ここから先は特撮作品に華を添える兵器群について紹介したり、 こだわるページです。大日本絵画社が出版している「超兵器画報」が手元に あるとより楽しめるかも(笑)
ほんとは絵を張り付けたいとこだけど、版権騒動になったらいやなので しばらく自粛しておきます^^;(書いてくれるひといるなら別ですが^^;)
ここで使っている兵器名では、手持ちの資料に固有名称がでなかった物については 個人的に名前を新設している場合があります。名前を勝手に付けた兵器について は、正式な資料が見つかり次第補足していきます。
パラボラ兵器には、光線の集約装置として装備(メーザー車等の 光線車)される場合と、 敵の光線を反射させる鏡(マーカライトファープ)として装備される場合の 2通りに分類される。
最近のゴジラシリーズ にもメーザー車が現役で登場しているが、いかにも電飾命^^;なパラボラのデザインは 個人的には趣味ではない(笑)
地球防衛軍(1957)に登場した、直径200mの巨大なレンズと移動用キャタピラから なる巨大な光線兵器で、記念すべき東宝特撮映画初のパラボラ兵器である。
マーカーライトジャイロと呼ばれる専用ロケットで攻撃地点まで空輸され、 投下と同時にパラボラ部分を展開することで、着地と同時に攻撃態勢を 整える事ができる。 着地後は、 脚部に装備されたキャタピラ で目標まで接近しつつ攻撃を行う。マーカライトファープはバッテリーで 稼働しているため、活動限界は75分。作品中では、ミステリアンドームといわれる敵基地からの熱戦攻撃にもびくともせず、 果敢に攻撃をしかけ、ラスト近くではバッテリー切れにもめげずにはいあがってきた モゲラを つぶした のは有名な話である(笑)
マーカーライトジャイロからの投下シーンから地球防衛軍マーチ(笑)にのって 光線技の応酬に入るシーンが美しい^^;
東宝自衛隊の顔でもある、 メーザー車 (オリジナルをさす場合は、66式メーザー殺獣光線車 と言うのが正しい^^;)に代表 される特殊光線車両には、特殊車両とは別にパラボラ兵器として 分類する事にした(笑)
ここでは、特殊光線車両について作品への登場順に紹介する。
ザ・ピーナッツの小美人でお馴染みのモスラ(1962)に登場した兵器。作品中では 東京タワーに作られたモスラの繭を焼き付くすために、ロリシカ国から自衛隊に 貸与されたことになっている。
実際にはモスラの羽化を手助けしただけだった(笑)が、この原子熱戦砲は自衛隊に 特殊光線兵器の効用と言うのを証明したと言えるだろう。
水野久美のX星人でお馴染み怪獣大戦争(1965)に登場した特殊車両。 パラボラ兵器ではないが、光線車両であるのは間違いないので、こちらへ分類する。
作品中では、円盤のコントロール電波を遮断し、ゴジラ・ラドンの自由を回復する ために利用された。光線車と牽引車に分けることができ、光線車は後述するメーザー車 の電力部分とほぼ同一の構造を持つ。
サンダ対ガイラ(1966)に登場した大型光線車両で、 東宝自衛隊の最強兵器 と言われる。初登場から現在のゴジラシリーズにいたるまで同一兵器で バリエーションを持つのは この車両だけ である。
Aサイクル光線車同様、光線車と牽引車に分類でき牽引車はキャタピラを使った 悪路にも耐えれる現実的な構造に設計されている。 作品中では、かなりの破壊力を見せ、もう少しで個体を壊滅させれるほどの 効果を見せた。
先に登場した66式メーザー殺獣光線車の牽引車をはずしたタイプで、地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(1972)に登場した。
個人的には、メーザー車の形状は牽引車と光線車で一つと考えているので、
この自走式メーサー車とでも言うべき車両はあまり好きではない^^;
第一、あの構造で光線車部のどこに人が乗るのかすごい疑問である。
(リモコンなんだろーか^^;)
ゴジラ(1984)に登場した新型光線車両。外見は66式メーザー殺獣光線車に類似している が、光線部の構造がメーザーシステムではなくガス・レーザーシステムを搭載している ため、厳密にはメーザー車のバリエーションとは言えない。
デザインは機能的に無駄がないのでメーザー車の次に気に入っているが、 作品中では、相手が馬鹿でかい新ゴジラだったため足下でうろうろするだけになって しまったのが残念である。
ゴジラVSビオランテ(1989)から平成ゴジラシリーズの主要車両として登場した 新型光線車両。 基本構造は66式メーザー車の牽引車及び光線車の形態に類似しているが、かなり コンパクトな形状に再設計され、起動性はメーザー車シリーズ中最高の性能を持つ。
作品中ではあまり成果を上げていないが、要所要所で 画面を締める為に数多く出演 している。 ただし、砲塔のパラボラがパラボラしていない(なんだそれは^^;)ため、 若干不満が残る(笑)
ゴジラVSモスラ(1992)から登場した新型光線車両。自走式対空メーサーともよばれ、 外見からゲパルト対空戦車を連想出来るように、当車両も対空メーサーである。 作品中での印象はあまりないのが困り物^^;
ゴジラVSデストロイア(1996)に突然登場した謎の車体。 光線の集約装置がパラボラでないのでここに入れようかどうか迷ったんだけど、 車体は正しい66式メーザー殺獣光車のフォルムを継承しているので、こっちに 入れた。
