ちゅーりっぷ
No.16 95/8/30
そろそろ夏も終わりなのかなぁ・・・？ 何か、風が少〜し冷たくなり朝夕はずいぶん涼しいゾ。朝、智ちゃんはキティーちゃんのパジャマからお洋服に着替えるんだけど、半袖にするか長袖にするか、悩んじゃうよネ。今朝は長袖を着せたけど、やっぱやめ〜って半袖にしました。あと何日、夏スタイルでいられるかしら・・・・・。
と言っても、ママの実家です。千葉県八千代市です。パパの車で早ければ１時間１５分ほどで着きます。何しに行ったって、ママが楽しに行ったのョッ ヘヘェ〜。八千代のおうちは蚊が多く、智ちゃんはあまり外に行きませんでしたが、それでも少〜しはママとお散歩したよネ。ママはお友達に会ったり、買い物行ったりしてすごいストレス発散をしてきましたョ。
３ヶ月になる茜ちゃんと、６ヶ月になる有帆ちゃん、もうすぐうまれる瞬くん（３才）の妹？弟？（妊婦さん９ヶ月）に会いました。会って帰ってくると「なんてカワイイのかしら！智ちゃん」とほっぺをスリスリしてしまいます（ほっぽいたので良心チクチクか？）。親バカだなぁ・・・・。でも、どんな子でも子供はかわいいものですネ。
パパとも居酒屋行ってつくづく智ちゃんの話したり、いつもゆっくり今後の会話なぞできないので、良かったナ。今後の話の中身はヒミツだよ〜ん。
八千代にいる間、毎日のように智ちゃんの手・足をにぎりました。発熱チェックです。でも少しも冷たくならず、いつも暖かい手足でした。ちょっとけいれんはあったけど、無事１５日の夜、つく○にもどりました。帰りの車の中、智ちゃんはず〜〜っと「うぎゃうぎゃ！うっぎ〜い」だから、途中からずっとママのおひざの上で、スースー眠りましたョ。重かった・・・・。
ママと智ちゃんが八千代にいる間、パパはひとりさみしく（快適に？）、つく○にいました。休日出勤があったのです。13日、つく○のパパから電話がありました。「留守電入ってたぞっ、草○さんて、まーちゃんのママだろ？ 入院したって言ってたぞっ、元気なかったぞっ」
ママはすぐ小児科病棟に電話しちゃったョ。歩美ちゃん（３ヶ月）が、腸の状態が悪く入院。これから手術だというのです。腸重積は早く手術しないと危ないのは知っていました。ママのお友達の子どもが大騒ぎになったのです。結局違ったんだけどね。その日のお昼すぎ、パパが八千代にもどってきました。始まったかなぁ・・・・終わったかなぁ・・・・どうしたかなぁ・・・・
１４日の朝、あゆみちゃんちにＴＥＬしてしまいました。少〜し元気そうなママの声。手術成功！！ 残るは術後感染。
１６日（水）、智はリハビリの日、終わってすぐに病棟に行きました。ＰＩＣＵにいる歩美ちゃん、あ〜バスタオル（足）が動いたっ。何とか乗り切り、順調な回復の様子。歩美ちゃんママが「まーのおかげだよっ」と言います。歩美ちゃんのすぐ上のお兄ちゃん、まー君がちゃ〜んと見ててくれたんだと思います。その上、まーちゃん担当だったＹ川先生も、その頃一緒に見ててくれたＹ野先生にも会えたとか。
歩美ちゃんはもうすぐＰＩＣＵ（集中治療）が終わりそうです。がんばって、おじーちゃん、おばーちゃん、パパ、ママ、カズお兄ちゃん、まーお兄ちゃんのいるおうちに帰るんだョ。しっかし、歩美ちゃんはパパそっくり。うまれてすぐもパパに似てる〜と思ったけど。智ちゃんもパパに似てる・・・・。
この頃、午後に楽しいことがあるっ。それは、歩美ちゃんママが夕方、智ちゃん家にくるのです。ＰＩＣＵの面会時間は2:30〜3:00、6:30〜7:00の２回です。面会と面会の間、２時間ちょっとのおしゃべりTime。
こんな連日話すのは智ちゃんの最初の入院以来です。懐かしいなぁ〜。あと、成美ちゃんのママもいて、みんなミルクの時間が同じで、消灯（9:00）から11:00のミルクTimeまで、ベラベラしゃべってて、廊下を３人で歩いてたらＹ野先生に「お母さん達、高校生みたいだねぇ」な〜んて言われたことも。だって、当時２０才、２４才、２５才だもんネ。今も若いけど！？あの頃から、はや２年半・・・・。
歩美ちゃんが病院でがんばってるのに、こんな楽しんじゃっていいのかしら・・・と思うけど。歩美ちゃんゴメン。でも、きっとママも智ちゃんちで、元気いっぱいにして（ほんとかー）会いに行くからネ。この前なんか、千恵ちゃんも来たんだョ。歩美ちゃんも早く元気になって、あそぼうネ。
今日は、Ｅ藤先生の来る日。パパは午後、会社を休み３人で牛○保健センターに行きました。Ｅ藤先生はリハビリしてくれる先生です。そこで智ちゃんは何と、チューブが抜けかかって、ママはあわててチューブをすぐ元にもどしました。これがいけなかった・・・・。
