結局2回、読み終えてすぐ再読しました。
昔はよくしていた”すぐに、何度でも再読”ですが、じつにもう2年来の出来事でした。
終盤にかけて少し迫力が衰えますが、いくつもの、さりげないフレーズ、
歌詞に、泣きそうになりました。
ついでに短編集「ジャガー・ハンター」も再読。
短編はうってかわってタイトで、シェパードの主張が心を打ちます。
久しぶりに、書きかけの小説を書いてみました。
谷甲州とスニーカー文庫、これは常人の目には水と油、と映る。
寒くて暗くて重くてシブい、そんな甲州世界が、ひたすらに軽いライトノベルなど書けるのか? でも書かれたのだから仕様がない。
……軌道都市の隆盛によって往時の面影を失った国際情報都市アストリア。
MKは主人公のID。在留許可の切れた不法滞在者である彼は、廃棄データバンクの探鉱を生業としていた。そして、そのファイルを見つけたのだ……
表紙そして挿絵イラストは幡池裕行、私はデュアルマガジンの頃からのファンです。それにしても、今はどうしているのだろうか?
コンピュータ描写などは少々古臭くなりましたが、なかなか楽しめます。
で、主人公のIDは単に名前の頭文字だったりするところが、何ともいい加減ですが、私もそれに倣おうかと思っていたのでした……