/**************************************************************************/ /* WIRED創刊を祝うプログラム */ /* 1994/11/30 STM */ /**************************************************************************/ #includeint main() { int n = 0xffff; while ( n-- ) { printf ("「WIRED日本版」創刊万歳!\n"); } }
遂にきたきた! ネット時代の基幹情報誌!
とまあ、そんな具合で浮かれまわっていたのですが、うーん、期待外れ、
とまではいかないのですが、何か日本の編集サイドの認識がいい加減なようで、少しがっかりしてます。何というか、マック使って、マウス掴んでデザインやってます的半可通の匂いがします。(妙にアップル社周辺の記事が多い)恐らくこれは、日本のネットワーク意識の未熟さの、一つの反映なのでしょう。
特集は「宇宙と生命」、執筆陣も、カール・セーガン、J・グールド、マーヴィン・ミンスキーといった、そうそうたる顔触れなのですが、記事はいまいちワクワクしませんでした。各人、持論を繰り返すばかり。ワクワクしたい、先端に触れたい……
今回の最大の収穫は、連載コラム「数学レクリエーション」なんと、鉄道で、線路と汽車でコンピューターが作れるという話。線路のポイントが論理素子になる訳です。ここだけは読みごたえあり。
現在、読み返し中なのですが、幾つか、極めてハイレベルな、タイトな短編があり、以前には気がつかなかったような細部に魅了されています。
処女作である「受難劇」、ゼラズニイの特徴の一つである、悲しみと美学の入り交じった力強い「復讐の女神」、極めてヒップな「異端車」、そして「血と塵のゲーム」、やはりゼラズニィはかっこいい!