ラスト近辺から唐突に登場したが、ちゃんとメーザー車として使えば特撮の 見せ場を作るのに凄く役立ったと思うんだが・・・もったいない^^;
蛇足になるが、92式メーサービームタンクもビーム部分が換装されて冷凍メーザを 掃射できるようになった車体も登場した。でも冷凍メーザーって一体なんだよ(爆笑)
空の大怪獣ラドン(1956)から登場した多連装ミサイルランチャー。 24連装ロケット砲という名前で呼ぶよりも、ポンポン砲と呼んだほうが なじみが深いかもしれない^^;
かなりの作品に登場し、怪獣達に蹴られたりつぶされたりしながらも地味に攻撃を 続ける名脇役である(笑)
万能戦艦とでも言う分類なんだろうが、轟天は轟天で一つのジャンル(笑)なので こっちへまとめる。 轟天と一口に言っても3つの種類があり、それぞれ次のように区別できる。
作品名 | 呼称 |
---|---|
海底軍艦 | 轟天号 |
惑星大戦争 | 轟天 |
新・海底軍艦 | ラ号 |
このほかの轟天号としては、"究極超人あ〜る (ゆうきまさみ)"に出てきた自転車 という物もあるけど、変形でもしない限り兵器にはならないので省略(笑)
海底軍艦(1963)に登場した万能戦艦。こいつが活動できないのは宇宙だけ という優れ物の神宮寺艦長のおもちゃ(笑)
南国の孤島で秘密裏に大日本帝国の再建(笑)をめざして作成された戦艦では あるが、ムウ帝国の侵略という不測の事態が発生したため、国連に無理矢理 徴用されて戦った。
惑星大戦争(1977)に登場した宇宙戦艦。内部に四次元ポケットでも 持っているのでは無かろうかというくらい、豪快な装備が売り物。
例をあげるとリボルバー式のカタパルトを装備していて、そこから艦載機 (スペースファイターという(笑))を射出する事ができるし、何故か同じ 場所からビーム攻撃も行うことができる・・・一体どーやってるんだ(笑) ひょっとして 波動カートリッジ でももっているんだろうか^^;
でも、一部の人には 浅野ゆう子 が出ていた奴と言ったほうが馴染みが良いかも(笑) あとエヴァンゲリオンに出てきたプログレッシブナイフの原型はこの映画で 見ることができる。
新・海底軍艦(1995,96)に登場した万能戦艦。ただし厳密に言えばこれは 大和級の戦艦なので轟天とは言わないような気がする^^;
デザイン的には大和と轟天をごちゃ混ぜにしたものと言うことができるが、 作品の出来等のことについては忘れたい(苦笑)
ゴジラ対ビオランテ(1989)以降の平成ゴジラシリーズのこと。ゴジラ(1984)にも
レーザー兵器が登場しているが、こっちは画面上の役割とは
別に清く正しいパラボラ兵器(笑)
今のメーザー兵器が嫌いという訳では無いけど、なんとなく趣味に合わないの^^;
もっとも、脚部にキャタピラがないマーカーライトファープというのも存在する(笑)
一つは中空知防衛軍 (あさりよしとお) に登場した装備で、光線兵器のくせに 間接技を使えるというとんでもないものである(笑)
もう一つのマーカライトファープというのは、県立地球防衛軍(安永航一郎) にでてきた超能力者(笑)。テレキネシスを武器にしているが、 移動させることができるのは「トマト」と「さつまいも」だけだったような気がする。
マーカライトファープを攻撃しようとしたモゲラが、出現地点間違えてとんでもない 場所から出たため、丁度真上にあったバッテリー切れまじかのマーカライトが 倒れ込んできてモゲラを押し潰した事を指す^^;
実際に映画見てれば判ることだが、つぶしたというよりも自滅したというのが 正しいと思う(笑)
いまではメーサーと呼ぶことのほうが多いが、私にとってはこっちの呼称のほうが 思い入れがあるのでこだわっておく(笑)
個人的には、メーザー車といえばサンダ対ガイラ(1966)にでてきたメーザー殺獣光線車 を示し、メーサー車といえばゴジラ対ガイガン(1972)にでてきた物を言い表すのに 使っている^^;
MASH氏の同人誌である「ゴジラ伝説」に使われていた台詞。
実際この意見は私も正しいと思う(笑)
「ゴジラ伝説」はある程度、日本の特撮にこだわりを持っている人なら かなり楽しめる本なので、機会があったら一読をお勧めする^^; (でもいま手にはいるのだろうか^^;)
車両としてのバリエーションはこの車体しかない。但し、ゴジラ(1984)に登場した 車両はメーザーではなく、レーザー車である。 (どこが違うのかと言われるとちょっと悩む(笑))
ちゃんとした繰演をした場合は画面を締める事ができるが、そうでないと ただのミニカーの行進になってしまうだけである^^;(対バトラ等^^;)
整形済みのテキスト貼り付けたので、見栄えは悪いかも^^;
+------------------------+ | 作品名 | 呼称 | +--------------+---------+ | 海底軍艦 | 轟天号 | | 惑星大戦争 | 轟天 | | 新・海底軍艦 | ラ号 | +------------------------+
宇宙戦艦ヤマトシリーズの"ヤマトよ永久に"から装備されたシステム。 要は炸薬と火薬を全て波動エネルギーでまかなう主砲用弾薬。
艦長の娘で、相手にさらわれると言うお約束な設定を持つ惑星大戦争のヒロイン。 映画の宣伝で隊員服で銃をかまえているシーンがあったが、実際にはそんな カットは本編中に存在しなくて残念だった(笑)