研究論文
(1996(平成8),1〜12)
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1月
- 片岡豊,「〈闘争〉する御米ーー夏目漱石『門』論 その二ーー」,「立教大学日本文学」75,96.01,
- 富山太佳夫,「漱石の読まなかった本 英文学の成立」,『ポパイの影に』みすず書房,1996.1.10,
2月
- 江藤 淳,「漱石とその時代ーー第四部22ーー」,「新潮」93-2,96.02.01,
- 下西善三郎,「漱石と『方丈記』ーー「A short Essay on Hojio=ki」論ーー」,「金沢大学国語国文」21,96.02,
- 上田正行,「〈一心不乱〉ということーー『漾虚集』のライトモチーフーー」,「金沢大学国語国文」21,96.02,
- 小島正芳,「夏目漱石と良寛」,「北方文学」45,96.02,
- 村田由美,「『草枕』論ーー志保田那美についてーー」,「国文目白」,96.2.25,
- 菊原昌子,「『明暗』論ーーお延の役割ーー」,「国文目白」,96.2.25,
- 竹上寿恵,「『門』の熱源」「島大国文」24,1996.02,
3月
- 藤尾健剛,「集合意識・現代文明・社会主義(下)ーー漱石とル・ボン著『社会主義の心理学』ーー」,「香川大学教育学部研究報告」第1部第97号,96.03,
- 林 四郎,「『夢十夜』第六夜の読解」,「明海日本語」1,96.03,
- 坂本育雄,「『それから』講読(二)」,「鶴見大学紀要」第33号
第1部国語・国文学編,96.03.15,
- 申 賢周,「夏目漱石『明暗』論ーー小林像をめぐりーー」,「湘南文学」30,96.3.25,
- 高柳幸子・大村陽子・林利恵・北原久美・稲山香代・近藤春絵(文責者),「機能の発見ーー『柳のある風景ーー『明暗』の方法ーー』を読み直すーー」,「金城国文」72,96.03.1,
- 中村隆俊,「『草枕』試論(二)ーー漱石の再生ーー」,「言語表現研究」12,96.03,
- 時野谷滋,「最新版漱石全集『吾輩は猫である』注解雑考」,「関東短期大学国語国文」5,96.03.18,
- 王 志松,「『文学評論』の性格ーースティーブン『十八世紀における英文学と社会』と比較して」,「広島大学日本語教育学科紀要」6,96.03,
- 小倉修三,「Monoconscious Theoryと『文学論』ーーロイド・モーガン『比較心理学』の影響4ーー」,「国文学ノート」(成城大学短期大学部)33,
96.03,
- 武田勝彦,「漱石の東京ーー『吾輩は猫である』を中心にーー」,「教養諸学研究」100,96.03,
- 硲 香文,「夏目漱石『夢十夜』と中国〈再生譚〉ーー『第一夜』の逆説性」,『比較文学』38,96.03,
- 阿久津友希,「漱石の人物呼称表現ーー『虞美人草』からーー」,「国語表現研究」9,1996.03,
- 村岡正明,「研究ノート:飛行機の文学ーー鴎外・漱石・啄木・志賀ーー」,「文星紀要」(宇都宮文星短期大学)7,1996.03,
- 大澤茂雄,「『こころ』について(1)『静(お嬢さん)をめぐって』」,「研究紀要」(大阪青山短期大学)22,1996.03,
- 平岡敏夫,「火鉢の両側に手を翳すーー漱石作品の一イメージ、『門』『行人』よりーー」,「国文学研究」(群馬県立女子大学)16,1996.03,
- 荻久保泰幸,「漱石と寅彦ーー『ほとゝぎす』第4年目の写生文ーー」,「大学院紀要」27(国学院大学),1996.03,
- 大友泰司,「夏目金之助、ニーチェとの出会いーー『琴のそら音』を中心にしてーー」「一般教養紀要」(順天堂大学)1,1996.03,
- 川崎良二,「『ロビンソン・クルーソー』を読み直すーー漱石とデフォー」「Lanterna」(帝塚山学院大学)13,1996.03,
- 竹腰幸夫,「漱石作品の刊行部数と印税」「経営情報学部論集」(常葉学園浜松大学)8,1996.03,
- 武田充啓,「夏目漱石『野分』の『文学者』」,「奈良工業高等専門学校研究紀要」31,1996.03,
- 木村 功,「夏目漱石におけるイプセン戯曲の受容ーー留学時代のイプセン読書(1)」,「宇部国文研究」27,96.03,
- 木村 功 , 「夏目漱石と丸善新築披露会」,「紫苑」,96.03,
4月
- 江藤 淳,「漱石とその時代ーー第四部23ーー」,「新潮」93-4,96.04.1,
- 李 哲権,「漱石と『楚夢』」,「比較文学研究」68,96.04.30,
- テレングト・アイトル(艾特),「パロディと自己パロディの構造ーー『吾輩は猫である』を中心にーー」,「比較文学研究」68,96.04.30,
