国際ダークスカイ協会
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私達の多くは家の裏から外に出て、とても美しく、とても素晴らしく、のみこまれるような夜空、鑑賞するために望遠鏡さえも必要としない様なを空を夢見る。私達の祖先はその様な空を知っていた。私達が注意しなければ、私達の子供達、そのまた子供達も気付くことのないまま終わってしまうだろう。そんな夜空を取り戻すのは、私達の世代に課せられている。
1995年のアストロフェスト(Astrofest)でSky & Telescopeの編集者アラン・マックロバートは私達の時代を多分最大の皮肉で表現している:「悪化する環境の中の進歩するテクノロジー」と。あなたはどちらを選ぶだろうか:光害のない夜空と簡単な観察の機械(肉眼、双眼鏡そして多分小さな望遠鏡)だろうか、それとも肉眼では天の川など絶対に見えないような光害のひどい明るい空と最先端の装置と(大口径のコンピュータ制御、大気を補正する光学系のついた高解像度のCCDカメラと複雑な画像処理ソフトウェア、等々)?
天文のために沢山の時間とお金を使う余裕のある、ごく少数の人だけが夜空を楽しみ、残った人々からはそんな経験が奪われてしまう様な将来をあなたは許すだろうか?私達の道具の品質を改良すると同じように、私達の環境良くするために努力する時が来ている。
光害の問題とのたたかいに活動している私達にとって、光害を少なくする真面目な努力を続けるエネルギーとなり、動機付けとするために、少なくとも年に一度は光害の影響を受けていない夜空を体験する事は意義がある。時として望みの無い事のように思えるが、この道を歩む物、知識を得、そして教訓に従う物は、そのの努力が光害の減少という恩恵で報われる事を体験するであろう。人類学者マーガレット ミードがかって言ったように:
「思慮深くやる気のある人々からなる小さなグループが世界を変えられる事を常に信じることだ、、、実際に、そのようなグループだけが(訳者注:変革を)実現している。」
ここに光害の影響を受けていない夜空の印象を幾つか上げておこう。