某氏宅で読む。HP200LXがむらむら欲しくなる。
「いや、就職してさ、これを電卓がわりにパッと取り出してさ、まわりを威圧するわけよ」
「ThinkPadの方がいいじゃん」
「まず高い。バッテリーがもたん。それになんか、生意気なやつだということで、会社の裏でヤキ入れられそう」
「そりゃないと思う……」
それにしても編集長の遠藤氏はすごい。
「オタク」という言葉を初めて世に出した、伝説的ミニコミ誌「東京おとなくらぶ」の発行メンバーの一人であり、日本マーフィー普及会会長、数学パズル、エスニック料理、その他様々な分野に通ずる知識の豊富さ、どれをとってもすごい。
いやー、サイバーパンクとはかくあるべし、のお手本みたいな、ぶっとんだ内容が素敵。
最新の理論でもって、とんでもない方向に暴走して、ひたすらパンク。ゴジラでしょ、ポークチョップの薮でしょ、そんでもって”時空の支配者”
問題は、大きな古本屋でもなくては手に入らない点。
それに、自分の趣味がずいぶんと影響してるしなあ。
これはたしか、オムニバス形式の短編集で2冊(題は、「日曜日には宇宙人とお茶を」と、あと何でしたっけ)と、なんと珍しや早川のゲームブック「手軽に出来る絶体絶命」があったはずです。
こいつは文句なしにオススメです。実はこれがイチオシです。
(「時空の支配者」は、完全に私の趣味)
そういえば…………また読みたくなってきたぞ。買うぞ買うぞ、古本屋巡ってみつけてやるぞ。
見つからなければ安全牌、クラーク印。
こいつは”巨匠”の作風に似合わぬユーモアがただよい、大好きです。
やっぱ、SF読むならクラークから、というのが順当かもしれません。
これなら、大きい書店なら置いてあると思います。