読んでいて、涙がこぼれました。
場所は広島と岡山のあいだ、窓の外には、一瞬でしかなかったけれど、心を感傷的なもので埋めてしまうような美しさの川が見えました。
まったく、自分は、今まで何をやってきたのだろうか、何かましなことを1つでもやっただろうか、後悔の痛みと、それを癒す優しさ。
お薦めです。この本を読み、そして、これまで読んだファンタジー本をみんな火にくべて、そして森に行きましょう。
ユニコーンを探しに。
それから後は、何も読む気がしなくて、窓の外を眺めながら、くよくよと色々なことを考えていました。
窓の外は、似たような一戸建て、マンション、ビルばかり。密度は変化すれど、基本はそのバリエーション。
やがて密度が増していき、 東京。
卒業研究も始まり、レポートの書き方などで興味もあり、購入。
カプセルホテルで一気に読破しました。
内容はなかなか興味深く、さまざまな点で示唆を受けました。
振り返れば、私の書き込みの文章は、やたらと省略符(……)や感嘆符(!)が多く、考えさせられます。
しっかし!、省略符は、わざとそれを入れることによって、読む者にその部分を推理させる、という役割を担わせる点で便利で、重宝しています。
感嘆符についても、書き込みは、読み手を意識したジャーナリスティックで挑発的な文体を使う必要があるのです。
まっ、エーコなんて、大したことありませんよ。(大見得を切る)
……あんまり役に立つ本じゃありませんでした。現代的見地からみれば、権力というものが武力と同義だった時代の本であり、応用はききません。
ただ、役に立つ分野を1つ見つけました。
光栄の歴史シミュレーション愛好家の皆さん、この本は必読です。
孔明だ劉備だの信義だの礼節だのとほざく連中を蹴散らしてやりましょう。
合言葉は、「ボルジアのように!」
愛されるより恐怖を、信義より謀略を。(ひょえーっ!!)