- 大澤吉博,「言語の間の『夢十夜』第七夜ーー日本語・英語・韓国語テクストを比較してーー」,「比較文学研究」68,96.04.30,
5月
- 飛ヶ谷美穂子,「『三四郎』とメレディスのヒロインたちーー美禰子の結婚をめぐってーー」,「日本近代文学」第54巻,96.05.15,
- 江藤 淳,「漱石とその時代ーー第四部24ーー」,「新潮」93-5,96.05.01,
- 水田宗子,「〈他者〉としての妻:先生の自殺と静の不幸ーー漱石の『こゝろ』への一視点」,「漱石研究」6,96.05.20,
- 大橋洋一,「クイアー・ファーザーの夢、クイアー・ネイションの夢、ーー『こゝろ』とホモソーシャル」,「漱石研究」6,96.05.20,
- 硲 香文,「静の一面ーー『心』小考」,「漱石研究」6,96.05.20,
- 石崎 等,「こころの場所、家の場所ーー『こゝろ』について」,「漱石研究」6,96.05.20,
- 田口律男,「『こゝろ』の現象学」,「漱石研究」6,96.05.20,
- 高橋広満,「定番を求める心」,「漱石研究」6,96.05.20,
- 佐藤 泉,「始源の反語ーー『こゝろ』について」,「漱石研究」6,96.05.20,
- 中山昭彦,「闘争する表象空間ーー『こゝろ』論」,「漱石研究」6,96.05.20,
- 石原千秋,「テクストはまちがわない」,「漱石研究」6,96.05.20,
- 林 望,「漱石俳句異見」,「漱石研究」6,96.05.20,
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6月
- 江藤 淳,「漱石とその時代ーー第四部最終回ーー」,「新潮」93-6,96.06.01,
- 亀井俊介,「東京大学講師 夏目漱石(下)」,「英語青年」第142巻-3号,96.06.01,
- 中原章雄,「小説家漱石と『倫敦』の香ひーー『文学論』から『永日小品』までーー」,「英語青年」第142巻-3号,96.06.01,
- 鈴木善三,「『反時代的考察』としての『文学評論』」,「英語青年」第142巻-3号,96.06.01,
- 三輪伸春,「『漱石全集』の誤り」,「英語青年」第142巻-3号,96.06.01,
- 蒲生芳郎,「鴎外と漱石の問題」,「宮城学院女子大学研究論文集」83,96.06,
- 中山和子,「『虞美人草』ーー女性嫌悪と植民地」,熊坂敦子編『迷羊のゆくえーー漱石と近代』翰林書房,96.06,
- 中島国彦,「藁屋根・郊外・水彩画ーー『三四郎』の一節からーー」,熊坂敦子編『迷羊のゆくえーー漱石と近代』翰林書房,96.06,
- 石原千秋,「言葉の姦通ーー『それから』の冒頭部分を読むーー」,熊坂敦子編『迷羊のゆくえーー漱石と近代』翰林書房,96.06,
- 佐藤泰正,「『門』をどう読むかーー作家の眼の所在をめぐって」,熊坂敦子編『迷羊のゆくえーー漱石と近代』翰林書房,96.06,
- 田中 愛,「『彼岸過迄』論ーー『雨の降る日』の悲劇と千代子との関わりを中心に」,熊坂敦子編『迷羊のゆくえーー漱石と近代』翰林書房,96.06,
- 渡辺澄子,「夏目漱石『明暗』論ーー『気の毒なお延』ーー」,熊坂敦子編『迷羊のゆくえーー漱石と近代』翰林書房,96.06,
- 畑 有三,「二葉亭四迷と夏目漱石」,熊坂敦子編『迷羊のゆくえーー漱石と近代』翰林書房,96.06,
- 木谷喜美枝,「『金色夜叉』の迷羊ーー『三四郎』を視座としてーー」,熊坂敦子編『迷羊のゆくえーー漱石と近代』翰林書房,96.06,
- 村松定孝,「鏡花と漱石」,熊坂敦子編『迷羊のゆくえーー漱石と近代』翰林書房,96.06,
- 野山嘉正,「漱石の観念ーー子規の視点からーー」,熊坂敦子編『迷羊のゆくえーー漱石と近代』翰林書房,96.06,
- 石井和夫,「谷崎における漱石への共鳴と反発ーー『金色の死』前後ーー」,熊坂敦子編『迷羊のゆくえーー漱石と近代』翰林書房,96.06,
- 平岡敏夫,「漱石・芥川の一系譜ーー『彼岸過迄』と『捨児』ーー」,熊坂敦子編『迷羊のゆくえーー漱石と近代』翰林書房,96.06,
- 前田 勲,「『門』の家計事情」,「イミタチオ」27(金沢近代文学研究会),96.06,
- 李 国棟,「吾輩はなぜ猫であるのか」,「国文学■」,1996.6.30
- 宮薗 美佳,「夏目漱石『虞美人草』に関する考察 ―
小野さんの「母」「両親」探しを軸として―」「日本文藝研究」48(1),1996.6
7月
- 出久根達郎,「顔に紅葉を」,「図書」,96.07,
- 山本勝正,「夏目漱石参考文献目録Z」,「広島女学院大学日本文学」,1996.07.20.
