水城のおすすめする漫画です。作家別の分類です。とはいえ、万人にオススメしようなんて思っていません。気が向いたらチェックしてください。
なんといっても、「みすてないでデイジー」でしょう。
もちろん徳間書店版。「海ていきちのひみつ」「続海ていきちのひみつ」の二話を削った上に、パーコミの入っていないアスキー版はブーである。「デイジー」は自分が高専生だった時分に、自分の周囲で熱狂的流行をみました。それはまさにカルト。
当時は、イラストなんか描いている部員の背後に忍び寄り、「えっちなまんがをかいていましたねっ」と言って相手のこめかみをグリグリやるのが人気のあった挨拶でした。
久留米高専在学中、例のNHKロボットコンテストに参加したときは、本命の当て馬に過ぎなかったウチ(模型同好会。部長をしていた。)が結局全国大会まで行ったのですが、その時のロボットのコードネームがG-2、正式にはRDG-2Λ(電力デイジーレプリカロボ)という点から当時の熱狂を察してやって下さい。
アニメの方は…忘れましょう(泣)。
もちろん、「SCI-FI もーしょん」も徳間版持ってます。「急性 SCRAMBLED HEAD」が一番好きだったりします。脈絡のない展開や、山川X(まだあまり自虐的ではないが、サドという言葉に脅える)の苛められっぷりがグー。「おれはのーまるだー」ってのも流行りました。
最近のナガノには、あの初期のブチキレ感が少なく、面白くない。アイテムに頼る傾向にあるようだ。核兵器もサイボーグも怪獣も出てこない(・・・・)「GIVE ME たまちゃん」が面白いのは、あの異様な展開、極端な力関係のせいでやたらと立体的なキャラクター、脈絡無く導入されるエンガチョアイテムのおかげなのだ。
とはいえ、リリカル系も結構すきだったりもする。「電波オデッセイ」良いです。単行本(遂に第4巻で完結!)は絶対のオススメです。
でも、一番好きなのは「みんな以外のうた」なのさっ。
わかつきの作品の中でも、「月は東に日は西に」には、特別の思い入れがあったりもする。模型同好会の部長になった時部員は、留年したせいで1人取り残されたのんきな先輩と自分の二人きりで、そして私は部員狩り(笑)をしたのだ。
新刊「そらのひかり」ジジババは欠かせません。
さてあとは、わかつき作品の全てについてメガバイトを費やしたい所ではあるが、ページ容量には自ずと限界がある。残念。
巧い。そしてクール。
コミックバーズ誌にて不定期連載してた(雑誌、消えちゃいました)「魔法使いが始まる」、それはコールダー風な、スターリング風な、ナノテク趣味な……SFだ!!
そう、日本においてサイバーパンクは、ここに真の後継者をみたのだ。
氏の作品をさらに見たいと欲するなら、「S.M.H」誌のバックナンバーを漁るべし。「ピーチマン」「復讐」「オトモダチガーデン」「親切」「こうきしん」等のクールな読み切りを堪能すべし!!
白眉は「オトモダチガーデン」これは凄いです。
さて、新作です。雑誌「Error」第3号(創刊号には”次号!”ってあったのに…)に、読切40P掲載予定……が、9Pしか載っていませんでした。うわああぁん。
久しぶりに、ぞくっとする感覚を味わいました。
何かが起きた後の世界。小学六年生になると、各クラスから一人づつ選ばれる異様な係。三人の女の子が異形の生物と共生し、変貌していくその過程と、そして日常。「エイリアン9」
絵柄はフツーという感じなのですが、挿入されるイメージセンスのアイディアは抜群です。この異質感こそがSFです。
新連載「ミルク クローゼット」も、素晴らしいです。単行本第3巻好評発売中。でも連載終了。「プロペラ天国」も…
私も、アクションHIP時代に「ベル・スタア強盗団」に一発でトリコとなった1人です。ここまでシブくてカッコよくてリアリティのある西部劇を構成したその筆力は、驚嘆に値します。連載初期の、1920年代の筆者による再構築された物語、という二重構造的な深みは薄れたものの、サービス過剰なほどの演出は回を追うごとにパワフルになってゆきます。そしてやはり最大の魅力は、カッチョイイおっさん達。カーボ最高!
単行本全三巻にて大絶賛発売中!
