わかばだい天文同好会


道路照明等に関するJIS規格 (参考用)


道路照明等に関するJIS規格を参考用にここに載せておきます。実際に照明設計、調査等を実行される場合は、JIS原本を参照されることをお願いします。

道路照明基準JIS Z9111−1988 付表2より

 道路照明基準JIS Z9111−1988では、歩行者に対する道路照明の基準が下のように定められています。

夜間の歩行者交通量地域水平面照度 (lx)*1 鉛直面照度 (lx)*2
交通量の多い道路住宅地域
交通量の多い道路商業地域20
交通量の少ない道路住宅地域0.5
交通量の少ない道路商業地域10
*1. 水平面照度は、歩道の路面上の平均照度。
*2. 鉛直面照度は、歩道の中心線上で路面上から1.5mの高さの道路軸に対して直角な鉛直面上の最小照度。


道路、広場、公園の推奨照度値 (JIS Z9110 -1979 付表9より)

 本表は、主として歩行者のための公共施設について規定したものである。

地上通路 (単位lx)
(1)アーケード商店街(繁華)(1)アーケード商店街(一般)商店街(繁華)商店街(一般) 市街地 住宅地
200 - 750100 - 30030 - 10010 - 505 - 301 - 10
注(1)深夜には1/10〜1/20の照度の残置灯を設置する。

地下通路 (単位lx)
(2)商店街(繁華)(2)商店街(一般)(2)連絡通路(交通量大)(2)連絡通路(一般)
300 - 1,000150 - 500150 - 50075 - 200
注(2)出入口部は、地上との連絡構造を考慮して増灯することが望ましい。交差部についてはより高い照度とすることが望ましい。

交通関係広場 (単位lx)
駅前広場・空港広場(交通量大)駅前広場(一般)
10 - 752 - 30

公園
主な場所その他の場所
5 - 301 - 10

照明器具の配光制限 (JIS C8131より) [cd/1,000lm]

灯具の配光分類と特徴と配光特性               水平角度90°における各角度の光度水平角65° - 95°に各角度の範囲に次の光度が存在すること   
配光分類   特徴   鉛直  角90°  鉛直  角80°  鉛直角70-65°鉛直角65°鉛直角60°
カットオフ眩しさを厳しく制限している灯具で、眩しさを少なくする必要のある重要な道路に適する走行に対する快適性は大きい。10以下30以下 - - 200以上(180以上)
セミカットオフ眩しさをかなり制限している灯具で、一般の道路で特に周囲の明るい道路に適する。30以下120以下 - 190以上(170以上) -
ノンカットオフ眩しさを制限していない灯具で、特殊な目的に使用する。120以下 - *150以上 - -
備考:低圧ナトリムランプ及び蛍光ランプは( )内の数値でよい。
注* 蛍光水銀ランプのみに適用する。

補足説明(これは、JIS規格ではありません)

カットオフ形器具
水平に近い光を極力カットした配光になっており、まぶしさを感じさせない器具。
セミカットオフ形器具
水平に近い光をかなり抑えているが、横方向ののびも考慮している。現在最も多く使用されている。
ノンカットオフ形器具
水平の光を制限していない器具。道路照明用としては、ほとんど使用されていません。


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Last update: 1996 July 7