に到着です。距離は約150km、4時間弱でした。智ちゃんにとっては一番の遠出だったのですが、全く問題なし。ごきげんのようです。
思った以上に早く着いたので、翌日行くつもりだった鴨川シーワールドに直行。
大きいシャチのパフォーマンス、笑うアシカのパフォーマンス、イルカのパフォーマンスなどを見ました。でも、智ちゃんが一番喜んだのは、薄暗い水族館(トロピカルアイランド)だったかな。お目眼パッチリでした。
そして今回の宿「鴨川館」は、道路をはさんで鴨川シーワールドの真向かいでした。
松林の中にあり、静かな落ち着いた雰囲気のホテルでした。部屋は最上階の8階。おまけに温泉!、それに家族風呂あり!! もちろん、智ちゃん生まれてはじめての温泉です。
昨年の旅行で、部屋の小さなお風呂ではなく智ちゃんも大きなお風呂に入れてあげたいと思ったのです。それにしても大きなお風呂でした。10人家族でも入れそう。
ホテルの中はスロープも完備されており、従業員の方も優しくとても快適でした。何と言っても料理がうまかった。ミルク注入の智ちゃんゴメンね。
お風呂上がりに浜辺を散歩しました。ズボンをまくって、靴下を脱いで、ちょっとだけ海にも入りました。海の水は冷たかったよー。
翌日は、ゆっくり朝ごはん。それから歩いてシーワールドにお土産を買いに行ったりしました。
帰りには行川アイランドに寄って、フラミンゴショーなどを見てきました。暑かったけど楽しかったです。
鴨川シーワールド情報
- 車の前後左右4ヶ所に車イスステッカーを貼っていたおかげで、駐車場の人に入口の近くに誘導していただきました(おっ、東京ディズニーランドみたいとその時は思ったのですが・・・)。そして、その時に手帳をお持ちですかと聞かれ、持っていますと答えると、チケット売り場で手帳を見せてくださいとのこと。でも、大きな声で先の誘導員の人に「障害者でーす!」はないんじゃないかな。ま、うちはいいけど・・・。
- で、誘導された駐車場は、確かに入口の近くでしたが、特に車イス用のスペースではなくとても狭い。車イスの載せ降ろしどころか、健常の大人でさえ乗り降りが難しいような狭い場所。こんな所より少しぐらい歩いても、もう少し広くないと意味無いじゃんと思いつつ、しばらく待って近くの開いたところに移動。
- チケット売り場で料金表を見ても、障害者等の料金表示は無し。でも、一応念のため、「障害者手帳あるんですけど」と言ってみると、小人(4才〜中学生)1,350円が650円、大人2,700円が付き添いとして一人だけ2,000円に割引になりました。合わせて1,400円のお得! でも、駐車場入口で教えてもらっていなければ、車イスステッカーを貼っていなければ、分からずじまいだったのです。鴨川シーワールドのホームページを見てもそんなこと書いてなかったしな。
- シーワールドの中は、スロープ&エレベーター完備。でも、障害者のことを本当に考えているかというと、残念ながらNGです。スロープの傾斜は急すぎて介助者がいないとムリだと思うし、たとえ介助者がいても下りは前向きはムリ、智ちゃんも後ろ向きにして降りました。結構疲れた〜。
- それから、エレベーター。車イス向けと言うよりも、ベビーカー向けのようです。赤ちゃんを抱っこして、A型ベビーカーを持って乗るなようと思っていたため、「お先にどうぞ」と言いつつ、ドアが閉まったと思い「てめえの足で歩けよなー!!」と大きい声で言ったら、ドアはまだ閉まっていなかった。(;^_^;)
- それと、エレベーターを探すのが一苦労。どこにあるのかウロウロ。やっとエレベーターのマークを見つけて行ってみると、そこはレストラン。先客の車イスのおばあちゃん一家と、ウェートレスさんに「どうやって上に行くの?」と聞いても分からずじまい。
- ショーの車イススペースは大抵端の方でよく見えない。イルカのショーでは西日がまともに当たる真横。もちろん智は目を閉じたまま。暑いしすぐに退散しました。
何か、辛口の批評ばかりを書いたみたいだけど、ショー自体はとても楽しかったし、トロピカルアイランドもとても良かったですよ。またゆっくり行ってみたいと思います。
強いて言わせてもらえば、見せかけだけのバリアフリーではなく、本当に障害者のことを考えて欲しいなと言うこと。たとえ入場料が健常者と一緒でも、満足できるディズニーランドのように。
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