FTを書こうなんて考えている諸氏よ、「金枝篇」と「遠野物語」だけは最低限押さえていて欲しい。とりあえず、基礎教養として宗教と呪術の違い、呪術の分類くらいは。
全巻5冊でちと多いが、読もう。
と学会等の紹介で有名になったこの本、と学会がオススメするのも当然至極の実用本として、各自一冊購入ののち、周囲に是非勧めてまわって欲しい。副題(だまされやすさの研究)は伊達じゃない。特に二巻目は、エホバの証人の意外な起源が載っており、エホバの証人来襲の折りなどに、彼らに読ませてやって欲しい。効果は絶大。保証します。
しかし、エホバの証人いじめは面白いですねぇ。彼らの信条を一つづつ火にくべてやる時の楽しさときたらありません。
ここで読んで欲しいのは、あまりに有名な巻末の論文「簡単な殺人法」である。
意外にも、どこにこれが載っているか知らない人が多い。これを読むと、ハードボイルドとサイバーパンクの共通項が見えてくるはずだ。双方とも今日的リアリティを求めたジャンル内改革運動であり、単なるスタイルとして世間に認知されるに至ったのも同様だ。
知っての通り、ジャンルには今も改革の必要は有り、それは高まり続けている。だから読んで欲しい。その魂を失わせてはならない。
進化論の基礎概念として「分子進化の中立説」は押さえていて欲しい。
これこそ、進化論を思想から精密科学へと進歩させた基礎だからだ。
実はクラークのファンだった木村先生は近年惜しくも亡くなられた。該当するジャンルが無いことを除けば、ノーベル賞にもっとも近いと言われていた方だけに、残念である。
逆説という奴は、とっても楽しい。
いやな奴の詭弁のネタ、暇人の頭の体操ぐらいに思っている人、ヤな奴とのディベート何かで相手をはぐらかすのにこれほど最適な代物は無いですよ。
自分がやな奴になっちまうという指摘、それはごもっとも。しかし世の中には、真実であるにも関わらず、逆説的であることがあまりに多くありませんか?
ホフスタッターといえば「ゲーデル・エッシャー・バッハ」「メタマジックゲーム」であるが、この二冊は内容は超素晴らしいのだが、いかんせん高い。分厚い。
で、オススメするに適当でないと結論しました。
だが、それはこの本が中途半端な間に合わせだということではなく、むしろこちらの方が多くの方には興味深く読めるはずです。
一つ一つがかなりの長さの、読み応えのある引用と、それに関するコメントという形式で書かれており、引用はチューリングの有名な知能に関する論文から、ドーキンスの「利己的な遺伝子」、レムやボルヘス、そしてラッカーといった多彩に及び、知能というテーマに関して、これ以上無い一冊となっています。
宇宙開発に興味を持つ者の、これはバイブルである。
15の夏にこの本を発見し、擦り切れるまで読んだ。内容はかなり古くなったが、一般の書店で手に入る中ではもっとも良い本である。
論文を書こうという人に限らず、文章を書こうという人に。これは一読する価値があります。かなり実務的な内容で、タメになる部分もあります。内容が、イタリアの学位志願者むきなので、記述が偏っているきらいはあるものの、まず論文を書こうとしている学生は必読ですね
とにかく、買いましょう。
コンピュータを持っていない人(これを読んでいる人で、そんな人いないよな)は、コンピュータを買いましょう。
コンパイラか、とにかくプログラマブルな環境を持たない人は、なんとかしましょう。今ならオススメはやはりJAVAです。ポインタ無いし、ガベコレ内蔵してるし、何より流行ってるし。もしくはDelphi3.0。Delphiでのプログラミングは楽しいです。
持っている人は、ワームホールで時空を超越して本屋へジャンプすること。
せっかく”考える機械”を持ってるんだから、それらしいことをさせてやろうじゃないか。プログラミングができるというのは、絶大な可能性への扉だ。
この本は、コンピュータを触る楽しさの本質を教えてくれる本だ。
また、コンピュータ史の歴史を刻んだコラムの記録として、読むのも良いだろう。ウイルス、人工生命、フラクタル、カオス、逆モーフィング、人工知性、ナノマシン、包含アーキテクチャ、公開鍵暗号、そして様々な楽しいパスル。現在の主要なトレンドのほぼ全てについて、最初に取り上げたのがこのコラムだったのだ。
コッチは、ネットに関するバイブルだ。
ゴア元副大統領の、上院議員時代の論文や、アラン・ケイの論文を始めとして、現在、そして将来のネット基盤技術について、包括的な視野がえられるだろう。
注目したいのは、パロアルトPARCの研究だろう。