そして今はやはり「ジオブリーダーズ」!!単行本第十巻大絶賛発売中!
もうすぐ第11巻!折り返し間近!フラグ!主人公入院!
アクション漫画の最高峰を堪能しましょう。
「WILDERNESS」単行本第3巻発売中!
オッサン度、銃撃度、薬莢度、最高です!
特に連載第2回なんて、シビレましたよ。はい。ストーリィ的にはシンプル、しかし、一枚一枚と、コマごとに積み上げられる、埃臭く切なく、だが何かに、次第につき動かされていくような描写。ぞくぞくしました。
急告!「ザブングル」「GALLOP」大都社より単行本発売中!あの「BLUE GALE」「BLUE GALE II」が!激買え!
読むべし -DEEP SPACE PLANET FUTURE GUN ACTION- TRIGUN !!
祝アニメ化!これまでチェックを怠っていた私がうかつでした。カラーを描かせたらもう絶品!!日本のトッド・マクファーレンと呼びましょう(・・ちょっと持ち上げ過ぎか?)
いや、持ち上げ過ぎではありません。絵柄はクドくない寺田克也というか、(何か線が荒れて来てるんじゃという気もしますが)センス良い線です。特に女の子はいいカオしてます。いいボケかまします。
SF味漂う設定、アクション漫画の王道を行く演出、そして、主人公ヴァッシュ・ザ・スタンピードのいい人ぶり!!!私は基本的にいい人に弱いので、ツボを押された格好です。自問自答を繰り返し、拳銃に答えを探す理想主義者。感傷屋のガンマン。
てな訳で、私の現在イチ押しです。
「TRIGUN」少年画報社新装版の単行本全ニ巻、そして「TRIGUN MAXIMUM」単行本第九巻発売!こいつはマストバイアイテムだ!!
復活期待!
HELLSING10/10:26:25より、フジテレビ系にて(1クール)アニメ放映…………うわーん。
今やその独特の(そして極端な)作風で、確固たるスタンスを築いた観の在る平野耕太ですが、私が初めてその作品に出会ったのは、忘れもしない「コヨーテ」最終話。
独特の線と、暗黒と、狂気のまなざし。
実の所それきり忘れていたのですが、そう、「テクノ番長」との出会いはショックでした。ハマりました。素晴らしいッ!!超速攻推薦決定ッッ!!!
平野耕太作品の魅力は、迫力溢れるセリフ、渋い舞台、思いっきりブチ切れたキャラ設定、そしてタレ目三白眼のブチ切れたキャラの圧倒的な黒バックバイオレンス。
メガネっ娘率の高さもナイスです。否応無しの駄目指向、変な方に行ってしまうナイス感覚が、我ら駄目人間を魅了します。
そしてもはや夢伝説「テクノ番長」は無茶苦茶、凄すぎ。オレもテクノ暗殺拳の使い手にィ!!
おまけ:平野耕太単行本リスト
「コヨーテ」(フランス書院)
非道を極めるナチに立ち向かうレジスタンス達!やっぱタレ目三白はイイ!モンティナもムスカで非道でGO!少しビル・ゲ*ツに似てないこともない。エロはおまけだ!!
「拝HIテンション」(青磁ビブロス)
極めてアレな短編集。どっちかっとゆーと、自分はこっちのノリが好みです。ナニ、買うのが恥ずかしい?耐えろ。それから、こいつらで実務処理をしようなどと思うな。無理だ。以上。
「大同人物語 #1」(ワニブックス)
時は1994年冬。憎しみと偏執の中に対峙するオタクたち。自己の表現を求めて、誇りの回復を求めて少年は身を投じる。同人界という暗黒に・・・
平野耕太初の非エロ単行本。しかも連載の第一巻。表紙はまっくろ。
「HELLSING #1〜7」(少年画報社)
現代イギリスを闇から守護する特務機関、王立国教騎士団”HELLSING”その手先、化け物どもを屠るのは黒コートの人ならざるもの、血をすする不死者アーカード。
赤い月夜に奴の自動拳銃が火を噴く!ド迫力の黒バックバイオレンス!表紙は第四巻も真っ赤!
よくもまぁアスキー(ファミ通PS)が載せたよなぁと誰もが驚いた、ナイス大馬鹿連載。
新声社潰れたんで見かけたら即保護!アヤセちゃーんッ!