屋外照明の調査 − 横浜市 (その2)


横浜市緑区霧が丘の屋外照明の調査結果から私たちの回りには、同じ様な「照 明の問題」がある可能性があります。それを確かめるために旭区と横浜市の中 心部で追加調査を実施してみました。

写真−1

旭区上川井町の新道路事業の照明

左の写真は、旭区上川井の 「魅力ある道路作り事業」 で 新しく設置されたばかりの照明器具です。日本古来の あんどん をイ メージしてデザインされた照明具の様です。この照明具からも、光が横と上方 向に出ています。照明具の中には住宅に面する方向に 遮蔽板 がついて いました。反対方向に光を反射している様に見えますが、遮蔽板がランプを中 心とした同心円状であることからその効果はあまり期待出来ません。ここでも約 半分の光を無駄にしていることになります。その様子は、霧が丘の自転車置き 場の照明と全く同じです。

私たちの税金が適切に使われているか、照 明と環境からも見直してみることが必要では無いでしょうか。



写真−2

魅力ある道路作り事業の夜景

左は、写真-1で紹介した道路の夜景です。照明されている場所は、道路上だけ ではありません。横方向や、写真には写っていませんが、上方向にも光が出て います。

誰も壁の上を歩いたり、空を飛ぶ人はいません。車を運転する人にも明るい光 が眩しい角度で遠くから見えます。 光が必要とされる道路と歩道を適 切に照明する 器具を選択するべきでは無かったのではないでしょう か?そうすれば、半分以下の小さなランプを使うことが出来十分な光量を確保 出来たずです。

そして気付いてください。この事業で新しい沢山の照明が夕方から朝方まで点 灯されることになりました。この道路事業は、 「魅力ある道路作り事 業」 と呼ばれています。

エネルギー節減の必要が叫ばれる中、私た ちの本当にやらなければいけないことを今、真剣に考える必要があるのでは無 いでしょうか。本当に魅力ある道路とは何か考えてみてください。



写真−3

横浜外国人墓地の照明

左の写真は、外国人墓地近くの街路灯の写真です。説明するまでも無いかもし れませんね。文字通り 目を射る強烈な光 が何十メートルも離 れた所まで届いています。

写真撮影中も目が痛くて仕方ありませんでした。

歩行者に眩しい光 こんな事が あって良いのでしょうか?


横浜市庁舎前の道路灯


写真−4

横浜市庁舎前の道路照明です。ガス灯をイメージした照明具を使っています。 側面のガラスは、すりガラスを使い、眩しさは多少軽減されています。それで も車を運転する人に直接照明の光が届いています。沢山の光が横方向そして上 方向にも出ています。

この市庁舎前に、おおよそ40本の照明があり、年間だいたい160万円の電気を使 っています。これまで提案したように深夜以降の消灯、そして適切な照明具に 交換することで半分以上の費用を節減できます。市庁舎前のたったこれだけの 道路照明の改善で年間100万円の節約になるとしたら横浜市全体ではいったい幾 らの節減が可能でしょうか。是非検討してみたいところです。


気付いてください、無駄や眩しさ、ギラギラがあります

私たちの周りを眺めてみると、 同じ様な照明が同じようにたくさん使われてい ます。気付いて下さい。そしてどうすれば良いか考えて見ましょう。私たちの 大切な税金がこの様な形で浪費され、エネルギーの無駄となり、車の運転や歩 行者に危険になっています。


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わか天は、 国際ダークスカイ協会日本支部(IDA Japan Section) の幹事です。
Last update: 1998 February 18