しばらくは平気だったけど。リハビリの際、やたらむせて大泣きして。Ｅ藤先生は、今楽な呼吸ができる様にしてあげるって、一生懸命、智ちゃんの肺などの呼吸器系をリラックスさせてくれたのです。でも泣きやまず・・・・。その上、泣いて腹圧がかかったのか、くっくさい。２回もうんち出ちゃって。
リハビリが終わり家に帰り、もしや・・・と思っていたチューブを抜くと・・・、曲がったあとが。ごめーん智ちゃん、チューブがちゃんと胃まで入らず苦しかったのです。やっぱり少しでも抜けたチューブは、あわてて押し込まず、全部抜いてやる事!!教訓です。お出かけの時は、必ずチューブ入れセット！持って行きましょう。チューブを抜いた智ちゃん、疲れたのか、楽になったのか静かな寝息で眠りこけていました。あっ今もよくねてる・・・AM11:50
今日はフクちゃん先生最後の外来です。智ちゃんはずっと起きています。11:20頃、智ちゃんの診察券を入れ、パパとママと３人で呼ばれるのを待っていました。少しして、で〜っかい花束を持ったお父さんが来ました。フクちゃん先生かなぁ〜誰かのお見舞いかなぁ〜。
ママは溜息ばっかり出ていました。パパは、寝てました。智ちゃんはパチクリパチクリず〜っと起きていました。1:00すぎ「智子ちゃ〜ん」３番から中に入り座って待ちました。フクちゃん先生は相変わらず良く聞こえる声で、患者さんとお話ししています。そして最後に次の先生に診てもらって下さい、と子供達にさよならを言っていました。
さて、智ちゃんの番。しっかり聴診器で智ちゃんの胸、背中から肺の音を聞いてくれました。「大丈夫だね」 そして、今後風邪をひいても早い処置をし、肺炎にまでならないように言われました。最後に、智ちゃんから先生に智ちゃんの写真集を渡しました。た〜くさんいる患者さんのひとりの智ちゃんだけど、「きっとフクちゃん先生は智ちゃんのこと好きだよっ」な〜んて、パパに言うと「だって、智ちゃんかわいいもん」だって！
智ちゃんが４月・６月と入院して１歩も２歩も、先生に色々と聞けるようになり、また、先生の子供達とのやりとりを見て（他の先生方もそうだけど）子供好きじゃないと小児科医もできないだろうなぁ〜と思いました。外来だけでは見られない先生の姿。また、看護婦さんから聞くフクちゃん先生。少しずつできあがった信頼感。次の先生はどんな先生だろう。
時々思うんだけど、神経専門の先生って、障害を持った子供を見ることが、すごく多いと思うんだよね。何で、神経専門になったんだろうなぁ〜なんて。フクちゃん先生が、寝たきりや障害の重い子供達を見ている目が、とっても真剣でやさしいのが、とても印象に残ります。先生、ありがとうございました。がんばります！！
９月から智ちゃんはつく○市の身障者センターに週１回、通うことになります。午後療育、１時間だけですが、つく○での活動が始まります。色々忙しいんだョ。病院のリハビリも週１回、それに、牛○でのリハビリが加わる週もあるし、病院の定期外来が加わることも！！
最初の入院・・・そして退院。地域での障害を持った子供達や、お母さん達になかなかめぐり会えずにいたのに、今は、た〜くさんの知り合い、お友達にかこまれ、励まし合ったり、グチったり、今後どうしていくとかいろ〜んな話をするようになりました。
今度はつく○です。また新しいお友達が増えるネ。
パパのお休みの間、智ちゃんはた〜くさんお散歩に行きました。前半は、夕方、少しでも涼しくなった４時半とか５時頃から。洞峰公園に行ったり、赤塚公園に行ったり、並木公園に行ったり、でもそのうち「蚊」が智ちゃんの手や足をおそいはじめました。そこで、パパは「朝行こう！」 朝８時、智ちゃんのお薬の時間、その前に行こう！と言うのです。
しかし・・・ママは、朝起きるのが苦手なのョ。ハッと起きると げっ、パパと智がいない。智ちゃんはキティーちゃんのパジャマのまま20分〜30分、お散歩してくるのです。智ちゃんは、ほんとにパパがパパで良かったねっ。できればパジャマじゃなく、お洋服に替えてもらえれば、もっと良かったけど、まいっかっ。
最近ともちゃんは、よくおこられることがあります。それは、４月の入院から始まりました。歯ぎしり（正確にはくいしばってギリッ）です。きれいは智ちゃんの前歯は、ギザギザになってしまいました。どうも、あごをずらしてくいしばるようです。
だめって言ってもわからないだろうけど、やはりそのまま見すごす事ができません。パパはやさしく「だめだぞ〜」だけど、ママは、ほっぺをムニューとか、ペチッとか。きっとず〜〜っと続くんだんだろうなぁ・・・。でも、せめて削れても、かけないようにしないとなぁ。
実は今年、おばあちゃんが浴衣をぬってくれたんだよ！！ねー。八千代に行った時、着たんだョ。でも、ど〜しても智ちゃんガニ股になってしまうのです。女の子なんだからぁ・・・・。
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