待望の”と学会の本”、探し探してやっと見つけてらっきー!と思ったら、あれま、本の雑誌に、遂には日曜の朝日新聞の書評欄、バンバンお薦めされているではないか。ちくしょう、探したんだぞ。
皆さん、こいつは絶対買いましょう。久々のヒットです。新しきお笑いの世界が開かれようとしているのです。
……本屋の棚に、マジな本の中にそしらぬ顔で混じり、密かに”と”なオーラを発散しているトンデモ本たち。「トンデモ本の世界」は、そんな、新しいギャグ本探索の道案内となってくれる事でしょう。
更に、”と”ハンティングの新しい獲物を探す方には、「宝島30」連載、「科学朝日」掲載のの記事たちが、毎月リアルタイムにトンデモ情報を提供してくれる事とおもいます。
自分の好きなSF作家、ジョン・スラディックは、自分の力作であったトンデモ告発本が売れなかったもんで、逆にトンデモ本を書いてしまった(結構売れたらしい。んなもんが売れるなんて、悔しかったろうなァ)という変人でしたが、ちゃんとまともな人です。(何か、矛盾した書き方だなぁ)
がんばれ山本弘、売れなかったとしてもそんな非行に走らないでくれ、俺はまだあんたがハードSFを書くのを待っているのだから。
……さあ皆さん、山本弘を非行の道から救うべく、「トンデモ本の世界」を買って下さい!……・おねがい……
これはもう、日本国民一人に一冊、がデフォルトでしょう。
この一冊があなたを暗黒トンデモ空間から救うのです!
「ベル・スタア強盗団」の伊藤明弘が、「ヤングキングアワーズ」で自分に隠れてこっそり連載していた(……・おい)作品です。
確かな筆力、毎度お馴染みのサービス満点の演出、そしてナイス設定。
昭和70年(!)4月、現代の化け猫退治サービス、謎を含み、急展開の予感を漂わせるストーリィ。菊島社長さんがおちゃめ。
ヤングアニマル誌上ではすでにお馴染みの”お役人”入江省三氏がヤな人って感じを漂わせてGood。
買い、です。