王子駅前

2007.4.8更新



音無親水公園
王子稲荷神社
王子界隈は昔からにぎわった場所であり、その痕跡は浮世絵などで見ることができます。
『紙の博物館』にも数点所蔵されていますので、今と昔を比較してみるのも面白いかも。
 ※『紙の博物館』は飛鳥山公園内にあります。




 北とぴあ(Hoku Topia)

コンサートホール、プラネタリウム、科学館などがあるビル。
プラネタリウムの投影時間は直接お問い合わせください。
03(5390)1224〜5(北とぴあ科学館まで)




 装束神社

“毎歳12月晦日の夜、諸方の狐夥しく、ここに集まり来る事、恒例にして今に然り。その灯せる火影に依って土民、明年の豊凶をトす。云々”
かつて王子界隈は一面の田畑で、その中に榎の木がそびえ立っていました。毎年大晦日の夜、関東八ヶ国(『関東八ヶ国』の表記は、徳川時代に幕府が、王子稲荷の平安時代から伝わる『関東三十三ケ国総つかさ』の自負に治安上の危惧をもち、扁額や幟を没収するというきわめて政治的介入を行った結果、伝承の公言が不可能になり、庶民の口に、『関東八ヶ国』と言わしめるに至った結果であるとメールを頂きました。王子稲荷神社では、平安時代からの伝承『関東(=東国)総つかさ』を維持しているそうです)の稲荷の使いの狐が、この木の下で装束を整えて、関東総司の王子稲荷に参詣したと言う伝説があることから、木は『装束榎』と呼ばれ、狐たちが灯す狐火によって翌年の田畑の豊凶を占ったそうです。1929年に装束榎は道路拡張に際して切り倒され、碑のみが現在地に移され、装束稲荷の祠が建てられています。1993年からは、この伝説に因んで、毎年大晦日の夜11時より装束稲荷→王子稲荷まで『狐の行列』が行われます。

(左:廣重画『名所江戸百景 王子装束ゑの木 大晦日の狐火』)


 

 

  →『狐の行列』
 



 王子稲荷神社

御祭神は「稲荷大明神」と称え奉る衣食住の祖神で、古来産業の守護神として、広く庶民から信仰された。昔は地名にちなんで岸神社と称していたが、元享2年(1322)に豊島氏が王子権現を勧請し、このあたりが王子という地名になってから王子稲荷と呼ばれるようになった。

右から2番目の写真は『御石様』と呼ばれるもので、境内の奥にあります。“願い事を念じつつ持つ石の軽重により御神慮が伺える” 持って軽く感じた時の願い事はかなうという事です。私はもちろん軽く感じましたよ、はい。
拝殿に入り天井を見上げると鳳凰の絵が見れます(写真左から2番目)。以前は江戸幕府の御殿絵師の谷文晁の竜の絵が掲げられていましたが、今は史料館に収められています。
史料館には『額面著色鬼女図』(通称『茨木』)もあるのですが、普段は一般公開されていません。その絵画は絵馬で見る事はできますが(写真1番右)、正月と2月の初丑の日には公開されますので、是非足を運んでみてください。
郷土玩具の『王子の狐』は社務所で買えます。

(左:廣重画『名所江戸百景 王子稲荷乃社』)



 
2月の初丑の日には境内で、縁起の凧を商う『凧市』も開催されます。王子稲荷が火防せ(ひぶせ)の神として信仰されるようになったのは、たびたび大火事に見舞われた江戸中期頃からで、毎年2月の初牛に「火防守護の凧守」が授与されるようになり、これにちなんで境内で縁起の凧を売る凧市が開かれるようになったとされています。




 王子神社

本殿は徳川幕府により、江戸城天守閣を建てた木原杢之丞らを棟梁として、寛永11年(1634)に建てられた。しかし、太平洋戦争の空襲で焼失し、現在の権現造りの社殿は昭和38年の再建である。




 名主の滝公園

王子村の名主畑野家が、その屋敷内に滝を開き茶を栽培して、一般の人々が利用できる避暑のための施設としたのが始まり。名称もそれに由来。



 扇屋−王子の狐−

落語の「王子の狐」はこの扇屋がモデルとなっています。
ある男が王子に遊びに行く途中、田圃の中で狐が娘に化けている現場を目撃した。男はそしらぬ顔で娘に化けた狐に声をかけ、扇屋の二階にあがる。差しつ差されつしているうちに狐は酔っぱらい寝てしまう。それを見すまして男は店の者に、名物の卵焼きを折りに包んでもらい、「勘定は二階の女に」と言って帰ってしまった。やがて、女中に起こされた狐は、「お勘定を」と言われびっくりし、そのはずみで狐の正体を現してしまう。店の者は総出で狐を追い回し、棒きれで殴りつけた。狐はほうほうの態で逃げだした。一方、狐を騙した男は、まわりの者から「狐は執念深いから、祟りがあるぞ」とおどされ、青くなった。すまないと思った男は手土産を持って狐に謝りに行く。穴の所にいた子狐に訳を話し、手土産を渡した。子狐が包みを開けるとボタモチが入っていた。「わーい、ボタモチだ。食べてもいいか」と母狐に聞くと、怪我をして寝ていた母狐は「およし、馬の糞かもしれないよ」というのが「王子の狐」の一席。

まだ扇屋の卵焼きを食べた事がないので、今度食べた時にまた感想など書きたいと思っています。写真もその時に。



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