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8月
- 安宗伸郎,「漱石への遙かな旅」,「続・河」1,1996,08.
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9月
- 亀山佳明,「個人主義の困難と自我変容ーー夏目漱石『それから』を中心に」『文学と芸術の社会学』8(岩波書店),96.09.25,
- 今村潤子,「漱石の俳句」,「方位」(熊本の漱石)19(熊本近代文学研究会),96.09.25,
- 村田由美,「『草枕』論」,「方位」(熊本の漱石)19(熊本近代文学研究会),96.09.25,
- 宮内俊介,「『二百十日』瞥見ーー二、三の微調整」,「方位」(熊本の漱石)19(熊本近代文学研究会),96.09.25,
- 浦田義和,「『三四郎』論ーー〈田舎〉の〈母〉の機能」,「方位」(熊本の漱石)19(熊本近代文学研究会),96.09.25,
- 金戸清高,「夏目漱石『道草』論ーーその自伝性をめぐってーー」,「方位」(熊本の漱石)19(熊本近代文学研究会),96.09.25,
- 藤本 誠,「漱石の結婚・夫婦」,「方位」(熊本の漱石)19(熊本近代文学研究会),96.09.25,
- 古江研也,「漱石の書簡(熊本時代)」,「方位」(熊本の漱石)19(熊本近代文学研究会),96.09.25,
- 三木サニア,「久留米『漱石の道』探訪」,「方位」(熊本の漱石)19(熊本近代文学研究会),96.09.25,
- 関口 均,「漱石と留学ーー揺れる自称詞」,「方位」(熊本の漱石)19(熊本近代文学研究会),96.09.25,
- 首藤基澄,「正岡子規」,「方位」(熊本の漱石)19(熊本近代文学研究会),96.09.25,
- 永田満徳,「井上微笑」,「方位」(熊本の漱石)19(熊本近代文学研究会),96.09.25,
- 古閑 章,「木下順二ーー『三四郎』と『本郷』」,「方位」(熊本の漱石)19(熊本近代文学研究会),96.09.25,
- 村田由美,「夏目漱石関係旧制第五高等学校資料について」,「方位」(熊本の漱石)19(熊本近代文学研究会),96.09.25,
- 村田秀明・谷口絹枝,「熊本時代の漱石年譜」,「方位」(熊本の漱石)19(熊本近代文学研究会),96.09.25,
- 角田旅人,「『草枕』論ーーモチーフ群とその構造をめぐってーー」,「いわき明星文学・語学」5,1996,09.
- 加藤二郎,「漱石と地震」,「文芸研究」142,1996.09,
- 奥野政元,「『思い出す事など』について(上)」,「活水日文」33,1996.9,
10月
- 秋山公男,「『三四郎』の寓喩」,「日本近代文学」55,96.10,
- 秋山公男,「『門』ーー罪と罰の内実」「愛知大学国文学」36,1996,10,
- 石田忠彦,「補助線の問題ーー『草枕』論」,「近代文学論集」22(日本近代文学会九州支部),96.10.30,
- 斎藤順二,「漱石書簡の研究ーー『漱石と群馬』をコンセプトにしてーー」,「群馬女子短期大学記念論文集」,96.10,
- 小島正芳,「夏目漱石と良寛(2)」,「北方文学」46,1996.10.
- 朱 敏,「漱石漢詩の用語に関する一考察ーー『和習』と『和臭』の用例を中心にーー」,「実践国文学」50,1996.10,
11月
- 塚谷裕一,「本読みの連想ーー山東京伝から夏目漱石」,「図書」,96.11.01,
- 松尾直昭,「夏目漱石『夢十夜』ーー『第一夜』論の前提ーー」,「就實語文」17,1996.11.10.
- 福井慎二,「F+fの科学の前提ーー漱石『文学論』への私註」,「国文学ノート」(神戸大学)31,1996.11,
- 大沢吉博,「
言語の間の漱石「夢十夜」第八夜――日本語・英語・韓国語テクストを比較して」,「比較文学研究」
(東大比較文学会) 69 ,1996.11,
12月
- 江藤淳・古井由吉,「〈対談〉小説記者夏目漱石ーー『漱石とその時代第四部』をめぐって」,「新潮」93-12,96.12.01,
- 大澤吉博,「言語の間の漱石『夢十夜』第八夜ーー日本語・英語・韓国語テクストを比較してーー」「比較文学研究」69,1996.12,
- 武田勝彦,「漱石の東京ーー初期短編小説を中心に」,「教養諸学研究」(早稲田大学)101,1996,12,
- 浅田隆,「『こころ』解釈をめぐる疑義ーー『差異化』という視点ーー」,「論究日本文学」653,1996.12,
- 松井忍,「漱石初期作品におけるマドンナーー『坊っちやん』から『三四郎』『草枕』へ」,「近代文学試論」(広島大学)34,1996.12,